【比較】オーストラリアとカナダ、どっちでワーホリ?

ワーホリ渡航先としてオーストラリアとカナダを迷われている方も多いはず。

どちらも自然やアクティビティ、都市部の生活をどちらも楽しめる美しい広大な国ですよね。

いったいどちらを選べばいいのでしょうか?

ワーホリ協定国でも人気の2大トップであるカナダのワーホリオーストラリアのワーホリを徹底比較します。

2022年1月15日 オーストラリアのワーホリ最新ニュース

COVID-19からの経済回復の支援策としてワーホリプログラムの変更が発表されました!(期間限定措置)

【2022年1月19日-2022年12月31日(政府によって検討されるまで)】

同じ雇用主のもとで6か月以上働き続けることが出来ます。

【2022年1月19日-2022年4月19日に到着した全ワーホリ渡航者対象】

ビザ申請料金(VAC)の払い戻しを申請できます。

※これらの特例は政府により再検討される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

オーストラリアとカナダの各条件も解説します。

オーストラリアとカナダ ワーホリ各種条件

どちらの国も、年齢制限は18-30歳、滞在可能期間は1年です。

(※滞在期間の延長についてはこの後説明します)

オーストラリアのワーホリは35歳まで、という話がありますが、日本人は対象外。

対象はカナダ人、アイルランド人、フランス人のみ、日本人は30歳までです。

それではオーストラリアとカナダの条件を比較しましょう。

カナダオーストラリア
年間発給枠6,500上限なし
募集期間通年、定員に達するまで通年
就学制限最高6ヶ月まで最高4ヶ月(語学学校の場合17週間)まで
就労制限制限なし同一雇用主のもとで最大6ヶ月まで
(2022年中は特例で免除)
ビザ延長最大1年(ROビザを利用)最大2年(条件あり)
※カナダ:厳密には「延長」ではないが、RO(通称:セカンドワーホリ)ビザあり
※オーストラリア:1年目に政府指定の地方地域で季節労働に3か月以上従事した人のみ2年目も滞在可。2年目に同労働に6か月以上従事した人は3年まで延長可

大きな違いは「定員」と「就労・就学の制限」、「ビザ延長」について。

それぞれの違いを解説します。

カナダは年間発給枠に定員がある

オーストラリアのワーホリの定員は無制限ですが、カナダのワーホリの枠は6,500名

早い者勝ちで定員に達し次第、募集が締め切られます。

枠が埋まるのは例年9-10月頃。

申請は早めにしましょう。

(詳しくは別記事カナダのワーキングホリデーの募集スケジュールをご覧ください。)

ポイント

  • オーストラリアは年間募集枠に定員なし!
  • カナダは年間6,500名まで!早めに動こう

オーストラリアは就労・就学制限に注意

ワーホリでオーストラリアに渡航した場合、就学出来るのは最高4か月(語学学校の場合17週間)まで。

また、学校に長期で通いたい場合はワーホリビザではなく、学生ビザを申請する必要があります。

コロナで打撃を受けた経済を回復するため、2022年度中は期間限定で免除されていますが、就労規制もあります。

同一雇用主のもとで働けるのは最高6か月まで。

どんなにいい職場でも、半年で離れる必要があります。

さらにビザの残り期間が短くなってくると就活も難しくなるので、計画的に仕事を探す必要があります。

一方のカナダは就労に規制はありません

就学は6か月までですので、それ以上学校に通いたい場合はカナダの学生ビザを取る必要はあります。

同じ職場で長期間働いて、スキルや実績を付けたい方はカナダの方がいいでしょう。

ポイント

  • オーストラリアは就学・就労期間の制限に要注意
  • カナダは1年を通して就労が可能!

滞在の延長について

ワーキングホリデービザにて滞在中、オーストラリア地方地域内にて3か月間季節労働に従事した場合、延長申請が可能です。

セカンドワーキングホリデービザと呼ばれます。

特定の仕事とは、食物生産や家畜の飼育、漁業、真珠養殖、林業(植樹、伐採)、鉱業、建設業などの認可された産業の仕事です。

さらに、セカンドワーキングホリデービザで滞在中、指定された地域で6か月間特定の仕事に従事した場合、再度の延長申請が可能です。

それぞれ1年間滞在できます。

最大で合計3年間のワーホリが可能です!

一方のカナダにはワーホリ自体の延長制度はありません

しかし、ROワーホリビザ(通称セカンドワーホリ)を利用することにより、ワーホリと同じ条件でさらに1年間滞在することが出来ます。

このROワーホリビザの年齢制限は35歳まで

31歳を超えていても、ワーホリを使い切ってしまっていても申請可能です。

ただし、年間募集枠はかなり少なく、基本的に募集は年1回

ROワーホリビザを使って滞在を延長したい場合は、アンテナを張って情報収集しましょう。

どちらの国もワーホリ以外で働けるビザがあります

条件はありますが、カナダもオーストラリアも、学生ビザで週20時間まで働くことが出来ます。

公立カレッジを卒業すると、就労ビザがもらえる制度があるのも共通点。

カナダにはインターンシップ付きの学生ビザである、コープ(Co-op)ビザもあります。

どちらの国も、気に入ったら収入を得ながら滞在を伸ばせる制度が充実しています♪

ポイント

  • オーストラリアは季節労働従事で、合計3年間滞在可能
  • カナダはROビザ利用で合計2年滞在できる
  • 両国、ワーホリ以外にも働けるビザがある!

