カナダのカレッジ留学の種類について

college type

カナダ留学にはいろいろな種類があります。

一般的に、留学と聞いて一番に思い浮かぶのは大学への留学だと思います。

大学への留学もさらにいくつかの種類に分かれていて、その一つがカレッジ留学です。

カナダのカレッジには公立・私立の2種類があり、それぞれ特徴があり目的によって選ぶことができます。

公立カレッジでは、次のような学位を取ることができます。

  • ユニバーシティ・トランスファープログラム
  • 1年間の専門プログラム(Certificate)
  • 2年間の専門プログラム(Diploma)
  • 4年間の専門プログラム(Bachelor)

また、技術、技能に特化したカレッジ(BCIT)で、1年、2年、4年間の学科を履修することもできます。

末永

今回の記事では、バンクーバー近郊の公立カレッジに焦点を当て、それぞれのタイプについて専門家が徹底的に解説します!

カナダ留学でよく使う用語

本題のカレッジ留学を説明する前に、カナダ留学でよく使う用語を整理します。

プログラム

カナダ大学留学で使われる「プログラム」という用語は、日本の大学の仕組みに当てはめると、「学科」という意味になります。

カナダの場合は、日本ほど組織への帰属意識が高くないので、「私は○○カレッジの△△学科の学生です」というよりも、「私は○○カレッジで△△のプログラムを履修しています」という表現が使われることが多いです。

コース

大学、カレッジで使われる「コース」という用語は、「科目」という意味です。

プログラムの卒業に必要な科目を計画的に履修していくことが、大学、カレッジ留学の基本的な流れです。

来学期のコース、何を登録しようかな?」などという会話が、科目登録時期に学校でよく聞かれます。

クレジット

大学、カレッジで使われる「クレジット」という用語は、「単位」という意味です。

私は卒業までにあと○○クレジットも残ってる」などと使います。

クレジットの仕組み

カナダのカレッジ・大学は通常、1年間で30単位を履修します。

一般的な学位取得に必要な単位

30単位(1年制): サーティフィケート(Certificate)学位

60単位(2年制): ディプロマ(Diploma)学位

120単位(4年制): バチェラー(Bacholor、学士)学位

GPA

カナダの大学、カレッジで成績を表す時に使うのがGPAという指標で、日本語に訳すと「評定平均」です。

カナダの大学、カレッジではコースごとの成績をA+からFまでの11段階に分け、A+を4.33、Fを0とする数値で表すことが多いです。

GPAとは、取得したコースの成績の平均値のことで、平均がAならGPAは4.00、Bなら3.00となります。

この記事でも紹介するユニバーシティ・トランスファーでは、「トランスファーに必要なGPAが2.66以上(C+平均)」などと決められています。

ウィズドロー

英語のウィズドロー(withdraw)は「辞退する」という意味です。

留学用語としては、「コース開始後一定期間内にコースの履修を取り消すこと」を指します。

公立カレッジ、大学の学期は4か月間ですが、コース開始後1か月半後、中間テストの後くらいにウィズドローの締め切りが設定されることが多いです。

Fを取ってしまうとGPAが一気に下がってしまうので、中間テストの結果を受けて、そのコースをいい成績で終えることが無理だと判断したら、ウィズドローを検討します。

中間テストが悪かったから先生に呼ばれて、コースをウィズドローすることを勧められちゃったよ」などと使います。

成績が悪そうなコースをウィズドローすることで、GPAを下げずに済みますが、学校によっては成績表にウィズドローと記載されたり、ポスグラビザを申請する時に悪影響が出る可能性があります。

出来るだけウィズドローをせずに済むように、勉強を頑張りましょう。

かえで

カレッジで使う言葉を覚えたら、カレッジでの勉強のイメージが具体的になりました!

公立・私立カレッジの違い

それでは本題のカレッジ留学について解説します。

カナダのカレッジは、大きく分けて

  • 公立カレッジ
  • 私立カレッジ

の2種類あります。

公立カレッジのいいところは、卒業後に最大3年間のポストグラデュエーション・ワークパーミット(ポスグラ)が取れること。

卒業後にカナダで働けるのは、将来的に永住など長期滞在を目指している方にとっては大きなメリットですね。

私立カレッジのいいところは公立カレッジよりも学費が安く、自分が学びたい分野に直結したプログラム(学科)を選べることです。

まとめると、

公立・私立カレッジのいいところ

  • 公立カレッジ
    ポスグラが出る(カナダで働ける)
  • 私立カレッジ
    学費が安い
    学びたい分野がプログラムごとに絞られている

私立カレッジのメリットは、プログラムが学びたい分野に直結しているので学科が選びやすいことです。
また、Co-opプログラムを使えば在学中に有給で仕事をすることが出来ます。

