カナダ留学は「クレカ付帯保険」でじゅうぶん?

長期留学を考えた場合、大手の留学生保険だとどのくらい費用がかかるのでしょうか?

だいたい15万円~20万円ぐらいでしょうか?

カナダ留学コンパスで紹介している最安の「ブリッジス・インターナショナル保険サービス(BIIS)」でも6万円程度します。

これは確かに大きな出費ですよね……。

かえで

金持ちじゃないんで、できるだけ節約したいんですけどっ!!

そんな留学生にとって魅力的な保険がクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険です。

今回は、「留学生保険としてクレカ付帯保険はオススメしない理由」を詳しく紹介しますね。

クレジットカードの付帯保険とは?

では、そもそもクレジットカードの付帯保険とはどういうものでしょうか?

これは、クレジットカードを手に入れるだけでオマケでついている海外旅行保険のことです。

クレジットカードのなかには楽天カードのように年会費無料のカードもあるので、魅力的ですよね。

でも、保険は「目的」を理解して加入(購入)することが重要です。

クレジットカード付帯保険はあくまで「プラスα」のつもりで利用するのであれば、非常に有効だと思います。

カナダのワーホリで「クレカ付帯保険」はNG

まず知っておきたいのが、カナダのワーホリでは「クレカ付帯保険」はNGだということです。

「クレカ付帯保険」が不十分である理由

なぜ、カナダのワーホリでは「クレカ付帯保険」ではダメなのでしょうか?

カナダ政府の公式サイトには、カナダのワーホリビザの発給要件として以下のような記載があります。

have health insurance for the duration of your stay
You may have to present evidence of this insurance when you enter Canada

International Experience Canada: Who can applyより引用しております。

日本語に訳すと次のとおりです。

滞在期間すべてをカバーする保険を持っていること。カナダ入国時に保険の加入証明の提示を求められることがあります。

クレジットカード付帯保険の有効期間は最大で90日間しかありません。

最大で1年間もカナダに滞在できるワーホリの4分の1の期間しかカバーできないことになりますよね。

そのため、クレカ付帯保険だけで渡航するのは、ワーキングホリデービザの発給要件を満たしていないことになります。

かえで

でも、大学の先輩が「そんなこと聞かれなかった」って言ってたけど?

そうです。原文でも「You may have to(提示しなければいけない可能性がある)」と記載されていますよね?

そのため、「提示を求められない」という場合もあります。

ただ、これを「聞かれないこともあるそうだから大丈夫」と拡大解釈して渡航してはいけません

カナダのビザは「入国審査官しだい」は本当?

さらに、カナダのビザの発給判断は「入国審査官しだい」と言う人もいます。

「最悪の場合、提示を求められてもカナダ入国後に絶対に加入するから」とか「お金があることを提示して交渉すれば大丈夫でしょ♪」と考える人もいます。

……でも、そんな甘い考えで大丈夫なのでしょうか?

以下は、カナダ政府の「ワーキングホリデーの説明ページ」から抜粋したものです(赤字は弊社による)。

You don’t need health insurance when you apply. However, you’ll need to get it before you arrive in Canada. It must cover the entire time you want to stay in Canada.

日本語に訳しますね。

ビザを申請する段階では保険に入っていなくてもかまいません。しかし、カナダに到着する前には入っておく必要があります。それはカナダにいる期間をすべてをカバーしなくてはなりません

原文で赤字にしている部分「must」は「絶対にしなければならない」というかなり強い表現です。

そして、「entire」は「完全に」や「全体の」という意味です。

もう1つの部分も引用します(赤い太字は弊社による)。

If you don’t have sufficient coverage, you may be denied entry into Canada.

こちらも日本語に訳しますね。

もし、十分なカバーがない場合、カナダへの入国を拒否されることもある。

この上なく、ハッキリと移民局の姿勢を記載していますね。

ワーホリの期間も90日間に減らされてしまう

さらに、次の部分がダメ押しです。

What if my health insurance is only valid for part of the time I want to stay in Canada?

If your health insurance doesn’t last the entire length of your stay in Canada, you’ll be given a work permit that expires on the same day as your insurance. If this happens, you won’t be able to apply to change the conditions of your work permit at a later date.

これも見やすいように日本語に直しましょう。

質問:もし、カナダに滞在したい期間の一部分しか保険が有効でない場合はどうなるのですか?

回答:ワークパーミットは、保険の有効期限日までの発行となります。もしそうなった場合、後でそのワークパーミットの条件変更を申請することはできません

わかりやすくまとめると、次のように言っています。

たとえ、ワーホリの許可証が出ていても、保険の期間が90日ならワーホリビザの有効期限も90日間として発給します

さらに後で保険に入ったとしても、本来のワーホリ期限である「1年」にはならず「90日」のままです。

クレカ付帯保険にしたばかりに失うものは?

一番安い、医療保険のみを手配してきたとして6万円程度の出費です。

これを惜しんだばかりに、失うものについて説明しましょう。

ビザの切り替えによる出費

クレカ付帯保険だけにしたため、ワーホリで滞在できる日数が、3か月(90日)になったとしましょう。

でも、それでもカナダに1年間は滞在したいと思っているとします。

そうなると、必要になるのが「ビザの切り替え」です。

ビザの切り替えでなんとか1年間滞在できるようになったとしても、出費がかさむのです。

2つの方法でいくらの出費が出るのかをざっくりと計算してみました。

ビジタービザに延長 平均6か月ほどの延長のため、合計2回の延長手続きが必要。申請代金が$100かかる。
$100 × 2回 = $200
学生ビザに切り替え 学校への申し込みと通学が必要。平均学費$1,500を9か月として計算すると次のとおり。
$1,500 × 9か月 = $13,500
+学生ビザ申請代金 $150

