カナダへの大学進学|入学条件や大学ランキング一覧!
「カナダの大学に進学したい!」と思っている人は多いと思います。
そんな人から「カナダの大学入試は難しいですか?」という問い合わせをいただきますが、実はカナダには大学入試はありません。
それなら、カナダの大学に入るのは簡単なの?
いえいえ。カナダの大学に入るのは、残念ながら簡単ではないのです。
今回の記事では「カナダにどんな種類の大学があるのか」という基本から「それぞれの大学に入学するための方法」について、専門家が徹底的に解説します。
こちらの動画でも分かりやすく解説していますよ。
カナダの大学の種類とは
まずは、カナダの大学の種類について紹介していきます。
大きく分けて、カナダの大学には以下の2種類がありますよ。
カナダの大学の種類
ユニバーシティ(University)
まずは「ユニバーシティ(University)」から紹介します。
日本では「ユニバーシティ」も「カレッジ」もどちらも「大学」と訳すことが多いですが、カナダではこの2つは明確に区別されています。
様々な分野の学科がそろった総合大学のことを「University」と呼びます。
「4年制」のような就学年数ではなく、規模によりカレッジと区別されるということですね!
ユニバーシティと聞けば「4年制」というイメージがありますが、ユニバーシティでも1年制、2年制のプログラムが提供されていることが多いです。
そのほか、ユニバーシティには次のような特徴があります。
ユニバーシティの特徴
- 「大学院」のプログラムが提供されることが多い
- 学校の規模が大きく、1クラスあたりの人数も多い
- どの学部学科でも、カレッジより学費が高いことが多い
なおこの記事では、日本と比較して理解しやすいように「ユニバーシティ」を「大学」と呼び、次項で紹介する「カレッジ」と区別して説明を進めていきます。
カレッジ(College)
カナダにある2種類目の大学は「カレッジ(College)」です。
日本語では「短大」と訳されることが多いですが、カナダのカレッジは短大とはかなり違います。
カナダのカレッジには次のような特徴があります。
カレッジの特徴
- 職業訓練に特化した2年制のディプロマ(Diploma)が中心
- 4年間通うことで学士(Bachelor)が取れるプログラムを開講していることも多い
- 修士、博士といった学位は取れない
- 4年制大学をすでに卒業した人向けプログラムを提供しているカレッジもある
- ユニバーシティに編入できる「UT」を開講していることが多い
「職業訓練に特化した2年制のディプロマ(Diploma)が中心」という点では日本の「専門学校」に近いと言えます。
一方で、4年通うことで学士も取得できるという点では日本の「短期大学」に近いという捉え方もできます。
カナダのカレッジは「単科大学」や「小規模大学」と呼ぶほうが合っているかもしれません。
日本の大学とは違った大きな特徴は、上で述べている「卒業した人向け」のプログラムが存在する点でしょう。
卒業した人向けのプログラムには、次の2つがあります。
プログラムの種類
- 職業訓練のコース
より就職に結びつきやすいカリキュラム。授業で知識をつけると同時に企業で実践的に働けるコーププログラムも。 - ユニバーシティ編入コース
大学の1年次、2年次に該当するカリキュラム(UTプログラム)。これらの必要単位を修得すれば大学の2年次、3年次への編入の道が開ける。
カナダの大学事情
ここからは学生生活、大学での勉強、卒業後の就職等、カナダの大学事情について解説します。
カナダの大学留学には「お金」がかかる
カナダの有名大学への進学を希望される場合、かなりのお金がかかります。
通常の留学の場合、学費と生活費は卒業までに合計1,000万~1,500万円ほどが必要です。
節約したプランでもその半額くらいはかかりますよ。
留学中にアルバイトをして生活費分を稼ぐこともできますが、まずは留学資金について、ご家族ともよく相談してみてください。
いきなり大きな金額をお伝えしましたが、だからといって諦める必要はありません。
資金が足りなくても「お金を貯めながら勉強する」「費用をできるだけ減らす」などのご提案ができるのでご相談ください。
高度な「英語力」は前提条件
カナダの大学での授業は「英語圏の学生が対象」という前提で行われます。
その場に参加するということは、日本人といえどカナダ人と同等の英語力が求められるということです。
つまり高度な英語力は、カナダの大学に進学する際の「前提条件」なのです。
脅しのように言ってしまいましたが、英語を身につけるのに才能は必要ありません。
お金と時間、そして根気があれば問題なく身につきますよ。
入学するよりも「卒業」するほうがはるかに大変
カナダの大学は入学試験がないので、入学自体は難しくありません。
基本的に必要なのはTOEFL、IELTS など公式英語テストによる英語力の証明と、最終学歴の卒業証明書、成績証明書だけ。
しかし、入学は簡単でも、その後が大変です。
カナダの大学は、入学するよりも卒業するほうがはるかに大変だと断言できます。
たとえば、授業の前に教科書20~30ページを読んで、内容を理解しておかないと授業のディスカッションにはついていけません。
当然ながら授業はすべて英語で、しかも授業も高レベル。その上、出席の条件も厳しい。
入学するためには英語力が必要ですが「覚悟」も必要だと言えるでしょう。
カナダには「浪人」も「予備校」もない
カナダの大学に入試はありませんが、入学できる人数には限りがあります。
特に入学希望者が集中する「名門大学」の場合は狭き門ですよ。
では、希望の大学に入れなかった学生はどうしているのでしょうか?
