プロの留学専門家に相談しよう

監修者 監修者
末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。

さて、こちらの2つの記事を見てくださりましたか?

この2つの記事は「なんとかなる!」という内容と、「現実は甘くない」という内容で、相反することを書いているように見えたかもしれません。

かえで

「頑張るぞ!」とやる気になったのに、「理想と現実」を知り、自分の考えは甘かったと打ちのめされてしまいました。

末永

そ……それは申し訳ないです!

しかし、これは実際に留学のご相談に乗っている私たちの現実でもあります。

「勇気を出してやってみましょう!」と留学生の背中を押す一方で、「もっと現実的に考えないと!」と留学生の皆さんにストップをかけることもあるのです。

この記事では弊社の留学アドバイスについて、そして留学生にとって上手な留学エージェントの使い方についてご案内したいと思います。

私たちは「留学コンサルタント」です

私たちは自分たちのことを一貫して「留学コンサルタント」という言葉で表現しています。

多くの留学エージェントでは、「留学アドバイザー」「留学カウンセラー」といった名称を使っている中、私たちはあえて「留学コンサルタント」と自分たちのことを呼んでいるのです。

【セリフ】かえで(汗)
かえで

同じじゃないの?

回りくどくてすみません。とても細かいことなのですが、ちゃんとした意味があります。

オックスフォード辞典によれば、3つの英単語の定義はこのようになっています。

3つの言葉の定義
counselor
(カウンセラー)
a person trained to give guidance on personal, social, or psychological problems.
個人的・社会的・心理的な問題に対してガイダンス(指導・指図)を与える人
advisor
(アドバイザー)
1. a person who gives advice in a particular field.
2. (in a school, college, or university) a teacher or staff counselor who helps a student plan a course of study.
特定の分野でアドバイスを与える人、または、教育機関で生徒に対し、勉強の計画立てを手伝う講師や指導員。
consultant
(コンサルタント)
a person who provides expert advice professionally.
プロとして専門的なアドバイスを提供する人

カナダ留学コンパスの留学コンサルタントたちも、「カウンセラー」として、特には優しく、または厳しく指導させていただくこともあります。

そして「アドバイザー」として、留学プランを作成したり、学校の授業の取り方など具体的なアドバイスをすることもあります。

でも、実際にやっていることを表現する言葉としては「カウンセラー」も「アドバイザー」もしっくりこないのです。

私たちが指導という名のもとに「こうしなさい」と強制したり、「パッケージ旅行」のような留学プランに皆さんを無理やりあてはめるようなことはしないからです。

末永

留学を指導するのでも、留学プラン作成を手伝うだけでもなく、留学全体についての専門的なアドバイスをしています!

我々の使命は「留学のプロとして、留学生に専門的なアドバイスをすること」だと信じており、強い信念を持って運営をしています。

かえで

なるほど! 心強いなぁ!!

カナダ留学の「プロ」としてのアドバイスとは?

ではプロとしての留学アドバイスは、一般的な「アドバイス」とはどう違うのでしょうか?

弊社の強みをまとめました。

【1】多くのデータに基づいた根拠のあるアドバイス

私たちカナダ留学コンパスは、年間で数千人ものお手伝いをしております。

そのため、弊社には圧倒的な数のデータがあり、根拠のあるアドバイスができるのです。

末永

多種多様な条件にいらっしゃる皆様のご相談や希望をうかがっていますから!

