カナダのワーホリに必要な費用【2024年 最新版】

カナダのワーホリに必要な費用は?
監修者 監修者
末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。

カナダワーホリ(参考:カナダのワーホリとは?)で留学しようと思ったとき、気になるのは費用です。

カナダは物価が高いイメージですが、日本よりも生活費がかかるのでしょうか?

本記事では、カナダのワーホリ申請にかかる費用1年間のワーホリ生活にかかる費用を詳しく紹介します。

カナダのワーホリにかかる費用

それでは、カナダのワーホリにかかる費用を以下の2つに分けて紹介します。

カナダのワーホリにかかる費用

  1. ワーホリ申請にかかる費用
  2. 生活にかかる費用

最初に金額を紹介すると次のようになります。

内訳費用
申請費用$3,564.75(約39万円)
生活費$16,880(約183万円)
合計$20,445(約222万円)

では内訳を詳しく紹介していきます。

カナダのワーホリ申請にかかる費用

まずは、カナダのワーホリを申請するために必要な費用です。

内訳料金
ワーホリビザ申請費 $279.75
資金の証明 $2,500 以上
医療保険$700〜
バイオメトリクス$85
合計$3,564.75(約39万円)
2024年12月時点。費用は予告なく変更になる可能性があります。最新情報はこちらからご確認ください。

ワーホリビザ申請料

ワーホリの申請にかかる1つ目の費用は、ワーホリビザの申請料です。

カナダ移民局のWEBサイト上でビザを申請するときに$279.75(約30,346円)の申請料がかかります。

ちなみにワーホリビザ自体はカナダに渡ったあとに発行されますよ。

上の写真で手に持っているのがワーホリビザです。

資金の証明(英文の残高証明書)

ワーホリの申請にかかる2つ目の費用は、資金の証明です。

カナダに渡ってからの当面の生活を証明するために、銀行の残高証明書(英文)を用意しましょう。

弊社では「残高として28,388円($2,500)以上を用意しましょう」と案内していますが、多ければ多いほど有利です。

資金が少なすぎると、今後ほかのビザを申請しようとしたときに、「不法就労」を疑われる可能性もあるのでご注意ください。

そのため、複数の銀行口座を持っている場合は1か所の口座にまとめてから残高証明書を発行するようにしましょう(渡航1か月前までに)。

医療保険

ワーホリの申請にかかる3つ目の費用は、医療保険です。

留学生向け保険の節約ポイントは、カナダの保険に加入すること。

結論からいうと、カナダの保険に入ったほうが費用を4分の1(75%OFF)も節約できます。

実は、日本の留学生保険は一般的に割高なんです。

たとえば、日本の大手保険会社 AIG の留学生保険だと1年間(48週間)で$2,865.34(約32.6万円)

弊社が推奨している「ブリッジス・インターナショナル保険サービス(BIIS)」の保険だと、1年間の保険料は$720(約7.61万円)です。

カナダの保険会社?! 日本の保険会社で契約するものだと思い込んでいました!!

「BIIS」の保険は充実した補償内容で安心だし、家計にもやさしいのでおすすめです。

バイオメトリクス登録料

ワーホリの申請にかかる4つ目の費用は、バイオメトリクス(指紋認証)の料金 $85(9,245円)です。

バイオメトリクスは、ビザの偽装やカナダへの不法入国を防ぐ、本人確認を目的としてカナダに入国する外国人に義務づけられています。

指紋

東京と大阪の「カナダビザ申請センター」でバイオメトリクスの登録ができますよ。

カナダのワーホリ生活にかかる費用

続いて、カナダでの1年間の生活でかかるおおよその費用を紹介します。

内訳金額
ホームステイ(1か月)$1,300
シェアハウス(11か月)$8,800($800/月)
食費(11か月)$3,300($300/月)
現地の携帯電話代$420($35/月)
交通費$360($30/月)
遊興費$1,200($100/月)
往復航空券$1,500
合計$16,880(約182.73万円)

それでは、順番に解説していきますね。

ホームステイ滞在費

カナダのワーホリ生活にかかる費用の1つ目は、ホームステイ滞在費です。

安くカナダに滞在できるおすすめの方法なので、最初の1か月はホームステイとして計算しています。

弊社が紹介するホームステイは3食込みで $1,300/月(約14万円)

食費も込みでこの費用ならオトクだね!

シェアハウス滞在費と食費

カナダのワーホリ生活にかかる費用の2つ目は、シェアハウス滞在費と食費です。

1か月間ホームステイをした後にシェアハウス(ルームシェア)に移るケースが多いです。

バンクーバーのダウンタウンにある物件は1人で借りるには高いですが、複数人でのルームシェアだと家賃が 1/2~1/4 程度になります。

シェアハウスならキッチンも使えるので自炊も可能!

カナダの外食は高いので、節約のために自炊をがんばるよ!