ワーホリだけで1年間いられたとしたら、これらは必要なかった出費です。

貴重な「カナダで働ける機会」を失う

さらに、ワーキングホリデーは働けるビザです。

カナダで働くなんて、本来ならハードルの高い「カナダの就労ビザ」や「カナダの永住権」を持っていなければ不可能です。

保険のお金をケチったせいで、1年間(12か月)も働けた期間の、そのうちの9か月を棒に振ることになります。

カナダでアルバイトで働くほうが、日本で正社員をするよりも稼げるという現実もありますし……。

つまり、クレカ付帯保険にしたばっかりに「失うかもしれないもの」が大きすぎるのです。

なので、保険は必ずワーホリの予定期間(つまり1年)は必ず加入してください。

クレカ付帯保険だけの利用をお勧めしない理由

さて、ワーホリの場合はクレカ付帯保険ではNGだということをお話ししてきました。

では、カナダの観光ビザカナダの学生ビザの場合はどうなのでしょうか?

現時点では、そのような「入国時(ビザ発給時)の強制要件」はありません。

ということは、クレカ付帯保険でもいいのかと聞かれると「絶対ダメ」とは言いませんが、まったくオススメできません

ではクレカ付帯保険だけの利用をお勧めしない理由を3つ紹介します。

【1】3か月以上の滞在ではクレカ付帯保険では足りない

ワーホリや学生ビザ、観光ビザにかかわらず、カナダに3か月以上滞在するのなら、そもそもクレカ付帯保険の90日間では足りません

それ以降を保険なしで生活するなんて、医療費の高いカナダではありえません。

ネット上では2枚以上のクレカを持ち、1つ目のクレカで90日→次のクレカでさらに90日という裏技も見かけます。

オススメしませんが、お持ちのクレジットカードの約款をよく読み込んだ上で、賢く使える自信のある方はやってみられてもいいでしょう。

カードによっては「すでに日本を出国してしまっている場合は発動しない」のような場合もあるので慎重にご確認ください。

【2】クレカ付帯保険には条件がある場合も

続けて、クレカ付帯保険が有効になるかどうかは条件がある場合もあります。

ひと言でクレカ付帯保険といっても、次のように「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあります。

自動付帯 そのクレジットカードを持っているだけで、国外に出た際の保険が自動で保険が適応される
利用付帯 そのクレジットカードで、留学や旅行にかかる特定の費用を決済した場合のみ保険が適応される
(※ カードにより対象となる支払いの条件が異なる)

どのクレカでも、持っているだけで「自動で保険がつく」と思っていると危険です。

必ず保険の発動条件を確認してください。

ただ、それでも、あくまでプラスαのつもりでという原則はお忘れないようにしてくださいね。

【3】クレカ付帯保険の補償額では不十分

別の記事で紹介しているカナダ留学の保険の比較の表に、クレカ付帯保険の一例を加えて、3つの比較にしてみました。

サービス項目 tugo留学生保険プラン
(BIISの紹介)
日本の留学生保険 クレカ付帯保険
障害死亡 $10,000
限度額オプションもあり
500万円~1億円 2,000万円
治療費用 $2,000,000
(およそ1億7000万円)
1,000万円~無制限 200万円
救援者費用
(家族の呼び寄せ)
渡航費:最高 $5,000
宿泊・食費:最高$1,500
1,000万円~無制限 200万円
賠償責任 なし なし~1億円 2,000万円
携行品損害 なし なし~20万円 20万円(※)
保険料 730ドル(おそよ62,000円) 18万円~62万円程度 無料

※ クレカ付帯保険は、年会費が無料のものを例にしています。

留学生にとって、もっとも身近である「治療費」がクレカ付帯保険では少ないことがわかります。

200万円という補償はこんなふうに見えるかもしれません。

かえで

でも、200万円もあればじゅうぶんじゃないの?

医療費の高いカナダでは200万円という金額はじゅうぶんではないのです。

風邪で病院に行っただけでも100ドル以上、救急車で運ばれると1,000ドルほどかかります。

たまに聞くのが盲腸炎(急性虫垂炎)になったというケースです。

カナダにきて盲腸炎だったことが判明し、即手術となり1泊で9,000ドル(約80万円)の請求を受けたケースがありました。

かえで

そんなに高いのっ!?

【結論】クレカ付帯保険はあくまで補助で

知っておきたいポイントとしては、クレカ付帯保険はあくまで補助的に利用するものということです。

最大「90日間」という期限は、基本的には短期の旅行などを想定しているものだと言えます。

つまり、現地で生活をする留学には本来適していないのです。

先述した「治療費」が低くなっているのも、あくまで旅行中の思いがけないケガや体調不良の応急手当的な治療を想定しているからです。

3泊4日の旅行で盲腸炎になってしまうということはめったに起こりませんから……。

現地での生活が長くなればそのぶん、交通事故など広く色々なケガ・病気のリスクは高くなることは認識しておきましょう。

かえで

今は健康だから大丈夫だと思ってたけど、1年間健康であり続ける自信はないです。

まとめ

保険については「入らなければならない」とわかっていても、どれを選んだらいいのかわからないでしょう。

本記事でお伝えしたように、まずは「保険はどれでも同じではない」ことを知っていただけるうと嬉しいです。

さらにその上で「安い=良い保険」「高い=ぼったくり保険」と思うのではなく、保険内容を知った上で予算に合わせて選んでください。

弊社が紹介しているBIIS(ブリッジス・インターナショナル保険サービス)は、充実した補償内容を安い保険料で受けられる留学生向け医療保険の代理店で、大変おすすめの保険サービスです。

BIISについて詳しくはこちら

留学生保険はなんでもいい? よくある保険の失敗談もぜひご覧ください。

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