Co-op(コープ)ビザについて

カナダで大学を考えていると「Co-op(コープ)」という言葉を耳にするかもしれません。

これはなんのことでしょうか?

コープとは「Co-op(コープ)ビザ」のことで、インターンシップ(就労体験)ができる学生ビザのことです。

今回はカナダの「Co-op(コープ)ビザ」とは何なのか?について徹底的に専門家が解説いたします。

カナダのコープビザ(Co-op)について

Co-op(コープ)ビザは正式には「Co-op(コープ)ワークパーミット」という名前です。

「Cooperative placement」の略で、直訳すると「協力的な配置」です。つまり、学校と企業が協力して学生を職に配置するということです。

噛み砕いて言うとCo-opとは、インターンシップとしてカナダの職場で高度な仕事体験ができるビザです。

職場体験が必修の学科には「Co-opビザ」が必要

カレッジで勉強できる学科の中に「職場体験(インターン)」が必須なものがあります。

それに該当する学科で学ぶためには「Co-opビザ」が必要なんですね。

つまり、逆を言うと、Co-opビザがなければ取れない学科があるということです。

日本の「インターン」とは違う?

ただし、日本で言われている「インターン」とは少しイメージが違います。

カナダのインターンはこのような感じです。

カナダのインターンとは

  • 学校で学んだことを実際の仕事で活かす実践の場
  • 即戦力として企業で働ける人材かどうかを実際に判断をしてもらう場

くわしくは日本とカナダのインターンの違いもご覧ください。

Co-opビザは「学生ビザ」の付属

働けるということで、よく「就労ビザ」の1つだと思われることが多いのですが、実際には違います。

Co-opビザは学生ビザ付属として追加で取るビザです。

つまり、カナダでの滞在ステータスは学生になります。

大学やカレッジや専門学校で勉強をしながら、企業で「インターンシップ(就労体験)」ができるというビザですので。

Co-op(コープ)ビザで何ができるの?

では、Co-opビザで何ができるのかについて紹介しましょう。

先ほども書きましたが、インターンシップとして「企業での研修」という立ち位置での就労経験ができるビザです。

 就学中からフルタイムで働ける

Co-opビザを取得すると、学生ビザで認められる就労可能時間に加え、追加での就労が可能となります。

Co-opで追加される就労時間

Co-opで追加される就労時間は週20時間です。まとめるとこうなります。

コープで20時間/週の労働がプラス

20時間/週(学生ビザでの就労)
  +
20時間/週(Co-opビザでの就労)

ブリティッシュコロンビア州の場合、Co-opビザでは学校在籍期間の50%までしかインターンシップとして就労できません(後述しています)。

そのため、この2つの期間に分けて考えるとわかりやすいです。

  • 就学期間
  • インターン期間

就学期間中は週20時間(パートタイム)、Co-opでのインターンシップ期間には、週40時間(フルタイム)働くことができるということですね。表にするとこんな感じです。

カナダで働ける時間
就学期間中 週20時間(パートタイム)
Co-op期間 週40時間(フルタイム)

フルタイムで働けるようになるため、留学中に収入を得ることができるので、安心して生活ができます。

なお、Co-opでの就労中は、定期的に学校にレポートを提出して学校の科目の一つとして評価を受けます

州によっては無給の場合も

カナダでは、高校卒業者向け教育のことを「ポスト・セカンダリー・エデュケーション」呼んでいて、州ごとにルールが異なります

例を挙げると、こんなルールがあります。

州によって異なるルールの例
ブリティッシュコロンビア州 Co-opでの就労は有給でなければならない
オンタリオ州 Co-opでの就労が無給の場合もある

ブリティッシュコロンビア州は必ず有給でのインターンになりますが、ほかの州の場合は注意が必要です。

 カナダでの就職につながるチャンス!

Co-opでの就労経験はカナダでの就職にとってチャンスとなります。

学校の紹介で高度な仕事に就ける可能性がUP

Co-opだと学校側がインターン先の手配を行っている場合があり、1人で探すよりも高度な仕事に就きやすいです。

(※ 学校によっては、ご自身でインターン先を探す必要がある場合もあります)

通常のアルバイトよりも中身の濃い就労経験を積むことができ、雇用主からの信頼を獲得できる時間もあるため、就労ビザに繋がる可能性が高まりますよ。

つまり、Co-opのインターンから就職に繋がる可能性も大いにあるということです(ちなみに日本のような、正規社員、非正規社員という区分はほとんどない)。

学んでいることに関係のある仕事でなければならない

インターン先では自分が学んでいるプログラムに関係のある仕事をしなければならないというルールがあります。

当たり前ですよね。授業の一環ですので、WEBデザインを学んでいるのに飲食店で働いたのでは意味がありません

なので、ご自身で手配をする場合も、事前に学校にインターン先を承認をもらう必要があります。

「自分で探すの?」と心配される方もいるかと思いますが、大丈夫ですよ。

学校は学生に、学んでいるプログラムに関係のある職を与える責任もあるため、学校のサポートもあります。

サポートがあるおかげで、自分1人で求職するよりレベルの高い仕事を得られることもありますので。

 日本での就職で有利に

さらに、海外で「高度な仕事をした」という体験は、日本に帰ってからの就職活動でも強力なアピール材料になります。

インターン先に「Reference letter [ 推薦状 ]」を書いてもらい、日本での就職先に提出しアピールポイントとすることも可能ですよ。

Co-op(コープ)ビザは永住権に繋がるの?

