マギル大学を知ろう!

カナダの大学に進学したいと思っている方もいると思います。

カナダ国内での大学ランキングでも常にトップ5、そして世界のランキングでも31位と上位に入るマギル大学(McGill University)について紹介します!

それでは見ていきましょう!

マギル大学(McGill University)とは?

まずは「マギル大学(McGill University)」とはどんな大学なのか紹介していきます!

マギル大学の概要

冒頭でお話した通り、マギル大学は

  • カナダ国内での大学ランキングでも常にトップ
  • 世界のランキングでも31位(※QS World University Ranking 2021)

と上位に入る大学です。

マギル大学は、カナダ東部、ケベック州モントリオール市にあります。

同ランキング25位のトロント大学と共に、「北のハーバード」の名を競う、カナダを代表する大学の1つです。

また、1829年にカナダ最初の医学部を設立し、カナダの医学の分野をけん引する存在で、ランキングでも16年連続で1位を受賞しています(Maclean’s University Rankings 2021)。

スコットランド出身でカナダにて成功を収めたジェームスマギル氏の遺産によりカレッジとして設立されたのは1821年。

その後、1885年に正式にマギル大学となりますが、2021年の今年は、マギル大学設立より200周年の記念年度となります。

マギル大学は、ケベック州での高等教育、特に医学や法学での貢献はさることながら、カナダの他州の高等教育への貢献でも知られています。

1903年には、マギル大学連携のカレッジとしてVictoria College(現在のビクトリア大学)、そして、1908年にはMcGill University College of British Columbia(現在のブリティッシュコロンビア大学)を設立しています。

また、アルバータ大学の創設者はマギル大学の卒業生であるなど、カナダ西部の高等教育の発展を後押ししました。

モントリオールにあると聞いて、「フランス語で授業が行われているのでは?」と思われる方も多いかもしれません。

マギル大学は公用語をフランス語とするケベック州に3校ある、アングロフォン(anglophone)つまり、英語で授業を行う大学です。

1960年~70年代に、ケベック州ではフランス語単一の州となることを求める動き(Francophone Nationalism)が起きましたが、その際にもマギル大学はフランス語大学とはなりませんでした。

とは言え、門戸は広くフランス語話者にも開いており、現在では学生のうち

  • 英語を母国語とする学生が46.2%
  • フランス語を母国語とする学生が18.9%
  • 留学生などその他の言語を母国語とする学生が34.9%

となっています。

学生の出身地としては、

  • ケベック州からが46.9%
  • その他のカナダの州からが22.6%
  • 150ヶ国を超えるカナダ国外からの留学生が30.5%

といったの割合です。

また、地理的に近いこと、そしてカナダの大学ながらアメリカ大学協会にも属していることから、留学生のうち約1/3はアメリカ合衆国から来ています。

2020年在籍者データでは、生徒数は39,736名(うち学位プログラム受講者が27,484名)です。

全部で11学部、300以上のプログラムを提供しています。

マギル大学の場所

モントリオールの観光地としてもっとも人気のある、有名なモンロワイヤルという小高い丘、その麓にモントリオール大学のメインキャンパスがあります。

石灰岩でできた建物が非常に美しく、秋の紅葉の時期は、素晴らしい景色を楽しむことができます。

附属のESLもこのメインキャンパスの正門から道路を隔てた反対側に建物があります。

最寄り駅のMcGill駅そしてPeel駅はモントリオールのメインストリートであるセントキャサリン通りのすぐ近くにあり、キャンパス型の大学です。

ダウンタウンの中心地の少しだけ北にあるという便利な立地のため、ショッピングセンターやレストラン街にもほど近く、不便を感じることはないでしょう。

また、冬が厳しいモントリオールですが、これら建物の多くは地下通路で繋がっているため移動にも便利です。

マギル大学周辺には、Concordia大学・ラサールカレッジ・ケベック大学など他の教育機関も多いため、学生の多く集まるレストランやパブのあるエリアは大いににぎわっています。

  • 農学部(Faculty of Agricultural and Environmental Sciences)
  • 栄養学部( the School of Human Nutrition,)
  • 寄生学研究所(Institute of Parasitology)
  • 環境学部(McGill School of Environment)

の学生が学ぶマクドナルドキャンパスもマギル大学の大きな魅力です。

マクドナルドキャンパスはモントリオール西部サンタンドゥベルビュー地区にある650ヘクタールから成る広大なキャンパスです。

研究のために作られた205ヘクタールの広さの農場や、昆虫学の研究所、植物標本館などの施設があり、また、環境学の研究の目的で保護されている245ヘクタールのモルガン森林公園は、公にも公開されており気軽に自然散策を楽しむことができます。

 

