私もカナダに移住できる?専門家によるポイント診断例を紹介

世界中から移民が集まる国、カナダ。

カナダに移住したいと考える日本人も少なくありません。

かえで

カナダの永住権を取ってカナダに移住したいんです!!わたしにも出来ますか?!

村山

はい、永住できますよ!!

村山

……とお答えしたいのはやまやまですが、安易に期待だけ持たせるようなことは言えません

カナダ永住権を取るためにはたくさんの方法(制度)があって、誰がどの制度に当てはまるのかは、詳しく経歴をお聞きしないと分からないのです。

また、ほとんどの場合希望してもすぐに永住できるケースは少なく、長期的なプランを組み立てる必要があります。

今回の記事では、ビザ専門家が永住権申請の可能性をどのようにして診断するのか、サンプルケースを参考にしながらご紹介いたします。

私もカナダに永住できますか?

「私もカナダに永住できますか?」という質問は、カナダ永住を考えている人なら誰もが答えを知りたい永遠のテーマです。

結論から先に言ってしまうと「詳しくお話を聞いてみないと分からない」が答えになります。

そして、弊社が「永住権申請のサポート」をお引き受けするかどうかは、以下のステップを経て決めさせていただいております。

まず情報をお教えください

村山

まずは、申請する家族全員の情報を詳しくお伺いします。

  • どの永住権制度の申請要件を満たしているか?
  • どの永住権制度が一番現実的か?

を診断するために必須なのです。

特に必要なのが次の情報です。

ポイント診断に必要な情報

  • 申請する世帯員全員の国籍、生年月日
  • 申請者と配偶者の学歴、職歴、英語力
  • 申請者と配偶者のカナダ滞在歴

これらの情報をお聞きするのが、永住権申請サポートの最初のステップです。

かえで

なるほど、細かい情報がないと永住権のプランを立てるのは難しいんだね。

「申請する制度」を絞り込む

次に、お聞きした情報をもとに「申請可能な制度があるか?」を絞り込みます。

村山

永住権を申請する場合に、1つの方向でダメでも、別のルートなら申請できる場合があるんですよ。

通常の永住権申請(連邦政府の制度)で承認されれば話は簡単ですが、「ポイント計算」でどうしても永住権承認に必要なポイントに届かない場合があります。

そんな時には、別のルートである「州政府(地方の政府)」の永住権制度を併用します。

かえで

自分だったら思いつかないようなルートを、専門家なら提案してくれるんだね!

【備考】カナダの永住権プログラムはポイント制

カナダの永住権制度は多様ですが、基本的には「ポイント制」だと覚えておきましょう。年齢、学歴、職歴がすべてスコア化され、その合計点で永住可能かどうかが審査されます。このポイント制永住制度を「エクスプレス・エントリー」と呼びます。

また、PNPと呼ばれる州独自の移民プログラムを通して推薦状を取得すると、特別ポイントが加算され、永住に有利になる場合があります。

詳しくは下記の2つの記事をご覧ください:

ポイントに使われる要素

ポイント計算には、様々な要素が使わます。

ものすごく端的に言ってしまうと、「その人が将来、カナダ(または州)の社会、経済に貢献してくれるかどうか」を測るために、それぞれの要素をポイント化します。

では、それぞれの要素を解説します。

年齢

永住権申請時の年齢がポイント化されます。

ポイントの算定方法は制度によって異なりますが、20歳から35歳くらいまでの働き盛りで、家族が増えるのが予想される年代に与えられるポイントが最大です。

45歳くらいではポイントはゼロになります。

かえで

若くないと無理ってことかな…

村山

もちろん、若い方が有利なのはその通りです。しかし、方法によっては35歳を過ぎていても永住は可能なんですよ。

35歳を過ぎて年齢でもらえるポイントが減っても、別の要素でポイントを稼げばいいんです。

学歴(日本、カナダ)

日本とカナダの学歴がポイントに加算されます。

このとき、最高学歴がポイント化されます。

カナダで留学する際、日本で取得したよりも上位の学位を取ることができれば、より多くのポイントが獲得できます。

カナダで学歴をグレードアップ!

