カナダ留学のメリット10選|デメリットはあるの?

Ryugaku Meritto

「カナダに留学してみたい」と思い立っても、実際に留学するまでにはこんな「壁」が待っています。

それは「友人や家族の理解」という壁です。

例えば、次のような「素朴だけど鋭い質問」がどんどん飛んできます。

「留学」について言われること

  • 留学してどうするの?
  • 留学して何かいいことあるの?

それらにうまく回答できずに、留学したい気持ちがしぼんでしまうことってあるんじゃないでしょうか?

今回は、カナダ留学のメリットを専門家が徹底的に解説します。

カナダ留学のメリットが理解できれば、モヤっとした留学の希望を具体的に家族や周囲の人たちに、ビシッと説明することができますよ。

カナダ留学のメリット

カナダ留学にはメリットばかりで挙げだしたらキリがないですが、カナダ留学の主なメリット10個を厳選して紹介します。

多様な価値観に触れられる

まず一番大きなメリットは多様な価値観に触れられることです。

カナダが多民族国家だという話は聞いたことがあるのではないでしょうか?

町の中を歩いていても、聞こえてくるのは英語だけではなく、中国語、ヒンディー語、スペイン語と多様です。

多様な人がいるということは、文化(価値観)が大きく異なる人たちが共生しているということ。

日本にいるとそのような経験ができないため「自分の価値観が正しい」と錯覚してしまいます。

でも、日本で正しいとされている価値観は、世界からするとひとつの価値観にすぎないのです。

たとえば、年配の方に「下の名前」で呼び捨てにすることは日本では失礼です。

ところが、カナダにいればそれが当たり前になります。

このような環境で生活すれば、カナダの価値観を知るだけでなく、日本の価値観を客観的に見られるようになるのです。

多様な価値観を知ることで、人間的な厚みが増し、懐が深くなりますよ。

つまり、新しい経験がたくさんできるカナダ留学は、カナダ留学は人間力を向上させるための格好の舞台なのです。

英語が上達する

「英語が上達する」というのもカナダ留学から誰もが思い浮かべるメリットですよね。

英語の発音がなじみやすい

しかも、カナダで話されているのは標準的なアメリカ英語です。

つまり、カナダ英語は日本人が学校で学ぶ英語の発音に非常に近いと言えます。

それに対して、留学で人気の国として有名なオーストラリアの英語の発音はかなり違います。

オーストラリア留学して発音の違いにあたふたしたという話もよく聞きますよ。

「カナダ留学 = 英語ペラペラ」ではない

しかし、勘違いしている人が多いのですが、「カナダに留学したら英語が上達する」のではありません。

カナダに留学して英語を勉強したら英語が上達する」です。

「語学留学=英語ペラペラ」は幻想です。

確かに、留学直後に英語が爆発的に伸びる(と感じる)「留学ブースト」はあります。

わたしの体験でも、留学ブースト発動中はものすごくテンションが上がりました。

ですが、数か月するとブーストは止まり、英語力の伸びを実感できなくなります。

「留学ブースト」のあとが勝負

大げさではなく、ブーストが掛かっていた頃より英語力が落ちているんじゃないかとすら感じることも……。

経験者としては「留学ブースト」が終わった後が勝負だと確信しています。

腐らずに、日々の目標を定めてコツコツと英語を勉強することができるかどうか。

これによって、留学が終わった時に英語がどれくらい伸びているかが変わります。

英語の勉強方法についてはこちらもどうぞ。

日本をより深く理解できる

カナダ留学の3つ目のメリットは、日本を外から客観的に見られること。

そして、より深く理解できることです。

「日本について知らない自分」に気づく

自戒の念を込めて書きますが、わたしは留学して日本を深く理解できたのではありません。

それどころか「自分がいかに日本のことを知らなかったのか思い知らされた」というのが現実でした。

海外では、日本を好きだったり、日本の文化に興味を持ってくれたりしている人がとても多いことに気づきます。

それはカナダも例外ではありません。

日本のことを説明できるようにしよう

食事で同席した初対面の人との会話は、日本の話題になることが多いです(相手が気遣ってくれるので)。

その際には、日本の歴史、政治、経済、気候、映画、スポーツなどについて詳しく聞かれます。

でも、答えられるほどの知識がなければどうでしょう?

