こんにちは、カナダ在住のまどぅーです。
お正月の次にやってくるのは2月のバレンタインデーですね。
日本でも2月14日はバレンタインデーですが、カナダのバレンタインデーはどんなイベントなのでしょうか?
今回は、カナダのバレンタインデーについてまとめました。
このページの目次
カナダのバレンタインデーについて
ではさっそく、カナダのバレンタインについて詳しく紹介しますね。
カナダのバレンタインデーはいつ?
カナダのバレンタインデーは日本と同じで、毎年2月14日です。
英語では「Valentine's Day」と表記されます。
カナダのバレンタインの歴史
バレンタインデーは4〜5世紀ごろが始まりだと言われています。
ローマ帝国時代、結婚が禁止されていたヴァレンティヌスが内緒で結婚式を行なっていました。怒った皇帝が「ヴァレンティヌスを2月14日に処刑した」という歴史が深く関わっているようです。
また、19世紀ごろに各カード会社の売り上げを伸ばす手段としてバレンタインが宣伝され、恋人同士がメッセージを送り合う日として広まったとも言われています。
カナダのバレンタインは祝日?
カナダのバレンタインは祝日ではないので、会社も企業も通常営業です。学校も平日であればありますよ。
パートナーと食事に出かけたり、ホテルに宿泊する人もいるので、レストランやホテルは平日であっても通常より混雑する可能性があります。
どこかにお出かけ予定の方は前もって予約しておくと安心でしょう。
カナダのバレンタインは誰が何を渡す?
日本のバレンタインでは、「女性が男性にチョコを渡す日」として一般的には知られていますよね?
カナダでは「女性から男性へ」のような決まりはなく、どちらから渡してもかまいません。
わたしの義両親(カナダ人)はカードやお花をお互いに贈り合っていますね。
そして、お付き合いしている人や意中の人が同性なら、同性パートナーにプレゼントを準備します。
次の写真は、バレンタインにわたしのパートナーが焼いてくれたフォンダンショコラです。
子どもたちと一緒にお花を生けて、パートナーに渡したこともあります。
バレンタインの学校行事に関しては後述していますが、小さな子どもたちも保育園のお友達にあげたり、バレンタインを楽しんでいますね。
一部の記事で「カナダでは男性から女性に渡すのが一般的」と記載されていますが、そういった認識は薄れつつあります。
さまざまな年代の人が性別関係なくバレンタインに参加し、身近な人に愛や感謝を伝える日になっています。
日本よりも自由度が高い気がしますね!
カナダではどんなものを主に渡すの?
日本ではバレンタインに贈るものは「チョコレート」と決まっていますよね。
カナダでは下記のようなものを渡すのが一般的です。
- カード
- お花(特に赤いバラ)
- 甘いお菓子(チョコレートやキャンディ)
- ワイン
- アクセサリー
- ぬいぐるみ
- 風船
最も多いのは「Happy Valentain's Day(バレンタインおめでとう)」と書かれたカードを渡すことです。
カナダではバレンタインに限らず、クリスマスなどの行事には手書きのメッセージを添えてカードを贈る習慣があります。
この時期はお店にバレンタインカードがズラーっと並びますよ。鮮やかな赤やピンクのハート、赤いバラなどのデザインをよく見かけますね。
手作りカードを作ることもよくあります。下記写真は子どもたちがバレンタインに作ったカードです。
手作りカードはもらうと嬉しいですね。
カナダにホワイトデーはある?
カナダには日本の「ホワイトデー」のような日はありません。
なのでバレンタインが終わったら、特にお返しをする必要もないんですよ。
ただし、カナダは民族が多様な国。
ホワイトデーがある日本、韓国、ベトナム、中国などから移民してきた方々も暮らしています。
認知度は低いものの、それぞれの文化を尊重しながら「ホワイトデー」を迎える人もいるかもしれません。
カナダの学校でのバレンタインについて
先ほど、カナダのバレンタインは「子どもたちも楽しむイベントでもある」と書きました。
カナダの学校のバレンタイン事情について紹介しますね。
クラス全員で交換する
日本でも友達同士にチョコレートを渡し合う「友チョコ」と呼ばれるものがありますよね?
これってカナダでもあるのでしょうか?
じつはカナダにもあるんですよ。
バレンタインは必ずしも恋愛している人だけが楽しむイベントではないんですね。
保育園や幼稚園、学校で行なわれるバレンタイン行事は、わりと定番イベントになっています。
子どもたちが通っている保育園では、お菓子ではなく、子どもたちが制作した「手作りのカード」を渡し合う日になっていました。
誰か特定の子に対してだけあげるのではなく、クラスメート全員に手作りのカードを渡します。
カナダの小学校ではカードではなく、買ってきたお菓子を渡し合うところもあります。
この場合も、学校からのお手紙には「もしバレンタインのプレゼントをお友達に渡したい場合は、クラス全員分を用意してください」というお手紙が配られます。
学校によってバレンタインの規定に違いがありますが、「誰にでも平等にあげる」ことに重きを置いています。
毎年クラス全員分のお菓子やカードを準備するのは、親の立場からすると大変ですけどね(笑)。
キャンディーグラムが行われる
学校内で「キャンディーグラム(Candy Gram)」が行われることもあります。
キャンディーグラム(Candy Gram)とは、キャンディーとメッセージカードを友達に贈るイベントなのですが、自分で直接渡すものではありません。
キャンディーグラム(Candy Gram)の手順はこうです。
- 学校の先生がキャンディーを販売する
- 子どもたちが先生からキャンディーを買う
- 誰にキャンディーを送りたいか先生に伝える
- 先生が相手の子どもにキャンディーを届ける
匿名でお友達に届けることもできるので、送り主の名前を隠してサプライズすることもできるんですよ。
誰かからキャンディーをもらえるかも!と子どもたちはワクワクして1日を過ごすんだとか!
このキャンディーグラム(Candy Gram)は募金活動の一環として学校で行われるので、キャンディーの売り上げは寄付されるそうです。
カナダのバレンタインデーのまとめ
さて今回はカナダのバレンタインデーについてまとめました。
カナダでは「バレンタイン=恋愛イベント」という認識が多少ありつつも、性別問わず、ふうふ、パートナー、家族、友人、クラスメートなど、身近な人に愛と感謝を伝えて楽しむイベントなんですね。
ふうふや恋人はロマンチックな日でもあり、子どもたち同士は交換しあって楽しむ日。
学校では全員に配ることが鉄則なので、「自分だけもらえない」と気落ちする子どもがいないのは良いな〜と思いました。
カナダで過ごすバレンタインデーが思い出に残る日になりますように!!