カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。
海外留学は、人生を変えることもある体験です。
将来のキャリアアップに繋がるだけでなく、英語力の向上や異文化交流による価値観の広がりなど、個人の成長にも大きく寄与します。
さらに、人権先進国としてのカナダは、留学生にとって非常に住みやすい環境が整っています。本記事では、専門家がカナダ留学のメリットとデメリットを詳細に解説し、おすすめの都市や具体的な体験談を紹介します。
ワーキングホリデーのメリット・デメリットが知りたい人は以下の記事も参考にしてくださいね。
詳しくはこちら
このページの目次
そもそも留学するメリットとは
留学は、多くの人にとって人生の転機となる経験です。ここでは海外留学の主なメリット9個を厳選して紹介します。
カナダ留学のメリット
- 国際的な価値観が身につく
- 日本での当たり前が通用しない
- バックグラウンドの違いを実感する
- 日本をより理解できる
- 主体性・行動力を鍛えられる
- 英語力の向上が期待できる
- キャリアを見直すきっかけになる
- 日本以外での人脈が作れる
- 人生が変わる!
国際的な価値観が身につく
まず、海外留学の一番大きなメリットは、多様な価値観に触れられることです。
海外での生活では、「自分の当たり前」は、異なる文化や背景を持つ人々にとっては当たり前ではないということを、身を持って体感します。
日本での当たり前が通用しない
日本を出たことのある方のほとんどが口を揃えて言うことがあります。
それは「日本での常識」と「世界の常識」が大きく異なることです。
カナダは先進国なので、生活インフラで困ることはほとんどありませんが、日本の常識が通用しないことがたくさんあります。
バックグラウンドの違いを実感する
たとえば、年配の方に「下の名前」で呼び捨てにすることは日本では失礼です。ところが、欧米ではそれが当たり前です。
このような、小さな違いに直面する日々の中で、多様性を尊重するとはどういうことか、異文化を理解することの重要性を実感するでしょう。
多様な価値観を知ることで、人間的な厚みが増し、懐が深くなりますよ。
特に、宗教や歴史的背景の違いによる生活や考え方の違いは、普段日本人のみに囲まれて、日本語のみで生活することが多い日本人にとって、新鮮で貴重な学びとなります。
日本をより深く理解できる
留学の2つ目のメリットは、日本を外から客観的に見られること。
そして、より深く理解できることです。
自戒の念を込めて書きますが、わたしは留学して日本を深く理解できたのではありません。
日本のことを説明できるようにしよう
食事で同席した初対面の人との会話は、日本の話題になることが多いです(相手が気遣ってくれるので)。
その際には、日本の歴史、政治、経済、気候、映画、スポーツ、それらに対する自分の意見などについて詳しく聞かれます。
でも、答えられるほどの知識がなければどうでしょう?
「自分がいかに日本のことを知らなかったのか思い知らされた」というのが現実でした。
ぜひ留学に来る前に、日本のことについて説明できるように練習しておくことを強くおすすめします。
どんなに英語がペラペラになっても、知らないことは話せませんからね。
異文化の中で生活することにより、自分の国の良さや課題を再認識し、日本の魅力を新たな視点で理解することができますよ。
主体性・行動力を鍛えられる
留学中は、全く新しい環境での生活です。想像もできなかったようなパプニングが起こります。
言語も文化も異なる環境で、それらを自分で、もしくは人の力を借りて、解決しなければならないのです。
これらの体験は日本では経験することのないことであり、自分自身で問題を解決する力を育てます。
問題解決能力はグローバルな環境で働く社会人にとって、いちばん大切な能力と言っても過言ではありません。
また、留学はそれ自体が未知の挑戦であり、積極的に行動しなければ何も起こらない、ということに気づきます。
例えば「友だちづくり」。つたない英語でも積極的に話しかけないと、友だちはできません。