母国のことなのに答えられないと、相手をがっかりさせて恥ずかしいかも……。

ぜひカナダに来る前に、日本のことについて英語で説明できるように練習しておくことを強くおすすめします。

どんなに英語がペラペラになっても、知らないことは話せませんからね。

海外で生活するスキルが身につく

そして、カナダ留学の4つ目のメリットが「海外で生活するスキル」が身につくことです。

日本の常識は通用しない

日本を出たことのある方のほとんどが口を揃えて言うことがあります。

それは「日本での常識」と「世界の常識」が大きく異なることです。

カナダは先進国なので、生活インフラで困ることはほとんどありませんが、日本の常識が通用しないことがたくさんあります。

たとえば「駅に公衆トイレがない」なんて日本だと考えられませんが、カナダでは普通です。

カナダの感覚に慣れると他の国にも応用できる

カナダでの生活に慣れると、日本の感覚で物事が進まないことに慣れます。

つまり、カナダ人の感覚で先読みができるようになるのです。

その感覚は、他の海外の国、例えばアメリカやメキシコに行った時にもスキルとして役立ちました。

カナダは治安もよくて、カナダ人も親切でまじめな人が多いので、海外で生活するスキルを身につける場所の入門としてお勧めですよ。

カナダに人脈ができる

留学していなかったら出会えなかったような人達と出会えることが、カナダ留学の一番の財産かも知れません。

日本以外の国で構築する人脈

「新しい人との出会いは場所に関係なくない?」とか「日本でもできるよね?」と言われそうですが、そのとおりです。

ここで言う「カナダ留学」だからこその人脈というのは、世界中からカナダに集まっている人たちと友達になれるということを指しています。

もちろんこの中には、カナダで出会った日本人も含みます。

カナダに来なければこの人とは会わなかっただろうな」という日本人がカナダにはいっぱいいます。

自分から海外に出て作る人脈

当たり前ですが、日本に住んでいて、日本人や日本に来ている色々な国の人達との人脈をつくることもできます。

それらに素晴らしい価値があることに全くの異論はありません。

ですが、自分から能動的に外国に出て行く。そして、言葉も違う、人脈もまったく無い……というその「自ら選んだ土地」で人脈を築いていく

こんなにワクワクすることってありますか?

学んだものを日本での就職に生かせる

今まで挙げたメリットは、抽象的なものが多かったですが、次のメリットは具体的です。

ずばり、カナダ留学で学んだ知識や英語力を活かして、より給料、待遇のよい仕事に就けること。

「カナダ留学」自体は評価されない

とは言え、カナダに留学すれば「好待遇の外資系企業に就職できる」という意味ではありません。

単純に「カナダに留学したこと」だけでは「すごい」とは思ってくれないということだよね。

カナダに留学したことではなく、その人が「カナダ留学で学んできたこと」を有益だと判断したときに初めて、その候補者を採用します。

具体的に目標を持つ

では、留学後に日本で就職したい会社や業界がある場合は、どうすれば叶うのでしょうか?

とにかく目標を具体化することが大切です。

たとえば、その会社や業界で求められるスキルや英語レベルを調べること。

モヤモヤとした目標ではダメです!

目標が具体的になれば、あとはそれが達成できるように努力するのみ!

人権先進国のカナダは暮らしやすい

カナダは建国の歴史から、多様な文化、価値観を尊重する土壌があります。

そのため、どんな人にとっても暮らしやすいんです。

カナダは「多様性」を尊重する国

カナダは建国前はイギリス、フランスの植民地でした。その後イギリス単独統治になったという歴史があります。

そしてイギリスは「カナダのフランス系移民」がフランス語とフランス文化を保持することに寛大です。

それはカナダが英語とフランス語の両方を公用語としていることにも現れていますよね。

「Embrace diversity!(多様性を尊重しよう!)」というスローガンは、カナダ人が大切にする価値観の1つで、わたしの子どもが通っている学校の廊下にもパネルにして飾られています。

カナダは「自分」らしく生きられる国

カナダは誰もが自分の性別、年齢、人種、性的指向などにかかわらず、自分らしく生きられる国です。

LGBTQへの理解、女性の社会進出なども、日本とは比べものにならないほど進んでいます。

カナダ人は、個人を尊重し、良い意味で他人に無関心ですよ。

リラックスし過ぎて、自分の外見や服装への関心が日本にいたころと比べ薄くなるというのは「カナダ留学あるある」です。

日本だと、まわりの目ばかり気にして疲れちゃうよね……。

カナダの社会は、日本のちょっとお節介で、ちょっと息苦しい社会とは対称的だと言えます。

日本で生きづらいと感じている方は、カナダで本当の自分らしい生き方を見つけられるかもしれませんよ。

カナダでの就職につながる

そして、カナダ留学の8つ目のメリットが、カナダでの就職につながることです。

就労ビザを取得する必要

日本人がカナダで住む方法として「カナダで働く」ことが1つの王道です。

そのためには就労ビザを取得する必要があり、これが一筋縄にはいきません。

ところが、カナダに留学していると「就労ビザ」に繋がる可能性が一気にアップするのです。

就労したいなら「学校選び」を考えて

「じゃあカナダに留学だ」と早まる気持ちもわかりますが、あせってはいけません。

実は、カナダ留学で通った学校の種類によって、就職のしやすさが変わってきます

さらには、留学によって得た学位が高度になるにしたがって、卒業後にカナダで得られる仕事の選択肢も、仕事の質も高くなります。

たとえば、語学学校(ESL)よりは私立カレッジがいいですし、私立よりも公立カレッジ、さらにはユニバーシティ、大学院というふうに。

特に、公立の大学、カレッジを卒業した場合は「ポストグラデュエーション・ワークパーミット(ポスグラビザ)」が取得でき、かなり有利になります。

このあたりの学校選びは、1人で考えるのはオススメしません。ぜひ、留学の専門家にご相談ください

カナダ永住権がより現実的に

カナダ留学の9つ目のメリットが、カナダ永住権がより現実的になることです。

前項で紹介した「カナダでの就職」がクリアできれば、カナダ永住権も視野に入ってきます。

カナダ永住権を取得するには?

