バンクーバーからほど近い街、ビクトリアにあるビクトリア大学(UVIC-University of Victoria|ユービック)は、カナダでも有数の研究大学です。
カナダの大学に進学したいと思っている方に、今回はビクトリア大学(UVIC-University of Victoria|ユービック)について紹介します。
それでは見ていきましょう!
このページの目次
ビクトリア大学(UVIC)とは?
まずは「ビクトリア大学(UVIC-University of Victoria|ユービック)」とはどんな大学なのか紹介していきます!
ビクトリア大学の概要
冒頭でもお話した通り、バンクーバーからほど近い街、ビクトリアにあるビクトリア大学(UVIC/ユービック)は、カナダでも有数の研究大学です。
緑に囲まれた広いキャンパスには、現在22,020名の学生が学んでいます。
これまでに535の特許を取得、1080以上の発明届け出、そして169の起業を助け、その年間の経済効果は3.7ビリオンドル(3000億円以上)とも見積もられています。
インターンシップやCo-op、リサーチの機会を多く学生に与えていることが特徴で、Co-op参加者の実に75%近くが、卒業前に就職が決まっているとのことです。
CAMOSUN(カモーソン)カレッジの記事でもご紹介しましたが、ビクトリアはTectoriaとしてテクノロジー産業が発展している都市でもあります。
そんなビクトリア市にある同大学は、日本の多くの企業でも使用されているSlackの創業者で、Flickrの共同創設者でもあるStewart Butterfield氏を輩出しています。
さらにCo-op提携としては、
- ビクトリア発祥のオンラインブックストアAbeBooks(2008年にAmazonの子会社に)
- Tesla
などの大企業も名を連ねます。
大学ランキングでは、その卒業生のEmployability(雇用されるための能力)が高く評価されており、2019年のTimes Higher Education Global University Employability Rankingでは、1位に輝いています。
現在、236のプログラムが開講されていますが、海に囲まれ、自然に恵まれた立地を活かし、海洋研究や天気、環境に関するプログラムも多く提供されています。
ビクトリア大学の歴史は古く、1903年モントリオールにあるMcGill University(マギル大学)が西部カナダで教育をサポートするため、1~2年次の教養課程部分を提供するVictoria Collegeを設立したのが始まりです。
その後、1915年に同じくマギル大学のサポートを受けUBC(ブリティッシュコロンビア大学)が成立、統合されたため、一旦Vicotria Collegeとしての教育提供はストップしました。
しかし地元住民の強い要請により復活し、1963年に改めてビクトリア大学として独立しました。
大学のロゴを見ると、マギル大学のロゴと同じく3羽の鳥がいるのが分かりますね。
この鳥は、martlet(イワツバメ)という小型のツバメで、常に飛び回っておりめったに地面に足を下ろさないことで知られているそうです。
マギル大学では、この3羽の鳥は
- Freedom(自由)
- Adventure(冒険)
- Hardwork(勤勉)
のシンボルとして使用されており、ビクトリア大学もそのシンボルを受け継いでいます。
ビクトリア大学の場所
ビクトリア市の東側に位置するUVICはダウンタウンからはバスで15~20分ほどの距離です。
403エーカーと広く、緑にあふれるキャンパスには、カナダではおなじみのリスだけではなく、鹿、フクロウなど多くの野生動物も生息しています。
ビクトリア市自体が小さく、ビクトリア大学も郊外キャンパス型です。
自然に囲まれた静かな環境で勉学に励みたいという方におすすめです。
参考
詳しいキャンパスについては「ビクトリア大学|バーチャルキャンパスツアー」のページをご覧ください。
ビクトリア大学の英語プログラムの提供
ビクトリア大学の語学部門のEnglish Language Centre(ELC)は、1970年から英語プログラムを提供しています。
現在カナダで、最大級の附属英語学校の1となっています。
年間、2,500名、30か国からの学生を受け入れをしています。
以下がプログラムの一覧で、多くのプログラムオプションがあるように見えますが、受講したい時期とレベルにより絞り込むことができます。
コース名 |
|
|
||||
---|---|---|---|---|---|---|
①Intensive English (ELPI) | 12週間 (22時間/週) |
2021年:
9/7-12/1
2022年:
1/4-3/30
4/4-6/29
9/6-11/30
|
$4,250
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$505
|
18才以上
High Beginnerからアドバンス(合計6レベル)
|
なし
|
カナダ人ボランティアとのカンバセーションクラブがある。年間1,000名以上が学ぶUVICの一番人気コース。
|
②ELPI-Summer | 9週間 (22時間/週) |
2022年:
6/27 - 9/1
|
$3,200
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$388
|
18才以上
基本的な英語の知識があること
|
なし
|
通常のELPIを短期間で行う、金曜日はアカデミッククラスを開講
|
③Monthly English |
3-6週間(20時間/週)
※授業は月ー木、金曜日はアクティビティやフィールドトリップ
|
2022年:
1/4 - 1/28
1/31 - 2/25
2/28 - 3/23
|
$1,750
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$223
|
18才以上
基本的な英語の知識があること
|
なし
|
"社会と文化"などテーマに沿った1か月のカリキュラム
|
④Summer Language and Culture | 3-6週間 (20時間/週) |
2022年:
5/24-6/24(5週間)
7/4-7/29(4週間)
7/11-8/19(6週間)
8/2-2/26(4週間)
8/8-8/26(3週間)
|
$1,750
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$223
|
18才以上
High Beginnerからアドバンス(合計6レベル)
|
なし
|
UVICの寮またはホームステイへの滞在
|
コース名 |
|
|
||||