日本の場合は「浪人」として、いわゆる「予備校」に入りますよね。
でもカナダには「予備校」はありません。そもそも「浪人」という考え方もありません。
なぜなら、高校卒業時点で自分の目標とする大学に入学できなくても、カレッジのUTプログラムを使って再度チャレンジできるから。
別のカレッジで単位を取り、その単位を活かして2年次、3年次からユニバーシティに編入することができるのです。
そして「浪人」とは違い「編入」なので、学生は時間を無駄にすることはありませんよ。
なんて合理的なシステム!
入学式がない
驚かれるかもしれませんが、カナダの大学には入学式がありません。
カナダの大学、カレッジの多くは学期制(セメスター制)を取っていて、1年を三つの学期(1月~4月、5月~8月、9月~12月)に分けています。
そして大学、カレッジの学部、学科ごとに入学可能な学期が決まっていて、1月や5月から入学可能な学科もあるのです。
というか、学生によって入学する時期がバラバラなら、そもそも入学式なんてできないよね。
ちなみに卒業する学期もバラバラになりますが、卒業式はまとめて6月に行う場合が多いです。
たとえば8月に卒業したら、卒業式は翌年の6月……のように。
「学年」や「留年」という考え方がない
カナダの大学には「学年」という考え方がありません。
卒業するために「必要な単位」を取得し終えたときが卒業になり、卒業までにかかる期間も学生ごとにバラバラです。
そのため「留年」という考え方もありませんよ。
転部・転校が簡単にできる
カナダの大学では、転部や転校が簡単にできます。
なぜなら、公立大学やカレッジの間での授業内容が標準化されているから。
1科目だけ他の大学で受講したりといったこともできますよ。
日本のような「就職活動」がない
カナダには、日本のように「新卒学生を一括採用する」といった雇用慣行がありません。
ゆえに、日本的な就職活動期間が存在しないのです。
じゃあ、どうやったらカナダの大学生は職に就けるの?
一般的なのは、学生時代にパートタイムで働いていた会社で卒業後はフルタイムで勤務するというパターン。
パートタイムで働いていた仕事が面白くなり、大学の勉強を中断し、数年間働いてから大学に戻ってくるという学生もいますよ。
コープ(Co-op)の制度を使って、有給インターンを行った先の会社で卒業後に就職するケースも非常に多いです。
カナダへの留学だけでなく、その後の就労についても弊社ではコンサルティングすることができますよ!
カナダの大学への進学ルート・入学時期
カナダの大学には入学試験がないです。とはいえ、誰でも入れるというわけではありません。
では、カナダの大学に進学するためにはどうすればいいのでしょうか?