最初はちょっとしたことでも勇気がいりますが、動いたらその分結果が返ってきます。
困難を乗り越える経験を繰り返すうちに自信もつき、自然と目標や目的のために、主体性を持って行動している自分になっているはずですよ。
英語力の向上が期待できる
「英語の上達」も誰もが思い浮かべる留学のメリットですよね。留学しなくても英語の勉強はできますが、英語環境に身を置き、日常的に英語を使う環境に身を置くことで、学習のスピードは段違いに早まります。
まず、リスニングやスピーキングのスキルはもちろん、現地の人々との交流を通じて、実際に使える英語表現やニュアンスを学ぶことができます。
教室での学びだけでなく、生活全般を通じて英語を使う環境に身を置くことで、短期間で大きな成長が期待できるのです。
同じ留学生の成長も、自分のモチベーションに繋がります。
日本での勉強は、自分でモチベーションを保つ必要がありますが、自然と切磋琢磨できる環境で生活できることは、留学の大きなメリットですね。
キャリアを見直すきっかけになる
日本における働き方と、留学先(特に欧米)でのキャリアに対する考え方は、全く異なります。
今までの仕事に対する常識が根本から覆る経験をして、仕事に対する考え方が変わる人は珍しくありません。
また、未知の世界での挑戦の中では、自分の強みや弱みがはっきりと現れます。
自分では気付いていなかった新たな自分に出会うこともあり、それらすべての経験が、キャリアを見直すきっかけになるでしょう。
「カナダ留学」自体は評価されない
帰国後の就職活動では、留学で学んだ知識や英語力を活かして、より給料、待遇のよい仕事に就ける可能性があります。
とは言え、留学さえすれば「好待遇の外資系企業に就職できる」という意味ではありません。
単純に「留学したこと」だけでは「すごい」とは思ってくれないということだよね。
企業は、留学したこと自体ではなく、その人が「留学で学んできたこと」を有益だと判断したときに初めて、その候補者を採用します。
日本以外での人脈が作れる
留学していなかったら出会えなかったような人達と出会えることが、海外留学の一番の財産かも知れません。
日本以外の国で構築する人脈
「新しい人との出会いは場所に関係なくない?」とか「日本でもできるよね?」と言われそうですが、そのとおりです。
ここで言う「海外留学」だからこその人脈というのは、異国での生活に挑戦しに来ている世界中の人たちと友達になれるということを指しています。
もちろんこの中には、留学先で出会った日本人も含みます。
歳も出身地も所属も背景も何もかも異なる「留学に来なければこの人とは会わなかっただろうな」という日本人が海外にはいっぱいいます。
自分から海外に出て作る人脈
当たり前ですが、日本に住んでいて、日本人や日本に来ている色々な国の人達との人脈をつくることもできます。
それらに素晴らしい価値があることに全くの異論はありません。
ですが、自分から能動的に外国に出て行く。そして、言葉も違う、人脈もまったく無い……というその「自ら選んだ土地」で人脈を築いていく。
こんなにワクワクすることってありますか?
人生が変わる
最後は「人生が変わる」ということを、留学のメリットとして挙げさせてください。
ちょっと大げさじゃね?
そう言いたくなるお気持ちも分かります。でも本当です!!
海外留学は人生に大きな「変動」を与える
日常で行う日々の「選択」は、多かれ少なかれ人生を変えていることを意識していますか?
大きな決断である「海外留学」は、留学しなかった場合と比べ、人生をまったく別ものに変えます。
その上、留学する時期が早ければ早いほどその後の人生に与える影響は大きくなるのです。
「人生が変わる」のは若い人だけの特権ではなく、ワーホリを使った留学や、社会人になってからの留学でも同じですよ。
【注意】ポジティブな変動でない可能性も
ただし、留学で起こる人生の変化は、ポジティブなものだけではないかもしれません。
「留学なんかしないで日本にずっといればよかった」と後悔する可能性もあるってこと?