  • 日本で4年制大学卒業 → カナダの大卒者向けプログラム、大学院を卒業
  • 日本で短大、専門学校を卒業 → カナダの4年制大学を卒業
  • 日本で高校を卒業 → カナダのカレッジを卒業

カナダでの学歴は、カナダでの就職のしやすさにも直結します。

日系企業に就職するのでなければ、日本の学歴はカナダでの就職にはほとんど役に立たないのが現状です。

カナダ留学の際には、日本での学歴をワンランクアップさせる学位が取れるプログラムを受講するよう、検討してみてください。

村山

留学のプラン作成も行いますので、ぜひご相談ください。

職歴(日本・カナダ)

永住権制度のほとんどがカナダで有効なジョブオファー(雇用契約)を受けていることが申請のスタートラインに立つ条件になっています。

カナダ経済に貢献してくれそうな人に永住権を与えるので、これからいっぱい働いて、いっぱい税金を納めてくれそうな人に永住権を与えるのは、納得できます。

有効なジョブオファーとは

  • 専門性レベルがNOCレベルB以上
  • フルタイム(週30時間以上)

のジョブオファーです。

カナダでの職歴が長ければ長いほど、ポイントも増えます。

日本での職歴

日本での職歴は、カナダのNOCに当てはめて専門性レベルB以上であった場合、ポイントに加算されます。

NOCレベルBは、ざっくり言うと、「ヒラの一つ上」のポジションです。

オフィスワークなら、主任、係長などの職種

店舗スタッフなら、チーフなどの職種。

これらがNOCレベルBの職種に該当します。

村山

このように、似たような職種でも業務内容や肩書きによってもらえるポイントが変わります。重要な情報なので、職歴については詳しくお伺いします。

日本の職歴を使うには証明が必要

日本の職歴をポイント加算するためには、証明となる資料を日本で働いていた会社から得る必要があります。

日本での職歴の証明書類例

  • 在職証明書
  • 上司または人事担当者からのレター

が求められます。

在職証明書とレターにはそれぞれ

  • 雇用期間
  • 職種
  • 賃金
  • フルタイムかどうか

などの記載が求められます。

 

日本で会社を円満に辞めていなかったりすると、このような証明資料を頼むのは難しいです。

円満に辞めていたとしても、昔の会社の上司に頼むのは、気が重いですよね。

村山

しかし、そんな事は言っていられません!もしカナダへの永住を希望するなら、お仕事は出来るだけ円満に辞めるのを心がけ、将来証明書類で協力をお願いするかもしれないとあらかじめ頼んでおくといいかも知れません。

英語力(フランス語力)

カナダで生活するには英語(フランス語)を避けて通ることはできません。

永住権を取得するためにはもちろん、カナダ社会でずっと生活するためにも、できる限り英語を勉強しましょう。

英語力はIELTSまたはCELPIPで測ります

永住権申請のための英語力は、IELTS、CELPIPのいずれかで測ります。

申請する制度によっては

  • リスニング
  • リーディング
  • スピーキング
  • ライティング

の各技能で別々にポイントがもらえる場合と、全体のスコアのみで測られる場合があります。

4つの技能にバラつきがあると、ポイントが低くなる場合があるので、4技能をバランスよく伸ばすようにがんばりましょう。

一度受けたIELTS、CELPIPのスコアは2年間有効です。

配偶者の英語力

配偶者の英語力がポイントの対象になる制度もあります。

エクスプレス・エントリーのポイントシステムがその一つです。

配偶者のポイントは全体から見ると大きくありませんが、数ポイントの差で永住権が取れることもあります。

また、英語スコアによっては、メインの申請者を変えることもあり得ます。

村山

夫婦で共に永住権を目指すなら、一緒に英語の勉強をがんばってみましょう!

