観光ビザについて

海外に観光目的で行くときに、国によっては「観光ビザ」が必要です。

ではカナダに行くときは、観光ビザが必要なんでしょうか?

先に答えを書いておくと、必要ありません

今回はそんなカナダの観光ビザに関する疑問を、専門家が解消いたします。

カナダの観光ビザについて

ではカナダの観光ビザですが、どんなビザなのでしょうか?

「観光ビザ」ってなに?

まず、「ビザ」という言葉の定義から簡単に説明します。「え? そこから?」と言われそうですが、観光ビザを理解するには必要ですので(笑)。

「観光ビザ」「学生ビザ」「就労ビザ」などのように「ビザ」という名称が使われていますが、「ビザ」とはカナダへの入国を許可するものです。

カナダへの滞在を許可する書類は本来は「パーミット(許可)」と呼ばれます(このサイトでは「わかりやすさ」を重視しているため、便宜上「ビザ」と呼んでいる箇所もあります)。

そして、日本人はカナダに入国する際にビザが不要、という特例が認められています。

つまり、日本人の場合、観光ビザなしでカナダに入国できることを意味します

カナダの観光ビザを取得する条件

カナダの観光ビザを取得するための条件はとくにありません

それどころか、日本人がカナダに行く場合は「観光ビザ」という許可証自体が発給されません

eTA」というネット上での簡易な手続きさえすれば、パスポートのみでカナダに6か月間滞在することができます。

当記事では、このカナダに6か月滞在できる「状態」のことを「観光ビザ」と呼びます。

ただし観光ビザは、あくまで「観光」が目的であるため、通える学校にも制限がありますし、就労はアルバイトも禁止されています(次の項目で紹介します)。

未成年者は追加の書類が必要

未成年者(カナダでは成人年齢が州によって異なり18歳または19歳)がカナダに単独で渡航する場合、追加で書類が必要になります。

未成年者が観光ビザでカナダに単独で渡航するのは、夏休みにサマーキャンプに参加するような場合ですね。

追加で必要なのは次の書類です。

未成年者のカナダ入国に必要な書類

  • 渡航者本人のパスポート
  • 出生証明書(日本の場合は戸籍の写しとその翻訳)
  • 両親がサインした同意書
    (英語かフランス語で書かれ、以下の内容を含むもの:両親の住所、電話番号、カナダで未成年の世話をする人の氏名、住所、電話番号)

戸籍の写しを取り寄せて翻訳するのには時間がかかるので、計画的に準備しましょう。

戸籍に書いてある内容は定型的なので、以下のようなサービスを利用すると便利です。

ワールドワイドトランスレーションズ

 

カナダの観光ビザでできること

観光が目的でカナダに滞在するための観光ビザですが、観光以外にもできることがあるんです

学校に通える

実は、6か月未満であれば、学生ビザを取らなくても、観光ビザで学校に通うことができます

3か月や4か月の語学留学であれば、学生ビザを取らなくても学校に通えるのはありがたいですね。

ただし、プログラムの中にインターンなどの職業体験が含まれている場合、6か月未満でも学生ビザが必要になることがありますので、ご注意ください。

就労はすべてNG

では、観光ビザで働くことはできるのでしょうか?

残念ながら、働くことは一切できません

給料をもらわない活動である「ボランティア」ですら禁止されていますのでご注意ください。

ご注意ください!

観光ビザカナダ滞在中に、イベントのボランティアを単発で数日行った程度では問題になりません。でも、週3日ぐらいのペースで定期的にボランティアで働いていると、「こっそり給料をもらっているんじゃないか?」と不法就労を疑われます。気をつけましょう。

カナダの観光ビザ申請に必要な費用

では、今度はカナダの観光ビザに必要な費用についてです。

日本からカナダに入国し6ヶ月未満の滞在なら「観光ビザ」が不要だと書きましたが、ビザ自体が不要なため費用もかかりません

ただし、カナダに観光ビザで滞在し、さらに滞在期間を延長する際には$100が申請費用として必要になります(あとで詳しく説明しています)。

カナダの観光ビザの有効期間

カナダの観光ビザの有効期間は6ヶ月です。

つまり、前述しましたが、日本人の場合はビザ無しで6ヶ月間はカナダに滞在することができます。

カナダの観光ビザは延長できる?

カナダの観光ビザですが、実は延長することもできます

日本からカナダに入る際には、申請が不要ですが、滞在期間を延長する際には申請が必要になってきます。

観光ビザ

次の項目ではそのやり方を紹介しますね。

【延長時のみ】カナダの観光ビザを取得する方法

では、観光ビザを取得してカナダ滞在を延長するには、具体的にどうすればよいのでしょうか?