すべての人間が満足できる事象なんてひとつもないので、当然と言えば当然ですよね。
それでも弊社は1人でも多くの日本人に、留学にチャレンジしてほしいと考えます。
できるかぎりネガティブな変動を起こさないためにも、事前にプランを立てることが重要です。
留学が気になる場合は、まずは一度ご相談くださいね。
カナダ留学体験談もぜひご覧ください。
留学するデメリット
このように、多様なメリットがある海外留学ですが、もちろんデメリットもあります。ここでは、海外留学へ行くデメリットについて考えていきましょう。
- 留学先になじむのが大変
- 日本より治安が悪い地域が多い
- 日本で培ったキャリアにブランクが生まれる
- 時間と費用がかかる
- 帰国後の逆カルチャーショック
留学先になじむのが大変
異国の文化や生活習慣は大きな挑戦です。
特に言語の壁。例えばコーヒーの注文やクラスメイトとの挨拶など、些細なことでもコミュニケーションの難しさを感じ落ち込むことがあります。
また、食文化や気候の違い、現地のマナーに慣れるのにも時間がかかり、最初のうちは戸惑うことが多いでしょう。ときには孤独感を感じることもありますが、それも大切な留学生活の一部です。
これらの問題を乗り越えるためには、まずは「思ったようにできない自分」を受け入れることが大切です。そのうえで、現地の文化に対する理解を深める努力や、積極的にコミュニケーションを取る努力をしましょう。
適応するまでの時間は人それぞれですが、焦らずに徐々に慣れていくことが大切です。
日本より治安が悪い地域が多い
正直に行って、日本人にとって日本より安全な国はありません。
留学先は治安が悪いと感じるかもしれません。
安全な地域や危険なエリアを始め、留学先の治安状況を事前に把握しておければ安心ですが、現地に知り合いでもいない限り難しいですよね。そのような場合でも、留学エージェントは情報を持っています。
治安情報に関しては、現地の最新情報に詳しいエージェントに頼るのも良案でしょう。
危険だと感じたら引き返す、荷物を放置して席を立たないなど、最低限の危機管理は留学前から意識しておくと良いですよ。
日本で培ったキャリアにブランクが生まれる
特に社会人の場合、留学するために仕事をやめなければいけない、というところがネックになって踏み出せない方も多いとおもいます。
- キャリアの中断が怖い
- 帰国後、再就職はできるのか
- 留学中にスキルが損なわれるのではないか
- 帰国後、最新技術や流れについていけなかったらどうしよう
- 現地でアルバイトしか見つからないのではないか
このような不安を抱えている方も多いでしょう。
ですが、上でも述べたように、留学経験を活かして、帰国後、大幅にキャリアアップできる可能性もあります。
そのためには、帰国後のキャリアプランを事前に考え、留学中も日本での職歴を活かせる仕事につくことで、ブランクをなくすこともできます。そしてもちろん、留学経験を活かせる職種や業界に再就職することも一つの方法ですよ。
時間と費用がかかる
留学の明らかなデメリットが、時間と費用がかかること。
学費や生活費、渡航費など、さまざまな費用がかかります。特に大学への入学は費用が高くなる傾向があります。奨学金や助成金の活用を検討しましょう。
また、言語の壁や学業との両立の難しさから、思うようにアルバイトできないかもしれません。最初の数カ月は、収入が限られることを想定して、事前に十分な資金計画を立てることが重要です。
さらに、留学には時間もかかります。しかし、時間とお金を投資してでも、十分に得るものがあるのも留学です。どの程度なら許容できるのか、留学でしたいことは何なのかなど、慎重に検討しましょう。
帰国後の逆カルチャーショック
長期間海外で生活した後に日本に戻ると、日本の生活に再び適応するのが難しい場合があります。異文化で新たに培われた価値観が、日本の価値観と相反し、違和感を感じることがあるんですね。
また、日本社会のルールや習慣に再適応するのにも時間がかかることがあります。
この逆カルチャーショックには、個人差があり、中には全く経験しない人もいるようです。なお、留学中から日本のニュースを見たり、友人を通して情報を得たりすることで、軽減できる場合があります。
カナダに留学するメリット
さて、留学のメリット・デメリットを理解したところで、いよいよカナダ留学について掘り下げていきましょう。
