配偶者ビザについて

日本人がカナダで滞在するには、何らかのビザ(滞在許可)が必要です。

カナダ移民を考えている方なら、就労ビザがほしいと思う方が多いでしょう。

ところが就労ビザは、そのビザの中でも特に取得するのが難しいビザなのです。

しかし!

配偶者ビザ」という方法があります。今回はその配偶者ビザについて専門家が詳しく解説いたします。

配偶者ビザとは?

配偶者ビザというのは、夫婦のどちらかがカナダの「就労ビザ」「学生ビザ」を取得した際に、その配偶者が取得できるビザのことです。

先に取ったビザの種類によりますが、その配偶者が取る「配偶者ビザ」は、通常の方法でビザを取るよりも難易度が低いのが特徴です。

そして配偶者ビザを分けると、2種類があります。

配偶者ビザの種類

  1. 配偶者観光ビザ
  2. 配偶者就労ビザ

では、それぞれを細かく紹介しますね!

 「配偶者観光ビザ」とは?

カナダ在住資格を持つ人の「配偶者」として観光ビザを取得したものが「配偶者観光ビザ」です。

観光ビザが6ヶ月という期間制限があるのに対し、こちらは配偶者が最初に取得したビザ(学生ビザ、もしくは就労ビザ)と同じ期間分の観光ビザが認められます

通常の観光ビザだと必要な6か月ごとの更新をしなくてすむので、便利ですね。

 「配偶者就労ビザ」とは?

そして、もう1つの「配偶者ビザ」が、配偶者就労ビザです。

その名のとおり、カナダ滞在の資格を持つ人の「配偶者」だけが取得できる「就労ビザ」です。

特徴をまとめます。

配偶者就労ビザの特徴

  • LMIA」の手続きなしで申請できる
  • オープン就労ビザなので、雇用主、職種の限定なく好きな会社で好きな仕事ができる

手続きが非常に大変な「LMIA」がない上に、雇用主や職種の限定なく働ける……ハッキリ言ってすごい優遇です。

配偶者ビザでカナダに滞在できる期間

配偶者ビザでカナダに滞在できる期間は、「相手が取得したビザで滞在できる期間」と同じ期間です。

配偶者ビザ

例えば相手が最初に取った学生ビザが4年の通学期間の場合、それと同じ4年間の配偶者ビザがもらえます

「夫婦はいっしょに暮らすもの」という慣習に習ってできたビザなので、そうなっているんですね。

「配偶者就労ビザ」を取得できる条件

配偶者ビザには2種類あると書きましたが、基本的に「配偶者観光ビザ」は問題なく取得できます

カナダで働く意思がなければ、簡単に取得できる「配偶者観光ビザ」で良いでしょう。

ですが、かなりメリットのある「配偶者就労ビザ」が欲しい方が多いですよね?

では、「配偶者就労ビザ」はどのような条件で取得できるのでしょうか?

これは、最初に相手が取得したビザによって変わってくるので、べつべつに見ていきましょう。

 最初のビザが「就労ビザ」の場合

まずは、夫婦のどちらかが就労ビザ(通常の就労ビザ、もしくはポスグラビザ)を取ったケースを見てみましょう。

その配偶者は、最初に相手が取った就労ビザと同じ期間の「配偶者就労ビザ」を取ることができます。

 最初のビザが「学生ビザ」の場合

そして、相手が取得したビザが「学生ビザ」だった場合です。

こちらは、その学生ビザが「どんな学校か?」によって変わってきます。3種類を見てみましょう。

 公立カレッジ・大学・大学院の場合

夫婦のどちらかが1年以上の学生ビザ(公立カレッジ、大学、大学院に通う場合)を取った場合です。

その配偶者は相手が取得した学生ビザと同じ期間の「配偶者就労ビザ」を取ることができます。

 私立カレッジの場合

そして、相手が取得した学生ビザが私立カレッジに通うためのものであった場合はどうなるのでしょうか?

