コンタクトレンズをしている人がカナダ留学をする場合、以下のような疑問が生まれるでしょう。
コンタクトレンズに関する疑問
- カナダでコンタクトレンズを買うことはできる?
- 日本の処方箋は使える?カナダで処方箋をもらうには?
- コンタクトレンズの洗浄液は売っている?
- 日本から買いだめして持っていくべき?
そこで今回は、カナダでコンタクトレンズを買う方法などをご紹介します。
コンタクトレンズが必要な人は、ぜひ参考にしてくださいね!
このページの目次
カナダでコンタクトレンズを買うことはできる?
結論からいうと、カナダでコンタクトレンズを買うことはできます。
さらに、もしも度数がわかるなら、オンラインショップを利用すれば処方箋がなくても買えます。
そのため、特別な事情がなければ日本から買いだめして持ってくる必要もありません。
カナダのコンタクトレンズはいくらくらい?
カナダでコンタクトレンズをオンライン販売しているPerfectLensの価格情報を例に、コンタクトレンズの価格をご紹介します。
日本でも人気のメーカー「Acuvue(アキビュー)」の製品の場合、価格は以下のとおりでした(2023年8月現在)。
商品名 | 価格(カナダドル) |
---|---|
1 Day Acuvue Moist(30枚入り) | 36.50ドル |
Acuvue Vita(マンスリー、6枚入り) | 64.95ドル |
Acuvue Oasys(ウィークリー、6枚入り) | 36.95ドル |
後ほど他のオンラインショップもご紹介するので、価格や商品を比較して、ベストなものを見つけてくださいね。
コンタクトレンズの洗浄液は買える?
カナダでは、コンタクトレンズの洗浄液も買うことができます。
価格は割高ですが、荷物を減らしたい場合はカナダで買うことをおすすめします。
買える場所は薬局やスーパーなどです。
英語メモ
- コンタクトレンズ洗浄・保存液:contact lens solution
なお、バンクーバー都市圏にある主な薬局は以下の記事にまとめています。
カナダでコンタクトレンズを買う方法
次に、カナダでコンタクトレンズを買う方法をご紹介します。
方法は、大きくわけて3つあります。
コンタクトレンズを買う方法
2と3の方法は処方箋が必要になります。
処方箋なしで買いたい場合はオンライン購入が基本です。
また、処方箋を出す場合には視力測定をする必要があり、費用がかかります。
クリニックやメガネ屋などによって価格は異なりますが、目安は100ドル前後を見積もっておきましょう。
費用について、MSP(ブリティッシュ・コロンビア州の公的保険)は補償の対象外です。
ただし民間の海外旅行保険に加入している場合は対象の可能性があるので、補償内容を確認してみましょう。
❶オンラインで買う
カナダでは、オンラインでコンタクトレンズを買うことができます。
処方箋がいらない場合が多く、価格やセール情報を簡単に比較できるのでとても便利です。
眼科に行く必要がない場合は、ぜひ利用してみてください。
主なオンラインサイトを紹介します。
オンラインサイトの例
なお、注文時は度数を入力する必要があります。
度数はコンタクトレンズの箱に記載されているので、ご自分の使っているコンタクトレンズの箱をチェックしてみてください。
❷ドラッグストアやメガネ屋で買う
ドラッグストアや、メガネ屋でコンタクトレンズを買うこともできます。
検眼医が在籍していて、メガネやコンタクトレンズ用の視力検査をしてくれるお店もあります。
ショッピングモールなどに入っていることもあるので、買い物のついでにコンタクトが買えて便利ですよ。
ショッピングモールについて詳しくはこちら
❸眼科に行く
次の方法は、眼科に行って処方箋を出してもらった上で購入する方法です。
事情がありお医者さんにみてもらう必要がある場合や、オンラインで買うのは不安という人に向いています。
コンタクトレンズを購入するまでのステップは以下のとおりです。
ステップ
- 視力測定の予約をする
- 検眼医(optometrist)に処方箋をもらう
- コンタクトを購入する
視力測定は、予約がいらないこともありますが、予約したほうが待たなくて安心です。
バンクーバーエリアにある検眼医(optometrist)がいるクリニックを検索して、指定の方法で予約を取りましょう。
処方箋をもらったら、クリニックでコンタクトレンズを購入します。
処方箋について
ここでは、コンタクトレンズを購入する上で使う処方箋(prescription)に関する疑問をまとめます。
日本の処方箋は使える?