フランス語力

英語とフランス語の両方をポイント計算に使うことができます。

その場合、スコアの高い方を第一公用語、低い方を第二公用語として申請します。

フランス語を過去に勉強したことがあるのでなければ、英語力を伸ばす方がより多くのポイントが期待できます。

年収

BC PNPのポイントシステムでは、世帯年収がポイントの対象になります。

年収10万ドルを最高に、25,000ドルまでポイントが得られます。

この年収は、ジョブオファーから計算される、将来の見込み年収です。

一人では収入のポイントを伸ばすのは難しいですが、二人なら伸ばしやすいです。

村山

家族で移住するなら夫婦の協力が重要ですね!

居住地

永住プログラムによっては住んでいる場所がポイント加算の対象になります。

と言っても、州が優先的に人口を増やしたいエリアが加算の対象なので、黙っていても人が集まるバンクーバーやビクトリアの周辺は、ポイント加算はゼロです。

村山

人口が増えない地域にはそれなりの理由があるということですね。

資格

永住プログラムによっては、カナダ州政府が認める資格(調理師免許、電気技師資格など)を持っていると、ポイントが加算されます。

留学の学校・学科を決めるときに、その学科を卒業することが資格取得につながるかを一つの選択肢にするのもいいかも知れません。

カナダ在住の家族の有無

当てはまるケースは多くないかもしれませんが、親、兄弟が既にカナダに永住していたり、カナダ国籍を持っていると、ポイントが加算されます。

T・Mさん(仮名、43歳)のポイント診断例

ここまで、永住権のポイントシステムで何がポイントの対象になるかを解説しました。

かえで

でも…実際の相談では、専門家はどうやってアドバイスするんだろう?

村山

では、実際にわたしたちプロの専門家が、どのような流れで永住権のポイント診断を行うのか、架空の事例を使ってご紹介します。

T・Mさん(仮名、43歳)、人生の転機に海外を視野に!

T・Mさんと奥さん(写真はイメージ)

T・Mさんは43歳の男性で、日本の4年制大学を卒業後、全国チェーンの食品スーパーに約20年間勤務しています。

仕事にはやりがいを感じていて、店長を経て現在は本部の課長職をしています。

28歳の時に当時職場の後輩だった奥さんと結婚し、現在、長男(5歳)と長女(2歳)の4人家族で幸せに暮らしています。

 

そんなT・Mさん一家に転機が訪れます。

勤めている食品スーパーが、業界再編のため、ライバル会社に吸収合併されることが決まったのです。

合併後の雇用存続は保証すると会社から説明を受けているものの、合併後には本部管理職のポストは必ず人が余るため、T・Mさんは不安を感じています。

そこで、合併と同時に募集が始まった早期退職制度に応募することを考えるとともに、「どうせ会社を辞めるなら、今までと全く違ったことにチャレンジしてみたい!」

と思い、海外に移民して、海外で子育てをすることができないか、考えるようになりました。

かえで

なるほど…ずっと日本で働いていて、家族がいても海外にチャレンジするなんてすごい!

カナダプライムに相談

まずはネットで情報収集を始めたT・Mさん。

アメリカ、イギリス、オーストラリアなど英語圏の国への永住を検討しましたが、就労ビザ取得の難しさ、家族を含めた滞在費の高さなどから永住先をカナダに絞りました

カナダに永住先を絞ったものの、本当に見込みのあるチャレンジなのかを確認するために、会社を辞める前に、専門家の意見を聞いてみることにしました。

T・Mさんはネットで調べたカナダ留学コンパスを通じて、カナダプライムの有料移民相談に申し込んでみることにしました。

村山

カナダ留学コンパスでは、実績のあるビザコンサルタント「カナダプライム」をご案内しています。1回30分$75の有料相談になりますが、個別に詳しいプロフィールをお聞きし、どの制度にどの程度の可能性があるのかしっかりと検討させていただきます。

