BCPNP ELSSについて

BCPNP ELSS

「海外に移住してみたい」と思っても、実際に移住するのは難しいものです。

ですが、カナダのブリティッシュ・コロンビア州には、ワーホリを足掛かりにカナダ永住権取得(移民)までたどり着ける、夢のような制度があるのです。

それが「BCPNP ELSS」です。

今回はこの永住権制度BCPNP ELSSの申請条件、申請方法、申請期間など、気になる疑問を徹底的に解決いたします!!

このページの目次

「BCPNP ELSS」ってなに?

さて、冒頭から夢の制度と紹介しましたが、そもそもBCPNP ELSSとは何なのでしょうか?

「BCPNP ELSS」は、「BCPNP」と「ELSS」の二つに分かれます。まず、BCPNPの方からご説明しますね。

BCPNPとは?

カナダの政府は、「Federal(連邦、カナダの「国」の政府)」と「Province(州政府)」の2層構造になっています。

永住権制度も2層構造になっていて、全ての永住権申請は最終的にカナダ連邦政府に承認されます。

そして、各州政府は州ごとに永住権制度を設けていて、州政府は連邦政府に、永住権申請者を推薦(Nominate、ノミネート)することができるのです。

「BCPNP」の「BC」とは、ブリティッシュコロンビア州のこと、「PNP」は「Provincial Nominee Program」のことで、直訳すると、「ブリティッシュコロンビア州、州政府推薦プログラム」となります。

カナダの各州は、州ごとの実情に合わせて、PNPプログラムを設けています。ブリティッシュコロンビア州のPNPプログラムのうちの一つが、今回ご紹介するELSSなのです。

ELSSとは?

ELSSは、「Entry Level and Semi Skilled」の略で、直訳すると、「未熟練と準専門職」という意味です。

通常、労働者としてカナダに永住したり、就労ビザ申請するには、NOCというカナダの職業分類で専門性レベルB以上の職を得ている必要があります。

この専門性の条件を特定の職種に限定して緩め、専門性レベルCやDであっても永住権を取得できるようにするというのが、ELSSの趣旨です。

ブリティッシュコロンビア州が、特定の分野の労働力を欲しているということなんですね。

BCPNP ELSSを徹底解説します

ここまで、BCPNPが、ブリティッシュコロンビア州が特に欲している職種の人材に優先的に永住権をあたえる制度であるとご紹介しました。

具体的にはどんな職種が必要とされているのでしょうか?

ここからは、ELSSについてより詳しく解説します。ですが、制度の全てをこの記事で解説することはちょっと難しいので、興味を持たれた方はぜひカナダ留学コンパスにご相談ください。

有資格の移民コンサルタントが個別ケースに応じて申請のお手伝いをします。

では、ELSSの申請条件から解説します。

BCPNP ELSSの申請条件

ELSSの申請をするにはいくつか条件があります。簡単に満たせる条件から、ちょっと難しい条件まで色々あります。

 ブリティッシュコロンビア州内に住んでいること

まずは当たり前ですが、ELSSはブリティッシュコロンビア州が州内に欲しい人材を確保する目的の制度なので、申請者はブリティッシュコロンビア州内に住んでいる必要があります。

この条件は比較的楽にクリアできますよね。

 ELSSの対象職種でフルタイム、無期限のジョブオファー(雇用契約)を受けていること

ELSSの対象職種(詳しくは後で解説します!)で、無期限(カナダではパーマネントと呼びます)のジョブオファー(雇用契約)を受けている必要があります。

 ジョブオファー上の賃金が、職種ごとの州の中央値の時給を上回っていること

外国人が安い賃金でこき使われるのを防ぐため、BCPNP ELSSで申請するためには、州の賃金中央値を上回っている必要があります

(ちなみに、フード、飲料のサーバーの賃金中央値は$10.85/hrです)