参考

詳しいロケーションは「マギル大学|キャンパスマップ」はこちらになります。

マギル大学の英語プログラムの提供

留学生が受講するコースは以下の通りです。

メインの英語/フランス語のコースは、通常は対面での週25時間の授業となりますが、21年度はコロナの状況を受け、オンラインでの提供となっています。

3~4週間の短期プログラムは、主に提携大学の学生向けに提供されています。

既に21年度は春・夏ともにキャンセルとなっていますが、22年度以降、憧れのマギル大学で勉強してみたい、と言う方はご自身の大学での扱いがないか確認してみてください。

マギル大学の附属語学学校について
コース名
期間
開講
授業料
対象
①Certificate Proficiency
-English Language and Culture
(Intensive)
6週間
(25時間/日)
※オンライン
2021年
5/3 – 6/11
7/5 – 8/13
9/13 – 10/22
11/1 – 12/10
$2,057
(規定締め切り以降の登録は$2,257)
18歳以上
②Certificate Proficiency
– French Language and Culture
6週間
(25時間/日)
※オンライン
上に同じ
$2,057
(規定締め切り以降の登録は$2,257)
18歳以上
③English Spring Break Immersion 4週間
2022年2/21 – 3/18
2023年2/20 – 3/17
$2,057
(規定締め切り以降の登録は$2,257)
提携大学または提携エージェントの扱う大学生
④English Immersion Summer Program 3週間
2021年:キャンセル
2022年:7/4/・7/11・8/8など
問い合わせ 提携大学または提携エージェントの扱う大学生
⑤English and Canadian Culture from Abroad (ECCA)
3週間
(オンライン)
2021年
7/4 – 7/23
8/8 – 8/27
問い合わせ
制限の記載なし
⑥Medical English as a Foreign Language for Nurses 2週間 2022年2/28 – 3/11 問い合わせ
提携大学の医療学部生
(21年は慶応大学)

マギル大学の英語・フランス語の扱いも非常に特徴的

前述で、マギル大学はフランス語圏であるケベック州にありながら、英語で教える大学であるとお伝えしました。

そのため、マギル大学の英語・フランス語の扱いも非常に特徴的です。

ほとんどの学部は英語での授業が行われていますが、実はマギル大学のロースクールでは、Passive bilingualism policy(受動バイリンガル制)を採用しています。

これは授業の提供言語が英語またはフランス語のいずれであっても、レポートやプレゼンテーション、ディスカッションはどちらの言語で行って良い、としているということです。

つまり、教授がフランス語で授業している場合で、英語を母国語・フランス語を第2言語としてしている学生が

  • 英語で質問する
  • 英語でレポートを提出する

としてもいいですし、逆もまた問題ありません。

ただ、もちろんいずれかの言語で行われている授業や、授業内の他の学生とのディスカッション等についていく必要がありますので、学生の方もこういった読む・話す能力は最低限持ち合わせているというPassive bilingualism(受動バイリンガル)入学要件としています。

そう言われても、日本人には一体どんな授業が行われているのか想像できず、驚くばかりですね。

さらに、留学生総数の実に1/3を占めるアメリカからの学生が生活に必要なフランス語を勉強することもあります。

そのため、語学プログラム部門では、カナダ国外からやってくる留学生だけではなく、カナダ人やケベック人なども対象とした

  • ビジネス英語
  • バイリンガルプログラム
  • 夏や春のイマージョンプログラム
  • 提携看護学校を受け入れる医療英語

など様々なプログラムを提供しています。

同じ建物内で、フランス語教育と英語教育の両方が行われており、学生の誰もが第2、さらには第3言語までを学んでいると言う、とても刺激的な環境と言えます。

マギル大学の英語要件

マギル大学にも他の大学と同様、附属の語学学校はあり、その最高レベルの修了は大学の入学基準となる英語資格として認められています。

しかし他の大学にあるような「英語要件以外を満たす場合のConditional Acceptance(条件付き入学)」が出ないことは1つ大きな注意点です。

一般的な大学の場合

他の多くの大学では、成績基準は満たすが英語だけが足りないという留学生に対して「ファウンデーションプログラム」と呼ばれるプログラムがあります。

これはこのプログラムを受講することで「英語+本科単位」を少しだけ取り始める大学0年制のような制度があります。

または、入学より前に指定の数か月英語集中プログラムを取ってその修了を条件に本科に入学できる、というように、留学生を対象とした英語サポート制度があります。

つまり、英語についてのConditional Acceptance(条件付き入学)が出るということは、条件を満たさない場合は入学は取り消しになるものの、基本的には「本科には合格した」という状態です。

