カナダ永住権のためのLMIA

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カナダ永住についてカナダ留学コンパスの記事で紹介していますが、就労ビザがカナダ永住を目指すためのスタートラインに立つための条件の一つになる場合が多いです。

就労ビザには様々な種類があり、雇用主を限定しているかどうかや、ポストグラデュエーション・ワークパーミット(ポスグラ)のように、指定の学校を卒業することによって取得可能になるものがあります。

今回の記事では、LMIAの手続きを経て取得する、最も一般的な就労ビザを足がかりとして、カナダ永住につなげるプランを、サンプルケースを用いてご紹介します。

カナダ永住についての概要をまず知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

カナダのビザについての概要は、こちらの記事で解説しています。

永住権の合格ラインが高くなっている!?

カナダ永住権を取得するためには、ポイントシステムでポイントを稼ぐことが必要な場合が多いです。

そして、2019年現在、特にブリティシュコロンビア州で、州の永住制度PNPの推薦を受けるためのポイントの合格ラインが高くなっている傾向があります。

これは、カナダへの永住が厳しくなっているというわけではありません。

カナダの永住先としての人気が高まっているため、応募者が増え、より高いポイントで申請する応募者が増えたため、合格ラインが上がっているのです。

カナダは世界の住みよさのランキングでも常に上位にランクされる国なので、海外永住を目指す世界中の人々から人気なのは理解できますが、永住のハードルが上がってしまうのは辛いです。

カナダが移民の受け入れに消極的になっているわけではないですが、競争は激しくなっているので、その競争に勝ち抜けるプランを用意して臨まなければいけません。

BCPNPの、Entry Level and Semi Skilledという制度をご紹介しましたが、州の推薦を受けるためのポイントを獲得するために時間がかかる場合、その期間中就労ビザを延長しなければいけません。

カナダの公立カレッジ、大学を卒業していれば、ポスグラビザが最大3年間取れますし、配偶者ビザがあれば、配偶者が持っているビザと同じ期間のオープンワークパーミットを取得することができます。

ポスグラビザや配偶者ビザの取得が難しい場合、LMIAの手続きを経て、通常の就労ビザを取得します。

今回の記事では、LMIAを使うケースをメインにご紹介します。

BCPNPのEntry Level and Semi Skilledの制度について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

永住プランを綿密に考えましょう

カナダ永住にどんな制度を使うのか、綿密に考えましょう。

大きく分けると、カナダ連邦政府(国政府)の永住制度「エクスプレス・エントリー」と州政府(地方政府)の永住制度「PNP」のどちらかを使うことになりますが、それぞれに長所と短所があります。

エクスプレス・エントリーとは、2015年から導入された、熟練労働者(スキルド・ワーカー)を対象にした永住権制度です。

エクスプレス・エントリーについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

PNPについては、州ごとにいくつか記事をまとめています。

 

エクスプレス・エントリーとPNPをひと通り理解できたでしょうか?

ここからは、カナダ永住権取得へのプランをどう固めていけばよいのか、サンプルケースに沿って解説します。

カナダ永住プランをサンプルで解説

この記事では、永住権申請を分かりやすく解説するためにサンプルケースを用いています。

サンプルケースを用いた別の記事でも紹介しましたが、永住権を取るためには数年掛かるのが普通です。

そして数年経つと、永住権の制度や制度ごとの合格ラインが大きく変わってしまいます。

今回の記事は、BCPNPの合格ラインが上がっていることに対応するためのプランです。

ですが、実際にプランを立ててカナダに留学、就職して、数年掛けて条件を満たしても、「合格ラインが下がってそこまでの準備は必要なかった」とか、「合格ラインがさらに上がって永住権申請ができなかった」ということが起こりうることをご理解ください。

このサンプルケースは、「今の制度が数年後も続いている」という仮定の世界を前提にしていることにご注意ください。

では、サンプルケースをご紹介します。

J・Yさん(仮名、26歳)のケース

J・Yさん(仮名)

J・Yさん(写真はイメージ)

J・Yさんは全国チェーンのファミリーレストランに勤める30歳の男性で、実家で両親、姉と暮らしています。

J・Yさんは大学在学中から今の会社でアルバイトとして働いていて、卒業後正社員として就職しました。

就職してから8年が経ち、副店長、店長と順調に昇進しましたが、今の仕事が正直きついと感じています。

レストランの仕事は、学生のアルバイトを中心に回っていますが、シフトを当日キャンセルする子が多く、彼らの穴埋めをするためにキッチンやフロアの勤務に入るので、本来の店長業務のデスクワークの時間がほとんど取れません。

朝8時の開店から夜11時の閉店まで勤務していることがほとんどで、休日はほとんど取れません。

自分の周りの先輩の様子を見ても、昇進しても給料が上がらない割に責任ばかりが増え、5年後、10年後に自分が同じ状態になっていると思うと、まったく希望が感じられません。