相場程度の賃金をもらっていればいいので、これもクリアするのはそんなに難しくないです。

 ELSSの対象職種で9か月以上フルタイム(週30時間以上)働いていること

ELSSの対象職種(詳しくは下で解説します。もう少しだけお待ちください!)で、同じ会社で9か月以上フルタイム(週30時間以上)継続的に働いていることが必要です。

会社を変わってはいけないというのが厳しい条件です。

 ELSSの有効な就労ビザを持って働いていること

この、就労ビザの条件がちょっとハードル高いです。

というのも、通常の就労ビザを申請するためには、基本的にNOCレベルB以上の職種でジョブオファーをもらっている必要があるので、通常の就労ビザを取ってカナダで働く人は、ELSSの対象職種で働くことができないのです。

ですので、ELSSにチャレンジできる就労ビザの種類は、例えば次のものです。

ELSSに申請可能な就労ビザの種類

学生ビザコープビザの期間の就労経験は、残念ながらELSSを始め永住権申請のための就労経験にはカウントされません。

ELSSは永住につながりやすい夢のような制度だとお話ししましたが、夢のスタートラインに立つには何らかの就労ビザを持っている必要があります。

「ワーホリビザをもう使ってしまった」とか「31歳を過ぎているのでワーホリビザを取れない」などでお悩みの場合でも、まずはカナダ留学コンパスにご相談ください。

ELSS以外の方法になるかも知れませんが、ご相談いただいた方ひとりひとりの職歴、学歴、英語力に応じたカナダ永住権取得までのプランをご案内します。

 基準以上の年収があること

申請時点で、BCPNPで定める基準以上の世帯年収を得ている必要があります。

この年収は住んでいる場所によって違い、バンクーバー大都市圏に住んでいると、他の地域よりも2割程度高い収入を求められます。また、家族が増えれば増えるほど、求められる収入は高くなります。

年収は実績ではなく、申請時の時給から計算した見込み金額です。

また、年収は基本給のみで基準を超える必要があり、残業代、手当、ボーナス、交通費など、基本給にプラスしてもらう費用をカウントすることができません。

単身世帯のバンクーバー大都市圏の基準年収$22,804はそんなに厳しいハードルではありません。

ですが、夫婦と子ども一人の3人世帯だと$34,902になり、夫婦2人で働くことを想定しないと、ちょっと厳しいハードルかも知れません。

世帯人数、居住地域ごとの最低世帯年収
世帯の人数 バンクーバー大都市圏 その他の地域
1 $22,804 $19,006
2 $28,390 $23,659
3 $34,902 $29,087
4 $42,376 $35,316
5 $48,062 $40,054
6 $54,205 $45,175
7人以上 $60,350 $50,296

 CLB4以上の英語力を有すること

永住権申請に際しては、IELTS、CELPIP等の公式英語テストでスコアを取っていることが必要です。ただスコアがあれば良いというわけではなく、CLB4のスコアが申請に最低限必要です。

CLB4はIELTSで4.0程度、CELPIPで4なので、そんなに厳しくないですが、この後説明する、ポイントシステムで合格点を取るためには、より高い英語スコアが必要になることが多いです。

 申請時の条件を申請期間中全てにおいて維持すること

今まで挙げた、申請時の条件を、申請期間中、常に維持しておく必要があります。

職種、職場を変わってはいけないという所が大変です。職場環境や人間関係で辛いこともあると思いますが、永住権が承認されるまでは耐えるしかありません。

BCPNP ELSSの対象職種

お待たせしました。ELSSの対象となる職種を解説します。

ELSSの対象職種は、大きく分けると次の3つの分野です

BCPNP ELSSの対象職種の分野

  • tourism and hospitality(観光業、接客業)
  • long-haul trucking(長距離トラック運転手)
  • food processing(食品加工業)