先ほども少し触れましたが、留学生の場合、前提として大学の授業についていけるだけの「英語力」が求められます。
……だよね。
つまり「カナダの高校」を卒業したレベルの英語力が求められるということ。
その「英語力」の条件を満たすためには、IELTS、TOEFL等の公式英語テストで一定以上のスコアをとることが一般的です。
では、カナダの大学に入学する3つのルートを解説します。
カナダの大学への3つのルート
高校から直接大学に入学する
1つ目は、高校卒業後に直接大学に入学する方法です。
カナダには大学入試はありませんが、トップクラスの大学では選考が行われ、英語力の他に高校の成績で入学を判定されます。
留学生の場合は、以下の2つが入学の可否に関わります。
留学生に求められるもの
- 公式英語試験のスコアによる英語力の証明
(TOEFL・IELTSなど) - 高校在学中の成績
カレッジに通ったあと大学に編入する(UTプログラム)
2つ目に紹介するのは、カレッジのUTプログラム(ユニバーシティ・トランスファー・プログラム)を使って大学に入る方法です。
UTプログラムとは、大学への編入プログラムのこと。
実は、カナダではカレッジからユニバーシティへの編入や、単位の移行がとてもスムーズにできます。
日本では、希望の大学に入れない場合は「浪人」をしますが、カナダには浪人はありません。
高校卒業後、いったんカレッジに入って1、2年の科目を学び、その単位を使って希望の大学の2年または3年次に編入するという「UTプログラム」を使う道が一般的です。
つまり、浪人で一年を無駄にしなくていいんだね!
つまり、日本の高校での成績がカナダの大学の入学基準に届かない場合でも、まずカレッジに1~2年通い、UTプログラムを使って大学の2年次または3年次から編入することが可能です。
UTプログラムについての詳細は以下ページをご覧ください。
参考
語学学校を通して大学に入学する(パスウェイプログラム)
カナダの大学に入るための3つ目の方法として「パスウェイプログラム(大学進学準備プログラム)」を紹介します。
通常だと、英語力の条件をクリアするためにIELTS、TOEFLなどの公式英語テストを受けるのが一般的ですよね。
でも、カナダの語学学校(ESL)にある「所定のクラス」を修了すると、公式英語テストなしにカレッジに入学が可能になります。
これをパスウェイプログラムと呼びます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
番外編:カナダ永住権をとってから大学へ進学
上でも説明をしましたが、カナダの大学に進学するにはとにかくお金がかかります。
「あ、私には無理だな」と思ってしまいましたか?
でも大丈夫です。工夫次第で学費を抑えることができるんです。
それは、「カナダ永住権をとってカナダの大学へ進学をする」ということ!
学費を抑えるためのルートはこちら。
簡単にいうと「カナダ永住権を取得すると、国籍は日本のままでもカナダ人の学費が適用」されます。
カナダ人の学費は外国人の約1/8となるので、まずは永住権を取得し、カナダの大学へ進学をすることで学費を抑えることができるんです。
カナダ永住権を取得するメリット | |
---|---|
国籍 | 日本国籍を持ったままでOK |
大学の学費 | カナダ人と同額(外国人の約1/8) |
カナダの大学への入学条件
カナダの大学への入学条件はどのようなものがあるのでしょうか?
カナダの大学進学に必要な英語力
カナダの大学進学時に英語力を証明するためには、IELTS(アイエルツ)、TOEFL iBT®(トーフル iBT)が使えます。
では、どの程度の英語スコアがあればいいのかを見てみましょう。
学校 | IELTS | TOEFL |
---|---|---|
私立カレッジ | 5.5 | 60 |
公立カレッジ・大学 | 6.0〜6.5 | 70〜90 |
私立カレッジより公立カレッジや大学のほうが高いスコアが必要です。
参考までに、各資格のスコアを比較した表も紹介します。
TOEIC | IELTS | TOEFL iBT | 英検 | CELPIP / CLB (カナダ永住権指標) | レベルの目安 |
---|---|---|---|---|---|
- | 9.0 | 118-120 | - | 12 | |
- | 8.5 | 115-117 | - | - | 英語圏の大学院に入学できるレベル |
- | 8.0 | 110-114 | - | 11 | |
970-990 | 7.5 | 102-109 | - | 10 | |
860-970 | 7.0 | 94-101 | 1級 | 9 | ネイティブレベル |
820-860 | 6.5 | 79-93 | - | 8 | |
730-820 | 6.0 | 60-78 | 準1級 | 7 | ビジネスで使えるレベル |
600-730 | 5.5 | 46-59 | - | 6 | |
550-600 | 5.0 | 35-45 | 2級 | 5 | 大卒者が履歴書に書けるレベル |
500-550 | 4.5 | 32-34 | - | - | |
450-490 | 4.0 | -31 | 準2級 | 4 | 高校2年生レベル |
300-440 | 3.5 | - | - | - | |
291-299 | 3.0 | - | 3級 | 3 | 中学卒業レベル |
270-290 | 2.5 | - | - | - | |
260-269 | 2.0 | - | 4級 | 2 | |
100-259 | 1.5 | - | 5級 | 1 |
※CLB (Canadian Language Benchmark):カナダ永住権申請時に利用される数値換算法
日本で大学を卒業したレベルの英語力は、上の表にある「IELTS5.0」に相当します。
カレッジ、大学への進学に求められる英語力はIELTS5.5~6.5であるため、1~3段階のスコアを上げることが目標になります。
詳しくはカナダで進学、永住に必要な英語力についてをご覧ください。
「大学付属ESL」と「民間ESL」の違い
前項で紹介したように、カナダのカレッジや大学に進学するには英語力が不可欠です。
そこで、効果的に英語力を上げるために、ESL(語学学校)に通って勉強するのが一番の近道だと言えるでしょう。
ESLには「大学付属ESL」と「民間ESL」の2種類があります。
大学付属ESLは学費が高いのですが、大学の設備を使えるというメリットもあります。
