【2023年受付開始】カナダのワーホリ(ワーキングホリデー)について

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。
カナダのワーキングホリデー(ワーホリ)とは、31歳以下ならだれでも1年間カナダに滞在できる特別なビザです。
ここでは、カナダのワーホリビザについて詳しく解説いたします。
2023年のワーホリの定員は6,500人です。残り100人になっております。
2023年カナダワーホリの募集要項
2023年度のワーホリは、2022年12月19日より受付を開始しました!
2023年のワーホリ募集要項はこちらです。
定員 | 6,500人 |
---|---|
初回の招待状発給日 | 2023年1月9日(月)の週 |
最終の招待状発給日 | 未定 |
招待状発給数 | 8,238 |
ワーホリビザの残数 | 100 |
プール登録人数 | 332 |
※2023年9月15日現在の情報です。 最新のカナダワーホリ抽選状況はカナダ移民局のワーキングホリデー公式サイトからも確認できます。
カナダのワーホリとは
Working Holidayこと「ワーホリ」とは、日本と協定を結んだ国にて異文化に触れながら就学・就労・滞在ができる制度です。

カナダのワーホリは、カナダ政府の「カナダ国際経験(International Experience Canada)」というプログラムの一環で、外国人の若者にカナダを肌で経験してもらうことを目的としています。
なぜカナダのワーホリは人気なの?
ワーホリで行ける国はいろいろありますが、カナダは常に人気が高いです。
なぜなら、カナダに留学生や移民が多く、外国人が暮らしやすい土壌があるから。

また、カナダの最低賃金は日本よりも高く、日本で働くよりもカナダの方が稼げる可能性が高いことも人気の理由です。
カナダにワーホリで行くメリットは?
カナダにワーホリで行くことには多くのメリットがあります。
多様性と国際感覚が身につけられ人間的に成長できますし、その成長によって仕事の選択肢が広がります。

「英語が話せるようになる」というメリットはおまけだと言ってもいいほどです!
カナダに永住したいと思っている人にとっては、他のビザを組み合わせることで永住権への大きな一歩にもなりますよ(→後述しています)。
【重要】31歳以上の場合
若者に魅力的なワーホリ制度ですが、31歳になる前日までしか申請できないという条件があります。
では、31歳以上になるとカナダに長期滞在できないのでしょうか?
通常のワーホリは使えませんが、代わりにコープ留学やROビザという選択肢があるのでご確認ください。
カナダのワーホリでできること
カナダのワーホリを使うと1年間のカナダ滞在が可能ですが、具体的にどのようなことができるのでしょうか。
ワーホリでの滞在中は、具体的に次のようなことができます。
ワーホリでできること
外国で勉強したり、働いたり、旅行したりできる無敵のビザだね!
特にすごいポイントが、カナダでの就労が1年間自由にできるようになるということ。
カナダの代表的な他のビザと、できることを以下の表で比較しました。
観光する | 学校に通う | 働く | |
---|---|---|---|
観光ビザ | ◎ | 〇(※ 3) | × |
学生ビザ ※ 1 | ◎ | ◎ | × |
学生ビザ ※ 2 | ◎ | ◎ | 〇(※ 4) |
ワーホリ | ◎ | 〇(※ 5) | ◎ |
コープ | ◎ | ◎ | ◎ |
(※ 2)カレッジ以上の学位レベルかつ6か月以上のプログラム
(※ 3)6か月未満、インターンが含まれないプログラムなら就学可
(※ 4)週20時間まで、インターン期間中は週40時間までなら就業可
(※ 5)6か月未満なら就学可
カナダには上の表にあるように、ワーホリ以外にもさまざまなビザがあり、それらを組み合わせられます。
ワーホリを使ってカナダで働く
ワーホリ最大の強みは、なんといっても1年間自由に働けること。
業種や職種・働ける期間の制限もありません(違法・公序良俗に反する仕事は不可)。

週40時間まで働けるので、8時間×5日の、いわゆるフルタイムの仕事にも就けます。
ちなみに、週40時間を超えなければ、アルバイト(パートタイム)の掛け持ちも自由です。
【注意】ワーホリでは「専門的な仕事」に就けない
ただし、カナダの永住権を申請するときに必要な専門的な仕事経験を求めるならワーホリでは難しいでしょう。
たとえば「客室乗務員」のような専門職を想像してみてください。

