カナダはカード社会ですが、留学生もカナダでクレジットカードを作ることができるのでしょうか？
また、どうやってカードを作るのでしょうか。
今回は、カナダのクレジットカードにまつわる、以下のことについて解説します。
この記事でわかること
- カナダで留学生はクレジットカードを作れるか
- クレジットカードを作れないケース
- クレジットカードを作る方法
- クレジットカードを作った後にやることや注意点
カナダ留学で、クレジットカードを作りたいと考えている人はぜひご覧ください。
留学前に日本のクレジットカードを作りたい人は、以下の記事をチェック！
このページの目次
カナダで留学生はクレジットカードを作れる？
結論をいうと、作れる場合があります。
移民の国カナダには、大手の銀行やスーパーマーケットなどが扱っている、留学生でも作れるクレジットカードがあります。
実際に、私もBank of Montreal（カナダの5大銀行のひとつ）の学生用クレジットカードを作りました。
詳しくはこちら
以下は、留学生でも作れる主なクレジットカードです。
留学生でも作れるクレジットカードの例
- Scotia Bank
- CIBC
- BMO
- PC financial
- Walmart rewards
絶対にクレジットカードがないといけないの？
......実際のところ、必須ではありません。
クレジットカードは作らずに、デビットカード（預金口座と紐づけられたカードで、利用後すぐに口座から利用額が引き落とされる）を利用する留学生が多いです。
デビットカードは、カナダの銀行口座を開設すると作れます。
しかし、以下のケースでは、カナダのクレジットカードがあった方が便利です。
クレジットカードがあった方が便利なケース
- 将来的にカナダに移住したい場合
- カナダで車を購入したり、一人暮らしのアパートを借りる場合（クレカの利用履歴やクレジットスコアをチェックされることがあるため）
- ポイントやキャッシュバックを活用し、お得に買い物がしたい場合
カナダで留学生がクレジットカードを作れないケース
「カナダでは留学生もクレジットカードを作れる」とは説明しましたが、誰でもクレジットカードを作れるわけではありません。
たとえば、以下の場合はクレジットカードが作れません。
観光ビザで滞在する場合
観光ビザで滞在する場合、原則として銀行口座が開設できないので、銀行のクレジットカードも作れない可能性が高いです。
審査に落ちた場合
カードによっては、仕事や年収を審査されることもあります。
また、過去にカナダでクレジットカードを利用したことがある場合は、遅れなく支払っていたかなどもチェックされる可能性があります。
それらの審査に通らなければ、クレジットカードを作ることはできません。
カナダで留学生がクレジットカードを作る方法
カナダでクレジットカードを作る方法は、カード会社によって異なります。
ここでは、銀行系のクレジットカードと、スーパーで申し込めるクレジットカードを作る方法についてご紹介します。
銀行系のクレジットカード
銀行系のカードは、以下のいずれかの方法で作ることができます。
銀行系のカードを作る方法
- 銀行口座を開設するときに一緒に申し込む（一番ラク）
- オンラインバンキングから申し込む
- クレジットカード専用のウェブサイトから申し込む
必要書類は銀行によって異なりますが、留学生の場合は、以下の書類提出や情報を求められることが多いです。
求められることが多い書類・情報
- パスポートの原本
- ビザの原本（学生ビザやワーホリビザ）
- 銀行のカード（作成済みの場合）
- 現住所がわかる書類
- カナダ現地の携帯電話番号（銀行口座開設に必要）
銀行口座開設のやり方は、以下の記事をご覧ください。
詳しくはこちら
申し込みを終えたら、後日クレジットカードが郵送されてきます。
スーパーで申し込めるクレジットカード
スーパーのカスタマーサービスで、クレジットカードを作ることができます。
また、セルフレジで会計をしていると、店員さんから「クレジットカードを作らない？」と聞かれることもあります。
クレジットカード作成にあたって、書類は基本的に必要ないです（パスポートやBCIDなど写真つきの公的な身分証の提示は求められます）。
実際に、私もWalmartで買い物をしていたときに、クレジットカードを作成しないかと声をかけられました。
その際は、その場で審査（口頭で質問に答える）をしてもらえました。職業やおおよその年収を聞かれたと思います。
申込フォームの記入も店員さんがやってくれたので、こちらで何か記入することはありませんでした。
審査結果は、その場でわかります。
銀行系カードと同様に、申し込み後は自宅にクレジットカードが郵送されてきます。
クレジットカードを作った後にやること
クレジットカードを作ったら、やらなければならないことがあります。
それは、アクティベートです。
アクティベートとは、クレジットカードを使えるようにする作業のことで、クレジットカード会社がやってくれます。
カード保持者がやることは、「クレジットカード会社にアクティベートを依頼する」こと。
カードが届いたら、クレジットカード会社指定の方法で連絡をしましょう。
たいていの場合、郵送されたカードとともに連絡先や連絡方法が同封されています。
注意
アクティベートをしないと、クレジットカードは使えません。
また、アクティベートをしないまま一定期間が経過すると、カードは使用不能になります（再度申し込みをする必要があります）。
カナダのクレジットカードで支払いをする際の注意点
カナダのクレジットカードは、日本のものと違い、支払いをする際に注意しなくてはいけないことがあります。
支払いが自動引き落としではない
まず、日本と大きく違うのは「支払いが自動引き落としではない」点です。
日本の場合、カードを利用した翌月または翌々月に、指定の銀行口座から利用額が引き落とされます。
しかし、カナダは違います。
利用後に請求書が届くので、期日までに支払いの手続きを自分で行います（オンラインバンキングサイトやクレジットカード会社のウェブサイトで支払いの手続きができます）。
Walmart のカードは、Walmartのサービスカウンターで支払うことも可能です。
いずれにしても、こちらから自主的に支払いをしないかぎり、借金が増えていくので注意してください。
一部だけ払うこともできるが利息がつく
クレジットカードの請求書に「minimum payment due：○ドル」と書かれている場合があります。
これは、指定期日までに請求額の一部だけを返済することができるオプションです。
しかし、その場合未払いの請求額に利息がつくので、割高になってしまいます。
期日までに、まとめて全額支払うことをおすすめします。
まとめ
今回は、カナダのクレジットカードを作る方法や、作った後にやること、注意点などをまとめました。
長期でカナダに滞在する場合は、クレジットカードを作っておくことをおすすめします。
執筆者
カナダ在住ベテランWEBライター。
カナダでの長期滞在・オーストラリアでの語学留学などの豊富な海外経験をもとに、海外生活・英語学習に関する記事を500記事以上執筆。
カナダではカレッジ進学やCo-op留学もしているので、その実体験に基づいた記事が得意。
過去には英会話講師として生徒の英会話力アップ・英検／TOEICスコアアップをサポートした実績や、大学の留学アドバイザーとして700名以上を海外に送り出した実績もある。
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