学生ビザについて

学生ビザ

カナダで留学するときに必要な「学生ビザ(就学ビザ)」ですが、カナダの学校に行くとしたら絶対に必要なんでしょうか?

今回はそんなカナダの学生ビザに関する疑問を徹底的に専門家が解説いたします。

カナダの学生ビザについて

ではカナダの学生ビザですが、どんなビザなのでしょうか概要から具体的な内容まで踏み込んでわかりやすく解説します。

「学生ビザ」ってなに?

「カナダに留学したい!」と考えていらっしゃる方も多いと思いますが、留学を考えたときに知らなくてはならないものが「学生ビザ」です。

「学生ビザ」や「就学ビザ」という名称が一番流通していますが、正式には「就学許可証(Study Permit)」と言います。

カナダ人以外の人がカナダで留学し、勉強するために必要な許可証が、学生ビザということです(以降では当記事でも「学生ビザ」で統一します)。

もちろんですが、「学生としてカナダに滞在する許可」なので、ちゃんと学校に行かなければ国外退去命令の対象になります。

カナダで「学生ビザ」が必要な人は?

「留学には学生ビザが必要」と書きましたが、すべての学生に必要なわけではありません。

カナダの場合は6ヶ月以上カナダの学校で勉強する場合にのみ必要となります。

逆を言えば、6ヶ月未満の場合は「観光ビザ(← 実質的に申請して取得する必要はありませんが)」で就学可能ということですね。

もし、1ヶ月の語学留学などを考えられている方の場合はビザ自体を取得する必要がないということです。

ただし、これは日本国籍を持っている人に与えられている条件で、その人の国籍によってはもっと短い期間でも学生ビザが必要な場合もあります。

カナダの学生ビザを取得する方法は?

では、学生ビザを取得するには、具体的にどうすればよいのでしょうか?以下、詳しく解説していきます。

オンラインか郵送か?

学生ビザの申請は、こちらの2つから選択できます。

学生ビザ申請は2つの方法で

  • オンライン申請
  • 郵送申請

オンライン申請の方が簡単で便利なので、特別な理由があってオンライン申請を使えない場合以外、オンラインで申請することをおすすめします。

申請方法は、ざっくりと書くとこちらのとおりです。

学生ビザの申請手順

  1. オンラインで質問項目に答えていく
  2. 学生ビザ申請の画面に進む
  3. その画面で指定される添付書類をアップロード
  4. クレジットカードで申請費用$150を支払う

簡単な手続きですが、カナダ留学コンパスに申請代行を依頼していただくことも可能ですよ。

添付書類

学生ビザ申請のための添付書類は、パスポートのコピーや証明写真のほかに、こちらの2つが重要です。

入学許可証(Letter of Acceptance)

入学許可証(Letter of Acceptance)は、カナダの学校が、学生の入学を認めることを証明する書類です。

学生が通うこれらの情報が記載されています。

入学許可証に記載される情報

  • プログラム(学科)
  • 通学期間
  • 学費

また、入学許可証(Letter of Acceptance)を発行することができるのは、カナダ政府から認められ「Designated Learning Institute (DLI)番号」を取得している学校に限られます。

海外から留学生を受け入れる水準を満たしている学校に、カナダ政府がお墨付きを与えているというわけですね。

残高証明(資産の証明)

そして残高証明(資産の証明)です。

学生がカナダでの留学中の学費、生活費をまかなうための十分な費用を持っているかどうかを見るんですね。

通常だと、銀行の残高証明書(発行日がビザ申請から1か月以内のもの)を使用し、金額はこちらになります。

残高証明で必要な金額

学校の学費 + 滞在月数 × $1,000(1年以上の滞在の場合は$10,000)

※ ちなみに学費は入学許可証に記載されています(1年以上の通学の場合は最初の1年間の学費が載っています)。

実際にシミュレーションをしてみましょう。例えば、こんなケースの場合はいくらの残高証明が必要でしょうか?