それに比べて民間のESLだと、値段もリーズナブルで、目的に応じた学校を選べるため選択肢があります。
基本的には民間ESLがオススメですが、以下のような場合は大学付属ESLがオススメです。
大学付属ESLがオススメな人
- 進学したい大学がはっきり決まっている人
- 「この大学に留学した!」という実績がほしい人
- 認定留学を予定している人
詳しくは大学付属ESLと民間(私立)ESLの違いをご覧ください。
カナダの大学留学のご相談は無料にて承っております。ここまで読んで「もっと詳しく話を聞いてみたい」という方は、ぜひお気軽にお問合せください!
カナダの大学ランキング一覧(トップ10)
カナダには世界に誇れる有名大学が多く存在します。
ここでは、カナダにある大学のなかで特に人気が高く、入学希望者の多い有名大学のランキングトップ10をご紹介します!
マギル大学(McGill University)
カナダの大学ランキング、第1位はケベック州にあるマギル大学(McGill University)です。
大学名 | マギル大学(McGill University) |
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公式ホームページ | https://www.mcgill.ca/ |
設立年度 | 1885年 |
大学区分 | 公立/私立 , 総合大学/専門大学 |
メインキャンパスの所在地 | 845 Sherbrooke Street West Montréal (Québec) H3A 0G4 |
生徒数 | 39,513人(2022年)※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 12,001人(2022-2023年) うち、日本人は75人※2 |
主な学部 |
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マギル大学の英語要件 |
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※2 参考元:International Student Body | International Student Services - McGill University
マギル大学(McGill University)は、カナダ国内の大学ランキングでもトップクラスの有名大学です。
トロント大学とあわせて“北のハーバード”と称され、「QS World University Ranking 2023」では、世界の名だたる大学のなかで第31位にランクイン(2022年度)。
そんなマギル大学は、フランス語を公用語とするケベック州にありますが、授業は「英語」で行われます。
英語要件以外の入学基準もとても厳しく、多くの他大学でよく設けられている「編入(Transfer)」も「例外的に考慮される場合もある」という説明にとどまっており、よほど優秀な学生でない限り、語学学校からの編入は難しいといえます。
マギル大学に関して、より詳しい情報は以下ページにまとめています。
参考
トロント大学(University of Toronto)
カナダの大学ランキング、2位はトロント大学(University of Toronto)です。
大学名 | トロント大学(University of Toronto) |
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公式ホームページ | https://www.utoronto.ca/ |
設立年度 | 1827年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 27 King's College Circle Toronto (Ontario) M5S 1A1 |
生徒数 | 97,066人(2022年)※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 21,923人(2021-2021年) うち、日本人は266人※1 |
主な学部 |
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トロント大学の英語要件 |
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※2 参考元:Programs of Study (utoronto.ca)
※3 参考元:English Language Requirements - Future Students. University of Toronto | University of Toronto (utoronto.ca)
※4 参考元:English for Academic Purposes | School of Continuing Studies - University of Toronto (utoronto.ca)
トロント大学(University of Toronto)はカナダの最高学府で、現在9万7千以上の学生が通っています。
カナダの総合大学として最も歴史が古く、キングス・カレッジとして1827年に設立されましたが、1850年にトロント大学に改称されました。
現在では、愛称「U of T」として呼ばれており、今までに10人以上のノーベル賞受賞者を輩出していることでも有名で、最近ではAI分野のプログラムにも注目が集まっています。
「QS World University Ranking 2023」では、カナダ最高位の第34位にランクインしており、入学条件の英語レベルも高めに設定されています。
トロント大学に関して、より詳しい情報は以下ページにまとめています。
参考
ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)
カナダの大学ランキングの第3位は、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)。
大学名 | ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia) |
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公式ホームページ | https://www.ubc.ca/ |