対象職種の分野だけで、ブリティッシュコロンビア州が求めている人材像がある程度わかりますね。以下、それぞれの分野の職種について解説します。

それぞれの分野の中でも、限定された職種だけがELSSの対象になりますので、注意しましょう。

観光業・接客業

バンクーバー、ビクトリアを始め、ブリティッシュコロンビア州には世界中から多くの観光客が訪れ、観光産業が非常に盛んです。

また、観光業と密接なつながりのある接客業にも、大きな求人需要があります。

これらの業界は長い間人手不足の状況が続いています。

だから、ブリティッシュコロンビア州はこれらの業界で働く人材にたくさん来て欲しいと考えているのです。

旅行、宿泊関連の職種
NOCコード 職種名
6525 Hotel Front Desk Clerks(ホテル フロント係員)
観光・レクリエーションガイドとカジノ関連職種
NOCコード 職種名
6525 Tour and Travel Guides(旅行、観光ガイド)
6532 Outdoor Sport and Recreational Guides(屋外スポーツ、レクリエーションガイド)
6533 Casino Occupations(カジノ関連職種)
飲食業関連職種
NOCコード 職種名
6511 Maîtres d’hotel and Hosts/Hostesses(接客責任者)
6512 Bartenders(バーテンダー)
6513 Food and Beverage Servers(レストランなどのサーバー)
6711 Food Counter Attendants, Kitchen Helpers and Related Occupations(カウンター形式のフードサーバー、キッチンヘルパー、および関連職種)
清掃関連職種(ホテル、リゾートに直接雇用されている場合に限る)
NOCコード 職種名
6731 Light Duty Cleaners(軽労働の清掃員)
6732 Specialized Cleaners(専門清掃員)
6733 Janitors, Caretakers and Building Superintendents(用務員、世話人、ビル管理人)
6721 Support Occupations in Accommodation, Travel and Facilities Set-Up Services(宿泊、旅行、施設設営業の補助業種)
その他のサービス関連職種(ホテル、リゾートに直接雇用されている場合に限る)
NOCコード 職種名
6741 Dry Cleaning, Laundry and Related Occupations(ドライクリーニング、洗濯及びその関連業種)
6742 Other Service Support Occupations(その他のサービス補助業種)

長距離トラック運転手

長距離トラック運転手は常に人手不足の業種です。カナダで長距離トラック運転手の仕事をするためには、カナダのトラック運転の免許を取る必要があります。

また、長距離トラック運転手に限り、申請時点で過去3年以内に2年以上の長距離トラック運転手の職務経験が必要です。(この職務経験はカナダ国内外を問いません)

長距離トラック運転手
NOCコード 職種名
7511 Long-Haul Truck Driver(長距離トラック運転手)

食品加工業

食品、飲料の工場などに勤める職種もELSSの対象になります。

お弁当の工場などは日本人向けの求人が頻繁に出ているので、就労先を見つけるのは比較的簡単です。

食品加工業
NOCコード 職種名
9461 Process Control and Machine Operators, Food and Beverage Processing(食品飲料加工の工程管理員及び機械操作員)
9462 Industrial Butchers and Meat Cutters, Poultry Preparers and Related Workers(屠畜員及び精肉員、家禽加工員及び関連職種)
9463 Fish and Seafood Plant Workers(魚介類化工場職員)
9465 Testers and Graders, Food, Beverage and Associated Products Processing(食品、飲料加工業の検査員、評価員)
9617 Labourers in Food, Beverage and Associated Products Processing(食品、飲料加工業の労働者)
9618 Labourers in Fish and Seafood Processing(魚介類加工業の労働者)

BCPNP ELSSの対象事業者

先ほど述べた、「申請者自身の条件」、「職種の条件」を満たしているほかに、事業者(雇用主)も業歴、従業員数など一定の条件を満たしている必要があります。

ブリティッシュコロンビア州内に法人登記または事業所登記があること

事業者はブリティッシュコロンビア州内でビジネスを行っている必要があります。これはそんなに難しくない条件です。

2年以上ブリティッシュコロンビア州内で操業していること

事業者は2年以上ブリティッシュコロンビア州内で操業している必要があります。

これは注意が必要です。例えば、新規オープンのレストランのオープニングスタッフとして働いたような場合、他の全ての条件を満たしていても、ELSSの申請が出来ないことになります。