永住に関する有料相談について

有料相談をされた後、永住権申請のサポートをお申し込みいただければ、お支払い済みの有料相談の金額は永住権申請のサポート費用から差し引きますので、相談費用は実質無料になります。

ご相談は1回限り、30分間なので、

  • ご自身と家族の経歴や
  • 永住にかけられる予算
  • カナダで就きたい職業
  • 永住を希望する州

など可能な限りメモでお手元にご用意いただくと、相談時間を有効に使えます。

 

相談の時点でのT・Mさん家族のプロフィールは以下のとおり。

T・Mさん家族プロフィール

  • T・Mさん(43歳)
    • 学歴:4年制大学卒業(日本)
    • 職歴:食品スーパー管理職、15年間(日本)
    • 英語力:TOEIC660点
  • T・Mさん妻(39歳)
    • 学歴:4年制大学卒業(日本)
    • 職歴:食品スーパー管理職、10年間
    • 英語力:TOEIC860点
  • 家族:息子(5歳)、娘(3歳)
  • カナダ滞在歴:なし
村山

ご夫婦ともに管理職の就労経験が長くて、これは期待できそうです!

夫婦ともに、日本で長期間の管理職経験があって、英語力がある程度あること、特に奥さんの英語力がかなり高いことが好材料です。

まずは、エクスプレス・エントリーの申請条件を満たすか、検討してみます。

エクスプレス・エントリーの可能性を診断

カナダ永住権のエクスプレス・エントリー制度には3つのカテゴリーがあります

そのうちの、T・Mさんが該当しそうなのがこの2種類:

  • フェデラル・スキルド・ワーカー
  • カナディアン・エクスペリエンス・クラス

フェデラル・スキルド・ワーカー

まずはフェデラル・スキルド・ワーカー (Federal Skilled Worker, FSW)のカテゴリー。

このカテゴリーは、100点満点のポイントシステムで67点以上取れると、永住権申請のスタートラインに立つことができます。

まずは、T・Mさんのポイントを、英語力を除いて計算してみます。

T・Mさんのポイント計算(FSW)

  • 年齢 4点
  • 学歴 21点(4年制大学卒業)
  • 日本の職歴 15点(6年以上)
  • カナダの職歴 0点
  • 配偶者の英語力 5点

合計 45点

続いて、奥さんのポイント計算です。

T・Mさん奥さんのポイント計算(FSW)

  • 年齢 8点
  • 学歴 21点(4年制大学卒業)
  • 日本の職歴 15点(6年以上)
  • カナダの職歴 0点
  • 配偶者の英語力 5点

合計 49点

この点数に、英語力の点数を足します。

英語力は、CLB(Canadian Language Benchmark)という指標に換算してポイント化されます。

CLBとIELTS、CELPIPやTOEIC、英検などについては「カナダでの進学や永住に必要な英語力を徹底解説!」をご覧ください。

 

T・Mさん夫婦の場合、T・Mさんが CLB 9、奥さんがCLB 8のスコアを取らないと申請のスタートラインに立つ条件が満たせません。

村山

CLB 8~9 といえは英語の上級者。残念ながらT・Mさん夫婦がフェデラル・スキルド・ワーカーで申請するのは厳しいようです。それなら、次の案を考えましょう!