先が見えない今の仕事環境から、退職を決意したJ・Yさん。

会社を辞めたあとのことは考えていませんが、まずはワーキングホリデーで海外に行ってみたいと思っていました。

J・Yさんは既に30歳なので、ワーキングホリデービザを取得するにはギリギリのタイミングです。

ネットでの情報収集を始めたところ、カナダ留学コンパスのウェブサイトを見つけました。

ワーホリ先をカナダにするかもまだ決めていなくて、カナダ永住のことなど考えたこともありませんでしたが、カナダ留学コンパスの無料相談で、J・Yさんの人生が大きく変わることになります。

カナダ留学コンパスの無料相談

J・Yさんは、カナダ留学コンパスの無料相談で、カナダのワーキングホリデーについて聞いてみることにしました。

末永

カナダは海外から永住者を広く受け入れています。
事前に計画をしっかり立てれば、カナダ永住も十分可能ですよ

カナダの永住などまったく考えていなかったJ・Yさんでしたが、専門家の説明を聞いて、カナダ永住に興味が出てきました。

プランが何も決まっていなくても、カナダ留学コンパスの無料相談をご利用ください!

自分でも気づいていなかった、隠れたニーズを発見するお手伝いをします。

では、J・Yさんのカウンセリング内容はどんなものだったのでしょうか?

 

 

末永

こんにちは。よろしくお願いします。
まずは、カナダ渡航の希望をお聞かせください。

J・Yさん

カナダにワーキングホリデーで行ってみたいと思っています。

 

末永

英語力はどのくらいですか?
カナダでワーホリ中に、どんな仕事をしたいですか?

J・Yさん

英語は大学まで勉強したので、普通です。
レストランで働きたいと思っています。

末永

ワーホリ後のキャリアはどのようにお考えですか?
日本での再就職でアピールできたり、カナダでキャリアを積んでいくためには、ワーホリでただ働くだけでは十分ではないです。
学校に通って、英語力をアップしてから働くのがおすすめですよ。

 

 

 

J・Yさん

そうなんですか?実は日本での仕事に疲れてしまって、カナダでは休みたいと思っていたんです。

 

末永

ワーキングホリデーの1年間を遊びに使って満喫することも、もちろん可能です。ワーキングホリデーですから。
でも、日本でレストランの調理の経験をお持ちなら、しっかりプランを立てて勉強して働くことで、カナダの永住権を取ることも十分可能なんですよ。
カナダ永住権について考えてみたことはありますか?

 

J・Yさん

いえ、まったくないです。
でも、可能性があるなら、詳しく話をお聞きしたいです。

末永

永住を目指すのでも、ガッチリ遊ぶのでも、カナダ滞在の最初の数カ月は語学学校に通うことを強くおすすめします。
理由は、語学学校に通うと英語ができるようになるだけでなく、カナダに人脈ができるからです。
語学学校に通うと、仕事探しや、職場での普段の生活に絶対にプラスになるので、語学学校に通ってからお仕事をされるのがいいですよ。

 

J・Yさん

そうなんですね。では、語学学校に通おうと思います。
レストランでの就職は大変ですか?

末永

バンクーバーのような観光客の多い都市で、日系のレストランなら、問題なく仕事が見つかりますよ。
レストランの調理の仕事は、カナダ永住に繋がりやすい仕事のひとつなんです。

J・Yさん

そうなんですね。
永住についても考えてみようと思います。

 

カナダ留学コンパスの無料相談で、J・Yさんはカナダ永住権に興味を持つようになりました。

J・Yさんのカナダ渡航前のプロフィールは以下のとおりです。

J・Yさんプロフィール(カナダ渡航前)

  • 年齢(31歳)
  • 学歴:4年制大学卒(日本)
  • 職歴:レストランアルバイト3年間、レストラン正社員8年間(日本)
  • 英語力:TOEIC660点
  • 同伴家族:なし
  • カナダ滞在歴:なし

J・Yさんはカナダ永住できるのでしょうか?

事前にプラン作成

カナダ永住権取得のためのポイントを稼ぐには、学歴、職歴、英語力を伸ばすのが最も一般的です。

J・Yさんはカナダ留学コンパスの無料相談で語学学校に通うこと決めましたが、永住権取得のポイント対象になる、カナダのカレッジ、大学に通う予定はありません。

職歴、英語力のポイントで勝負です。

J・Yさんは、エクスプレス・エントリーのカナディアン・エクスペリエンス・クラスでのカナダ永住を目指すことにしました。

カナディアン・エクスペリエンス・クラスは、1年間のカナダでの専門性レベルB以上の職種でのフルタイム就労が申請のための条件なので、ワーキングホリデービザの期間中フルに働いたとしても、申請条件を満たすと同時にビザが切れてしまいます。