上記で述べた「海外留学のメリット」に加え、とくにカナダに留学するメリットは、このようなものが挙げられます。
- 人権先進国で暮らしやすい
- 多様性を尊重する
- 自分らしく生きられる国
- 日本人になじみのある英語
- フランス語に触れる機会もある
- 留学のデメリットをカバーできる
- カナダ人の国民性
- 比較的治安がいい
- 働きながら留学できるビザがある
人権先進国のカナダは暮らしやすい
まず、カナダ留学の1つ目のメリットは、暮らしやすいこと。
カナダは移民の国です。お隣アメリカ合衆国の「人種のるつぼ」と比較して「人種のモザイク」と呼ばれる社会は、多文化がそのままの形で、互いに矯正すること無く、共存する理念を表しています。
建国の歴史から、多様な文化、価値観を尊重する土壌があるため、留学生を含め、どんな人にとっても暮らしやすいんです。
カナダは「多様性」を尊重する国
国の政策として「多文化社会」を掲げているカナダは、多様性を尊重する国として知られているんですよ。
「Embrace diversity!(多様性を尊重しよう!)」というスローガンは、カナダ人が大切にする価値観の1つで、わたしの子どもが通っている学校の廊下にもパネルにして飾られています。
カナダは「自分」らしく生きられる国
カナダは誰もが自分の性別、年齢、人種、性的指向などにかかわらず、自分らしく生きられる国です。
LGBTQへの理解、女性の社会進出なども、日本とは比べものにならないほど進んでいます。
カナダ人は、個人を尊重し、良い意味で他人に無関心ですよ。
リラックスし過ぎて、自分の外見や服装への関心が日本にいたころと比べ薄くなるというのは「カナダ留学あるある」です。
日本だと、まわりの目ばかり気にして疲れちゃうよね……。
カナダの社会は、日本のちょっとお節介で、ちょっと息苦しい社会とは対称的だと言えます。
日本で生きづらいと感じている方は、カナダで本当の自分らしい生き方を見つけられるかもしれませんよ。
日本人になじみのある英語
しかも、カナダで話されているのは標準的なアメリカ英語です。
つまり、カナダ英語は日本人が学校で学ぶ英語の発音に非常に近いと言えます。
それに対して、留学で人気の国として有名なオーストラリアの英語の発音はかなり違います。
オーストラリア留学して発音の違いにあたふたしたという話もよく聞きますよ。
フランス語に触れる機会もある
カナダは建国前はイギリス、フランスの植民地でした。その後イギリス単独統治になったという歴史があります。
そしてイギリスは「カナダのフランス系移民」がフランス語とフランス文化を保持することに寛大です。
それはカナダが英語とフランス語の両方を公用語としていることにも現れていますよね。
カナダではすべての公共の案内は英語とフランス語で書かれており、英語圏にいながら、フランス語の同時習得を目指すことも可能です。
留学のデメリットをカバーできる
留学先にカナダを選ぶことで、さきほど挙げた、一般的な留学のデメリットをカバーできるケースがあります。
カナダ人の国民性
カナダ人は一般的にフレンドリーで親切な国民性で知られています。
留学生に対してもオープンで、親切に接してくれるため、孤立感を感じることなく安心して留学生活を送ることができます。
また、カナダ人のコミュニティは多様性を尊重しており、異なる背景を持つ人々を受け入れる風土が根付いています。世界中から集まる英語学習者の独特のアクセントにも慣れているため、留学生も自分らしく生活し、学ぶことができる環境が整っています。
比較的治安がいい
世界的に見て、カナダは治安が比較的良い国として知られています。主要都市でも犯罪率が低く、安心して生活することができます。
置き引きなどの軽犯罪はありますが、公共交通機関の利用も比較的安全です。カナダの治安の良さは、留学先を選ぶうえで大きな魅力の一つです。
働きながら留学できるビザがある
留学の大きなデメリットが費用とキャリアの中断ですね。ですが、カナダでは、働きながら留学できるビザ制度が整っており、その両方を解決することができます。
留学中に働けるビザが複数あるので、現地での生活費を稼ぐことが可能です。さらに、現地でも日本の仕事につながる実務経験を積めば、「キャリアの中断」も回避することができます。
特に留学前日本で働いていた人は、留学中にも働くことで「帰国後の逆カルチャーショック」も軽減できるね!
