
フランスのワーホリは18歳~29歳、1年間の滞在が可能です。
募集枠は年間1,500人、申請料無料、ただし就労は週35時間までです。
憧れがたくさん詰まったフランスでワーホリ(ワーキングホリデー)する為のワーホリビザ条件からビザ申請方法まで解説します。
フランスのワーホリ各種条件
大半の国の年齢制限は18-30歳ですが、フランスは18-29歳(30歳のお誕生日の前日まで申請が可能)となっています。
滞在可能期間は1年です。
※入国予定日はビザ申請用紙の26にきちんと明記すること。
またビザはフランス本土の各県においてのみ有効です。(海外県・海外領土は除く)
年間募集枠は年間1,500人です。
基本的な条件
ビザ申請の条件は以下の通り。
基本条件
- 年間1,500人
- ワーキングホリデービザで以前に入国したことがないこと
- 申請日に18歳以上30歳になっていないこと
- 子供が同行しないこと
- 有効なパスポートを保持していること
- フランスを知るための渡航で、なおかつ仕事に就く意思があること
ワーキングホリデー・ビザ所持者は、フランス滞在中に滞在期間の延長や身分の変更はできません。
なお、ビザの発給は1回限りですので、十分にご注意ください。
フランス滞在中もしくは出発前にパスポートを紛失、盗難されても再発給されません。
就学・就労制限について
就学制限は無し。
就労については仕事や期間に制限はありませんが、週35時間までとされています。
ワーホリの仕事先として人気の飲食店などでシフト勤務すると、週30時間ほど働く人が多いです。
35時間までであれば一般的な勤務時間ですね。
就労・就学制限
- 就労:週35時間まで
- 就学:制限なし
ワーキングホリデーはあくまで主に旅行を目的とした制度。
旅行資金を補うために必要な限りにおいて就労することが可能とされています。
ワーホリ全般について知りたいなら
- ワーホリの制度について徹底解説ワーホリ完全ガイド
- ワーホリ(ワーキングホリデー)って何歳までできるの?ワーホリ以外の働けるプランも紹介
ビザ申請方法
フランス入国予定日の3カ月前から申請が可能です。
また、出国予定日の少なくとも3週間前までに行うことを強く推奨されています。
フランス大使館(東京)に直接訪問し手続きします。
(本人申請のみ。月曜日から金曜日の午前9時から午前11時半まで(日本の祝祭日を除く)受付、郵送による申請はできません。)
事前にオンライン予約と予約表の印刷が必要です。
以下の書類とともに持参、入館時に予約表を提示しましょう。
必要書類について
必要な書類は以下の通りです。
不足書類の後日提出は受け付け不可ですので細心の注意を払って準備しましょう。
書類の準備はビザの申請前にしておく必要があります。
パスポートの更新なども済ませておきましょう。
申請に必要なもの
- 有効なパスポート(10年以内に発行、滞在期間+3か月以上の有効期限、見開き2ページ以上の白紙ページ要)
- パスポートのコピー(個人情報と署名のページ)1部
- 証明写真1枚(申請書に貼付け、正面、無帽、背景は白、35×45mm、スキャンした写真は不可)
- 申請者名義の日本もしくはフランスの銀行の残高証明書(€3,100以上、申請日から1カ月以内に発行されたもの)
- 健康診断書(申請者が健康であることが明記されており、申請日から1カ月以内に医師が作成したもの。英文・和文いずれも可)
- 海外旅行保険加入証明書(英文もしくは仏文。病気、けが、入院に対応し、航空券に記載される到着日(フランス入国日)から1年間有効なもの。クレジットカードに付帯される保険は不可)
- 長期ビザ申請書1部(読みやすい字ですべての欄に記入及び署名、鉛筆不可)
- ワーキングホリデービザ 宣誓書
- 申請動機作文1部
- 滞在中の計画書および履歴書(様式自由。フランス語または英語で作成)
- 大使館のチェックリスト(記入済み)
- 宛先にご自身のお名前、お送り先を明記したレターパックプラス520封筒
以下フランス大使館ウェブサイトからダウンロードし記入
パスポートの受領用
コピーサイズはA4に限ります。
追加書類を要請される場合があり、すべての必要書類がそろっていてもビザが発給されない場合があります。
申請審査期間は大体1週間から10日間ですが、それ以上に時間がかかることもあります。
特に下記の事項に不備・不足がある場合は、審査手続きに1~2カ月の遅れが生じ、申請却下となる場合もあります。
- 申請書上のフランス滞在中の住所欄(申請書24項または25項)を必ず記入すること。滞在中の最終的な住所ではなくても、フランス到着時の住所を記載してください
- 《健康である》ことが明記されている健康診断証明書を提示してください
不備の無いよう確認し、出国予定まで3か月を切ったら、早めに手続きは済ませましょう。
要注意:パスポートの有効期限
有効期限は入国時より1年3か月以上有効である必要があります。
期間が足りないか、ぎりぎりの場合は日本国内のパスポートセンターで延長してから申請を行いましょう。
渡航後も様々な事情で滞在を延長したい、再申請が必要になった時、お持ちのパスポートの有効期限が迫っていると手続きが煩雑になります。
コロナ渦のように、手続きの為に簡単に帰国できない状況になる場合もあります。
「あと1年半あるからいいや」ではなく、余裕をもって延長申請することをお勧めします。
ビザが承認されたら?
ビザは郵送受け取りのみです。
(そのために申請時に返信用レターパックを提出します)
書類に間違いがないか確認して、誤りや不備がある場合は至急大使館に連絡してください。
注意事項
※記載の料金や情報は法改正等により予告なく変更することがあります。また、このページの内容は各国大使館・領事館等より情報を収集し細心の注意を払って作成しておりますが、正確なものであることを保証するものではありません。ビザ取得の際は、必ず各国大使館・領事館等の情報をご自身でもご確認ください。
⇒フランス大使館公式サイト:ワーキングホリデービザについて
まとめ
フランスのワーホリ申請は東京の大使館まで出向く必要があります。
特に東京近郊にお住まいでない方は入念な準備と計画が必要ですが、申請費は無料、詳細な情報が必要な場合はメール問い合わせも受け付けています。
大使館も「すべての申請者を前向きに検討、条件を満たしている限り却下される可能性は低い」としています。
旅行先として王道のフランスですが、ワーホリ先としては知らない方も多いのでは?
ぜひ憧れの地での生活にトライしてみてください。
今回はワーホリビザを申請する際の必須要項をお伝えしました。
渡航の参考にしてください♪
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新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。