カナダの祝日・公休は?

ホリデー

カナダでは、日本と同じように、ほぼ毎月祝日があります。

一方で、ゴールデンウィークシルバーウィークのような、公的な長期休暇はありません(しいて言うならクリスマス休暇など、慣習としての長期休暇はあります)。

ここでは、日本と異なるカナダの祝日制度について解説します。

カナダの祝日は州ごとに異なる

まず初めに知っておきたいのが、カナダでは、州ごとに祝日が微妙に異なるということです。

州で定められた祝日(公休)を「Statutory holidays」略して「Stat holidays(スタット・ホリデー)」と呼びます。

これらの公休は、日本と同じように、月曜または金曜に割り当てられる事が多いです。

そのため、カナダには3連休が多いのも特徴です。

また、祝日と日曜日が重なった場合は、翌日が代休となります。 この点も、日本と同じで、分かりやすいですね。

参考までに、BC州の各祝日と、2022年・2023年の日付をまとめておきます。

2022年2023年英語名称コメント
1月1日(土)1月1日(日)New Year's Dayバンクーバーでは寒中水泳があります(Polar Bear swim)
2月21日(月)2月20日(月)Family DayBC州の場合2月の第二月曜日。ほかの州は2月20日
4月15日(金)4月7日(金)Good Friday イースター直前の金曜日。イエスキリストの受難日
4月18日(月)*4月10日(月)*Easter Mondayイエスキリスト復活祭の翌日。州の祝日ではないが、銀行などは休みになることが多い
5月23日(月)5月22日(月)Victoria Dayイギリスのビクトリア女王の誕生日
7月1日(金)7月1日(土)Canada Day(カナダデー)カナダ建国記念日
8月1日(月)8月7日(月)B.C DayBC州以外はシビックホリデーなど名前が違う
9月5日(月)9月4日(月)Labour Day労働者の日
9月30日(金)*9月30日(土)*National Day for Truth and Reconciliation先住民追悼日。州の祝日ではないが、追悼の意を示すため、お休みの企業が多い
10月10日(月)10月9日(月)Thanksgiving Dayカナダの収穫感謝祭
11月11日(金)11月11日(土)Remembrance Day戦没者追悼日
12月25日(日)12月25日(月)Christmas Dayクリスマス
12月26日(月)*12月26日(火)*Boxing Day州の祝日ではない。箱(寄付箱、プレゼント箱)を開ける日として、習慣的に休日をとっている場合が多い。商用的には、バーゲンセールの日

カナダのクリスマス休暇

カナダの一番の大型連休は、なんといってもクリスマス休暇です。

感覚的には、日本人にとってのお正月お盆が、カナダ人にとってのクリスマスです。

家族・親戚・友人との、団らんの時期ですね。

正式には12月25日のクリスマスのみが祝日なのですが、12月24日のクリスマスイブには、たいていのお店が午前中で閉まります。

クリスマスには人手が多くなる日本とは真逆ですね。

ですので、街に出ても「どこも開いていない!」と困惑する日本人は多いです。

なお、企業によっては、12月24日あたりから1月1日までの1~2週間、ずっと休暇のところもありますよ。

クリスマスオーナメント

また、12月26日はボクシングデーセールが開催されます。

この日は年に一回の大売り出しの日で、日本でいう初売りにあたります。

しかし、最近はその前にブラックマンデーや年末売り出しの日が増えて、かつてほどの割安感はなくなった感じがします。

カナダに三が日はない

1月1日の元旦は、カナダでも祝日です。

ただ、元旦の翌日は『普通の日』です。 三が日はありません。

そして、12月31日の大晦日も祝日ではありません。そのため、大型チェーン店などは普通に営業しているところが多いです。

しかし、慣習的に休みにする企業もあり、対応はまちまちです。

カナダ人にとってのクリスマス休暇はこんな感じです。

  • クリスマス:家族と過ごす休暇
  • 大晦日と元旦:友人と新年を祝うパーティーをする日
  • 1月2日以降:日常

初めてカナダに年末年始を過ごす方は、戸惑いを感じることでしょう。

ゴールデンウィークとお盆もない

その他の長期休暇として、日本には「ゴールデンウィーク」と「お盆休み」がありますね。

ですが、カナダには「ゴールデンウィーク」と「お盆」はありません

カナダでは、みんなが一斉に休んで、旅行や帰省するような長期連休は、クリスマスくらいです。

ですが、長期の休暇がないというわけではありません。

かわりに、各々のタイミングで、好きな時にまとまったお休み(バケーション)を取ることが普通です。

時期としてはやはり、夏休みを取るのが定番です。

1週間程度の休みを取り、キャンプや旅行に行く人が多いですよ。

あるいは、純粋に家でゆっくりする時間として、お休みを取る人も多いです。ゆったりとした生活を好むカナダ人らしいですね。

カナダの祝日まとめ

カナダは、日本と同じく祝日が比較的多い国です。しかし、大型連休の捉え方は大きく異なるのが面白いですね。

カナダでは「しかるべき休みを取ること」は当然の権利とされていて、バケーションの申請は難しいものではありません。

そのためか、お休みは、個人の判断にゆだねられているところがおおきいです。

カナダの国としての考え方や国民性が、祝日制度にも、形として表れているんですね。

執筆者 執筆者
Anna

新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。

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