設立年度 | 1908年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 2329 West Mall Vancouver (British Columbia)V6T 1Z4 |
生徒数 | バンクーバー:60,607人(2022年冬)※1 オカナガン:11,989人(2022年)※2 |
留学生数(うち日本人留学生数) | バンクーバー:17,236人 うち、日本人は323人 ※1 オカナガン:2,020人 うち、日本人は50人 ※3 |
主な学部 |
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ブリティッシュコロンビア大学の英語要件 |
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※2 参考元:Campus Facts (ubc.ca)
※3 参考元:PowerPoint Presentation (ubc.ca)
※4 参考元:UBC Programs | UBC Undergraduate Programs and Admissions
※5 参考元:English language competency - UBC | Undergraduate Programs and Admissions
※6 参考元:English for Academic Purposes - On Campus - English Language Institute (ubc.ca)
ブリティッシュコロンビア大学は、マギル大学の分校として開校し、現在は独立をした州立大学で、カナダ国内の大学ランキングでもトップクラスの有名大学です。
バンクーバーとオカナガンにキャンパスがあり、「UBC」の略称で呼ばれ現在は7万人以上の学生が通っています。
200以上の専門分野を学べるプログラムが開講されており、「QS World University Ranking 2023」では第47位にランクインしています。
UBCへの入学を希望する場合は、IELTSやTOEFL等で入学条件の英語レベルを証明する必要があります。
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には、複数の大学進学コースのプログラムが用意されています。※6
現地のコミュニティカレッジに通い、高い成績を収めた上のちUBCへ編入をする方法もありますが、いずれにしても高い英語力が必要です。
モントリオール大学(University of Montreal)
カナダの大学ランキングの第4位は、モントリオール大学(University de Montreal)です。
大学名 | モントリオール大学(University de Montreal) |
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公式ホームページ | https://www.umontreal.ca/ |
設立年度 | 1878年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 2900 boul Édouard-Montpetit Montréal (Québec) H3T 1J4 |
生徒数 | 66,972人 ※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 10,000人(日本人留学生数:不明)※1 |
主な学部 |
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モントリオール大学のフランス語要件 |
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※2 参考元:Exigence à l’admission | Connaissance du français | UdeM (umontreal.ca)
※3 参考元:FACULTIES AND SCHOOLS - Université de Montréal (umontreal.ca)
※4 参考本:Tests et diplômes acceptés | Exigence à l’admission | UdeM (umontreal.ca)
※5 参考本:Program description (umontreal.ca)
モントリオール大学は、カナダ国内の大学ランキングでもトップクラスの有名大学で、カナダで唯一のフランス語大学です。
フランス語を公用語とするケベック州にあり、ほとんどの授業は「フランス語」で行われており「U de M」(”de”はフランス語で”of”という意味)と略称で呼ばれています。
「QS World University Ranking 2023」では、第116位にランクインしており、13の学部と600のプログラムが開講されています。
他のカナダ国内の大学とは異なり、モントリオール大学への入学条件として、フランス語の入学基準が設けられているため、応募する研究プログラムに必要なレベルのフランス語能力を証明する必要があります。
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するためのフランス語力が足りない学生には、フランス語集中プログラムが用意されています。※5
アルバータ大学(University of Alberta)
カナダの大学ランキングの第5位は、アルバータ大学(University of Alberta)です。
大学名 | アルバータ大学(University of Alberta) |
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公式ホームページ | https://www.ualberta.ca/index.html |
設立年度 | 1908年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 116 St & 85 Ave Edmonton (Alberta)T6G 2R3 |
生徒数 | 40,061人(2021年)※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 8,216人(日本人留学生数:不明)※2 |