カナディアン・エクスペリエンス・クラス

次の選択肢が、カナディアン・エクスペリエンス・クラス (Canadian Experience Class, CEC)です。

NOCレベルB以上の職種(つまり専門職)で1年以上フルタイムで働くことが、カナディアン・エクスペリエンス・クラスで申請のスタートラインに立つ条件です。

村山

お伺いしたプロフィールを検討した結果、まず夫婦のどちらかが学生ビザでカナダに留学されることをお勧めします。

カナダ永住の第一歩がカナダで有効なジョブオファー(内定)を得て働くことなのですが、カナダで働くための就労ビザを得ることが難しいです。

そこで、夫婦のどちらかが公立のカレッジに通うことよって、配偶者に発給される配偶者就労ビザを活用することが、T・Mさん世帯がカナダ永住にチャレンジする、おそらく唯一の方法です。

公立カレッジに入学するには

  • IELTSで6.0~6.5の英語力
  • 1年間の学費が$18,000程度払える

などを満たす必要があり、これは決して簡単なことではありません。

でも、公立カレッジに入学し、2年間のプログラムを卒業すれば、最大3年間のポストグラデュエーション・ワークパーミット(ポスグラ)がでるので、永住権を取れる可能性はさらに大きく上がります

 

T・Mさんは、奥さんが公立カレッジに通っている間に、T・Mさんが就労ビザでカナダで働いて永住権を目指すというプランでポイント診断をしてもらうことにしました。

さて、その結果は…。

T・Mさんのポイント診断

  1. T・Mさんの奥さんがカナダの公立カレッジに入学
  2. T・Mさんが配偶者就労ビザを取得
  3. T・MさんがNOCレベルB以上の職種でカナダで1年間働く
  4. エクスプレス・エントリーのカナディアン・エクスペリエンス・クラスで永住権申請する

というプランを想定します。

エクスプレス・エントリーのポイント診断

1年後のT・Mさんのプロフィールはこうなっているはずです。

1年後のT・Mさん家族の想定プロフィール

  • 申請者:T・Mさん(44歳)
    扶養家族:奥さん(40歳)、息子(6歳)、娘(4歳)
  • 学歴:4年制大学卒(日本)
  • 日本の職歴:食品スーパー管理職、15年間
  • カナダの職歴:スーパーマーケット管理職(Retail sales supervisors, NOC6211, 時給$21.50, 週40時間勤務)、1年間
  • 配偶者のジョブオファー: スーパーマーケット店員(Food Counter Server, 時給$15.00, 週20時間勤務)
  • 英語力:CLB7(CELPIP全バンド7)
    配偶者の英語力:CLB7(CELPIP全バンド7)

この条件で、エクスプレス・エントリー(EE)のカナディアン・エクスペリエンス・クラスでポイント計算すると、こうなります。

T・Mさんのポイント計算(EE)

  • 年齢 5点
  • 学歴 112点(4年制大学卒業)
    配偶者学歴 8点
  • カナダの学歴 0点
  • カナダの就労経験 35点
  • 英語力 64点
    配偶者の英語力 12点
  • 英語力と学歴による加点 26点
  • 英語力と日本の職歴による加点 50点(主任に昇格して以降の8年間が対象)

合計 312点

エクスプレス・エントリーで本申請の招待状がもらえるポイントは、470点前後です。

残念ながら全然点数が足りません。

年齢でもらえるポイントがほとんどないのが厳しいです。

村山

しかし、まだ諦める必要はありません!ここからさらなるプランを提案します。それは、ブリティッシュコロンビア州独自の移民プログラムを活用すること。

BC州の州推薦プログラム(PNP)のSkilled Workerプログラムのポイント計算も試してみましょう。

BC PNPのポイント診断

BC PNPには、Express Entry BC – Skilled Worker(スキルドワーカー)というプログラムがあります。

このプログラムは、エクスプレス・エントリーと組み合わせることができるのがポイント。

BC州の推薦(ノミネーション)をもらうと、エクスプレス・エントリーの1200点満点のポイントシステムで、600点も加算されます。

申請の招待状をもらうためのポイントが470点程度なので、600点がもらえたら、合格確実です!