5名以上の無期限のフルタイム従業員を雇用していること

事業者はある程度の規模の事業を営んでいることが求められます。

無期限でフルタイムの従業員が5名以上(バンクーバー大都市圏以外の場合は3名以上)雇用している事業者であることが必要なので、あまり小規模な会社で働かないように注意しましょう。

14日間以上の求人広告掲載

事業者は申請者がELSSを申請する前に最低14日間、所定の方法でカナダ人、カナダ移民を対象とした求人を行わなければなりません。

具体的には、BCPNPが指定する求人媒体に求人広告を掲載することが必要です。

申請者が事業者の所有権を10%以上持っていない

あまり当てはまるケースがないかも知れませんが、申請者が事業者の所有権(株式など)を10%以上持っていると、BCPNPへの申請はできません。

働き始める前に確認を!

ELSSの申請条件、対象職種、事業者の条件をご紹介しました。

条件を満たすのは、他の永住権制度に比べれば容易なのですが、自分が働く雇用主、職種等を働き始める前に次のことについて確認するようにしましょう。

職種の確認

様々な職種がELSSの対象になることをご紹介しましたが、日本人が就職先を見つけやすいのは、レストランのサーバー、キッチンヘルパーや、ファストフード店やコーヒーショップのスタッフです。

自分が働く職種が上記ELSSの対象職種に当てはまっているか(ELSSの対象職種でジョブオファーを書いてもらえるか)を確認してから働き始めましょう。

雇用主が事業者の条件を満たしているか確認

雇用主が事業者としての条件を満たしているか、業歴と従業員数を働き始める前に確認しましょう。

その際に、ELSSで永住権申請を検討していると話して、協力してもらえるかも聞いておくことをおすすめします。

ちょっと聞きづらい内容ではありますが、働き始めてから雇用主がELSSの条件を満たさないと分かったり、申請に協力してくれなかったりするという事態を避けるためには、働き始める前に出来るだけ確認しておいた方がいいです。

雇用主にお願いすること

ELSS申請に協力してくれるかを確認する時に、具体的に何をお願いすることになるのか説明したいですよね。

ELSS申請の際の、雇用主の負担はそれほど大きくありません。

雇用主は、就労ビザのスポンサーになる時のように、費用負担したり審査を受けたりする必要はありません。ですが、以下の作業が必要です。

  • 申請の前最低14日間、求人広告を行うこと
  • Employer Portalというオンライン登録をして、登録料$230を支払うこと
  • 申請者の雇用を証明する書類作成
  • 雇用主の業歴などを証明する書類作成

就労ビザのLMIAに比べれば、全然大したことないですが、それでも雇用主が協力してくれなければ、ELSSの申請はできません。

働き始める時に、9か月間働いた後ELSS申請に協力してくれるかを聞いておいた方が、後々スムースに進みます。

カナダ留学コンパスにご依頼いただければ、雇用主への説明と書類作成サポートを行います。

まずは無料相談をご利用ください。

9か月以上の、職種を限定しないで働ける就労ビザをお持ちであれば、ELSSの申請の経験と理解のある雇用主を紹介できる場合もあります。

申請ポイントを稼ぐ必要あり

申請者、職種、雇用主(事業者)すべての条件をクリアしたら、やっと申請のスタートラインに立つことができます。

ここで、200点満点のポイントシステムで自分のスコアを計算し、そのスコアが一定よりも高かった場合に、次のステップに進むことができます。

ジョブオファーのスキルレベル(最大60点)

ジョブオファーのスキルレベルが高いともらえるポイントも多いのですが、Entry Level and Semi Skilledのカテゴリーで申請するので、スキルレベルは「C」または「D」になり、5点しかもらえません。

この項目の中で、「Occupation identified in the Top 100 occupations in the BC Labour Market Outlook 2015-2025(BC州トップ100職種)」というランキングに掲載されている職種の場合、10点もらえます。

「Food and Beverage Server(レストランなどのサーバー)」は入っていて、「Food Counter Attendants, Kitchen Helpers and Related Occupations(カウンター形式のフードサーバー、キッチンヘルパー、および関連職種)」は入っていないなど、ちょっと不公平に感じるところもありますが、10点は大きいので、このランキングに入っている職種を選ぶのも、検討の価値があります。