反対に、公立カレッジでは「何を学ぶのか」を自分で決めなければいけないのが大変です。

かえで

自分で学びたいこと、事前にしっかりと決められるかな~…。

末永

ご安心ください!カナダのカレッジ・大学の制度は柔軟なので、入学後に方針を変更することも可能なんですよ。単位互換についてはのちほど説明しますね。

公立カレッジの3つのタイプ

バンクーバー近郊の公立カレッジを履修できるプログラムと卒業後のプランで分類すると、大きく3つに分かれます。

公立カレッジの学科3つのタイプ

  1. Ⅰ.ユニバーシティ・トランスファープログラム
  2. Ⅱ.技術、技能に特化したプログラム
  3. Ⅲ.大卒者向けプログラム

ユニバーシティ・トランスファープログラムは、カレッジ卒業後に大学へ編入することを目指すプログラムです。

残りの2タイプは、カレッジで勉強を終えて卒業後にカナダでの就職を目指すプログラムです。

それぞれのタイプに一長一短があるので、卒業後の進路によって選びましょう。

カレッジを卒業した後に、カナダで就職して永住権を取るのか、カナダの大学に進学するのか、日本に帰って就職するのかによって最適なプログラムは変わります。

かえで

カレッジのあとに永住権を目指すのか、今度は大学に進学するのか、日本で就職か…よく考えてカレッジを選ばないとね!

続いて、公立カレッジでどんなことが学べて、どんな卒業後の進路につながるのか、タイプ別に詳しく解説します。

タイプⅠ:ユニバーシティ・トランスファープログラム

「ユニバーシティ・トランスファー(大学編入準備)」とは、大学進学のための準備として、日本の4年制大学の一般教養科目に当たる内容を1年または2年間で学ぶプログラムです。

カナダでは公立カレッジの単位互換の制度が整備されていて、どこのカレッジで取った科目でも、他のカレッジに単位を移行することができます。

ブリティッシュコロンビア州内ではさらに細かく制度が整備されていて、州をまたぐよりもスムースに単位を移行できます。

末永

このように、カナダのカレッジ・大学の制度はとても柔軟で、入学後のプログラム変更は日本の大学よりもずっと自由にできます。

ユニバーシティ・トランスファープログラムを含めた、カナダの大学進学についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

ユニバーシティ・トランスファープログラムではどんな勉強をするの?

ユニバーシティ・トランスファープログラムでは、日本の大学の1年生・2年生時に学ぶ一般教養に相当する内容を学びます。

社会学、心理学、経済学など、それぞれの学問分野の大学レベルの最初歩の内容を学びます。

英語以外の新しい外国語を学び始めるのにも、ユニバーシティ・トランスファープログラムはおすすめです。

カナダのカレッジ・大学制度はとても柔軟なので、ユニバーシティ・トランスファープログラムに入学する時点では「カナダの大学を卒業する!」という目標だけを決めておくのもOKです。

そして、カレッジに通いながら編入する先の大学、プログラムを絞り込んでいくことが可能です。

末永

とは言っても、編入先の大学やプログラムによって編入に必要な科目が異なります。ユニバーシティ・トランスファープログラムで履修した科目を無駄なく編入先の大学に移行するためには、できるだけ早く編入先の大学、プログラムを決めることをおすすめします!

ユニバーシティ・トランスファープログラムおすすめの学校

バンクーバー近郊では、公立カレッジ、大学と、私立カレッジで州政府に認められた一部のカレッジが、ユニバーシティ・トランスファープログラムを提供しています。

カレッジによって特徴があり、ユニバーシティ・トランスファープログラムがメインの学校と、そうでない学校があります。

ユニバーシティ・トランスファープログラムでおすすめの学校

例えばコキットラムカレッジはユニバーシティ・トランスファープログラムがメインの学校で、カレッジに通う学生の多くが大学編入を目指しています。

そのため、同じ目標を持つ友人を見つけやすいです。

また、カレッジのアカデミック・アドバイザーが大学の編入制度に精通していて、編入先の大学、プログラムに合わせた科目受講の計画を立ててくれます。

逆に、ユニバーシティ・トランスファープログラムをメインにしていないカレッジでは、自分と違う目標の学生と一緒に勉強をすることができます。

新しい価値観に触れることで、自分の目標を再確認することにも、新たな目標を見つけることにもつながります。

タイプⅡ:技術、技能に特化したプログラム

公立カレッジでは、技術、技能に特化したプログラムを学ぶことができます。

就学年数によってもらえる学位が異なり、2年制のプログラムを卒業すると Diploma(ディプロマ)学位がもらえます。

バンクーバー近郊にあるの公立カレッジ・大学ではさまざまな2年制のプログラムを提供しています。

公立カレッジで学べるプログラムの例

  • ビジネス(会計、マーケティングなど)
  • 映像技術(映画撮影、3Dアニメーションなど)
  • 調理技術(料理、パン職人など)
  • 観光(ツアーマネジメント、レクリエーションなど)
  • 福祉サービス(保育士、看護師など)