そして、私たちが見ているのは、留学生が「留学しているの間」だけではありません

留学後に日本に帰国した方や、カナダに残った方まで、数多くの留学後の人生を見ています。

その中には「トントン拍子でカナダを満喫できた人」や「うまくいかなかった人」などいろいろなケースがあるのです。

後悔しながらカナダを去った人が、「どうすればうまくいったのか?」も完全に把握しております。

そのため、もしかするとご相談主様のご希望とは違うことをお勧めすることもあります

なぜなら、「そのやり方で成功した人が極めて少ない」という過去のデータに基づいてお話ししているからです。

末永

多くの人生を見てきたため、私たちのアドバイスは長期的な視野に立っているとも言えるでしょう。

【2】客観的である

今は便利な時代で、多くの留学経験者の成功体験失敗談がネット上で共有されていますよね。

ブログ、note、YouTube、Twitterなど……。手軽に、しかも無料でそれらを手に入れることができるようになりました。

私たち留学エージェントから見ても、ご自身でいろいろな情報を得て考えられる状況はすばらしいことだと思っています。

ただ、それらは、その個人が経験して感じた1人の主観的な意見だということを忘れてはいけません。

末永

100%そのまま、ご自身にあてはめることは難しいですよね。

また、友人や家族、先輩などから留学のアドバイスをもらうことがあるでしょう。

こういった方々は、「あなた」という個人の性格や都合なども知っているため、主観的に、または「留学」以外の要素も踏まえたアドバイスをくれることもあるでしょう。

それに対して、私たちは留学のプロフェッショナルという立場でアドバイスを考えます。

あなたの状況や希望条件などから、できるかぎり客観的に見てお話しします。

どのような方法であれば「もっとも効果的にあなたのゴールを達成できるか?」だけを考えているのです。

【3】リスクなど「ネガティブ情報」も開示

私たちは「留学エージェント」と呼ばれていますが、ひとつの「会社」です。

そのため、利益を得ることは会社の存続のために重要であります。

ですが、私たちは次のようなことは一切いたしません。

私たちが絶対にしないこと

  • 営業のために留学の良い側面ばかりを見せる
  • 実現不可能な希望だとわかっていながらそれを伝えない

なぜなら、それはプロの仕事ではないと考えているからです。

これは、日本のNPO留学協会も強くこの留学業界に訴えていることです。

末永

私、末永は、日本留学協会の定める「RCA留学アドバイザー試験」に合格した公認の留学コンサルタントです。

私たちのオフィスはカナダにあります。

そのため、弊社以外の留学エージェントに依頼して渡航した留学生の「駆け込み寺」としてご相談を受けることがあります。

たとえば、30歳を超え、お金もない、英語もできないのに永住権を求めて留学した方など……。

「現実的ではない期待」を持ったままカナダに渡航してしまい、「現時点では永住権は不可能」だと知り、
現地でガッカリしてしまう方も多く見てきました。

かえで

なんでそんなことに?!

なぜなら、その方がお願いした留学エージェントが「永住権を得られる可能性が低いとわかっていながらカナダに留学させた」からです。

末永

ネガティブな情報」や「ありのままの事実」をきちんとお伝えしなかったことが原因です。

留学は良いことばかり、全て思い通りというわけには行きません。

リスクを踏まえての判断をしていただきたいため、私たちは本当のことを伝えます。

留学エージェントの上手な使い方

さて、ここまでではカナダ留学コンパスの「プロとしての留学アドバイス」がどのようなものかについてお話ししてきました。

では、私たちをどのようにお使いいただくと有益なのでしょうか?

ここでは留学エージェントの上手な使い方を紹介します。

【1】「あなたが主役」という姿勢を常に持つ

まず大切なのは、常にあなたが留学プランニングの主役であるという意識です。

末永

繰り返しになりますが、私たちは「留学コンサルタント」です。

たとえば、ゲームにたとえてみましょう。

そのゲームの「主人公」はもちろんあなたです。

「あなたにしかできない冒険」をどのようにデザインするか。そして進めて行くかは、あなたにしかできません。

かえで

主人公が、自分の冒険(人生)を他人任せにしてはいけないってことだね。

とはいえ、主人公であるあなたは時にとても孤独なものです。

ひとりで考えていると、「お金は?」「体力は?」「うまくいくのだろうか?」と不安ばかりがつのってしまいます。

そんなときに「冒険を成功させるためのヒント」を、要所要所でお伝えするお助けキャラクターというのが「留学コンサルタント」だと思ってください。

「豊富な経験」から根拠を持って、客観的にリスクも踏まえて今後の留学プランについてアドバイスする存在です。

もちろん、私たちからのアドバイスをどのようにとらえ、ご自分の人生に当てはめ、修正、改善していくかはあなた次第です。

ネガティブな情報はリスクとしてお伝えしますが、事前に知ることでそれに対策することができますよね。

「決して、無理だからやめろ」と言いたいわけではありません。

皆さんの留学を限りなく成功に近づけるために、「主人公」として、コンサルタントのアドバイスを参考にしてほしいのです。

【2】希望やイメージはできるだけ出す

「あなたが主役」だと言われても、なかなか相談することができない人もいるかもしれません。

「お門違いなことを聞いているのでは?」と思ってしまい、相談することに対して「恥ずかしい」という感覚を持つ方もいます。

かえで

「こんなこと聞いても呆れられないかな?」と躊躇してしまいます……。

でも、そういうときこそ相談をしてほしいのです。

そして、無理だと思っていることも含め、できるだけ詳しく相談する方が良いアドバイスを受けられるはずです。

末永

特に、長く説明してくださるほど、勘違いや思い込みが生じている部分などの見極めができます!

実は、留学で学べるプログラムは皆さんが思っている以上に多岐に渡ります。

「お部屋探し」をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。

お部屋の「イメージ」だけでも構わないので、どんどん伝えることで、ご自身の中でも意見が固まってきます

言ってみた後で「あれ? これはちょっと違うかな?」と、知らなかった自分の希望に気づくことも。

当初の留学プランや希望を「プロトタイプ(叩き台)」にして、より確実で理想のプランに一緒に仕上げて行くようなイメージを持っていただけるといいでしょう。

特に「ビザ」というものは、一筋縄にはいきません。

素人が1か月悩んでも解決しないことでも、プロに話を聞くだけで一瞬で解決する次のような事例もよくあります。

よくある事例

  • こうしないといけないと思いこんでいた
  • プログラム名を勘違いしていた
  • 他の国の規定とごっちゃになっていた
  • 間違えた思い込みでずっと調べていて、ほしい情報が出てこなかった

時間は有限です。自信のないプランをひとりで作り進んでいくよりも、プロに相談するほうが効率的です!