また、「そのジョブオファーの職種で現在就労中である」という条件を満たすと10点もらえます。ELSSの場合はジョブオファーの職種で働き続けていることがそもそもの申請条件の一つなので、この10点は自動的にもらえます。嬉しいですね。

ジョブオファーで得る給与(最大50点)

申請者のジョブオファーの給与の、基本給を年額換算したものでポイントを得られます。年収$100,000(約850万円)あれば50点もらえますが、そんなに年収があったら苦労しないですよね。

自分の年収でポイントを計算しましょう。

勤務地(最大10点)

勤務地によってもポイントがもらえますが、バンクーバー大都市圏の場合は一律0点です。ブリティッシュコロンビア州内の田舎に行けば行くほど、もらえるポイントは大きくなります。

申請する職種に直結する就労経験(最大25点)

申請する職種と「直結する」職務経験があれば、カナダ国内外を問わず、ポイントを加算できます。職務経験は最低1年間からポイント加算の対象になり、5年以上の経験だと15点もらえます。

日本での職務経験でポイントを得るためには、在職証明書、上司からの推薦状、給与の証明(給与明細、源泉徴収票など)などを提出する必要があります。

過去の職務経験の他に、「1年以上カナダで直結する職務経験がある」に該当すると10点もらえます。

ELSSの申請条件を満たすのは就労9か月後ですが、就労1年以上経って10点加算される状態になってから申請することもおすすめです。

学歴(最大25点)

カナダ国内外の学歴をポイント化します。日本の学歴をポイント化する場合、「Educational Credential Assessment(ECA、学歴査定)」という有料の学歴査定機関の証明を得ると、4点追加でもらえます。

英語力またはフランス語力(最大30点)

英語力またはフランス語力をポイント化します。英語の場合、IELTSやCELPIP等の公式英語テストのスコアをCLBというスコアに換算します。申請のための最低基準がCLB4の場合6点が、最高スコアのCLB10だと30点がもらえます。

何ポイントあったら大丈夫なの?

ポイントシステムで自分のポイントを計算することまでは分かりましたが、いったい何ポイントあったら大丈夫なのでしょうか?

ドローイング

BCPNPでは、2週間に1度程度、「ドローイング(抽選)」という手続きが行われ、そのドローイングで選ばれると、「インビテーション(招待状)」が送られてきて、次のステップに進むことができます

抽選とは書きましたが、実際には運の要素はなく、申請者の中からポイント上位の者が選ばれる仕組みです。

なので、ドローイング最低点より低い点数で申請していても、いつまでたっても選ばれず、次のステップに進めないことになります。

ドローイングの最低点数

ドローイングの最低点数は、2018年8月現在、60点~70点です。

2018年3月頃までは、50点前後で推移していたので、ドローイングの最低点数は、最近上昇傾向にあります。

BCPNP ELSSの申請方法

申請条件をすべて満たし、ドローイングの最低点数以上が見込めるポイントが確保できたら、いよいよBCPNP ELSSの申請です。

申請は、ブリティッシュコロンビア州、連邦政府それぞれにいくつかのステップがあります。

同じような書類を何度も提出することになり、なんで一回で済まないのかとイライラしますが、根気よく手続きを進めましょう。

BCPNPに登録

BCPNP申請の最初のステップは、BCPNPの登録です。登録はオンラインで行います。

いくつかあるBCPNPの制度の中から、ELSSを選んで、自分の情報を入力していきます。

この時点では、書類添付の必要はありません。

この登録作業の前に雇用主がEmployer Portalに登録し、その登録番号をBCPNPの登録に使います。また、雇用主は登録の14日以上前から、所定の求人広告を行っている必要があります。