まずはビザの申請をしなければいけません。

「オンライン / 郵送」で申請

観光ビザの申請は、こちらの2つから選択できます。

観光ビザの申請方法

  • オンライン申請
  • 郵送申請

オンライン申請の方が簡単で便利なので、特別な理由があってオンライン申請を使えない場合以外、オンラインで申請することをおすすめします。

申請方法は、ざっくりと書くとこちらのとおりです。

観光ビザの申請手順

  1. オンラインで質問項目に答えていく
  2. 観光ビザ申請の画面に進む
  3. その画面で指定される添付書類をアップロード
  4. クレジットカードで申請費用$100を支払う

簡単な手続きですが、カナダ留学コンパスに申請代行を依頼していただくことも可能です! いつでもご相談ください。

観光ビザ延長の申請に必須の「残高証明」

観光ビザ申請のための添付書類は、パスポートのコピーや証明写真のほかに、残高証明(資産の証明)が重要です。

残高証明(資産の証明)というのは、銀行の口座にある残高金額を証明するものです。

通常だと、銀行の残高証明書(発行日がビザ申請から1か月以内のもの)を使用し、$6,000以上の預金が必要です。

残高証明で必要な金額

$6,000

1カナダドル = 85円で換算すると51万円ということになりますね。

本人の口座だけではなく、家族、親族の口座など、複数の口座を合算して申請することもできます

なぜ残高証明が必要なのかというと、不法就労を防ぐためなんです。

十分な資産を証明できる旅行者は「旅行中に不法就労する危険性が少ない」とカナダ政府も安心できるので、証明として示す資産は多ければ多いほどいいです。

カナダの観光ビザの「有効な」使い方

カナダを観光するときに使うのが観光ビザですが、どのようなときに有効に使えるのでしょうか?

「こんなときに使うのをオススメ!」というシチュエーションを紹介します。

 6ヶ月未満の短期留学のとき

既述しましたが、6か月未満の短期留学なら観光ビザだけで可能です。

つまり、「英語を学ぶための語学留学を3ヶ月やりたい!」という場合は、実質的にビザの申請自体が不要ということです。便利ですね。

6ヶ月以上の在籍になると、「学生ビザ」が必要になります。

あと、カナダにいる家族や友人に会いに行くときも観光ビザで大丈夫です。

 ワーホリで入国する前に「追加」として

1年間しかないワーキングホリデービザを最大限に活用するために絶対にオススメしたい方法があります。

それが、ワーホリビザの承認通知(ワーキングホリデー就労許可通知書)を持ったまま、あえて観光ビザでカナダに入国するという方法です。

ワーホリビザの承認通知(ワーキングホリデー就労許可通知書)

ワーホリビザの承認通知はこんな感じで届きます。

通常だと、カナダ入国時の入国審査でワーホリを承認されていると申し出て、ワーホリビザを発給してもらいます。

そしてその日から1年間がビザの有効期間になります。

でも、カナダに着いても、「準備期間」が必要なんですよね。たとえば、英語を勉強したり、アルバイト求人に申し込んで面接をしたり……と。

ワーホリの限られた時間が、「準備期間」に取られてしまうなんてもったいないですよね?

そこで、入国審査のときに「ワーホリの承認通知」を持っていることを言わず、あえて観光ビザで入国しましょう。

語学学校に半年間通ったあと、もしくは求職活動をして、面接で採用が決まり最初の出勤日の直前にワーホリビザを取得するのです。

具体的には、アメリカとカナダの国境に行き、一旦出国し、再入国するときにワーホリビザを発給してもらいます

こうすることで、ワーホリビザの1年間すべてを有効に使えますね!

 カナダ滞在を少しだけ延長したいとき

ワーホリや留学が終わった後、観光ビザを使えば、もう少しだけ延長して滞在できます。

先ほどの例では、ワーホリでの1年間の前に観光ビザで6ヶ月滞在できるということを紹介しましたが、今度は「あと」に使うという方法ですね。

観光ビザの延長を申請すれば、カナダの滞在期間を延ばすことができ、観光や、短期の留学をすることができます。

【注意】「観光ビザ → 学生ビザ」の切り替えはオススメしない

カナダでの滞在期間を延長するオススメ方法を紹介してきましたが、「学生ビザ」を取得予定の方はご注意ください。

「ワーホリを使う前に観光ビザを使えるんだったら、学生ビザを使う前に観光ビザを使えばお得だね!」と思ってしまいますが、思わぬ落とし穴があります。

それは、「観光ビザから学生ビザへの切り替え」の場合、手続きが複雑になって審査も厳しくなるということです。

通常、学生ビザの申請はオンラインで行えますが、観光ビザから切り替えの場合に限り、ロサンゼルス(アメリカ)にある「カナダビザオフィス」に郵送で申請をしなければいけません。

申請手続きが複雑になるだけでなく、審査が厳しくなり申請が却下される可能性も上がるので、観光ビザから学生ビザへの切り替えはお勧めしていません。

ちなみに、観光ビザから就労ビザワーホリビザへの切り替えは、通常通りオンラインで行うことができます。

まとめ

観光ビザは申請が必要なく(外国からカナダに入国する場合)簡単に取れるので、カナダでやりたいことが、観光ビザでできる範囲に収まっているなら一番お勧めのビザです。

ですが、観光ビザから学生ビザへの切り替えがカナダ国内ではできないなど、不便な条件もあります。

カナダ滞在を有益に、最大に満喫するためにもぜひ、カナダ留学コンパスにご相談くださいね!

「カナダ滞在のプラン」「カナダでやりたいこと」を言ってくだされば最適なビザを無料でアドバイスさせていただきますので♪

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