さまざまななプログラムの中から自分の希望にあったものを選ぶことができます。

カレッジという単語が、日本語で「専門学校」と訳されることがありますが、このように職種や技能を絞った専門的な知識を学ぶ教育機関という側面が大きいためです。

カレッジによっては、学校の校舎内にレストランを持ち、ホスピタリティマネジメント学科の学生が経営管理を行い、カルナリー(調理)学科の学生が料理を作り、ホスピタリティ学科の生徒がサーブ(給仕)を行う、というように生徒総出で実務を体験できるような仕組みを作っていることもあります。

学校でレコーディングや映像撮影ができるような機材を持っている、ラジオステーションなどを運営しているなど、その設備の本格的なこと、充実ぶりには驚く方も多いでしょう。

このように公立カレッジでは座学だけではない、まさに活きたスキルを身に付けることのできる環境を整えています。

ただし、カレッジやプログラムによっては定員が少なかったり、留学生を受け入れていないプログラムもあるのでご注意ください。

また、特にデザイン系などの場合最低限の知識やスキルを持っていることを証明するために、入学要件にポートフォリオと呼ばれる過去の作品集の提出が必要とされることもあります。

プログラムによっては、未経験者の場合はFoundation(基礎)コースの受講が事前に必要とされることもありますので、よく入学要件を確認ください。

コープで就労経験をゲット!

技能・技術に特化したプログラムを学ぶということは、卒業後はそのスキルに特化した職業を探す必要があります。

とは言え、新卒一括採用の慣習がないカナダでは即戦力が求められることが多いため、在学中にもある程度、就労経験を得ておくことが就職への重要な一歩となります。

そのため、コーププログラムという有給インターンが選択可能なプログラムがあります。

公立カレッジのコーププログラムの仕組みは、一つの学期(4か月間)をコープ期間として、フルタイムで働くというものです。

カレッジのコープオフィスにコープのための求人が来て、学生は自分の希望と適性にあった求人に申し込みをします。

公立カレッジのコープ向けに来る求人は、一般に募集されているものよりも質が高いものが多いです。

末永

コープで働いた会社に卒業後フルタイムで就職する学生がとても多く、企業側も即戦力を求めてカレッジに求人を出しているんですよ!

質の高い求人が集まるといっても、その求人をローカルのカナダ人学生と競って採用される必要があります。

決して簡単ではありませんが、チャレンジしてみる価値は十分にあります!

タイプⅢ:大卒者向けプログラム

カレッジの多くのプログラムはPost-secondary、つまり、高校卒業資格で申し込めるものとなりますが、日本で既に大学を卒業している人には、大卒者向けプログラムがおすすめです。

これは、バチェラー(学士)マスター(大学院修士)の中間にある学位です。

日本で4年制大学を既に卒業している人がカナダで2年制のディプロマを取っても、学歴の上乗せにはなりません。

しかし、大卒者向けプログラムの学位であれば、最高学歴として履歴書に書くことができます。

大人のクラスメートと落ち着いて勉強

カレッジの大卒者向けプログラムでは、一緒に勉強する学生も4年制大学卒業以上の経歴を持っていることから、成熟した大人の環境で勉強することができます。

日本で大学を卒業して社会人経験を積んでからカナダに留学に来る場合、一般のディプロマプログラムに入学して高校を卒業したばかりの学生と一緒に勉強するのは辛いものがあります。

日本で大学を卒業して社会人経験があるならば、大卒者向けプログラムも選択肢に入れてみてください。

就学期間、学位は学校によって異なる

学校、プログラムによって、1年制、2年制など、就学期間が異なります。

もらえる学位も、post degree diplomaだったり、post graduate diplomaだったり、学校によって呼び方が異なります。

大学院入学前のステップにも有効

ここまで、カナダのカレッジでどんな勉強ができるのか、どんな学位が取れるのかを解説してきました。

日本と違って、カナダのカレッジと大学の違いは就学年数に関係なく、カレッジで4年生のプログラムを、大学で2年制のプログラムを卒業することが可能です。

いっぽう、カレッジと大学が大きく異なるのは、大学院の有無です。

マスター(修士)、ドクター(博士)レベルのプログラムは、大学にしかありません。

カナダの大学でマスター、ドクターの学位を取るのは、チャレンジしがいのある目標です。

でも、カナダで大学やカレッジに全く通ったことがない状態でいきなり大学院を目指すのはハードルが高いです。

そんな時、公立カレッジの大卒者向けプログラムは、大学院に入学する前のステップとしても有効です。

まとめ

このように、カナダのカレッジでは目的に合わせて学校を選び、学ぶことができます。

選択肢が多いことは嬉しいのですが、選択肢が多すぎると、どこから絞り込んでいいか分からないですよね。

そんな時はまずカナダ留学コンパスにご相談ください。

カナダ留学という未知の大海の道標(コンパス)として、留学の目標までたどり着くお手伝いをします。

カナダ留学コンパスと一緒なら、遭難したりはしませんよ。

一緒にカナダ留学を成功させましょう!

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