カナダのイースターとはどんな行事?何をする?

こんにちは、カナダ在住のまどぅーです。

カナダで春に開催されるイベントといえばイースター。

日本でもだんだんイースターが浸透してきましたが、カナダではどのようにイースターを楽しむのでしょうか。現地の写真をまじえながら紹介します。

イースターについて

では早速、イースターについて説明しますね。

イースターとは、亡くなったキリストが3日後に復活したことをお祝いするイベントです。

「復活祭」とも呼ばれていますね。

キリスト教では、クリスマスにと同じくらい大切な行事として考えられています。

イースターはいつ?

では、イースターは毎年いつなのでしょうか?

実はイースターは日付が毎年変わります。

「春分の日以降の、満月の後の最初の日曜日」がイースターです。

もし、満月が日曜日の場合は、その次の週の日曜日がイースターになります。

とても覚えにくいし、ややこしいですね(笑)

春分の日以降なので、3月22日から4月25日までの日曜日にイースターがあることが多いでしょう。

イースターの翌日の月曜日をイースターマンデー(Easter Monday)と呼び、学校や企業によっては月曜日が休みになることもあります

イースターの起源・歴史

イースターは一体いつから始まったのでしょうか?

「イースター」は、春の女神の名前である「Eostre」が語源と言われています。

西暦325年ごろにイタリアのローマで「キリストの復活祭」として知られるようになりました。

カナダに広まったのは1800年代後半のようです。当時のカナダではキリスト教徒コミュニティに属している人が多かったため、あっという間に全土に広まっていったそうですよ。

また、復活祭だけでなく、春のお祭りとしても知られていますが、なぜ「ウサギ」や「卵」がシンボルなのでしょうか。

春は作物が豊かに実り、動物が繁殖し新しい命が誕生する時期だからです。

卵は新しい命を表すことから「復活の象徴」になりました。

ウサギは繁殖率が高いので、春のお祝いにぴったりのシンボルとして認識されたそうです。

現在のイースターのアイディアは、春の到来を喜ぶお祭りとも言えそうですね。

イースターには何をするの?

イースタには具体的にどんなことをして過ごすのでしょうか。

実際の写真をまじえながら紹介していきます。

【大人】イースターエッグにお菓子を入れて隠す

まず、イースターに大人がやることから紹介しましょう。

プラスチックの卵の形をしている容器にお菓子を入れ、子どもたちに見つからないように隠しておきます。

あえて見えるような場所に置いたり、木の上に隠したり。

下記写真の子どもが手に持っているのは、小さな卵チョコレートです。

プラスチックの卵を開けると、中にチョコレートやシール、メッセージが入っています。

言い伝えによると、イースターの季節にウサギが卵を産み、子どもたちが見つけられるように草の中に隠していたそうです。

この話が18世紀ごろにドイツから米国へ、そしてカナダに広まり、現在のイースターに繋がったそうです。

そんなわけで、イースター当日の朝は「プラスチックの卵の中にお菓子を入れて隠す」のが大人の役目ですね。

【子ども】「エッグハント」をする

イースターに子どもたちがすることといえば、「エッグハント(Egg Hunt)」です。

エッグハントとは、文字どおり卵を探すイースターのゲーム

イースター当日の朝は「ウサギさんが卵を隠したみたいだがら、探しに行こう!」と伝え、エッグハントが始まります。

(本当はウサギではなく、大人が隠したのですけどね!)

バスケットの中にウサギの耳やイースターのシールをおまけで入れておくこともありますね。シンプルですが、子どもたちは本当に大喜びするんです。

地域でエッグハントのイベントが開催されたり、近所の子どもたちで集まって自宅の庭でエッグハントして楽しみます。

見つけた卵は、こんな感じでバスケットの中に入れていきます。

卵を多く見つけた子どもが他のお友達に分けてあげたり、なかなか見つけられない子には「ここにあるよ!」と教えてあげたり。

子どもたちの成長が垣間見れるのも醍醐味なんですよね。子どもたちにとってはチョコレートが食べられることが醍醐味ですが(笑)

イースターエッグを作る

イースターには、イースターエッグを作ることもあります。

ゆで卵をフードカラーに浸して色とりどりの卵を作ることができるんです。

卵に絵を描くのを楽しむアート活動のようなものですね。色付きの卵は、室内でエッグハントする際にも使えます。

【保育園にて】卵やウサギに関連したアート制作する

イースターが近くなると、保育園や幼稚園では、卵やウサギに関連したアートを作ることが多いです。

下記写真は子どもが保育園で作りました。卵の形をした段ボールの中にテープが貼ってあります。

そのテープの中に、花びらをペタペタと貼るアクティビティだったようです。

他にも、卵の殻の中にお花や葉っぱを入れて凍らした「花卵」を作っていました。

卵の殻を剥くのが楽しく、手先を動かせる幼児向けのアクティビティです。

カナダでは、エッグハントだけでなく、様々なアクティビティを通して子どもたちとイースターを楽しんでいますよ。

教会に行く

イースターにやることは他にもあります。

キリスト教徒の方は、キリストの復活を記念する特別な礼拝が行われるので、晴れ着を着て教会に行くそうです。

イースター礼拝といい、教会の中で歌ったり、エッグハントをしたりします。

イースターで食べるもの

続いて、イースターに食べるものを紹介します。

イースターで食べるものは家庭によってそれぞれですが、いつもより少し豪華なものを食べる感じです。

ハムやスペアリブなどをメインに、サイドは春野菜を添えます。

友人宅でイースターディナーをした時は、クックパッドを参考に、ウサギに見えるようなイースターサラダを持っていきました。

作るのは簡単で、カナダの友人も喜んでくれました〜!

カナダのイースターについてのまとめ

この記事ではカナダのイースターについてまとめました。

子どもたちにとっては、卵を探すのも楽しい!見つけたお菓子を食べられるのが嬉しい!というイベントですね。

ご近所さんとエッグハントをするのも楽しいです。

子どもだけが楽しむイベントかと思いきや、大人も十分に楽しめます。いつもより少し贅沢したものを食べたり、ゆで卵に色付けをしたり。

地域によってはイースターパレードが開催されることもあるそうですよ。ぜひ地域のウェブサイトをチェックしてみてくださいね。

執筆者 執筆者
Megumi

カナダ在住ベテランWEBライター。
カナダでの長期滞在・オーストラリアでの語学留学などの豊富な海外経験をもとに、海外生活・英語学習に関する記事を500記事以上執筆。
カナダではカレッジ進学やCo-op留学もしているので、その実体験に基づいた記事が得意。

過去には英会話講師として生徒の英会話力アップ・英検/TOEICスコアアップをサポートした実績や、大学の留学アドバイザーとして700名以上を海外に送り出した実績もある。

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