学費のシミュレーション

  • $11,000 の学費
  • 8か月間の滞在

こちらで計算してみます。

$11,000 + 8か月 × $1,000 = $19,000

……になります。1カナダドル = 85円で換算すると161万5,000円ということになりますね。

同じく、2年間、最初の1年目の学費が$15,000の学校に通うための学生ビザ申請のために必要な残高証明はこちらです。

$15,000 + $10,000 = $25,000

こちらのように、1年以上の滞在の場合は「滞在月数 × $1,000」ではなく、一律 $10,000で計算されるんですね。

学生本人の口座だけではなく、家族、親族の口座など、複数の口座を合算して申請することもできます

なぜ残高証明が必要なのかというと、不法就労を防ぐためなんです。

十分な資産を証明できる学生は「留学中に不法就労する危険性が少ない」とカナダ政府も安心できるので、証明として示す資産は多ければ多いほどいいです。

カナダの「学生ビザ」で許可される「アルバイト」について

カナダの学生ビザを取得すると、学生として6ヶ月以上のカナダ滞在が認められることになります。

そして、実はほかにも許可されることがあるのです。それが短時間の「アルバイト(就労)」です。

ただし、通う学校の種類によってできることに差があります。

語学学校に留学(6か月以上)

カナダの「語学学校」に通うために発給された学生ビザでは、通学期間がどんなに長くても働くことができません

ですので、学費をアルバイトをしながら稼ぐ……というシナリオは「語学学校」ではどんなに就学期間が長くても描けないということです。

カレッジ・大学に留学(6か月以上)

英語を学ぶためだけに通う語学学校ではなく、カレッジ(短期大学)や大学の場合は、アルバイトが認められています。

ただし、週20時間までのパートタイム就労です。

この時間を超えての就労は認められていません。

【参考】留学の終了後に別の学校で留学を続ける場合の特例

上記の「パートタイム就労が認められる学校」で留学を終えたあと、すぐに別の学校(パートタイム就労が認められている)に入学申し込みをしたとします。

通常は学校に通っていない期間の就労は一切認められないのですが、この「留学の終了後に別の学校で留学を続ける場合の特例」の場合、なんとフルタイム(週40時間まで)で働くことができます!

働けるのは、「前の学校の卒業証明をもらった日から、次の学校の入学日までの間の最大150日間」です。

「カナダ留学はしたいけれど、留学資金が足りない……」という方は、留学先を2つに分け、間に150日間の期間を開けるという方法も可能です。

次の学校に入るまでの間にいっぱい働けて、留学資金に充てることができます。

【家族のいる方必読】学生ビザのメリット

学生ビザですが、家族のいる方にとっては意外な恩恵が受けられます。

それが、配偶者の就労ビザと、子どもの学費無償化です。

 配偶者の就労ビザ

夫婦のどちらかが就学(学生)ビザを取ると、その配偶者はには学生ビザと同じ期間の就労ビザを取得することができます。

もちろん、これも申請・審査しだいなので、確実に取得できるわけではありませんが。

しかも、配偶者が取得するのは雇用先を限定しないオープンワークパーミットなので、将来のカナダ移民に向けた強力なツールになります。

ただし、配偶者の就労ビザ取得が認められるためには、学生ビザで通う学校に制限があります。

学生ビザを取得した本人が、公立(パブリック)のカレッジ・大学に1年以上通う場合のみ

……という条件ですが、私立(プライベート)のカレッジでも、配偶者の就労ビザが認められる場合はあります。

ただし「語学学校」に通う場合は、いかなる学校であろうと配偶者の就労ビザは認められません

 子どもの学費無償化

親が学生ビザを取った場合、就学年齢(ブリティッシュコロンビア州の場合は5歳から18歳)の子どもは、学校に無償で通うことができるようになります。

ただし、「公立の学校」という制限があり、公立であれば小学校、中学校、高校に無償で通うことができます

これは、3人のお子さんがいらっしゃる方などの場合は全く状況が異なりますよね。

対象となるのは、親の通う学校が次の条件を満たすことが必須です。

親の通う学校の条件

  • 公立のカレッジ・大学であること
  • ディプロマ(日本の短大に相当)以上の学位が取得できること

子どもの学費の無償化が認められるかの最終判断は、子どもの学校を管轄する教育委員会によります。

まとめ

学生ビザはカナダ留学を可能にしてくれる大切な「許可証」です。

留学で学ぶ内容、期間、家族の有無によって、学生ビザでできることは大きく異なります。

カナダへの留学自体が人生を変えるような大きなチャレンジですが、学生ビザを有効に活用することで、留学後のカナダでの就職、カナダ移民など、新たな可能性も広がります

短期の目標と、5年ぐらいの中期的な目標を並行して立てて、その目標に沿った学校の学生ビザを取得しましょう。

ぜひカナダに留学を考えている方は私達「カナダ留学コンパス」にご相談ください。

学生ビザ

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