日本の処方箋は、そのまま(日本語のまま)では使えない可能性があります。
処方箋に載っている項目が似ている場合(英語でも読み取れる場合)、対応してもらえる可能性はありますが、いずれにしても購入先に問い合わせないと確実なことは言えません。
他の薬と同様に、日本の主治医に英文の処方箋を作成してもらうのが無難でしょう。
ただし、カナダで処方箋をもらうこともできるので、日本の処方箋を持っていなくても基本的に問題はありません。
カナダで処方箋をもらうには?
カナダでコンタクトレンズを買うための処方箋をもらうには、コンタクトレンズ用の視力検査を受ける必要があります。
先に紹介したように、眼科、またはメガネショップやドラッグストアの薬局などで受け付けていることがあるので最寄りの場所をチェックしてみましょう。
検査時は、以下の情報を求められる可能性があるため、準備しておきましょう。
準備するとよい情報
- 加入している保険(保険証を持参)
- 使用しているメガネやコンタクトレンズの情報
- 服用している薬(内服薬・目薬など)
その他、必要な持ち物や情報がないか、予約時に確認をすると安心です。
日本からコンタクトレンズを持ち込むことはできる?
どうしても日本からコンタクトレンズを持ち込みたい!という場合は、持ち込むこともできます。
ただし、コンタクトレンズは「医療機器(medical devices)」と見なされ、90日分までの持ち込み制限があるのでご注意ください。
What types of health products are regulated under the Food and Drugs Act?|Government of Canada(太字は編集部によるもの)
- Prescription drugs for human and animal use (e.g. antibiotics, heartworm medication containing medicinal ingredients on the Prescription Drug List (PDL))
- Over-the-counter drugs for human and animal use (e.g. pain relief tablets and cough medications, oral deworming medication which includes medicinal ingredients not found on the PDL or schedules of the CDSA)
- Natural health products for human use (e.g. vitamins and minerals, herbal remedies, homeopathic medicines)
- Veterinary health products (e.g. veterinary health products for joint support in animals containing active, homeopathic or traditional medicine substances found in List C)
- Medical devices for human use (e.g. thermometers, contact lenses, blood pressure monitors, diabetes test strips, condoms)
- Blood and blood components for human transfusion*
- Human cells, tissues and organs for transplantation*
- Active pharmaceutical ingredients intended for human and animal use
※ルールは変更の可能性があるので、最新情報はカナダ政府のウェブサイトをご確認ください。
3ヶ月を超える滞在の場合は、先に紹介したいずれかの方法で現地購入しましょう。
ちなみに、コンタクトレンズの洗浄液も持ち込みOKです。
ただし機内持ち込みの場合、液体の容量に制限があるので注意してください。
機内持ち込みができる液体の容量は、利用する航空会社のホームページで確認できます。
機内で取り替えたい分だけ機内持ち込み手荷物に入れて、あとは預け入れ荷物に入れるといいでしょう。
コンタクトレンズも含め、留学の持ち物リストに関しては、以下の記事で解説しています。
詳しくはこちら
自分に合った方法でコンタクトレンズを用意しよう
今回は、カナダでコンタクトレンズを買う方法をご紹介しました。
結論として、カナダでも簡単にコンタクトレンズを買うことができます。
買う方法は、以下のとおりでした。
コンタクトレンズを買う方法
- オンラインで買う
- ドラッグストアやメガネ屋で買う
- 眼科に行く
処方箋を使うか使わないかなど、目的に合わせて購入しやすい方法を選んでくださいね。
また、日本からも90日分であれば持ち込みが可能です。
もしも日本のものを使いたいのであれば持参して、足りない分は買い足すこともできるでしょう。
これからカナダに来る人は、今回の情報を参考に荷造りをしてみてください。