【3】ネガティブな情報も伝える

弊社には毎日、たくさんの相談が寄せられます。

その中には、コンサルタントに気を遣って「他社で相談していること」を黙っている人もいますが、だいたいわかります(笑)。

そもそもですが、「いくつかのアドバイスを聞きたい」と思うのは当然なので、遠慮なく申し出てください

末永

それが理由で、ぞんざいに対応することはありえませんから!

意外かもしれませんが、「ほかの留学エージェントにも相談している」と伝えていただいたほうがいいのです。

その方の条件を見ることで、「弊社のプランがどういう理由で良いか?」のご説明をざっくばらんにできるからです。

留学エージェントは、ある意味では学校の代理店のようなものですが、大幅な割引合戦を行ってお客様を取り合うことはしていません

そのため、留学エージェントを選ぶ基準は信頼できるかどうかだけでいいと思います。

ほかにも、次のような「ネガティブな情報」を伝えることをためらう方が多いです。

ネガティブな情報例

  • 持病/障害/アレルギーがある
  • 予算に不安がある
  • 英語力に自信がない

「留学相談や手配を断られてしまうのではないか」と思うかもしれませんが、これは全くの逆です。

たとえば、以前ホームステイ入居後のオリエンテーションで「僕はそばアレルギーなんですが大丈夫ですかね?」と申し出があったケースがありました。

今まで大きなアレルギー反応もなく生きて来たので、面倒だと思われたくなくて、ホームステイ手配のアンケートに書かなかったのだそうです。

これを知って、ホームステイ手配担当が真っ青になったのは言うまでもありません。

もしかすると、あなたの中では「大したことではない」と思っている情報が、実は手配上重要な場合もあります

末永

気になったことは、できるかぎり早めに申し出てください!!

予算も同様です。

「予算はいくらぐらいですか?」と聞かれた際に、あまり高く言うと高い学校をすすめられるのではないかと思うかもしれません。

そのため、あえて実際よりも低い予算を申し出る方がいますが、これも必ず事実を伝えてください

「見積もり」を見て音信不通になってしまう方も稀にいますが、非常にもったいないです。

見積もりの提示額は決定した金額ではないわけで、そこから希望に合わせてプランを変更していくものですから!

【4】最新情報を得る・現地ならではの情報を得る

驚くかもしれませんが、日本人は留学情報を得るのが遅いのです。

かえで

えっ、どういうことですか?

最近はインターネット上の情報が多いため、「すごくよく調べていらっしゃるな」と感じる方が増えています。

ところが、日本語で得られる情報……つまり日本人が発信している情報は、留学のトレンドからは少々遅れていることが多いです。

日本人は性格的に「レイトマジョリティ(サービスや商品を大多数の人が導入してはじめて購入する層)」であることが多いという事実があります。

留学での「アーリーアダプター(商品やサービスが出たらいち早く購入する方)」は、中国や韓国、インドなどが該当します。

彼らは非常に決断が早く、これら大多数の動きに応じて、留学マーケットが動きます。

たとえば、最近になってやっと日本語でも情報が出始めた、情報に次のようなものがあります。

親がカナダに留学することで、子どもを公立小学校に無料で通わせることができる

これは裏技的で画期的な留学だと思われているかもしれませんが、韓国ではもう5年以上も前から大流行していました

カナダのカレッジや大学を出てポスグラビザを通して、カナダで就労→移民というプランも、新しくはありません。

2008年(13年前)に開始してからというもの、中国人、インド人、中東国からの留学生が殺到し、カレッジや大学のクラスの国籍比率が一変するほどでした。

近年人気のコープ(Co-op)も、カナダでワーキングホリデーが使えない南米系の学生を中心に2015年には大流行の兆しを見せていました。

とはいえ、レイトマジョリティが悪いということではありません。

アーリーアダプターの方は、初期の混乱時期に留学しているわけですから、情報もなく、失敗も多かったはずです。

現在はそれらを経験して、学校側もより安定して提供できるようになっているわけですから、失敗なくいいとこどりができるのは確かです。

ただし、これだけは知っておいてください。

今現在、留学生の皆さんの目に止まるような留学情報は、すでに現地のトレンドとは違うということを。

現地にいる私たちは、常々、学校を訪問したり、担当者とミーティングの時間を取ったりしています。

そのため、トレンドをかなり間近で見ています。

ぜひ、カナダ留学の現在進行形の留学を知るためにもアドバイスを受けることをお勧めします。

末永

とはいえ、我々が「新しい留学プラン」や「知られていないプログラム」をご紹介すると「何言ってんだ、この人……」と思われることもがあります(汗)

まとめ

この記事を参考に、上手な留学エージェントとの付き合い方アドバイスの活用方法を知っていただけたら嬉しいです。

私たちは、留学コンサルタントです。

つまり留学のプロとして知識や経験を元に皆さんの留学をサポートしています。

ぜひご一緒に、あなただけの留学プランを作っていきましょう!

執筆者 執筆者
末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。

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