原則としては、「配偶者就労ビザ」の対象にはならず、配偶者観光ビザのみとなります。

ですが、私立カレッジのプログラムが公立カレッジと同等であると認められた場合、申請が認められることがあります。

 語学学校の場合

相手が取得した「学生ビザ」が語学学校に通うためのものであった場合はどうなるのでしょうか?

こちらは残念ながら、「配偶者就労ビザ」は認められません。配偶者観光ビザのみとなります。

配偶者ビザの申請方法

では、その配偶者就労ビザはどうやって申請するのでしょうか?

配偶者ビザを申請する媒体

配偶者ビザの申請は、こちらの2種類の方法があります。

配偶者ビザの申請媒体

  • オンラインでの申請
  • 郵送での申請

審査の手続きや難易度に変わりはありません。オンラインの方が郵送の時間や費用が掛からないので、特別な理由がなければ、オンライン申請をおすすめします。

配偶者ビザ申請に必要な書類

配偶者ビザを申請するためには、こちらの書類が必要です。

 婚姻関係の証明

配偶者ビザは、カナダに在住する者の配偶者だけに与えられる滞在許可です。

そのため、婚姻関係があることを法的に証明できる書類が必要となってきます。

ですが、日本には結婚証明書がないため、夫婦の婚姻について記載された「戸籍謄本」または「戸籍抄本」の写しがその役目となります。

ただし、日本語のままではダメですので、日本からの申請の場合は有資格の翻訳者に、カナダからの申請の場合はカナダの日本大使館・総領事館で翻訳してもらいましょう

 【注意】ジョブオファー(ポスグラの配偶者就労ビザの場合)

注意が必要なのは、ポスグラビザ所有者の配偶者が就労ビザを申請する場合です。

この場合は、ポスグラビザ所有者が「NOCレベルの中の0、A、Bのいずれかの職種」で雇用されていることを証明するジョブオファー、そして給与明細等を用意する必要があります。

配偶者ビザの申請期間

ビザの申請期間は、申請するビザの種類、申請する場所(日本からか、カナダ国内からか)によって異なります。

申請時の各ビザごとの標準処理時間をカナダ政府ホームページで確認できますので、お試しください。

また、相手の就労ビザや学生ビザと同時に配偶者ビザを申請する場合、配偶者ビザが相手のビザより先に承認されることはありません。相手のビザと同時に承認されるか、相手よりも後で承認されます。

配偶者観光ビザの申請期間

配偶者観光ビザの申請期間は大体2週間程度ですが、以下の例外があります。

入国と同時にビザを取る

カナダ入国時に配偶者観光ビザを取る場合、ビザはその場で発行され、手数料は無料です。

配偶者就労ビザの申請期間

配偶者就労ビザの申請期間は、申請時期にもよりますが大体8週間程度です。

配偶者ビザ申請にかかる費用

やはり、配偶者ビザの種類によって異なり、それぞれの費用は以下のとおりです。

  • 配偶者観光ビザの申請費用: $100
  • 配偶者就労ビザの申請費用: $255

ワーホリビザに「配偶者ビザ」はあるの?

就労ビザでカナダに渡った人の配偶者は、「配偶者ビザ」を取得できるとお伝えしてきましたが、ここで疑問が生じませんか?

それは、ワーホリビザです。

カナダで自由に働けるワーホリビザは、種別としては「就労ビザ」なのですが、残念ながら対象外です。

ワーホリビザ所有者の配偶者は配偶者ビザを取ることができません

これは、若者を対象としている「ワーホリ」が単身者を対象にしたものだからですね。

もし、夫婦2人がワーホリで行かれる場合は、2人がべつべつにワーホリに申請〜取得する必要があります

まとめ

配偶者が「就労ビザ」しかも「オープン就労ビザ」を取得できるということは、大きなメリットですよね。

「配偶者がどんなビザを取れるかまで考慮して、留学先の学校を決める」

……ということも考えてみてください。

詳しくは、カナダ留学コンパスに気軽にご相談くださいね。

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