主な学部 |
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アルバータ大学の英語要件 |
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※2 参考元:U of A International Report 2020-2022 | University of Alberta International (ualberta.ca)
※3 参考元:Colleges + Faculties | University of Alberta (ualberta.ca)
※4 参考元:Language Requirements | Undergraduate Admissions & Programs (ualberta.ca)
※5 参考元:About U of A | University of Alberta (ualberta.ca)
※6 参考元:Bridging Program | Undergraduate Admissions & Programs (ualberta.ca)
アルバータ大学は、「QS World University Ranking 2023」で第110位にランクインしており、エドモントンに4つ、カムローズに1つキャンパスがあるカナダで5番目に大きな大学です。
カナダ国内の大学の中でも、文学・科学・クリエイティブアート・ビジネス・エンジニアリング・健康科学の分野での研究や教育が盛んな大学としても有名で、カナダでもトップクラスの大学として、国際的にも高く評価されています。 ※5
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には【Bridging Program(以下BPで省略)】が用意されています。
BPには英語のスコアによって2つのステージが用意されており、「BPステージ1(最低2か月)」を終了すると「BPステージ2(最低8カ月)」に進むことができます。
ただし、BPコースの「ステージ1」に入学するにも、IELTS:合計スコア5.0(バンドスコアで4.5未満なし)、TOEFL(iBT):合計スコア40以上(各セクションで12未満なし)が必要となるため、高い英語力が必要といえます。 ※6
マックマスター大学(McMaster University)
カナダの大学ランキングの第6位は、マックマスター大学(McMaster University)です。
大学名 | マックマスター大学(McMaster University) |
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公式ホームページ | https://www.mcmaster.ca/ |
設立年度 | 1887年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 1280 Main Street West Hamilton (Ontario)L8S 4L8 |
生徒数 | 32,119人 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 5,524人/全体の17.2%(日本人留学生数:不明)※1 |
主な学部 |
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マックマスター大学の英語要件 |
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※2 参考元:Academic Resources | Student Experience | McMaster University
※3 参考元:English Proficiency - Future Students - McMaster University
※4 参考元:MELD Diploma – MELD Office (mcmaster.ca)
※5 参考元:Teaching & Learning - Academic Excellence - Office of the Provost (mcmaster.ca)
マックマスター大学は、伝統的に医学と工学に強みを持つ大学として知られており、カナダ国内の大学ランキングでもトップクラスの有名大学です。
「QS World University Ranking 2023」では、第152位にランクインしており、メインキャンパスはトロントから1時間程離れたハミルトン市にあります。
問題解決型学習のパイオニアとして知られており、実際に社会問題となっている題材を用いて、少人数で学習する授業スタイルが大きな特徴です。 ※5
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には、【MCMASTER ENGLISH LANGUAGE Developmentプログラム(以下MELDで省略)】が用意されています。 ※4
ただし、MELDに入学するにも、IELTS Academic:合計スコア5.0、TOEFL(iBT):70、DUOLINGO:75-114が必要となるため、高い英語力が必要です。
カルガリー大学(University of Calgary)
カナダの大学ランキングの第7位は、カルガリー大学(University of Calgary)。
大学名 | カルガリー大学(University of Calgary) |
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公式ホームページ | https://www.ucalgary.ca/ |
設立年度 | 1966年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 2500 University Drive NW Calgary (Alberta)T2N 1N4 |
生徒数 | 26,000人 ※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 2,600人/全体の10%(日本人留学生数:不明)※2 |
主な学部 |
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カルガリー大学の英語要件 |