BC PNPのスキルドワーカー(SW)の申請条件は以下のとおり。

BC PNP スキルドワーカーの申請条件

  • エクスプレス・エントリーの申請条件を満たすこと
  • NOCレベルB以上の、フルタイム、無期限、のジョブオファーを得ていること
  • カナダのジョブオファーと直接関連する専門職の就労経験が2年以上あること

日本での専門職の経験と直結した職種でジョブオファーをもらわなければいけないという点に注意が必要です。

その条件を満たしたと仮定して、ポイント計算をしてみます。

T・Mさんのポイント計算(BCPNP SW)

  • ジョブオファー 30点
  • 見込み世帯年収 23点(見込み年収$60,320)
  • 過去の職歴(日本、カナダ) 25点
  • 学歴 15点
  • 英語力 18点

合計 111点

111点は州推薦の招待状をもらえる可能性が十分ある点数です。

村山

T・Mさん世帯は、BC PNPのスキルドワーカーの制度を使って永住権取得を目指すことをおすすめします。

目標に向かって努力

BC PNPのスキルドワーカーと、エクスプレス・エントリーのカナディアン・エクスペリエンス・クラスを使ってカナダ永住権を目指すという方向性がはっきりしました。

あとは、その方向性を実現するために、目の前の課題をクリアする努力をするだけです。

まずは奥さんが努力

T・Mさん世帯の場合、全ての前提になるのが奥さんの公立カレッジ進学です。

奥さんにはかなりの英語力があるのですが、IELTSやTOEFLなどの公式テストで入学条件をクリアする必要があります。

また、永住権申請段階では、T・Mさん自身の英語力が問われますので、二人とも英語の勉強を頑張っていただく必要があります。

奥さんが頑張ってカナダの公立カレッジに入学したら、今度はT・Mさんの番です。

T・Mさんが仕事を見つけるのも大変!

カナダ永住権申請のポイントの対象になるには、専門性レベルB以上の職種でジョブオファーをもらわなければなりません。

さらに、BC PNPで日本での職歴をポイントの対象にするには、カナダのジョブオファーが日本の職歴と直接関連したものである必要があります。

T・Mさんの場合、日本での管理職経験と直結した小売店のスーパーバイザー職の仕事をみつけてもらうことになります

小売店の販売スタッフの仕事は比較的簡単に得ることができます。

でも、販売スタッフの1ランク上の職種で就職することは大変です。

販売スタッフで就職し、職場での働きを認めてもらって昇進することを目指した方がいいかも知れません。

永住権対象の職種につくのに時間が掛かると、その分永住権申請のタイミングも遅れることになります。

このように、はじめての相談に来られた時点でカナダ永住が見込める点数が出ることはなかなかありません。

そのため、専門家は最大限の知識を使い、相談者がどのようにしたらポイントを伸ばし、カナダに永住できるかをご提案いたします。

村山

今回の例でも分かるように、カナダの永住権取得は長期戦です。目の前の点数だけではなく、将来的な可能性も考えながら綿密にプランしていくことが成功の秘訣。その為にはたくさんの移民プログラムからあなたにぴったりの制度を選び、最適な方法で進むことが重要です。カナダ永住を視野に入れているなら、ぜひ専門家にご相談ください。

まとめ

カナダ永住権は透明で公平なプロセスで取得可能ですが、申請に至るまでのプロセスは複雑で、どの制度が利用可能で、自分に一番合っているのかを見つけるのはとても難しいです。

まずは、専門家にご相談ください。

カナダ永住の可能性があるのか、そのためには何が必要なのかを、ポイント診断でご案内します。

免責

ビザ申請、永住権申請の手続きや規定、ルールはカナダ移民局が予告なく頻繁に変更しています。

そのため、こちらのサイトに記載していある情報を元に何らかの判断を行う際には、弊社にご相談いただくか、カナダ移民局のウェブサイト等をきちんとご確認ください。

弊社のサイトは、ビザ申請、永住権申請に関する責任を負うものではございません

弊社サイトをご覧になってご自身でお手続きをすすめたり、他社に相談したりして生じたいかなる問題に関して、弊社では一切責任を負いません

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