客室乗務員は、当然ながら高度なスキルと英語力が求められます。
ワーホリでカナダに住んでいる「まったく経験のない外国人」を雇ってくれるでしょうか?
普通は、専門的に客室乗務員の勉強をしているカナダ人を雇うよね……。英語もペラペラだし。
「コープ留学」で専門的な知識と職場体験を得る
そこで、専門的な知識をつけたい人にオススメするのが、専門学校とインターンシップが1つになった「コープ(Co-op)」というプログラムです。

専門的なスキルを学校で学び、得たスキルを授業の一環である「職場体験(インターンシップ)」で活かせます。
ただし、コープでの職場経験は「就労期間」としてカウントもされないので、永住権申請にも活用できません。
ところがです。そのコープの期間が終わるタイミングで「ワーホリ」を使うとどうなるでしょうか?
「実はワーホリがあるので法的にあと1年間働けるんですよ」と職場に伝えるとどうでしょうか?
なんと、その職場でさらに1年間、フルで働ける可能性が高まります。

専門的な職種での就労期間は永住権申請で有利になるので、カナダ永住を目指す人にとってコープ+ワーホリは最強の武器になりますよ。
この方法でカナダに行こうと思ったなら、「ワーホリ」「コープ留学」に強い弊社までお問合せください。無料でご相談できます!
ワーホリを使ってカナダで勉強する
カナダのワーホリでできる2つ目のことは「勉強」です。
ワーホリを使うと、6か月まで学校に通えます。

「6か月も学校に通えるの?」と驚くかもしれませんが、知っておきたいことがあるのです。
実はワーホリビザがなくても6か月未満ならカナダの学校に通えます!
つまり「勉強する」という目的でワーホリを使うのはもったいないということです!
ワーホリにしかない「カナダで自由に働ける」という権利を、1年間フルに活用したいですよね。
もし、カナダで働くことを重視するのなら、前述したコープを使う方法だけでなく、まずは学生ビザなどで学校に通い、働ける環境を整えてからワーホリに切り替える方法もありますよ。
ワーホリを使ってカナダに永住する
カナダのワーホリでできる3つ目のことは、永住権につなげて永住することです。
ワーホリを計画的に、効果的に使えば、カナダの永住権申請に活用できるのです。

これは「ワーホリを使って働く」のところでも述べましたが、次のパターンです。
永住権への王道パターン
- コープ期間に専門職でインターンシップをする
- ワーホリを使い、同じ職場で1年間フルで働く
- 能力を認められ「就労ビザ」のスポンサーになってもらう
- PR(永住権)を申請
「永住権」については、以下ページで詳しく解説しています!
ワーホリを使ってカナダで海外生活を経験する
ワーホリでできることとして、最後に紹介するのは海外で暮らす体験です。

とにかく海外経験を積みたい、海外で暮らしてみたい、という気軽な気持ちで申請できます。
30歳以下なら学歴や職歴に関係なく、誰でも1年間カナダに住めますからね!
ただし、ワーホリは一生に一回しか使えない特別なビザです。
年齢や事情で「これが最後のチャンス!」という方には惜しまず使ってほしいですが、とりあえず海外で暮らしたい・旅行がしたいなら、ワーホリを温存しておきましょう。
ビザがなくてもカナダには6か月滞在できますから。
カナダワーホリの応募条件
カナダのワーホリの応募条件はこちらです。
応募条件
- 申請時に18歳以上、31歳未満であること
- 有効なパスポートを持っていること
- 滞在中に必要な費用を証明できること(目安: $2,500)
- 滞在期間をカバーする医療保険に加入していること
- カナダの仕事の内定(ジョブオファー)は不要
- カナダに入国する条件を満たしていること
- 一度もカナダのワーホリプログラムに参加経験がないこと
- ※カナダワーホリの条件はカナダ政府の公式サイトからもご確認いただけます
ワーホリの抽選に落ちた方、31歳以上の方には「ROワーキングホリデー」もあります。
また、31歳以上で長期滞在したい場合はカナダのコープ(Co-op)もおすすめです。
「滞在期間をカバーする医療保険に加入していること」については事項で詳しく紹介しています。
カナダのワーホリ保険の注意点
ビザを申請するときには必ずしも保険に加入している必要はありません。
ですが、カナダにワーホリで行った場合、入国した瞬間から保険に入っている必要があります。