カナダ留学のデメリット
ここまで、留学のメリットを9個挙げてきました。
ここからは、良いことだけでなく、カナダ留学のデメリットに目を向けてみましょう。
留学するだけでは英語力は伸びない
勘違いしている人が多いのですが、「留学したら英語が上達する」のではありません。
「留学して英語を勉強したら英語が上達する」です。
特にカナダでは、つたない英語でも通じてしまうため、留学するだけでは英語力が十分に伸びないことがあります。
確かに、留学直後に英語が爆発的に伸びる(と感じる)「留学ブースト」はあります。
わたしの体験でも、留学ブースト発動中はものすごくテンションが上がりました。
ですが、数か月するとブーストは止まり、英語力の伸びを実感できなくなります。
「留学ブースト」のあとが勝負
大げさではなく、ブーストが掛かっていた頃より英語力が落ちているんじゃないかとすら感じることも……。
経験者としては「留学ブースト」が終わった後が勝負だと確信しています。
腐らずに、日々の目標を定めてコツコツと英語を勉強することができるかどうか。
これによって、留学が終わった時に英語がどれくらい伸びているかが変わります。
英語の勉強方法についてはこちらもどうぞ。
留学する際の注意点
さて、留学する際に注意しなければならないことにも目を向けてみましょう。
各金融機関への届出の確認が必要
留学前には、「海外転出届」を出す事もできます。長期留学の場合では特に重要で、転出届の提出により、住民税や年金等の支払い義務から外れることとなります。
ここで注意してほしいのが、各金融機関への影響です。
特に、ローンを組んでいる場合や定期的な支払いがある場合は、各関連機関に問い合わせを行い、適切に対応する必要があります。
銀行口座やクレジットカードの利用に関する手続きもしっかりと行うことで、留学中に発生する可能性のあるトラブルを防ぐことできます。
なお、海外保険の加入や緊急連絡先の設定・ログイン方法の再確認などの準備も忘れないようにしましょう。
カナダ留学を成功させるポイント
カナダ留学を成功させるために、いくつかのポイントを押さえましょう。
留学後のプランを立てる
成功する留学のための第1ステップは。留学後のプランを立てることです。
留学を終えた後、自分がどのようなキャリアを目指すのか、どんな自分になっていたいのか。具体的に考えましょう。
たとえば、留学後に日本で就職したい会社や業界がある場合は、どうすれば叶うのでしょうか?
とにかく目標を具体化し、その会社や業界で求められるスキルや英語レベルを調べましょう。
モヤモヤとした目標ではダメです!
目標が具体的になれば、あとはそれが達成できるように努力するのみ!
留学の後を想像し、具体的な目標を持つことで、留学中の学びがより意味のあるものとなります。
英語を使って何をしたいのかを考える
英語が話せるようになりたいんです!
それはなぜですか?英語を話せるようになったら、何がしたいですか?
英語力の向上が目的!と思っていても、掘り下げると「英語は手段だった」というケースが多々あります。
- 世界中の人とコミュニケーションを取りたい
- 旅行で苦労なく伝えたい
- 外資系で働きたい
- モテたい
英語を習得した先にあるゴールは、実は人それぞれだということが分かると思います。
友人との会話に必要な英語と、ビジネスで使う英語は全く違いますよね。
英語を目的とするのではなく、英語を使って何をしたいのかを考えることで、本当に自分が身につけたい英語も明確になるはずです。
やみくもに勉強するより、したいこと・やりたいことをはっきりさせると、上達が圧倒的に早いですよ!
辛いときは相談する
ホームシックになったり、自分の英語力に失望したり…
留学中に辛いと感じることは普通のことです。
そのときに、一人で抱え込まずに、すぐに相談することが大切です。
留学中はいつもと違う環境ですし、長い付き合いのある友人や家族がそばにいるわけではありません。同じ経験を持つ留学生や現地の友人と話すことで、気持ちが楽になることもあります。
まだ気を許せる友人がいない、遠慮してしまうといった場合には、留学エージェントや現地のサポート機関も活用できます。エージェントは留学生の現地サポートも仕事ですので、気兼ねなく相談してみましょう。
留学は新しい環境での挑戦の連続。悩みやモヤモヤした気持ちは誰かに相談し、できるだけストレスを溜めないようにしましょう。
カナダ留学がおすすめな理由
ここまで留学のメリット・デメリット、カナダ留学を成功させるポイントなどを見てきました。
ここからは、より長期的・具体的な視点から、カナダ留学のおすすめポイントを見ていきましょう。
カナダは就職につながるビザがある
現地での仕事はもちろん、留学を終えて日本へ帰国した際の就活や転職活動は、多くの人にとって重要なポイントですね。
そこで考えなければいけないのが、ビザ問題です。
そもそも、外国人が海外で働くには、「働けるビザ」が絶対に必要です。
これはその土地で働く権利を保証するものであり、有効な就労許可証(働けるビザ)がないのに仕事をすると、違法就労となり、国外退去などになってしまいます。
カナダは「外国人がカナダで働けるビザ」の選択肢が豊富に用意されており、社会人や節約留学生にとってはとても魅力的な制度が整っていることが特徴です。
就労ビザの種類
カナダの就労ビザには、オープン就労ビザとクローズド就労ビザの2種類があります。
