VGC International College(ブイジーシー)のカスタマーリレーションコーププログラムを体験してきました!
Co-opを取りたいけれど学校・プログラム選びに迷われている方、カレッジの雰囲気が気になる方などはぜひご参考に!
働きながら学べる、仕事を探すうえで実践的な知識を学べる、など人気のコープ(CO-OP)ですが、想像できないことも多いと思います。
例えば、
- 実際の授業はどんな様子なのか
- どんなことを学ぶの?
- 課題や宿題は多いの?
- 授業についていけるか心配
そこで、みなさんの学校選びの参考になるように、様々な学校の体験授業を受けてきました。
私が実際に授業を体験して感じたことなどをお伝えしますね!
このページの目次
VGC International College
今回、体験授業に参加した学校は「 VGC International College(ブイジーシー)」です。
Hastings CampusとGranville Campus 2つのキャンパスがあります。
Hastings Campusでは一般英語を学ぶVGC International College(ESL)と同じ校舎で語学学校(ESL)とカレッジの授業を行っています。
今回参加させていただいたカレッジプログラムが開講されているのはこちらのGranville Campus。
ビジネスプログラムの他に、Global Englishの中上級、上級、IELTSコース、UPコースが開講されています。
とてもモダンで綺麗なキャンパスで、共用部分も充実しています。
今回授業はオンライン参加だったため別日に撮影に伺いましたが、ソファでリラックスしている生徒やみんなでテレビゲームをしている生徒もいて驚きました。
充実したキャンパスライフが送れそうですね!
カレッジプログラムの時間割はシンプルです。
仕事のスケジュールも立てやすそうですね!
アクティビティも開催されています!
学校の情報は下記をご覧ください。
参加したプログラム・クラスについて
今回体験した授業はこちらです。
参加プログラム | カスタマー・リレーションシップ・マネジメントCo-opディプロマ (Diploma in Managing Customer Relationships with Co-Op) |
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プログラム期間 | 授業6か月+Co-op 6か月=計12か月 (入学日:毎月1回) |
参加クラス | カスタマー・リレーションシップ・マネジメント基礎(Principles of Managing Customer Relationships) |
授業形式 | 対面/オンライン ハイブリット形式 |
体験した日 | 11月9日(火)10:20-11:40 |
対面授業とオンライン授業が併用されています。
なお、今回はクラス途中のみ体験させていただきましたが、全体では8:45-13:50(約5時間)のクラスです。
それではそれぞれを詳しくお話ししていきますね。
プログラムについて(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)
VGC International College で今回体験してきたのはこちらの2つのプログラム
- ビジネスコミュニケーションCo-opディプロマ 12か月
(Diploma in Business Communications with Co-Op) - カスタマー・リレーションシップ・マネジメントCo-opディプロマ 12か月
(Diploma in Managing Customer Relationships with Co-Op)
今回はこの中の「カスタマー・リレーションシップ・マネジメント」プログラムについてお伝えします!
このプログラムではビジネス環境で効果的に顧客と関係を築くための理論を学び実践を通して身につけます。
- さまざまなカスタマーサービス戦略
- ビジネスライティングやビジネスプレゼンテーション、計算
- 北米のビジネスにおける顧客の理解
- スタッフ管理と顧客管理の原則
- リーダーシップ
- マーケティング・経営管理基礎
等が身に付きます。
クラスについて(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント基礎)
カスタマー・リレーションシップ・マネジメントプログラムで受講できるのはこちらの6コース。
- Marketing Essentials
- Applied Leadership in the Workplace
- Practical Sales Techniques
- Practical Business Calculations
- Principles of Managing Customer Relationships
- Introduction to Canadian Business Management
この中で今回受講したのは「カスタマー・リレーションシップ・マネジメント基礎(Principles of Managing Customer Relationships)」クラス。
どんなビジネスにも欠かせない顧客と良好な関係を築き、それを管理する方法を学びます。
人数と国籍バランス