インビテーションが送られてくる

自分の登録したポイントが、ドローイングの最低点よりも高かったら、インビテーションがオンラインで送られてきます。

インビテーションをもらったら、60日以内にBCPNPの申請を完了させる必要があります。

ブリティッシュコロンビア州への申請

インビテーションが届いたら、BCPNPの申請をします。

申請に必要な書類

この時、BCPNPの登録の時の情報の裏付けとなる資料を添付します。

  • ジョブオファー
  • 年収の証明
  • 過去の職歴、学歴の証明
  • 英語力の証明
  • 雇用主が条件を満たすことの証明 など

ブリティッシュコロンビア州への申請期間

BCPNPの申請は、通常3か月程度で承認され、州の推薦(ノミネーション)がもらえます。

連邦政府への申請

ブリティッシュコロンビア州のノミネーションがもらえたら、6か月以内に連邦政府への申請を完了させます。

申請に必要な書類

申請に必要な内容はBCPNPの申請とほとんど同じですが、連邦政府への申請で初めて求められる書類もあります。

  • ジョブオファー
  • 年収の証明
  • 過去の職歴、学歴の証明
  • 英語力の証明
  • 雇用主が条件を満たすことの証明
  • 健康診断
  • 警察証明(無犯罪証明) など

健康診断と警察証明は、取得から時間が経ち過ぎた書類は認められません。上記の、「ブリティッシュコロンビア州への申請」が終了したタイミングくらいで申請するのがいいと思います。

また、日本とカナダ以外に、18歳以降に半年間(複数の滞在がトータルで6か月を超えた場合も対象)滞在経験がある場合は、その国の警察証明も提出する必要があります。

ワーホリでカナダ以外の国に滞在経験があるような方は、その国の警察証明の手続きも考慮に入れてスケジュールを組みましょう。

連邦政府への申請期間

連邦政府への申請期間は15か月です。

注意!申請期間中、申請時のステータスを保ちづつける必要あり

ブリティッシュコロンビア州、連邦政府両方の申請期間中、申請時のステータスを保ち続ける必要があることに注意が必要です。

具体的には、申請時の就労先で、申請時の職種で(同じ職種の中で昇進することはOK)働き続けなければいけないことと、就労ビザを保ち続けることです。

就労ビザを維持し続けるのが、一番のネックになります。特にワーホリビザのように期限が短いビザの場合、ELSSの申請期間中に次の就労ビザを得ている必要があります。

申請中に就労ビザを維持し続けるためには、つなぎの就労ビザを申請するタイミングで、BCPNP ELSSの申請がどの程度まで進んでいるかによって、申請できる就労ビザの種類や申請方法が異なります。

申請期間中に就労ビザを維持するスケジュールまで含めて、カナダ留学コンパスがELSS申請から承認までトータルでお手伝いします。まずは無料相談をご利用ください。

まとめ

最後にBCPNP ELSSについて、まとめてみます。

BCPNP ELSSまとめ

  • 特定の職種で9か月間ブリティッシュコロンビア州で働くと申請できる
  • 特定の職種の分野は光・飲食業、食品加工業、長距離トラック運転手
  • 申請者には年収、英語力などの条件がある
  • 雇用主(事業者)にも業歴、従業員数などの条件がある
  • 雇用主の負担は通常の(LMIAが必要な)就労ビザよりもずっと少ない
  • ポイントシステムでドローイング最低点数以上のポイントを得る必要がある
  • 申請は、ブリティッシュコロンビア州、連邦政府にそれぞれ行う必要がある
  • 申請期間中、申請時の条件を常に満たしている必要がある(就労ビザの延長が必要)

BCPNP ELSSは低い専門性の職種で、9か月という短い期間で申請条件を満たすことができる、とても永住につながりやすい制度です。

ですが、特にワーホリの場合、限られた1年間を計画的に使わないと、ワーホリ期間中に申請条件を満たすことができません。

例えば、ワーホリが半年経過後になにか間違いに気づいても、後の祭りです。

カナダ永住をまだ具体的に考えていなくても、ワーホリ前やワーホリ開始直後にぜひご相談ください。ワーホリも、ワーホリ後の人生も大きく変えるようなアドバイスができるかも知れません。

気軽にご相談くださいね♪

BCPNP ELSS

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