オープン就労ビザは、特定の雇用主に限定されず、広範な職種で働くことができるビザです。カナダのワーキングホリデービザはオープン就労ビザにあたり、非常に自由度の高いビザです。
一方、クローズド就労ビザは、特定の雇用主に限定されたビザであり、その雇用先を辞めると同時に、ビザも失効します。
就労したいなら学校選びが大切
実は、カナダ留学で通った学校・専攻の種類によって、就職のしやすさが変わってきます。
欧米では「学部で何を学んだか」が仕事内容に直結していることが求められます。IT系の仕事がしたいなら、大学やカレッジでITを選考している必要があるんですね。
日常英語を伸ばして友だちを作るのが目的なら語学学校(ESL)がいいですし、就職が目的ならカレッジや大学が良いです。
特に、公立の大学、カレッジを卒業した場合は「ポストグラデュエーション・ワークパーミット(ポスグラビザ)」が取得でき、かなり有利になります。
このあたりの学校選びは、1人で考えるのはオススメしません。ぜひ、留学の専門家にご相談ください。
カナダは永住権が取得しやすい
カナダ留学の大きなメリットが、海外移住がより現実的になることです。
カナダは、永住権が取得しやすい国として知られています。
政府の移民受け入れ計画に基づき、多くの移民を受け入れており、留学生もその一部として永住権を取得することが可能です。
Following the trajectory of the 2023-2025 Plan, Canada aims to welcome 485,000 new permanent residents in 2024, 500,000 in 2025 and plateau at 500,000 in 2026.
Notice – Supplementary Information for the 2024-2026 Immigration Levels Plan November 1, 2023 – Ottawa
2023年11月1日に発表された移民計画では、カナダは2024年に48万5,000人、2025年に50万人、2026年にも50万人の新しい永住者を迎え入れる計画です。
永住権とは
カナダ永住権とは、外国籍の人がカナダに永住する権利を持つことを意味します。
永住権を取得することで、カナダの市民とほぼ同様の権利を享受でき、長期的な滞在や働くことが可能となります。
永住権を取得するためには、移民プログラムに応募し、審査を通過する必要があります。
なぜ移民を受け入れている?
カナダが移民を積極的に受け入る理由は、主に経済成長と労働力の確保です。
また、多様な文化が共存することで、社会の多様性が豊かになり、新たなアイデアや視点が生まれることも期待されています。
そもそも国土に対して人口が少なく、マーケットの規模も小さいカナダ。
移民政策なしには、カナダの発展はありえない、といってもいいほど、カナダにとって重要な政策となっています。
3つの移民受け入れプログラム
カナダの永住権を取得するには主に3つの方法があります。
その中でも「カナディアン・エクスペリエンス・クラス(Canadian Experience Class)」が一番スタンダードです。
カナダで、ある程度の専門性のある仕事に就いて1年間働くと申請資格が得られるというものです。
次に一般的なのが、ファミリー・クラスです。カナダ人(市民権または永住権保持者)の家族が永住権を得られるシステムです。
国際結婚により永住権を獲得する場合には、ファミリー・クラスでの申請だね。
最後に、日本人には馴染みがありませんが、レフュジー・プログラム(難民保護システム)もあります。
参考
もっと詳しくはカナダの永住権についてをご覧ください
州限定の移民プログラム
ところで、カナダは各州が自治権を持っている、連邦国家です。
そのため、国としての移民政策だけではなく、州ごとに個別の移民受け入れシステムがあります。
その時、その州が欲しい人材(人材が特に不足している職種や業種など)を優先的に受け入れるのが特徴です。
例えば、ブリティッシュコロンビア州限定の永住権制度「BCPNP ESLL」だと、専門性レベルの高くない職種でも永住権がもらえることもあります。
永住権は複雑なので綿密な計画を
カナダ永住権の制度は非常に複雑です。
申し込む制度によって条件や必要書類がすべて異なるので、留学を始める前からの綿密な計画が必要です。
詳しくはカナダ留学コンパスにご相談ください。
カナダ留学で人気の都市
カナダ留学を考えているけれど、どの都市がいいかを迷っている人もいるでしょう。
そこで、主要都市別のカナダ留学のメリット・デメリットもご紹介します。
バンクーバー
最初は、カナダ・バンクーバー留学のメリット・デメリットをご紹介します。
バンクーバーは、カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州にある都市。
日本からの直行便がありアクセスしやすく、カナダで人気の留学先の一つですよ。
バンクーバーに留学する主なメリットは以下のとおりです。
メリット
- 住みやすい、過ごしやすい
- 日系やアジア系のお店が多い
- 治安が良い
- 公共交通機関が発達している
反対に、バンクーバー留学のデメリットと言われるのは以下の項目です。
デメリット
- 物価や家賃が高い
- 日本人が多い(と言われる)
- 雨の時期が多い
より詳しいことは、以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください!
