カナダのワーホリから観光ビザに切り替える方法とは？

カナダで1年間、自由に働けるのがワーホリです（参考：カナダのワーホリについて）。

ですが、1年間以上は滞在できないし、一生に一度しか使えません。

「ワーホリの期間は終わったけどもっとカナダにいたい」という人の場合はどうすればいいのでしょうか？

もっとも手軽なのは観光ビザ（visitor record）を申請して、半年間滞在を延長する方法です。

本記事では、ワーホリから観光ビザに切り替える方法を紹介します。

カナダ滞在延長のための観光ビザとは

日本人は観光ビザ不要って聞いたけど？

滞在を延長する目的の場合には申請が必要なんです。

どちらも日本語では『観光ビザ』と呼ばれるので混乱しがちです。

カナダでの滞在を延長したい場合には、visitor record の申請が必要ということです。

ワーホリから観光ビザへの切り替えに必要なもの

それでは、カナダのワーホリから観光ビザ（visitor record ）へ切り替える際に必要なものを紹介します。

観光ビザでのカナダ再入国について

ここで1つ注意があります。

カナダの観光ビザ（Visitor Record）は、カナダの滞在を許可します。ですが、カナダへの再入国を保証するものではありません。

したがって、カナダ国外への旅行を予定している場合、再入国できる条件を満たしている必要があります。

 

A visitor record says that you have visitor status in Canada and how long you can stay.
It doesn’t guarantee that you can leave and then re-enter Canada.
If you plan to travel outside Canada or the United States, you must meet our entry requirements to return to Canada.

Temporary residents travelling outside Canada: What you need to re-enter to Canada

eTAが期限切れの場合は再取得しましょう（料金 $7）。

ワーホリから観光ビザへの切り替えの手順

ここからは、カナダのワーホリから観光ビザへの切り替え手順を詳しく紹介します。

今のビザが切れる前に申請を完了させてくださいね。

申請フォーム（IMM5708）に入力する

まずは、申請フォームの入力を済ませましょう。

先ほどパソコンに保存したIMM5708を、Acrobat Readerで開いて下さい（まだの方はこちらから保存できます）。

入力を済またら、「Validate」ボタンをクリックしてください。

エラーがなければ、最終ページにバーコードが表示されます。その状態で上書き保存して入力完了です。

その他の書類を用意する

次に、残高証明や顔写真など、その他の書類も用意しましょう。

紙ではなくデータにした状態で、1つのフォルダに保存しておくとスムーズですよ。

IRCCのマイページにログインする

準備が整ったら、オンライン申請を開始していきます。

こちらからIRCCのマイページにログインしましょう。

画面を下にスクロールして「GCKey username and password」というボタンをクリックして進めます。

「Apply to come to Canada」をクリックすると personalized document checklist が表示されます。質問に答えましょう。

この他にも生年月日や現在の状況を聞かれますので答えましょう。

「ビジターとして延長が可能」と表示されたらContinueをクリックします。

簡単な質問に答える

続いて表示される質問にも答えていきます。

入力内容の確認画面が表示されますので、確認して次へ進みましょう。

書類をアップロードする

続いて書類のアップロード画面になります。

必要書類を１つ１つアップロードして、次の画面へ。

個人情報などに関する免責が表示されます。

そうしたら、「Signature」に氏名をローマ字で入力して進みましょう。

支払いをする

最後は支払画面です。

支払内容を確認して「Transmit and Pay」をクリック、カードで支払います。

「Transaction Approved」と表示されたらスクリーンショットを撮っておくことをオススメします。

そのままトップページに戻ったら申請完了です。

申請後はマイページの確認を

さて、申請後にすることも確認しましょう。

申請したビザに動きがあれば、マイページにメッセージが届きます。逐一確認しましょう。

なお、メッセージが届くと、その旨がメールに送付されます。ですが、たまにメールが届かないこともあります。

こまめにマイページをチェックすると安心ですよ。

なお、申請中に国外に出ると「申請が無効」になりますのでご注意ください。

【重要】セカンドワーホリについて

さて、ここまで見てきたとおり、観光ビザは手軽な滞在延長方法と言えます。

しかし、観光ビザはあくまで「観光目的で仕事はせず、半年以内に必ず出国する」人向けの滞在許可。

それ以外の方は、セカンドワーホリ（ROワーホリ）のほうが良いかもしれません。

それぞれ解説していきますね。

働きながらカナダに滞在したい方

観光ビザの大きな特徴が、カナダで働けないことです。

当然、滞在中の支出は貯金に頼ることになります。

少しでも滞在中の費用を抑えたい方や、仕事の経験値を積みたい方には向きません。

しかしカナダで働くことができるビザは少なく、ワーホリ以外ならコープやセカンドワーホリになります。

カナダの永住権を目指している方

つぎに、カナダの永住権（移住）を目指している方には、観光ビザはおすすめできません。

なぜなら、観光ビザは元々短期で帰国することを前提としているビザ。

永住権や他のビザの申請時に、不法就労が疑われやすいビザでもあります。できれば使わないのが無難です。

また、カナダの永住権申請には、職歴が重要なファクターとなります（家族移民など、職歴を必要としない移民方法もあります）。

その点、セカンドワーホリなら、期間中の職歴は永住権申請にカウントされるんです。移住に一歩近づきますね！

半年以上滞在したい方

先ほども述べましたが、観光ビザは半年以内の滞在が前提です。

実は、ルール上は何度でも延長申請を繰り返すこともできます。しかし、最近は移民局の目も厳しくなってきています。

特に、潤沢な資金や明確な理由を提示できない場合、観光ビザの却下もありえます。

確実に延長できる保証がなく滞在ステータスが不安定なんです。

反面、カナダのセカンドワーホリなら、一度の申請で1～2年カナダに滞在することができます。

できるだけ長く滞在したいなら、セカンドワーホリがオススメです。

ワーホリから観光ビザ切り替えまとめ

ワーホリから観光ビザに切り替えて滞在を延長する方法について解説してきました。

ご覧のように、観光ビザの申請は自分でも簡単にできます。

しかし、確実に承認されるとは限らない・旅行などで出国すると再入国が保証されない・移住や長期滞在目的には不向きなど、リスクもあります。

長期的な視点から自分にあったプランを考えたい方は、プロに相談してみてください。

思わぬ選択肢が見つかるかもしれませんよ。

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