ルームシェアの家賃$800/月
食費(自炊)$300/月
11か月の滞在費合計$12,100(約132万円)

現地の携帯電話代

カナダのワーホリ生活にかかる費用の3つ目は、現地の携帯電話代です。

当社はカナダの携帯会社「けーたい屋」と提携をし、日本でいながら現地のSIMカードを受け取れるサービスをおこなっております。

月々約3,000円からのお手頃なプランもあり、大手の事業者「Bell Mobility」の回線が使えるので安定もしていますよ。

現地の通信比例

$35/月 × 12か月
$420(約5万円)/年

交通費

カナダのワーホリ生活にかかる費用の4つ目は、交通費です。

バンクーバーは電車やバス路線が充実しているので、車がなくても移動に困りません。

スカイトレイン

バンクーバー中心地をよく移動するなら、定期券の購入をしましょう。

バンクーバーの交通比例

$30/月 × 12か月
$360(約4万円)/年

ただしダウンタウン中心部に住めば、生活に必要なものは徒歩圏内でそろうので交通費は0円にもできます。

遊興費

カナダのワーホリ生活にかかる費用の5つ目は、遊興費です。

カナダのワーホリ中にいくらお小遣いとして使うかは人によりますが、おおよそ $100/月ほどです。

ワーホリ中のお小遣い例

$100/月 × 12か月
$1,200(約13万円)/年

もちろんたくさん観光したり外食やお出かけをしたい場合は、多めにお小遣いを用意した方がいいでしょう。

往復航空券

カナダのワーホリ生活にかかる費用の6つ目は、往復航空費です。

ただし、日本からバンクーバーへの航空券は工夫次第で節約できます。

飛行機

往復の航空チケット代は、通常 $2,500(約29万円) ですが、格安チケットにすれば抑えられます。

トラベルプラザインターナショナル(TPI)さんにチケットを手配してもらうとオトクですよ!

TPIさんなら、購入期限が特別緩和された航空券を手配できたり、安心の日本語サポートがついてくるなどメリットも多いです。

番外編:国別のワーホリ費用

参考として、カナダ以外の国に行く場合にどのくらいお金がかかるかも紹介しましょう。

ここでは英語圏とアジア圏の2つに分けて紹介します。

一般的にどこの国へ行くにしても、ワーホリ渡航前に貯めておくべき金額は100〜120万円程度と言われています。

英語圏のワーホリにかかる費用(渡航前)

たとえば、人気の英語圏5か国の渡航前に必要な金額の一覧はこちら。

ワーホリ協定国ビザ申請料往復航空券代海外留学保険最低資金証明額合計
カナダ
(CA$)
$279.75
(約2.5万円)
約15万円約20万円$2,500
(約22.5万円)
約60万円
ニュージーランド
(NZ$)
$35*
(約3千円)
約15万円約20万円$4,200
(約30万円)
約65.3万円
オーストラリア
(AU$)
$495
(約4万円)
約15万円OSHC $500
(約4万円)
$5000
(約45万円)
約68万円
イギリス
(£ (ポンド))
£244
(約4万円)
約15万円IHS £940
(約15万円)
£2,530
(約40万円)
約74万円
アイルランド
(€ (ユーロ))
¥13,800+IRP €300
=約5.5万円
約20万円約20万円50万円約95.5万円
オーストラリア:OSHCは盗難などは補償対象外 イギリス:IHS保険加入が義務 £470/年
ニュージーランド:ビザ申請料金は無料だが環境税がかかる アイルランド:90日以上の滞在には外国人登録(IRP)料 €300要

[為替レート(円): AU$:83 / NZ$:78 / CN$:90 / £:157 / €:130]

※費用見積や為替は記事作成時(2022年1月)のもの

ライフスタイルによっても異なりますが、最低限70万円ほどは必要だと思ってよいでしょう。

アイルランドは資金証明額をはじめ、どの項目も少し高めなので合計額が最高になっています。

アジア圏のワーホリにかかる費用(渡航前)

続いて、費用が安いといわれるアジア3か国を見てみましょう。

ワーホリ協定国ビザ申請料往復航空券代海外留学保険最低資金証明額合計
韓国
(ウォン)
無料約3万円約20万円30万円約53万円
台湾
(TW$)
無料約6万円約20万円20万円約46万円
香港
(HK$)
無料約6万円約20万円$20,000
(約30万円)
約56万円
[為替レート(円): KRW(ウォン):0.1 / TW$:4 / HK$:15]

最低限必要なのは50万円ほどですね。

ここで注意したいのが、アジア圏では働いたときの時給も安いことです。

安く行けるが収入が得にくいので、貯金は多めに持っていく必要があります。

【参考】カナダのワーホリで得られる収入

続いて、参考としてカナダで1年間ワーホリをして働いた場合の収入を見てみましょう。

ワーホリで働いて得られる収入例

現在、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州の最低賃金 $17.40となっています。

その金額で計算すると1か月の給料は次のとおりです。

ワーホリの収入例

$17.40/時間 × 週40時間 × 4週間
$2,784(約30万円)/月

チップ収入の例

さらに、飲食店で働いた場合はチップ収入も見込めます。

クレジットカードで支払う人

チップの収入例

$3/時間 × 週40時間 × 4週間
$480(約5万円)/月

合計:1年間の収入見込

通常の収入とチップ収入を合わせると、このようになります。

内訳金額
収入$33,408(約363万円)/年
チップ収入$5,760(約6万円)/年
合計$39,168(約412万円)