ワーホリでカナダに滞在するための必須条件が「ワーホリで滞在する期間すべてをカバーする医療・健康保険への加入」なんです!
そのため、ビザの承認レターが届いて渡航日(もしくはほかのビザからワーホリへの切り替え日)が決まったら、滞在期間をカバーする保険に入りましょう。
カナダでの滞在期間をカバーする保険への加入が必須
厳密にいうと、ワーホリビザが発行された日から1年間の健康保険に加入していなければなりません(カナダ政府ホームページ「ワーホリ条件」より)。
ワーホリビザはカナダに入国する際に、カナダの空港で発行されます。
なお、カナダ政府のサイトには次のように明記されています(2022年10月5日時点、太字は弊社による)。
When you arrive at the port of entry, you must have health insurance valid for your entire stay in Canada. Having a valid provincial health card is not enough. Repatriation is not covered by provincial health insurance. If your insurance policy is valid for less than your expected stay, you will be issued a work permit that expires at the same time as your insurance. If this happens, you will not be able to apply to change the conditions of your work permit at a later date.
Prepare for arrival – International Experience Canada
つまり、十分な補償がない場合、カナダへの入国を拒否される、あるいは、ビザの有効化ができないことがあるのです。
また、保険の期間が満たなかったことが原因でビザの期限が3か月になってしまっても、後からワーホリの期限を延長できません。
クレジットカード付帯の保険(期間は3か月)でいいのかと思ってたけど、ダメなんだね……。
【重要】ワーホリでは「MSP(公的保険)」に加入できない
「ワーホリでもMSP(公的保険)に入れるのですか?」と質問を受けることがありますが、ワーホリで入国する人はMSPに加入できません。

そもそもMSPに加入するには6か月以上カナダに住んでいることが条件になるため、ワーホリでカナダに行く人には適応されないのです。
ついでに言うと、MSPへの加入手続きから保険適応まで3か月ほどかかるため、がんばって加入できてもワーホリ期間が終わって帰国するころです……。
さらに、ワーホリでのカナダ入国に求められる保険は、以下をカバーする必要があります。
カバーする必要があるもの
- 医療費
- 入院費
- 送還費(重篤なけが・病気・または死亡などによる母国への搬送費)
この中にある「送還費」がMSPでは保証されないため、結局のところ不十分なのです。

結論としては、日本から出る前に必ず医療保険に加入しておきましょう。
その中でも、BIISの「ワーホリ・ビジター保険プラン」は、補償が手厚く、保険料もお手頃でおすすめです。
ワーホリ保険について専門家のアドバイスを受けたい方は、弊社までお気軽にご相談ください!(無料)
カナダのワーホリに必要な費用
カナダのワーホリに申請するために必要な費用はこちらです。
内訳 | 料金 |
---|---|
ワーホリビザ申請費 | $261 |
資金の証明 | $2,500 以上 |
医療保険 | $700〜 |
追加費用(バイオメトリクスが必要な場合のみ) | $85 |
合計 | $3,546(約39万円) |
それぞれの費用について詳しくご紹介します。
ワーホリビザ申請料
カナダのワーホリビザ申請にはワーホリビザ申請料が必要です。
こちらはオンラインでのビザ申請時に、カナダ移民局へ支払います。
資金の証明
カナダのワーホリビザの申請時には、申請料とは別に、当面の生活費の用意があることを証明しなければなりません。
渡航後すぐに働けなくても、生活していける資金がある、という証拠が必要なんですね。