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※2 参考元:Undergraduate Degree International Students | University of Calgary (ucalgary.ca)
※3 参考元:Faculties | University of Calgary (ucalgary.ca)
※4 参考元:University of Calgary : A.11 English Language Proficiency (ucalgary.ca)
※5 参考元:Academic Communication Certificate (13 weeks) | English Language Program | University of Calgary
カルガリー大学は、カルガリーにメインキャンパスを構えており、カタールとドーハを含めた5つのキャンパスで構成されています。
「QS World University Ranking 2023」では、第242位にランクインしており、カナダ国内でも上位の獣医学部と、オリンピックやパラリンピックで数多くのメダリストを輩出しているスポーツ科学部が人気の大学です。
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には、【アカデミック・コミュニケーションCertificateプログラム(以下ACCで省略)】が用意されています。※5
ただし、ACCに入学するにも、IELTS Academic:総合スコア6.0(ライティングスコア6.0、他分野のスコア5.5)、TOEFL(iBT):70(ライティングスコア20)が必要となるため、高い英語力が必要です。
<日本語版>短期集中英語コース 大学進学準備プログラム
オタワ大学(University of Ottawa)
カナダの大学ランキングの第8位は、オタワ大学(University of Ottawa)です。
大学名 | オタワ大学(University of Ottawa) |
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公式ホームページ | https://www.uottawa.ca/en |
設立年度 | 1848年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 75 Laurier Ave. East, Ottawa ONK1N 6N5 |
生徒数 | 39,770人 ※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 7,758人 ※1 |
主な学部 |
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オタワ大学の英語要件 |
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※2 参考元:Programs that suit you | Study (uottawa.ca)
※3 参考元:Language requirements | Study (uottawa.ca)
※4 参考元:Our courses | About us (uottawa.ca)
オタワ大学は、カナダの首都であるオタワに位置し、「QS World University Ranking 2023」では、第237位にランクインしています。
英語とフランス語で授業を学べる世界最大のバイリンガル大学で、実際の在校生は、7割が英語・3割がフランス語で授業を受けており、10学部450以上のプログラムが開講されています。
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には、【English Intensive Program (以下EIPで省略)】が用意されています。 ※4
EIPで最もレベルの高い「ESL 0140 - Academic Bridging in English」を最終成績B以上で合格できた場合は、英語要件に必要なテストの受講をせずに、オタワ大学に進学をすることができます。
ただし、EIPに入学するにも中級相当の英語力の証明が必要です。
ウォータールー大学(University of Waterloo)
カナダの大学ランキングの第9位は、ウォータールー大学(University of Waterloo)です。
大学名 | ウォータールー大学(University of Waterloo) |
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公式ホームページ | https://uwaterloo.ca/ |
設立年度 | 1957年 |
大学区分 | 州立/総合大学 |
メインキャンパスの所在地 | 200 University Avenue West Waterloo(Ontario)N2L 3G1 |
生徒数 | 38,014人(2023年 Winter term)※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 8,009人(日本人留学生数:不明)※1 |
主な学部 |
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ウォータールー大学の英語要件 |
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※2 参考元:Faculties and Academics | University of Waterloo | University of Waterloo (uwaterloo.ca)
※3 参考元:English language requirements | Undergraduate Programs | University of Waterloo(uwaterloo.ca)
※4 参考元:Co-op work/study schedules | Undergraduate Programs | University of Waterloo (uwaterloo.ca)
※5 参考元:English language requirements for BASE | Bridge to Academic Success in English (uwaterloo.ca)