オーストラリアのワーホリビザ申請方法

大使館のホームページからオンライン申請(e-Visa)です。

下記の必要書類を準備したうえで申請を開始しましょう。

アカウント(ImmiAccount)作成ページ

申請に必要なもの

  • 有効なパスポート(滞在予定期間をカバー)
  • クレジットカード(ビザ申請費はクレジットカード決済のみ)
  • オーストラリアドル建ての資金証明書(発行から1か月以内、約5000AUD以上)
  • 帰りの航空券または同チケット購入のための資金証明
  • 必要に応じ:健康診断、無犯罪証明書、生体認証(顔写真および指紋)

※書類は全て英文、明瞭なカラースキャンか写真が必要です。

書類が2ページ以上に及ぶときは、1つのファイルに保存しましょう。

抽選に当たったら?

オーストラリア政府移民・市民権省(DIAC)から、ビザ発給許可通知書(Visa Grant Notification:VGN)が届きます。

e-mailか郵送かは申請時に選択することが出来ます。

滞在許可期限や諸条件等が記載されていますので内容を確認しましょう。

e-Visa は電子上で許可されるビザなので、空港でパスポートを提示するだけですが、VGN を印刷して渡航することをお勧めします。

空港ではスマホの充電が出来ない、電波が拾えない、などの問題が発生する場合があります。

特に英語でのやり取りに自信がない方は紙で持っておくと簡単です。

問い合わせや訂正はオーストラリア政府移民・市民権省(DIAC)へ

e-Visa 申請の手続きは、タスマニアにあるDIAC 事務所が行っています。

連絡や問い合わせ等が必要な方は大使館ではなく、DIACに直接メールしましょう。

カナダのワーホリビザ申請方法

オーストラリアと同様、移民局のウェブサイトからオンライン申請です。

ワーホリビザの図解

下記の必要書類を準備したうえで申請を開始しましょう。

カナダのビザアカウント作成ページ

申請に必要なもの

  • 家族情報申告フォーム
  • 英文履歴書
  • 証明写真
  • パスポートのコピー
  • 必要に応じ:健康診断、無犯罪証明書、生体認証(顔写真および指紋)

※書類は全て英文、明瞭なカラースキャンか写真が必要です。

書類が2ページ以上に及ぶときは、1つのファイルに保存しましょう。

抽選に当たったら?

マイページに招待レター(Invitation)が届きます。

10日以内に招待の受諾ボタンをクリックする、ワーホリビザ本申請に進めます。

受諾から20日以内に書類を提出しましょう。

ワーホリビザの申請が承認されたら?

ワーキングホリデー就労許可通知書」がオンラインアカウントに届きます。

この「ワーキングホリデー就労許可通知書」はビザそのものではなく、ワーホリビザとの引換券のようなものです。

これを印刷してカナダ入国時に持参してください。

空港でビザと切り替えることが出来ます。

参考

もっと詳しい申請方法は別ページカナダのワーホリビザ申請方法にまとめています。

各国共通:ビザ申請時の注意事項

どこの国にビザ申請する際も気を付けたい注意事項についてお伝えします。

特にパスポートの有効期限超重要なので、必ず確認してください。

要注意:パスポートの有効期限

通常ビザは最高でもパスポートの有効期限までしか出ません。

有効期限が帰国予定以前、もしくはぎりぎりの場合は日本国内のパスポートセンターで延長してから申請を行いましょう。

様々な事情で滞在を延長したい、再申請が必要になった時、お持ちのパスポートの有効期限が迫っていると手続きが煩雑になります。

コロナ渦のように、手続きの為に簡単に帰国できない状況になる場合もあります。

「あと1年ちょっとあるからいいや」ではなく、余裕をもって延長申請することをお勧めします。

クレジットカード

通常、ビザの申請料金はクレジットカード決済のみです。

本人名義のVisa, MasterCard でしたらほとんどの国で使えます。

オーストラリアは更にAmerican Express, Diners Club International, JCB が使用可能。

名義は本人のものでなくても大丈夫。

そのためにカードを作る必要はなく、当人同士の了承があれば、ご家族のものでも大丈夫です。

カナダもVisa, MasterCard, American Express, JCB, UnionPay が使えます。

加えてMasterCard, Visa Debit カードも使えるので、Debit 機能付きの銀行カードでもいいですね。

同じく名義は本人のものである必要はありません。

注意事項

※記載の料金や情報は法改正等により予告なく変更することがあります。また、このページの内容は各国大使館・領事館等より情報を収集し細心の注意を払って作成しておりますが、正確なものであることを保証するものではありません。ビザ取得の際は、必ず各国大使館・領事館等の情報をご自身でもご確認ください。

オーストラリア政府公式サイト:ワーキングホリデービザについて

カナダ移民局公式サイト:ワーキングホリデービザ(International Experience Canada)について

まとめ

ワーホリ渡航先、二大人気のオーストラリアとカナダ。

条件を満たせば最大3年滞在できるオーストラリア

カナダもROワーホリ(セカンドワーホリ)ビザを利用して最大2年間滞在できる可能性があります。

どちらの国もワーホリ以外にも働けるビザがあるので、海外に長く住みたい方にはとても魅力的です。

ワーホリビザ申請の条件と、ワーホリ中にできる事を比較しました。

渡航の参考にしてください♪

執筆者 執筆者
Anna

新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。

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