こちらの証明金額は、多ければ多いほどいいです。
預金残高が多いほど「残高不足」を理由に審査が却下される可能性が低くなります。
あまりにも少額で申請してしまうと、今後ほかのビザを申請したくなった場合に、不法就労を疑われる原因にもなりえるので注意が必要です。
そこで、複数の口座がある場合は、1か所の口座にまとめてから残高証明書をもらうことをお勧めします。
カナダに渡航する1か月ほど前に銀行で英文の残高証明書を発行してもらい、カナダに着いて入国手続きの際に見せるようにしてください。
医療保険の費用
先述したように、カナダのワーホリで入国するには海外医療保険への加入が必須です。
保険料は、お申し込みの保険会社や補償内容により異なります。
カナダのワーホリでおすすめの格安医療保険に加入した場合、海外医療保険料は1年で$700ほどです。
バイオメトリクス登録料
カナダのワーホリ申請にはバイオメトリクス(指紋認証)が必要です。

ただし、すでに有効なバイオメトリクスをお持ちの場合は、改めての登録は不要です。
その他の費用
これまでに紹介した費用のほか、現地での滞在費用や食費もかかります。

さらに詳しい内訳はカナダのワーホリにかかる費用についてをご覧ください。
カナダのワーホリでおすすめの都市
カナダにワーホリで行くとき、気になるのがどの都市に行けばいいかということ。
おすすめは以下の3つの都市です。
バンクーバー
ワーホリでもっともおすすめできるカナダの都市は、なんといってもバンクーバーでしょう。

バンクーバーの人口は約60万人で、カナダ国内では第8位の人口規模です。バンクーバーをおすすめする理由をまとめると次のようになります。
バンクーバーのおすすめ理由
- 治安がいい
- 移民が多く、外国人に対する住民の理解が深い
- 日系やアジア系のお店が多い
- 公共交通機関が発達している
- 気候が温和で冬でも住みやすい
なんといっても治安がよく、電車で財布や高額のカメラを忘れてもきちんと戻ってきた……という話をあたりまえに耳にします。
各国からの移民も多いため、外国人に対する住民の理解も深いことも過ごしやすさの理由でしょう。
バンクーバーは自然と都市部が共存していて、3月になると町中を桜が彩ります。

「3月に桜が咲く」という事実からもわかるように、温和な気候で基本的に雪は降りません。「カナダ=寒い国」と思っている人が大半なので、驚くかもしれませんね。
主な交通機関である電車とバスが同じ会社で運営されているため、併用しても料金が安く抑えられます。路線もシンプルでわかりやすいのも特徴です。

気候も治安もよく、便利で住みやすい。そのため、地球規模で見ても海外生活初心者にもっともおすすめできる場所と言えます。
実際に、世界でもっとも住みやすい都市ランキング(The Global Liveability Index)で毎年上位にランクインしていますよ。
トロント
カナダのワーホリでおすすめの都市、2つ目はトロントです。

トロントはカナダの最大都市で、アメリカを含む北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴと続き、4番目の規模を有します。
人口は約 350 万人、オンタリオ州の州都です。トロントをおすすめする理由は次のとおり。
トロントのおすすめ理由
- カナダ最大の都市
- エンターテイメントやスポーツに熱い街
- 多文化なので色々な文化に触れられる
- 治安が良い
- お店が多く、日本食ブーム
ニューヨークにも近く、ショッピングやエンターテイメントなど、都会的な生活が楽しめますよ。
こちらはアイスホッケーのチーム「トロント・メープルリーフス」の動画です。
TOE DRAG RELEASE 🚨 pic.twitter.com/tEU3rT1VL7
— Toronto Maple Leafs (@MapleLeafs) March 14, 2023
トロントは「人種のモザイク」と呼ばれていて、街を歩けばあらゆる人種に出会うのでは?と思うほど。
街は清潔で人々の生活水準も高く、犯罪発生率は低いです。
バンクーバーと同じく海外旅行初心者にも住みやすい町ですが、冬の厳しさは知っておきましょう。

上の写真のような、まさに「雪国」です。寒い日だとマイナス20度になる時もあり、冬の寒さは非常に厳しいといえます。
ビクトリア
3つ目に紹介するカナダのワーホリでおすすめの都市がビクトリアです。