指定された英語プログラムをしっかり取って指定の成績を残せば入学ができます。

マギル大学の場合

マギル大学の場合、他の大学と同様、附属の語学学校はあります。

そしてその語学学校の最高レベルの修了は大学の入学基準となる英語資格として認められています。

しかし、本科の合格には英語も含めて要件を満たしている必要があります。

つまり前項の通り、「高い成績を取った上で、さらに出願時期に合わせて英語力も確保しておく必要」がありますのでなかなかハードルが高いですね。

英語要件は以下になります。

  • マギル附属ESLのMcGill Certificate of Proficiency in English – Language and Culture or English for Professional Communication or Bilingual Professional Communication
  • Duolingo115以上(※Educationは120以上)
  • IELTS6.5(全てのバンドで6.0を下回るスコアがないこと)
  • TOEFLiBT90(21を下回る項目がないこと)※Education・Managementでは100、Musicは79‐80

マギル大学の本科への入学基準

マギル大学の入学基準は非常に厳しいことで知られています。

マギル大学のウェブサイトでもcompetitive(競争率が高い)との文字が繰り返し使われており、足切り基準(Cut-off)の成績を満たさなければまず合格は出ません。

ミニマムとなる平均B+以上(4段階のGPAで3.3、パーセンテージ表記で82~84%程度)を満たす場合でも、プログラムによってはそれより高い基準を設けていることもあります。

その年度でより優秀な学生が多ければ合格が出ないことだってあるようです。

参考

足切り基準やその他のプログラム要件は年度によっても異なるため、「マギル大学|各プログラムの要件」をご確認ください。

多くの大学で、入学願書提出後、自動的に付与されるEntrance奨学金も、マギル大学の場合は別途申し込みが必要です。

入学時の1回のみの$3,000(2年次以降の更新なし)、もしくは、専攻によっては年間$3,000(成績を満たす場合、2年次以降の更新の可能性あり)の奨学金が発行されます。

ただ、highly competitive(非常に競争率が高い)との案内通り、基準は大変高く、日本の高校生を例に取ると、ミニマムの平均成績が96%以上で初めて申請基準を満たします。

ただ、これはミニマム基準であって、それを満たす場合に確約されるわけではありません。

入学要件を満たせない場合

仮に入学要件を満たさない場合、他の大学やカレッジ等で成績を出し、そこからの編入(Transfer)を検討する方法も他の大学では一般的です。

しかしマギル大学の場合は、他大学からの編入やSecond Degreeは、「スペースが空いている時に、例外的に考慮される(considered exceptionally and on the basis of space available)」というような書き方をしています。

非常に優秀な成績である場合のみ認められる措置という位置づけです。

編入審査時には、結局の所高校の成績までが遡って判断されるため、高校生の時の成績がそれほどよくなかったものを挽回してセカンドチャンスにかける」という方法で編入を使うのは現実的には難しいと言えます。

加えて、編入時の単位の移行についてもどのくらい認められるかは事前には分かりません。

合格後、入学金も支払い、書類を全て提出した後で大学側が判断するものとなっているのです。

「大学に新たに入り直す」くらいのつもりで編入を考えておく必要がありそうです。

入る時点での成績基準が非常に高いのは前述の通りですが、それでも、マギル大学への進学を希望する場合は、高校生の段階からトップクラスの成績を維持し、直接入学を目指して準備した方がよさそうです。

マギル大学の授業料

多くの大学では、

  • Domestic(カナダ国民(移民者含む))
  • International(留学生)

の2種類に分かれています。

しかしマギル大学の授業料は

  • ケベック州民
  • ケベック以外のカナダの他州民
  • 留学生

3段階に分かれているのが特徴です。

マギル大学の授業料について
ケベック州民
ケベック州民以外のカナダ国民
International(留学生)
学費 $2,623 $8,186 $19,505 – $55,621
その他
(施設利用料金など)
$1,952 – $3,864
$1,952 – $3,864
$1,607 – $3,519
教材費(およそ) $1,000 $1,000 $1,000
合計 $5,575 – $7,487
$11,138 – $13,050
$23, 461 – $56,621

留学生の学費に大きく幅がありますが、5万ドルを超えるのは

  • エンジニア
  • 法学
  • サイエンス・コマース(商学)

になり、それ以外の学部では概ね$23,000~$25,000の範囲内です。

参考

こちらの表は「マギル大学|Cost Guide」のページを参考にしていますが、既に検討している学部がある場合は「マギル大学|料金表」の一覧表で確認ください。

最後に

美しいモントリオールの街並みにあるマギル大学。

カナダの最高学府としての権威もあり、入学を希望する方は非常に多く、競争率の高い大学です。

公用語を2つ持つカナダでは、その双方を理解していることは人材としても貴重です。

日本語を加えるとトリリンガルとなりますから、マギル大学は、あなたのカナダ、または世界での活躍に大いに役立つ教育環境となることでしょう。

また、マギル大学に限らず、モントリオールには、多くの教育機関があり、英語とフランス語双方を学べる環境が整っています。

検討中の方はぜひお問合せください。

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