トロント
次にご紹介するのは、カナダ・トロント留学のメリット・デメリットです。
トロントは、カナダ国内で最大の都市で、バンクーバーと同じく人気の留学先の一つ。
トロントに留学する主なメリットは以下のとおりです。
メリット
- 人気のある大都市
- エンターテイメントやスポーツに熱い街
- 多文化なので色々な文化に触れられる
- 治安が良い
- お店が多く、日本食ブーム
- 勉強に適した環境
反対に、トロント留学のデメリットと言われるのは以下の項目です。
デメリット
- 冬の厳しい寒さ
- 物価や家賃が高い
- 日本人が多い(と言われる)
より詳しいことは、以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください!
ビクトリア
最後にご紹介するのは、カナダ・ビクトリア留学のメリット・デメリットです。
ビクトリアは、先に紹介したバンクーバーと同じ、ブリティッシュ・コロンビア州にある州都なんですよ。
ビクトリアに留学する主なメリットは以下のとおりです。
メリット
- 過ごしやすい都市
- 小さい街で移動しやすい
- イギリスの雰囲気が味わえる
- 比較的治安が良い
反対に、ビクトリア留学のデメリットと言われるのは以下の項目です。
デメリット
- 日本から少し行きづらい
- 物価や家賃が高い
- 語学学校の規模感が小さくなる&選択肢が少ない
より詳しいことは、以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください!
カナダの留学体験談
そうはいっても、やっぱり実際の留学生の声を聞きたい!という方のために、カナダ留学の体験談をいくつか紹介します。
実際の経験を通じて、カナダ留学の魅力や課題を知ることができますよ。
カナダ留学体験談
- 留学の醍醐味は学んだことをすぐにアウトプットできる環境にいること
- 日本から持ってきて良かった物は、使い慣れている化粧品一式とノートパソコンです
- 15分ほどでビザを受け取ることができました
- 語学学校のコース名をいきなり聞かれて焦りました
- 【コープ(Co-op)体験談】全てが学びになりました【Tamwood Careers】
- 【コープ(Co-op)体験談】モチベーションの向上につながりました【VanWest college】
- 【コープ(Co-op)体験談】段々と面接に進める企業が増えていきました【Canadian College】
- 【コープ(Co-op)体験談】それぞれの国の観点を知れてとても面白かった【SELC Career College】
カナダ留学コンパスは「本気で留学したい」という気持ちを応援します!
カナダ留学のメリットを活かそう!
今回はカナダ留学のメリット、そしてデメリットをご紹介しました。
まとめとして、カナダ留学のメリット9個をもう一度紹介します。
カナダ留学のメリット
- 人権先進国で暮らしやすい
- 多様性を尊重する
- 自分らしく生きられる国
- 日本人になじみのある英語
- フランス語に触れる機会もある
- 留学のデメリットをカバーできる
- カナダ人の国民性
- 比較的治安がいい
- 働きながら留学できるビザがある
ご覧のように「カナダ留学にはメリットばかり」ですが、その「メリットを活かせるかどうか」は自分次第です。
そして、カナダ留学でメリットを得るには、具体的な目標設定と、目標達成のための計画がキーポイントになります。
カナダ留学コンパスでは、ひとりひとりの事情に合わせて、スタートラインから段階を追って進めるようなオーダーメイドの留学プランを提供します。
まずはお気軽に、無料相談をお申し込みくださいね♪