カナダ留学中に仕事（アルバイト）をする方法｜どんなビザなら就労可能？

学生ビザで働く

カナダ留学中に働く方法の1つ目は、学生ビザで働くことです。

条件を満たす学生ビザ（スタディ・パーミット）を持っている場合、現地でアルバイトが可能になります。

アルバイト先は大きく分けて、次の2種類です。

1. オンキャンパス・アルバイト（学内で仕事）
2. オフキャンパス・アルバイト（学外での仕事）

一般的に、語学学校用の学生ビザではアルバイトはできないのでご注意ください。

オン・キャンパス（学内で仕事）

学生ビザで働ける仕事の1つ目が、学校内での仕事である「オン・キャンパス」です。

公立大学・公立カレッジのフルタイム学生であれば、キャンパス内での仕事にかぎり、手続きなしで働けます。

こちらは学生ビザがあれば、別途ワークパーミット（Work Permit）と呼ばれる就労許可証の申請はいりません。

申請不要でキャンパス内で働けるなら、アルバイトにちょうどよさそうだね。

たとえば、次のようなキャンパス内求人に応募できます。

• キャンパス内の食堂スタッフ
• キャンパス内のブックストアー（書店）店員
• 学校事務所での一般事務スタッフ
• 授業補佐（講師アシスタント）

一部の私立カレッジでも、ディプロマの授与を許可されている学校であればオン・キャンパス就労が可能です。

オン・キャンパスのアルバイトは学生向けなので、シフトも学業に合わせてフレキシブルに対応してもらえることが多いですよ。

オフ・キャンパス（学外で仕事）

学生ビザで働ける仕事の2つ目が、学校外での「オフ・キャンパス」です。

基本的にはオフ・キャンパス（キャンパス外）での仕事も、別途申請はいりません。

たとえば、週末や放課後にダウンタウンのカフェやレストランでアルバイトをする場合はこのケースに当てはまります。

学生ビザに「オフキャンパス就労してよいですよ」と記載がされていれば、働くことができます。

具体的には次のような条件をクリアしていれば、オフキャンパス就労ができます。

オフキャンパス就労が可能な学生ビザの条件

• 有効な学生ビザを持っている
• フルタイムの学生である
• 政府指定校で高等教育レベル（ケベックでは中等教育レベルの職業訓練プログラム）に登録している
• 6か月以上の、学問・職業訓練・専門的訓練を提供する、学位／ディプロマ／サーティフィケートが与えられるコースで学んでいる

なお、自分がオフキャンパス・ワークパーミットの対象者かどうかを正確に知りたい場合は、こちらのサイトで確認ができます。

コーププログラム／インターンシップ

カナダ留学中に働く方法の2つ目は、コーププログラム／インターンシップです（参考：コープ留学について）。

コープとは、授業のカリキュラムとして就労経験（職業体験）が求められているプログラムのことです。

コープの就労条件は州によって異なりますが、たとえばバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、週に40時間の制限があり、全体の50%の期間まで働けます。

つまり、12か月のコーププログラムなら、6か月は就学、6か月はインターンに使えるということだね。

通常コープやインターンでの就労は、あくまで授業の一環で、いわゆる「職場体験」として現地で働きます。

プログラム期間の半分をフルタイムで稼ぎながら滞在できるので人気が高いです。

州によってはコープ就労が「無給」になることもあります。詳しくはお問い合わせください。

ポスグラビザ

カナダ留学中に働く方法の3つ目は、ポスグラビザです。

一部の公立カレッジや公立大学を卒業すると、卒業後にPost-Graduation Work Permit（ポスト・グラジュエーション・ワーク・パーミット）と呼ばれる就労ビザがもらえます。

通称「ポスグラビザ」として呼ばれていますよ！

このビザでは、履修したコース（つまり在学期間）と同じ期間だけ働けます。

1年間学校に通って卒業したら、1年分のポスグラビザが取得できるということか！

ポスグラビザはオープン・ワークパーミットなので、どんな会社（雇用主）で何時間働くかは自由。制限も指定もありません。

似たようなビザでも、コープ（Co-op）の就労はあくまで学校のプログラムの一環であり、学校の許可のない場所で働けませんよ。

また、この就労許可は延長不可です。計画的に使いましょう。

ワーキングホリデービザ

学校に通わずにカナダで働く方法の1つ目はワーキングホリデービザです（参考：ワーホリとは？）

ワーホリビザの特徴・概要は以下のとおりです。

30歳以下の人であれば申請しやすい就労ビザですが、一生に一度しか申請できない点にご注意ください。

ROワーキングホリデービザ

次に紹介するのは、ROワーキングホリデービザです（参考：ROワーホリとは？）。

こちらのビザの特徴・概要は以下のとおり。

通常のワーホリとの大きな違いは、「申請可能な年齢」と「条件」です。

コープと同様に31歳以上であっても申請ができ、ワーホリ経験済みでも参加できるのが魅力ですよ。

参加枠が限られているビザなので、募集があれば必要書類を揃え、できるかぎり急いで応募をしましょう。

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気になる場合はご相談くださいね。

お給料を現地の滞在費用に充てられる

カナダ留学中に働くメリットの1つ目は、お給料を滞在費用に充てられることです。

カナダ留学中の生活費は安いものではありません。

できるだけ費用の負担を減らし、滞在できたらうれしいですよね。

金額の目安としては、週20時間ほどパートタイムとして働くと、留学生のひと月分の生活費が稼げます。

フルタイム（週40時間）で働くと、しっかり貯金ができる学生が多いですよ。

詳しくはカナダへの出稼ぎって現実的？をご覧ください。

学校外の人と話す機会が増える

カナダ留学中に働くメリットの2つ目は、学校外の人と話す機会が増えることです。

現地で働くことで、学校以外の人との出会いが増えますよね。

お客さん、同僚、上司など、教室の中だけでは身につかない英語が使えるのは大きなメリットです。

1つの職場の人間関係がきっかけとなり、現地の人脈が増えるのも大きな魅力です。

帰国後の就職アピールに使える

カナダ留学中に働くメリットの3つ目は、帰国後の就職アピールに使えることです。

留学中に「英語を勉強した」だけより「カナダで働いた」のほうがすごくないでしょうか？

「英語で面接を受けた」「英語での接客経験がある」「英語でビジネスメールを扱った」など、海外での具体的な社会人経験を挙げられたら、人事の目にもきっととまります。

さらに、現地で仕事で遭った「ハプニングや失敗にどう対応したか？」も、就職活動ではアピールになりますよ。