ビクトリアはカナダの西の端にある島「バンクーバー島」の南部に位置する小さな都市です。ビクトリアをおすすめする理由は次のとおり。
ビクトリアのおすすめ理由
- 非常に小さな街で移動しやすい
- イギリスのような景観が味わえる
- 比較的治安がいい
- 自然が多い
- 気候が温和で冬も過ごしやすい
町の規模としては非常に小さいのですが、ブリティッシュ・コロンビア州の州都となっています。
町の特徴としてはイギリス風の建物が多く、美しいことでしょう。次の写真は、建築としても美しく有名な観光地である「州議事堂」。

ビクトリアの町中にも、イギリスにあるような古い建築が多く美しい町です。
町の中心部から徒歩圏内にビーコンヒル・パークという大きな公園もあり、自然がいっぱい。

そのため、のんびりと時間を過ごす人に愛されている町で「カナダ人がいつか住みたい場所」として人気です。
ただし小さい町であるため、エンターテイメントや出会いなどの刺激がほしい人には、長期で滞在するには物足りないかもしれません。
カナダのワーホリビザの申請方法
カナダワーホリの申請方法の流れは下記のとおりです。

IEC登録(仮申請)
ワーホリの申請にはまずこちらのページからMyCICアカウントへの登録が必要です。

オンラインで質問に答え、個人情報を入力します。 この時点では書類の添付と申請料支払いは不要です。
ワーホリビザ本申請
ワーホリ申請で抽選に当たると、オンラインで招待レター(Invitation)が届きます。
招待レターが届いたら、10日以内に移民局サイトから「招待の受諾ボタン」をクリックしてください。
招待を受諾すると、ワーホリビザ本申請に進めます。
招待の受諾から20日以内に作業を完成させなければならないため、必要書類は事前に準備しておきましょう。
カナダのワーホリビザ申請に必要な書類一覧はこちらをご覧ください。
「ワーキングホリデー就労許可通知書」が届く
ワーホリビザ申請が承認されると「ワーキングホリデー就労許可通知書」がオンラインアカウントにメールで届きます(次の画像)。

よく間違えられますが、この「ワーキングホリデー就労許可通知書」はビザそのものではありません。
ワーホリビザとの引換券のようなもので、これを印刷してカナダ入国時に持参してください。
空港でワーホリビザを発給
実際のワーホリビザは「ワーキングホリデー就労許可通知書」をカナダ入国時に空港で提示して発給してもらいます。
すでにカナダ国内にいる場合、アメリカとの国境でビザを切り替えることも可能です。

ちなみに、ワーホリビザが発給されたら、必ず記載事項(氏名やワーホリの期限)に間違いがないかその場で確認しましょう。
申請方法をもっと詳しく知りたい場合は、以下をどうぞ。
カナダのワーホリ本申請に必要な書類
カナダのワーホリに本申請するときに必要な書類は次のとおりです。
本申請に必要な書類
- 家族情報申告フォーム
- 英文履歴書
- 証明写真
- パスポートのコピー
- ワーホリビザ申請料$256
申請者に6か月以上の海外滞在歴がある場合は、追加資料も求められる可能性があります。
詳しくはカナダのワーホリビザ申請に必要な書類一覧をご覧ください。
カナダのワーホリの申請期限
カナダのワーホリは、その年の定員に達した時点で締め切られます。 通常は9~10月頃に定員に達するケースが多いです。
前年の11月ごろ | IEC(仮申請)の受付開始。 |
---|---|
前年の12月ごろ | 抽選が開始、徐々に招待(Invitation)が仮申請をした人に送られはじめる。 |
1月〜3月ごろ | 抽選される人の数はまだ少ない。 「抽選プール(応募者リスト)」に残っている申請者の数が多い状態。 |
4月〜8月ごろ | 抽選と招待が増え、仮申請した人のほとんどに招待が送られる。 |
9月〜10月ごろ | 最後の招待が送られ、その年のワーホリビザ受付は終了。 |
※2023年はコロナの影響がまだ出ているため、このスケジュールどおりに進むとはかぎりません。
カナダのワーホリ活用方法
カナダのワーホリを効果的に活用する方法を紹介しましょう。
ワーホリは「切り札」として計画的に使う
ワーホリの活用方法をお伝えする前に、知ってほしいことがあります。
それは、ワーホリは最強のビザであるがゆえに「切り札」として残しておき、計画的に使うべきだということ。
ワーホリがあれば、18〜30歳ならほとんど誰でもカナダにて1年間働けますが、一生に一度しか使えません。
トランプでいうと「ジョーカー」みたいな存在ですね!
そのため、ほかのビザでも代用できることに使うのはやめ、ワーホリの価値を活かす使い方をしましょう。
ワーホリの価値は「カナダで働けること」
「ワーホリの価値」とは、カナダで働ける権利です。
使いかた次第では永住権申請条件をクリアでき、現地就職やカナダ永住権の取得につながる可能性もあります。
次の図解のように、ワーホリの前に語学学校に通うことで永住権につながる可能性が高まりますよ。