ワーホリビザが残り半年くらいのタイミングで、LMIAの手続きをして、就労ビザを取得するというプランでカナダに渡航しました。

カナダ留学と仕事探し

日本でワーキングホリデーのビザを申請し、承認されましたが、カナダには観光ビザで入国しました。

そして入国後3か月間語学学校に通い、その間に仕事探しをしました。

仕事探しの際は、

  • ワーキングホリデー終了時に、ビザサポートをして欲しいこと

を強調して求職活動をしました。

ワーホリ後のビザサポートの要望に難色を示して採用に至らなかったこともありましたが、この点に妥協するわけにはいきません。

カナダ留学コンパスの履歴書、面接サポートも利用して、J・Yさんは日系レストランのクック(調理師)の職種で採用されました。

勤務開始日の前の週にアメリカとの国境に行ってワーキングホリデービザを取得し、すぐにSINナンバーも取得しました。

ワーホリ後は就労ビザを取得

J・Yさんは一生懸命働いたので、職場からの評価も非常に高く、雇用主は快くビザサポートをしてくれました。

ワーホリビザが切れる4か月程前から就労ビザ申請のためのLMIAの手続きを開始し、無事に2年間の就労ビザを取ることができました。

そして、ワーホリビザが切れると同時に、クックとしての就労期間が1年間になり、永住権申請のスタートラインに立つことができました。

いよいよ永住権申請

さて、J・Yさんの永住権申請は成功するのでしょうか?

 

J・Yさんプロフィール(永住権申請時点)

  • 申請者:J・Yさん(32歳)
  • 学歴:4年制大学卒(日本)
  • 職歴:レストランアルバイト3年間、レストラン正社員4年間(日本)、クック1年間(カナダ)
  • 英語力:CLB6(CELPIP全バンド6)
  • カナダ滞在歴:1年間

さて、この時点でJ・Yさんはカナダ永住権取得ができるのでしょうか?

エクスプレス・エントリーのポイント計算

J・Yさんはカナディアン・エクスペリエンス・クラスの申請条件を満たしています。

早速エクスプレス・エントリーの1200点満点のポイントシステムで何点取れるか計算してみましょう!

 

J・Yさんのポイント計算(EE)

  • 年齢 99点
  • 学歴 120点(4年制大学卒業)
  • カナダの学歴 0点
  • 英語力 36点
  • カナダの職歴 40点(1年間)
  • 英語力と学歴による加点 13点
  • 英語力と日本の職歴による加点 25点

合計 383点

383点、かなり足りません。

エクスプレス・エントリーのドローイングの最低点は450点前後なので、かなり足りません。

点数を上げるために

では、確実にインビテーションをもらうために、スコアを上げるにはどうすればいいでしょう?

J・Yさんの場合は、次の方法があります。

 

J・Yさんがポイントを上げる方法

  • 英語テストのスコアを上げる
  • カナダでの職歴を2年にする

カナダでの職歴を2年にするのは、今の就労ビザの有効期限内に可能です。

英語テストは受験料が高いので、再度受けるのは辛いですが、背に腹は代えられません

結局腹を括って、CELPIPをもう一回受けました。

その結果、リーディング、リスニング、ライティングで7を、スピーキングで6の成績を取ることができました!

カナダでのクックの職歴を2年にして、英語スコアをアップさせたことにより、J・Yさんのポイントは452点になりました。

すぐに無事にインビテーションがもらえ、その後、本申請し、およそ半年後、J・Yさんはカナダ永住権を取ることができました。

まとめ

いかがでしたか?

最後にJ・Yさんがどうしてカナダ永住権にたどり着けたのかをまとめます。

J・Yさんの強み

  • 申請時の年齢が若かったため、年齢のポイントが高得点だった
  • 日本でのNOCレベルB相当の就労経験があった
  • ワーホリの始めからビザサポートしてくれることを条件に就職先を探した
  • LMIA就労ビザを取ってカナダ滞在を延長することができた
  • カナダでの職歴を2年間に伸ばした
  • 英語テストで得点を稼げた

カナダ永住権取得でポイントを稼げる要素は、学歴、職歴、英語力です。

カナダ渡航前からしっかりとプランを立てることが何より大事です。

ワーホリ中の就労でアピールして、ワーホリ終了時にビザサポートをしてもらえるかどうかが鍵です。

まずはカナダ留学コンパスの無料相談をご利用ください。

カナダ永住権取得は決して簡単ではありませんが、カナダ留学コンパスが永住までサポートします。

一緒にカナダ永住を目指しましょう♪

免責

ビザ申請、永住権申請の手続きや規定、ルールはカナダ移民局が予告なく頻繁に変更しています。

そのため、こちらのサイトに記載していある情報を元に何らかの判断を行う際には、弊社にご相談いただくか、カナダ移民局のウェブサイト等をきちんとご確認ください。

弊社のサイトは、ビザ申請、永住権申請に関する責任を負うものではございません

弊社サイトをご覧になってご自身でお手続きをすすめたり、他社に相談したりして生じたいかなる問題に関して、弊社では一切責任を負いません

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