1年間のカナダのワーホリで得られる収入は約412万円です。

カナダで1年間住むと生活費が約222万円かかるので、1年間しっかり働けば約190万円の貯金ができるかもしれませんね。

カナダのワーホリで費用を抑えるポイント

ここまで、カナダのワーホリでかかる費用や見込みの収入額について解説してきました。

今度は、費用をもっと抑えるために抑えておくべきポイントをお伝えしましょう。

オフシーズンに渡航する

カナダのワーホリで費用を抑える1つ目のポイントは、オフシーズンに渡航することです。

まず、オフシーズンに渡航すれば、航空機のチケットが安く手に入ります。

飛行機のチケット(航空券)

季節や休日、さまざまな要素で大きく変動しますよ!

それだけでなく、オフシーズンだと家賃学費も安く抑えられる可能性が高いんです。

ホームステイもシェアハウスも需要が低いときは値段が安くなる傾向があるんだね!

旅行のハイシーズンだけでなく「留学のハイシーズン(春・夏)」を避けるのがコツです。

稼げる仕事を選ぶ

カナダのワーホリで費用を抑える2つ目のポイントは、稼げる仕事を選ぶことです。

お金をたくさん稼げれば、かかった費用を相殺できます。

稼げる仕事って……まさか、お医者さん?

もちろんお資格があって、英語もネイティブレベルなら可能性があるかもしれませんが、学生には現実的ではありません。

ではどういう仕事が稼げるのかというと、飲食店です。

カナダの飲食店では給料とは別にチップ収入が見込めるため、日本で働くより圧倒的に稼げます。

また日本食レストランの場合は「まかない」が付いていることも多いです。

ランチとディナーに入れば2食分浮くので「まるまる1か月分食費タダになった!」というケースも聞きます。

飲食店で働くメリット

  1. チップ収入がある
  2. いつでも始められる
  3. まかないが付く
  4. 時間の融通が利きやすい

チップ文化のほか、カナダは時給も高いですし、労働環境もとてもいいです(参考:カナダの最低賃金について)。

がんばりしだいでたくさん稼げるので、ワーホリ中はぜひ収入のいい仕事を見つけましょう!

できるだけ早く仕事を始める

カナダのワーホリで費用を抑える3つ目のポイントは、できるだけ早く仕事を始めることです。

早く仕事を始めるほど、早く収入が入るようになりますからね。

そんなこと言っても、履歴書の書き方を練習して、面接に行ってたら、あっと言う間に時間が過ぎちゃいそう……。

そうですね。どんなに急いでも入国して仕事が見つかるまで数か月はかかるでしょう。

そこでオススメするのが、ワーホリ前に学生ビザで入国する方法です。

ワーホリの前にまず学生ビザで入国し、語学学校に通う間に生活を整え、仕事探しまでしておきます

そして、仕事先が見つかったタイミングでワーホリビザに切り替えれば、1年間たっぷり働くことができるんです!

そのうえ、語学学校で英語のスキルを高めたり、人脈を広げておくと、より稼げる仕事に就ける可能性も高まります。

カナダでの仕事探しは、とにかく「コネ」が一番幅を利かせますから!

学生ビザからワーホリビザへの切り替えはカナダ国内でできるので、わざわざ日本に一時帰国する必要もありません。

カナダの国境事務所でビザ切替えの手続き

ワーホリを100%活用する方法についてはこちらの動画でも詳しく解説しています!

ダラダラと学校に通わない

カナダのワーホリで費用を抑える4つ目のポイントは、ダラダラと学校に通わないことです。

前項で「ワーホリの前に学校に行け」と言ったので矛盾するように見えますが、理由があります。

英語学習は「期間」ではなく「質」が大切です!

語学学校に長く通えば通うほど英語力が高くなるわけではないのでご注意ください!

英語のレッスン

留学エージェントで「英語力が低いから長期間(6か月以上)は語学学校に通った方がいい」とすすめられた場合はとくにご注意を。

ワーホリ費用節約のためには、いきなり長期の学校に申し込むのはやめておきましょう。

ただし、短期間の語学学校はとてもおすすめです!

カナダのワーホリにかかる費用まとめ

最終的にカナダのワーホリで得られる収入から、かかる費用を引いて差額を出したものがこちらです。

内訳費用
費用$20,426(約222万円)
収入+$39,168(+約412万円)
差額+$18,742(+約204万円)

繰り返しになりますが、ワーホリでかかる費用を抑えるコツはこちらの4つでした。

これらをおこなうことで、ワーホリ期間中にしっかりと稼いで費用を抑えられます

予算がないからとあきらめずに、ワーホリを考えたなら、まずはご相談ください(無料です)。

執筆者 執筆者
末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。

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