Co-opビザでの就労経験は「永住権を目指すときに有利になるの?」という質問を受けることがあります。

カナダでフルタイムで働くことのできる魅力的なCo-opですが、「学生ビザ」の一種であると既述しました。

そうなんです。残念ながら「就労」とは定義されていないんですね。

Co-opでの就労は永住権のポイントとしてカウントされない

エクスプレスエントリーで永住権を申請する際、カナダで高度な専門職をしていた経験は大きな得点になります。

ところが、Co-poは「就労ビザ」ではないため、コーププログラムでの就労経験は永住権申請時のカナダでの就労期間にカウントされないのです

そもそも、Co-opでの就労中の「カナダ滞在ステータス」は学生のままですから。

Co-opから「就労ビザ」に繋げる

永住権に繋がらないと聞いてガッカリするのは早いです!

直接的には永住権に繋がりませんが、間接的には繋がることもあります。

どういうことかと言うと、ふつうにワーホリなどで仕事を探しても「専門的な仕事」はさせてもらいませんよね? だって、よく分からない外国人ですから……。

でもCo-opなら、先ほども書いたように、学校のサポートによって上位の仕事を体験できます。

Co-opでのインターン期間に、あなたが有能であることを知ってもらえれば良いのです。

そして、高度な業務での「就労ビザ」を狙うという意味です。

「就労ビザ」から永住権を目指す

企業にとって就労ビザを出すことは面倒なことではありますが、「それでも残ってほしい」と思ってもらえるようにすればいいんですね。

それに国籍は違えど、けっきょくは人間同士なので、一緒に働いた人に愛着や信頼を持つことは当然ありますよね。

まずはCo-opから就労ビザを目指し、そこから「本当の就労経験」を稼ぎ、永住権を目指すという意味ではCo-opビザは永住権に対して効果的であるとも言えます。

Co-op(コープ)ビザで滞在できる期間

Co-opビザは学生ビザを取得すると同時に取ることがほとんどです。

「ビザ」というよりも、「学生ビザ」に上乗せするオプションと捉えたほうがわかりやすいかもしれません。

Co-opビザでの滞在期間=学生ビザでの滞在期間

学生ビザ申請と同時にCo-opを取る場合の滞在期間は、学生ビザの期間=Co-opビザの期間ということになります。

もちろん、学生ビザを取得して留学中にCo-opビザを申請、取得することもできます。

この場合は、残りの学生ビザでの在学期間がCo-opビザでの滞在期間となります。

Co-opビザで就労できる期間

では、今度はCo-opビザでの追加の就労ができるようになる期間ですが、これは週によって違います。

ブリティッシュコロンビア州だけでの例だと、Co-opでの追加就労ができる期間はプログラム全体の50%まで、と定められています。

つまりこういうことですね。

ブリティッシュコロンビア州におけるCo-opでの就労期間
トータル1年のCo-opプログラム 最大6か月
(就学6ヶ月+インターン6ヶ月)
トータル2年のCo-opプログラム 最大1年
(就学1年+インターン1年)

カナダのCo-op(コープ)ビザを発行できる学校について

Co-opビザは、カナダ政府が認める大学・専門学校・私立学校、ビジネススクール以外では認められていません。

(2014年より以前は、私立の語学学校も含め、たくさんの学校がCo-opビザが発行できるプログラムを開校していました)

現在ではDLIナンバーを持ち、EQAに加盟している学校以外はコーププログラムは認められません。

政府がCo-opビザ発行を認めている学校はこちらからご覧いただけます。

コープ(Co-op)ビザのプログラムにはどんなものがあるの?

Co-opビザを取得するためには、プログラムを受講することが必要です。

そのプログラムのことを「Co-opプログラム」と呼びます。

「実際にCo-opでどのような内容を学べるのか?」については下記記事をご覧ください。

まとめ

Co-opビザがあると、いろんなメリットがあることをお伝えしました。

留学中に収入を得ることはもちろん、自分で求職するよりもレベルの高い会社で働ける可能性があり、通常のアルバイトよりも中身の濃い就労経験を積むことができます

Co-opビザでの就労体験は、カナダでの就労経験を積みことや、留学後の就職につながる貴重なチャンスとなります。

学ぶ経験だけでなく、

  • 学んだことをカナダの実社会で活かしたい
  • その期間の収入も得たい!

という方は、ぜひCo-opにチャレンジしてみてください!

Co-opが気になる方はぜひカナダ留学コンパスにご相談を。

様々な学校が提供するプログラムの中から、最適なプログラムをご提案します♪

免責

ビザ申請、永住権申請の手続きや規定、ルールはカナダ移民局が予告なく頻繁に変更しています。

そのため、こちらのサイトに記載していある情報を元に何らかの判断を行う際には、弊社にご相談いただくか、カナダ移民局のウェブサイト等をきちんとご確認ください。

弊社のサイトは、ビザ申請、永住権申請に関する責任を負うものではございません

弊社サイトをご覧になってご自身でお手続きをすすめたり、他社に相談したりして生じたいかなる問題に関して、弊社では一切責任を負いません

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINE@ で
カナダ完全ガイド一覧に戻る