社会人がカナダワーホリから永住権を取得した成功体験談

30歳以下の若者のみに与えられた特権とも言える「ワーキングホリデービザ」。

カナダで1年間、自由に働けるという夢のようなビザです。

でも、1年で終わらせるのはもったいない。

今回は、ワーホリを100%活用して永住権取得にまでつなげる方法と、実際に成功した社会人、K・Iさんのケースをご紹介します。

カナダのワーホリと永住権制度

カナダのワーホリとは？

ワーキングホリデーデー（ワーホリ）とは、若者の異文化交流や国際経験を目的とした滞在許可（ビザ）のことです。

日本とカナダはワーホリの協定を結んでいるので、日本の若者はカナダに、カナダの若者は日本にワーホリを使って滞在できます。

カナダのワーホリビザを取得する条件はただ一つ、31歳未満であること。

他のビザ（学生ビザや就労ビザ）と違い、ワーホリビザの目的は自由！

一年間観光や遊んで過ごしても良いですし、学校に通いたり、働くこともできます。

カナダの永住権とは？

永住権とは簡単に言うと、普通の外国人にはない、4つの権利が与えられる身分です。

つまり、一般的な学生ビザや就労ビザよりも幅広い権利が与えられ、より自由にカナダに滞在できるようになります。

カナダは世界でももっとも永住権の取得しやすい国のひとつと言われていて、日本人にも人気の永住先です。

カナダの永住プログラムは「ポイント制」になっていて、学齢や年齢に応じてポイントが配分されます。

ポイントが高ければ高いほど、永住権取得に有利になります！

ワーホリを活用して永住権が取得できる！

カナダの永住権を取得するのにもっとも重要なのは

1. 年齢（若さ）
2. 英語力の高さ
3. 学歴の高さ
4. カナダでの就労経験

どれも高い（経験が長い）ほどもらえるポイントが高くなります。

このなかで、日本人にとってポイントを稼ぎにくいのが④カナダでの就労経験。

そこで、ワーホリの出番です！

ワーホリは1年間という有効期限はありますが、うまく活用すれば永住権申請に必要な「カナダでの就労経験」の条件を満たせるかもしれないのです。

カナダワーホリから永住権取得成功の成功例（K・Iさんの場合）

では実際にカナダワーホリから永住権取得に成功した例をご紹介します。

今回の主人公はこちら：

K・Iさんはどのようにしてワーホリをカナダ永住につなげたのでしょうか？

ワーホリから永住権：　渡航前準備

①カナダ留学コンパスの専門家に相談

カナダ移住について興味のあったK・Iさんは、まず軽い気持ちで「話だけでも聞いてみよう」と思いカナダ留学コンパスに相談しました。

相談の際は、ワーホリの後にどうしたいのか、長期的な目標について、カウンセリングをしてもらいました。

日本で事務の職歴があり、その経験を活かして留学したいK・Iさん。

カナダ永住にも興味があると説明したところ、こう伝えられました。

K・Iさんはカナダの永住を甘く見ていたようです…。

カナダにはたくさんの移民（永住）プログラムがあります。

今回はワーホリを足掛かりに永住権を目指すために、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州のEntry Level and Semi Skilled（ELSS）のプログラムをすすめられました。

②BCPNP を使った留学プランに決定

今回専門家におすすめされたのはカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州独自の永住権制度（BCPNP）である、Entry Level and Semi Skilled（ELSS）のプログラム。

「BCPNP」とは、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の特別な永住プログラムのことです。

ブリティッシュコロンビア州が特に必要とする職種の人材に限って、低い専門性レベルの人の永住を認めるというプログラムです。

詳細はこちらの記事をごらんください。

BCPNP ELSS 制度に該当する職種の中で、特に就職先をみつけやすいのは

• 飲食業のサーバー（ウェイトレス/ウェイター）
• キッチンヘルパー

などです。

たとえば、レストランのサーバーとして9か月以上同じ雇用主の元で働いていれば申請することができます。

BCPNP ELSSの申請ステップは、大きく分けると以下の5段階です。

ワーホリビザが切れるまでに「上記  のところまで」到達すれば、就労ビザの延長申請をすることができます！

しかし、9か月間働いて申請条件を満たしてすぐにBCPNPの登録をしたとしても、ワーホリビザが切れるまでに無事就労ビザを申請するにはかなりギリギリなので注意が必要です。