私が参加したクラスの人数と国籍バランスは下記で、全員で23人でした。
- 日本人:2人
- その他アジア系の方:1人
- その他の地域の方:20人
今回のクラスでは日本人比率が驚くほど低いですが、時期やクラスによって全く変わるとのことです。
注意事項
学校のパンフレットなどで、国籍比率や年齢層など情報があるかもしれませんが、コロナウイルス拡大の関係で人数の変動や、国籍の偏りがある場合があるのでご了承ください。写真は新型コロナウイルスの流行禍のものになります。
また授業スケジュールなどは記事作成時のもので、変更になる可能性もございます。
とてもフレンドリーな雰囲気で、生徒さんからは質問が積極的に飛んでいました。
実際の授業の流れ
今回はレクチャー(大学の講義のように先生の講義を聞く形)部分のみの受講でしたが、通常はこの後グループワークをするそうです。
授業の内容
本日のテーマは大きく分けて2つ。
【消費者の行動】と【企業間のパートナーシップ】についてです。
消費者の行動について
前回のクラスのおさらいも兼ねて消費者の行動について詳しくみていきます。
消費者の行動を考えてより魅力的なお店にするにはどうしたらいいかを考えます。
前回のクラスワークの回答からいいものを抜粋してクラスにシェア、みんなで考えていきます。
お惣菜を売るお店(XYZ stores)を出すとしたら、どんなお店にするか、消費者の行動理論をふまえて戦略を立てます。
この生徒さんの回答は、顧客層を忙しいビジネスマンなど料理に割く時間がない・とりたくない表現に限定します。
そのうえでお店は駅近、デザインはシンプルなものにするそうです。
なぜなら、このお店のお客さんはお惣菜を選ぶ・買うのにも時間をとりたくないからです。
これに対し先生からは、このような消費者はTransactional buyer と呼ばれ、有効な戦略だと返しています。
この後も色んなお店の店舗やパッケージデザインなどをスライドでシェアしながら、なぜこのお店はこのようなデザインになっているのかを考えていきました。
自身のターゲット層がどのような行動を取りがちかを予想し、それに対し最も効果的な戦略を提供します。
企業間のパートナーシップについて
ハッピーセット、ミュージシャン、薬局でのワクチン接種、ビジネス同士の提携事業について学びます。
ハッピーセットはハンバーガー×キャラクター事業の提携ですね。
キャラクターの購買層がおもちゃ目当てでハンバーガーを買うので、マクドナルドは顧客層の拡大が見込めます。
キャラクター事業者も、直接買いにはいかないが、おまけとしてなら欲しい・ついでに、という層にも販売層を広げられるほか、ブランド認知が高まる効果が見込めます。
このように双方にメリットのある協力関係を目指しパートナーシップが結ばれます。
ミュージシャンはコラボ曲やライブイベント等、活用事例がとても多いです。
薬局でのワクチン接種は少し毛色が違いますが、政府がワクチン接種を普及させるために行っています。
気軽に摂取出来るようにし、薬局も「ついで買い」が見込めます。
パートナーシップは非常に強力な武器になりえ、特に巨大企業や独占企業に競合するときの例としてAndroid の例が上がりました。
iPhone の100%近いスマホマーケットシェアを15%まで下げることに成功しています。
ただし自社が100%コントロールできるわけではないのでリスクもあります。
このようにキャラクターの顔が別物になってしまうこともあり、これを見た生徒がらはいろんな意見が飛んでいました。
このほかにも姉妹校・交換留学など、様々な事例をもとに説明がありました。
カスタマーサービスを考えるだけでなく、様々なビジネスの形態や目的を理解する事で、よりビジネスの目的に沿った行動が出来るようになりますね。
要所要所で先生がオンライン上のツールを使いバーチャルルーレットを回し、当たった人に先生が質問をします。
とても相互的な授業で、この時以外にも、生徒から「こういう例を知っているけれど、これは例に当てはまるか」など、積極的に発言がありました。
宿題について
生徒が学校の外での体験を積めるように、ほとんどはクラス内で時間を取って取り組むもので、家に持ち帰っての宿題はほぼ無いそうです。
講師について
沢山の身近な例を用いて説明してくれます。
セオリー(理論)を丸暗記するのではなく実用的なことを教えたいとおっしゃっていました。
授業の後半では話し合いの時間を設け、創造性を刺激することを大事にしているそうです。
ご自身は大学を常にトップの成績で卒業したが、何も覚えていないし、実際活用できた試しがないそう。
色んな教科書に書いてあることをただ詰め込むのではなく、いろんな事例をもとに考え、想像して自分の考えを持てるように。
そしたら忘れないし実践に生かせる、とのことでした。
まとめ
今回は、「VGC International College(ブイジーシー)」という学校のカスタマー・リレーションシップ・マネジメントプログラムの授業を体験しました。
短い時間の体験でしたが、たくさんの事例でとても分かりやすく、クラス内の発言がとても多かったのが印象的でした。
同じ「カスタマーサービス系」でも、それぞれの学校によってテキストや授業の進め方など異なりますし、テストの頻度や宿題の量だって違います。
ぜひ、みなさんの学校・コース選びの参考にしてみてくださいね!
学校公式サイト(ページは全て英語です)