カナダのワーホリを永住権につなげる方法について、詳しくは以下ページをご覧ください。
カナダのワーホリでよくある質問
最後に、カナダワーホリについてよくある質問に、Q&A形式でお答えします。
カナダのワーホリにはいくら必要?
ワーホリに必要な費用の目安は約100万円と言われています。
ただし、これは数か月仕事が見つからなくても何とか暮らしていけるレベルのギリギリの金額だと思ってください。
特に、バンクーバーやトロントなど人気の都市は日本より物価・滞在費が高いため、持っていく費用は多ければ多いほど良いです。
ワーホリ期間中は、旅行代や交際費もかさみます。
かといって、仕事がすぐ見つかるともかぎらないので、予算は余裕を持ちましょう。
カナダワーホリの費用
カナダのワーホリではいくら稼げるの?
まったく英語ができず、職歴がない人がワーホリでカナダに行って、どのくらい稼げるのか気になりますよね。
驚くことに、日本式の居酒屋などでフルタイムで働けば、月収30~40万円程度は稼げます。
なんでそんなにいっぱい稼げるの?
カナダでは、通常の給料とは別にお客様からのチップ収入があるからです。
チップはあなどれませんよ!
ちなみに生活費は10~20万円程度。毎月10~30万円ほど貯金できるかもしれません。
2023年度カナダワーホリの抽選はいつから始まるの?
2023年度のカナダワーホリの抽選は「2023年1月9日の週」にスタートします。
募集は、2022年12月19日に開始されました。
ちなみに、2022年のカナダワーホリは、2022年1月14日に抽選開始、1月17日の週に初回抽選、2022年10月17日の週に終了しました。
カナダワーホリの過去の抽選履歴はこちら。
カナダワーホリ年度 | 抽選開始~終了(最終抽選) |
---|---|
2023年 | 2023年1月9日 ~ 未定 |
2022年 | 2022年1月14日 ~ 2022年10月17日 |
2021年 | 2021年3月8日 ~ 2021年11月12日 |
2020年 | 2020年1月6日 ~ 2020年11月12日 |
2019年 | 2019年1月7日 ~ 2019年10月4日 |
2018年 | 2017年11月20日 ~ 2018年9月7日 |
2023年度カナダワーホリの抽選はいつまで?
2023年度のカナダワーホリの抽選がいつまでか、現時点ではわかりませんが、最近の傾向では10月から11月頃に終わることが多いようです。
カナダワーホリの過去の抽選履歴はこちら。
カナダワーホリ年度 | 抽選開始~終了(最終抽選) |
---|---|
2023年 | 2023年1月9日 ~ 未定 |
2022年 | 2022年1月14日 ~ 2022年10月17日 |
2021年 | 2021年3月8日 ~ 2021年11月12日 |
2020年 | 2020年1月6日 ~ 2020年11月12日 |
2019年 | 2019年1月7日 ~ 2019年10月4日 |
2018年 | 2017年11月20日 ~ 2018年9月7日 |
2023年度カナダワーホリの定員は何名?
カナダワーホリ2023年の定員は、例年と同じく6,500人です。
2022年末に20%定員が増えるという告知が移民局より出ていましたが、ふたを開けてみれば昨年同様6,500人でした。
カナダワーホリの定員の履歴はこちらです。
2023年 | 6,500名 |
---|---|
2022年 | 6,500名 |
2021年 | 6,500名 |
2020年 | 6,500名 |
2019年 | 6,500名 |
2018年 | 6,500名 |
2017年 | 6,500名 |
これより以前は定員が10,000名以上のときも、5,000名の時もありましたが、最近は6500名で固定されているようです。
カナダワーホリは最大で何年のあいだ有効なの?
カナダのワーキングホリデービザの有効期限は、ビザ発行(入国)から最長1年です。