カナダの永住権を取得するには様々な方法があります。

その中でも「カナディアン・エクスペリエンス・クラス(Canadian Experience Class)」が一番スタンダードです。

カナダで、ある程度の専門性のある仕事に就いて1年間働くと申請資格が得られるというものです。

ブリティッシュコロンビア州限定の永住権制度「BCPNP ESLL」だと、専門性レベルの高くない職種でも永住権がもらえることもあります。

もっと詳しくはカナダの永住権についてをご覧ください。

永住権は複雑なので綿密な計画を

カナダ永住権の制度は非常に複雑です。

申し込む制度によって条件や必要書類がすべて異なるので、留学を始める前からの綿密な計画が必要です。

詳しくはカナダ留学コンパスにご相談ください

人生が変わる

最後に「人生が変わる」ということをメリットとして挙げさせてください。

ちょっと大げさじゃね?

そう言いたくなるお気持ちも分かります。でも本当です!!

カナダ留学は人生に大きな「変動」を与える

日常で行う日々の「選択」は、多かれ少なかれ人生を変えていることを意識していますか?

大きな決断である「カナダ留学」は、留学しなかった場合と比べ、人生をまったく別ものに変えます

その上、留学する時期が早ければ早いほどその後の人生に与える影響は大きくなるのです。

「人生が変わる」のは若い人だけの特権ではなく、ワーホリを使った留学や、社会人になってからの留学でも同じですよ。

【注意】ポジティブな変動でない可能性も

カナダ留学で起こる人生の変化は、ポジティブなものだけではないかもしれません。

「留学なんかしないで日本にずっといればよかった」と後悔する可能性もあるってこと?

すべての人間が満足できる事象なんてひとつもないので、当然と言えば当然ですよね。

それでも弊社は1人でも多くの日本人に、特に若い方に、カナダ留学にチャレンジしてほしいと考えます。

できるかぎりネガティブな変動を起こさないためにも、事前にプランを立てることが重要です。

カナダ留学が気になる場合は、まずは一度ご相談くださいね。

カナダ留学体験談もぜひご覧ください。

カナダ留学のデメリット

ここまで、留学のメリットを10個挙げてきました。

ここからは、良いことだけでなく、カナダ留学のデメリットに目を向けてみましょう。

カナダ留学自体のデメリットは無い

カナダ留学「自体」にデメリットはありません。

カナダ留学のデメリットは、実はメリットの裏返し、つまりメリットを十分に享受できないことのリスクです。

よく聞くデメリット

他に留学のデメリットとしてよく聞かれるのは、留学に反対する周囲の人の意見です。

留学に反対する人の胸の内にあるのは次のような気持ちでしょう。

留学に反対する人の意見と気持ち

  • 外国(遠く)に行ってほしくない(親の気持ち)
  • 外国人と結婚して外国に永住しちゃったらどうしよう(親の気持ち)
  • 自分が経験していないことに子どもがチャレンジして失敗する姿を見たくない(親の気持ち)
  • 留学で差をつけられたくない(友人・ライバルの気持ち)

これらはすべて、厳密には「デメリットではない」のがおわかりでしょうか?

「ライバルの嫉妬心」を除いては、留学で失敗して傷ついて欲しくないという愛情から生まれている心情ですよね。

もし親御さんがカナダ留学に反対される場合は「本気で留学したい」という気持ちを、誠意をもって説明して納得してもらうようにしましょう。

そのためにも、まずは留学の「目的」を決めることから始めるのが大切です。

カナダ留学コンパスがお手伝いします!

まとめ

カナダ留学にはメリットしかない」と書いてきましたが、その「メリットを活かせるかどうか」は自分次第です。

そして、カナダ留学でメリットを得るには、具体的な目標設定と、目標達成のための計画がキーポイントになります。

カナダ留学コンパスでは、ひとりひとりの事情に合わせて、スタートラインから段階を追って進めるようなオーダーメイドの留学プランを提供します。

まずはお気軽に、無料相談をお申し込みくださいね♪

カナダ留学コンパス

東京オフィス

〒106-0032 東京都港区六本木7-8-6
AXALL ROPPONGIビル7F
TEL: 03-4405-3370

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