ウォータールー大学は、理系の学部が多い大学として有名で、「QS World University Ranking 2023」では、第154位にランクインしています。
特に北米で唯一の数学学部は、数学とコンピューターサイエンスのトップスクールの一つとして、国内外から高い評価をされています。
また、全校生徒の65%以上がCo-opプログラム(インターン制度)を利用しており、多くの学生が学期ごとに大学の授業とインターンシップを交互に行い、合計で2年間のインターン経験して得て、5年目で大学を卒業しています。※4
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には、【Bridge to Academic Success in English プログラム(以下BASEで省略)】と【Intensive Bridge to Academic Success in English プログラム(以下iBASEで省略)】が用意されています。
ただし、BASEとiBASEを受講するにも中~上級相当の英語力が必要です。
ウェスタン大学(Western University)
カナダの大学ランキングの第10位は、ウェスタン大学(Western University)です。
大学名 | ウェスタン大学(Western University) |
---|---|
公式ホームページ | https://www.uwo.ca/ |
設立年度 | 1878年 |
大学区分 | 公立/私立 , 総合大学/専門大学 |
メインキャンパスの所在地 | 1151 Richmond Street London(Ontario)N6A 3K7 |
生徒数 | 27,174人(2021~2022年)※1 |
留学生数(うち日本人留学生数) | 2,934人(日本人留学生数:不明)※1 |
主な学部 |
|
ウェスタン大学の英語要件 |
|
※2 参考元:Undergraduate Programs | Western University | London, Ontario, Canada (uwo.ca)
※3 参考元:English Language Proficiency | Western University | London, Ontario, Canada (uwo.ca)
ウェスタン大学は、カナダ最大の都市トロントから約200キロ程離れたオンタリオ州ロンドンにあり、「QS World University Ranking 2023」では、第172位にランクインしています。
17学部・400以上のプログラムが用意されており、自分が専攻する学部以外からもプログラムを選択することができ、柔軟に組み合わせることができる点もウェスタン大学が人気の秘訣です。※2
学業の基準は満たしているが、学位プログラムに入学するための英語力が足りない学生には、付属の語学学校WELC(Western English Language Centre)で、【Academic English Program プログラム(以下AEPで省略)】が用意されています。
ただし、AEPを受講するためにも、プログラムごとに英語力の条件が定められています。
カナダの大学に入るために必須!学生ビザ申請方法
では最後に、カナダの大学に入るために必要な、学生ビザ申請方法について紹介します。
学生ビザ申請に必要な書類
学生ビザは思っているよりも簡単に申請することができます。
カナダの学生ビザ申請に必要な書類はこちらです。
学生ビザ申請に必要なもの
- カナダの学校の入学許可証(LOA:Letter of Acceptance)
- 州からの承認レター (PAL:Provincial Attestation Letter)
- パスポートのコピー(スタンプのページやこれまでに取得したビザなど)
- 英文残高証明書
- クレジットカード
- スキャナかスマホ
その他、申請料金150カナダドル+バイオメトリクスの費用$85がかかります。
さらに詳しい解説は、こちらの記事をご確認ください。
学生ビザの申請代行について
カナダ留学コンパスを通して語学学校へのお申込みをされた方は、弊社への「ビザ申請代行費」が割引になります。
通常代行費 | $600(約6.5万円) |
---|---|
12週間以上語学学校をお申し込みされた方 | $300(約3.3万円) 半額 |
- 上記のビザ申請代行費は、バンクーバーの場合です。トロントなど、その他の地域の留学をお申し込みの場合、料金が異なる場合があります。
- 「ビザ申請代行費用の割引サービス」は、バンクーバーの語学学校(一部対象外)にお申込みいただいた方が対象です。
- ビザ申請手続きは、お支払いの確認後進めさせていただきます。
- システムの都合上、一旦通常の代行費を先にお支払いいただきます。割引分は、学校のご請求書から差し引きます。
- お支払いに伴う手数料は返金できかねます。
- ビザサポートは一般の「語学留学」の方向けのサービスです。それ以外の方の場合、無料サービスはご利用いただけません。
なお、以下の条件に当てはまる場合「追加料金」が発生する関係上、代行費が異なりますので、ご留意ください。
追加費用が発生します
- 日本以外の国籍の方
- 過去にカナダ国外でビザを却下された方
- 過去にカナダ国内でビザを却下された方
- 過去に犯罪歴がある方
- 10年以内に半年以上日本以外の国への居住歴のある方
- 小中高校留学の方
まとめ
本記事では、カナダの大学進学を夢見る人に向けて、カナダの大学の種類や実情、日本人の進学ルートや入学条件、そして人気の高い大学トップ10を解説してきました。
カナダの大学のなかにはマギル大学をはじめ、高校時代の成績が重要となり、たとえ高い英語力が証明できても入学・編入が難しい大学も存在します。
つまり、目標への強い意思を持ち続けながらコツコツと英語を勉強し続けることは当たり前として、そのうえで早い段階から戦略的に進学への準備と行動を進めていく必要があります。
カナダの大学では、入学後も卒業に向けて勉強や課題に追われる日々が続きます。そんな厳しい生活の中でも、未来の夢に向かって諦めずに進んでいく姿勢を見失わないでくださいね!
カナダの大学への留学を考えている場合は、ぜひカナダ留学コンパスにご相談ください。
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