なお、ワーホリの延長は不可となっております。
ただし、ROビザ(セカンドワーホリ)を再申請すれば、2年、3年目のワーホリも可能です。
ROワーホリについて
カナダワーホリで可能な就労時間は?
カナダのワーホリでは、一日の就労時間に制限はありません。
基準労働時間は週40時間ですが、それ以上の時間数の就労も可能です。
基本的に1年間就労可能です。
カナダワーホリで可能な就学時間は?
カナダのワーホリで学校に通える期間は最大で6か月までです。
6か月以上学校に通いたい場合は、別途学生ビザ等が必要になります。
はじめから6か月以上就学予定がある場合は、初めは学生ビザで渡航、就学期間終了後にワーホリに切り替えることをお勧めします。
ワーホリの有効活用をしたい場合はこちら
カナダワーホリはいつまでに渡航する必要があるの?
カナダのワーホリを申請し、許可証を取得後、1年以内に渡航しましょう。
たとえば、2022年1月10日に許可証を取得した場合、2023年1月9日までに渡航しないと許可証は無効になります。
手順としては、ワーホリ申請 → 許可証取得 → カナダ入国時にワーホリ発行……という流れです。
コロナ期間中である2020年には、ワーホリの許可証の有効期限が例外的に延長できた時期もありましたが、今はできません。
カナダワーホリは何歳まで取得できるの?
カナダのワーホリの申請は18歳から30歳までとなっております。
前項で紹介したように、実際にワーホリでカナダに渡るのは、ワーホリの許可証取得から1年間なら大丈夫です。
そのため、次のようにすれば理論上は32歳でワーホリを使うことは可能です(極端な例ですが)。
32歳でワーホリを使う例
30歳364日目に許可証を取得し、31歳364日目までにカナダに入国
また、ROワーホリ(セカンドワーホリ)を使うことで、35歳までワーホリを使えます。
ROワーホリについて
カナダワーホリはどのくらいの英語力が必要?
ワーホリ申請に際し、特に英語力は求められません。
そのため、まったく英語が話せなくてもカナダにワーホリで渡航できます。
とはいっても、カナダで働くなら最低限の英語力はあったほうがいいよね……。
英語力に不安な場合は、カナダの語学学校などで勉強をしてからワーホリを利用したほうがいいでしょう。
カナダワーホリは最低でも何か月いないといけないの?
カナダのワーホリは最長1年間滞在できますが、最短は決まっていません。
極端な話、1日だけの滞在でもOKです(笑)。
現実的には、次のようなケースで1年未満で帰国する人もいます。
1年未満で帰国するケース
- 都合により途中で帰国することになった
- 大学の休みの関係ではじめから8か月しか滞在できない
ただし、ワーホリは一生に一度しか使えない貴重なビザです。
初めから1年未満の滞在、かつカナダ国内で就労したい場合は、学生ビザとの併用やコープビザの選択肢も検討しておくとよいでしょう。
ワーホリ以外で働く方法について
カナダワーホリの特徴は?
ワーキングホリデーこと「ワーホリ」とは、日本と協定を結んだ国にて異文化に触れながら就学・就労・滞在ができる制度です。
カナダのワーホリは、カナダ政府の「カナダ国際経験(International Experience Canada)」というプログラムの一環です。
外国人の若者にカナダを肌で経験してもらうことを目的としています。
カナダは留学生や移民が多いため外国人でも暮らしやすく、ワークライフバランスも良いので海外初心者にも人気が高いです。
さらに、カナダのワーホリは他のビザを組み合わせて長期間滞在にもつなげられる魅力があります。
カナダのワーホリについてより詳しく聞いてみたいという方は、弊社までお問合せください!(無料です)
カテゴリ「カナダのワーホリ(ワーキングホリデー)について」の記事一覧


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