③留学前にできるだけ英語力を強化！

BCPNPに登録しても、さらにポイント制の永住プログラムでポイントを稼がなければいけません。

指定の職種で9か月間就労するのは、申請のスタートラインに立つための最低条件です。

ポイントの稼ぎどころは、学歴、職歴、英語力。

学歴については、ワーホリの前にカナダのカレッジに通うことで学歴のポイントを稼ぐことができます。

職歴については、BCPNP ELSSでエントリーレベルの職種に指定されていることから、これ以上職歴でポイントを稼ぐのは難しいです。

したがって、英語力が一番のポイントの稼ぎどころです。

K・IさんのTOEICスコアは750点ですが、さらに高い英語力を目指す方が安心です。

カナダ留学・永住権取得に必要な英語力についてはこちらをご覧ください。

K・Iさんは英検準1級から英検1級相当へのレベルアップを目指すことにしました。

ワーホリから永住権：　渡航後の流れ

カナダ留学コンパスで相談した結果、K・Iさんは、

1. 学生ビザで入国、5か月間語学学校に通う
2. 就学中に、飲食店サーバーとして9か月間働く
3. BCPNP ELSSで永住権申請を目指す

ことにしました。

詳しく解説します。

①学生ビザで入国、語学学校に通う

K・Iさんは英語には自信がありましたが、カナダ永住に必要なレベルが英検1級と同レベルと聞いて、まだまだ勉強が必要だと知りました。

そこで最初は学生ビザでカナダに入国し語学学校に5か月通い、英語力のアップと生活基盤の確保をしてからワーホリビザを取得することにしました。

実は、K・Iさんのようにはじめに学生ビザで入国することで、ワーホリビザを100%活用できるようになるんです！

こちらの動画で詳しく解説しているのでご覧ください。

英語の勉強が留学前から必要なこととワーホリビザの活用法は、K・Iさんカナダ留学コンパスに相談して初めて知ったことです。

相談してよかったです。

さて、学生ビザなどでカナダに入国し、語学学校に通い始めたK・Iさん。

これもカナダ留学コンパスのおすすめで、最初の1か月はホームステイに滞在しました。

1か月後にダウンタウンのシェアハウスに移り、家の近くで就労先を探し始めました。

②レストランのサーバーで9か月働く

カナダ留学コンパスで履歴書の書き方、面接のアドバイスをしてもらい、ワーホリビザに切り替えるのと同時に仕事を見つけることができたK・Iさん。

雇用主には、働き始める前にBCPNPで永住権申請をすることを伝え、申請に協力してくれるようお願いしています。

がんばって働いたことを評価され、時給を上げてもらえ、さらにはチップもあるので、カナダで働くのは思ったよりずっと稼げます！

③英語の試験で目標スコアをゲット

K・Iさんは語学学校在学中と就労中に、合計3回英語試験のCELPIPを受験して、3回目で見事目標の英検1級相当（CLB９）を取ることができました！

カナダ永住に必要な英語試験、CELPIP はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能で採点され、4技能のうち、1番低い技能の点数が全体の点数となってしまいます。

4技能のスコアを揃えなければいけないので、目標のスコアを取るためには、複数回の受験を覚悟しましょう。

④条件を満たすと同時に永住権申請

K・Iさんは9か月働いて申請の条件を満たすと同時に、BCPNPに登録しました。

十分なポイントを稼いでいたのですぐにBCPNPに申請することができ、承認されました。

BCPNPの推薦を受けた後、連邦政府に永住権申請をしました。

ここまでの手続きはワーホリビザが有効な間に済ますことに成功。

そのため、就労ビザで滞在を延長することができ永住権申請の審査はかなり待たされましたが、働き続けながら待つことが出来ました。

⑤カナダの永住権取得に成功！

英語力を上げ、カナダでの就労経験も積んだK・Iさん。

永住権申請を無事済ませ、最後にはカナダ永住権を取ることが出来ました。

ワーホリからカナダ永住権取得：　まとめ

ワーホリビザは働いても、勉強しても（6か月以内なら）、遊んでもいい、最強のビザです。

ワーホリの1年間をどう使うかは完全に自由。

でも、計画的に使えば、ワーホリビザの1年間だけでカナダ永住権の申請にまでたどり着くことが出来ます。

一生に一度しか使えない貴重なワーホリビザ。

綿密に計画を立てて、後悔のないように100％活用しましょう！

カナダ留学コンパスがお手伝いします♪

他のビザと組み合わせたワーホリビザの活用法は、こちらの記事をご覧ください。

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