---|---|---|---|---|---|---|
①Academic Specialized Studies and English Training | 12週間 (22時間/週) |
※要問合せ |
$5.000~$6,500
※受講コースにより
|
英語力:
・ELCの英語テストでB2以上
・IELTS 5.5以上
|
- | |
②University Admission Preparation (UAP) | 12週間 (20時間/週) |
2022年:
1/4-3/30
4/4-6/29
9/6-11/30
|
$3,200
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$388
|
英語力:
・ELCの英語テストでB2+またはそれ以上
・IELTS6.0
・TOEFL79
・ELPIのレベル570を80%以上の成績で終了
|
- | |
③University Admission Preparation (UAP) and Canadian Studies | 4週間 (20時間/週) |
2022年:
8/2-8/26
|
$3,200
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$223
|
・ELCの英語テストでB2+またはそれ以上
・IELTS6.0
・TOEFL79
・ELPIのレベル570を80%以上の成績で終了
|
- | "アドバンス英語"と "Introduction to Canadian Studies" (CS101)の2つのコースを受講 |
④University Pathway Program | 12か月 | 2021年:9/7 2022年: 8/26 |
$34,370
※初回登録費用$325
※保険など諸費用$273~(延長可)
|
英語力:
・ELCの英語テストでB1またはそれ以上
・IELTS5.5
・TOEFL71
・ELPIのレベル410の終了
|
- |
"カナディアンキャリア"または"科学とエンジニアリング"のいずれかのストリームを選択
1年で本科コースの年間必要単位数12のうち、10.5を取得
|
⑤English for Professional Communication | 5週間 (英語クラス20時間/週+16時間のプロフェッショナルコミュニケーションワークショップ) |
2022年:
5/24-6/24
|
$2,750
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$239
|
英語力:
・中級レベル
・IELTS4.5
・TOEFL53
|
あり | パブリックスピーキング・プレゼンテーションなど、特にスピーキングに焦点をあてたプログラム |
⑥Foundations in Business English | 3-4週間 (20時間/週+16時間のビジネス英語クラス) |
2022年:
7/4-7/29(4週間)
7/11-8/19(6週間)
8/2-2/26(4週間)
8/8-8/26(3週間)
|
$2,325
※初回登録費用$150
※保険など諸費用$223
※4週間の料金
|
英語力:
・中級~上級レベル
・IELTS4.5
・TOEFL53
|
あり | UVICの寮での滞在 |
コース名 |
|
|
||||
---|---|---|---|---|---|---|
①English for Global Communication |
4週間(10時間/週)
※リアルタイムでの授業(ビクトリア時間火~木:5:00 - 6:00 pm)+宿題アサイメントの合計時間
|
2021年:
7/5 - 7/30
8/3 - 8/27
8/30-9/24など
|
$870
※初回登録費用$25
|
18才以上
Upper Beginnerからアドバンス
|
あり(80%以上の成績が条件) |
カナダ人ボランティアとのカンバセーションクラブがある。年間1,000名以上が学ぶUVICの一番人気コース。
|
②University Admission Preparation Online (UAP-O) |
6週間(20時間/週)
※リアルタイムでの授業(ビクトリア時間火・水:5:00 - 6:00 pm)+宿題アサイメントの合計時間
|
2021年:
4/12-5/21
7/12-8/20
9/20-10/29など
|
$3,200
※初回登録費用$150
|
18才以上
英語力:
・ELCの英語テストでB2+またはそれ以上
・IELTS6.0
・TOEFL79
|
あり(80%以上の成績が条件) | Academic English for University Entry (AEUE)とCanadian Studies (CS) 101の2つを同時に受講 |
③Intensive English Online (ELPI-O) |
10週間(20時間/週)
※リアルタイムでの授業(ビクトリア時間火・水:5:00 - 6:15 pm)+宿題アサイメントの合計時間
|
2021年:
4/12-6/18
6/28-9/3
9/13-11/19など
|
$3,295
※初回登録費用$150
|
18才以上
英語力:
・ELCの英語テストでA2+以上
|
あり (80%以上の成績が条件) |
事前テストで英語力が満たないと分かった場合は全額返金 |
2021年はコロナ禍の状況を受け、多くのコースは21年の開講をキャンセルし、オンラインへと変更されています。
2022年のプログラムは、既に申し込みを受け付けていますので、検討中の方はお早目にお申込みください。
また夏のプログラムでは、無料または参加費のみで行くことのできるアクティビティも多くありますし、ビクトリアのダウンタウンから観光フェリーで行けるホエールウォッチングなども非常に有名です。
自然に囲まれたビクトリアでは、ハイキングなどのアクティビティには事欠きませんので、短期間で目いっぱいカナダを満喫することができます。
さらに、カナダの夏は日本と違って乾燥していて気温も高すぎないため非常に過ごしやすいですよ。
ビクトリア大学のContinuing Study学部
聴講などの制度もあるものの、日本ではやはり大学と言えば、高校を卒業した若者向けというイメージが強いですよね。
カナダの場合は、教育学部・経済学部などに並んで「School of Continuing Study (成人向け教育・社会人教育部)」を持っているのが一般的です。
留学生向けの英語のプログラムも多くの場合、このContinuing Study 部門で統括されています。
Continuing Studyとは
Continuing Study は生涯学習とも訳されることがありますが、その言葉の通り
- 広い年代層に対しキャリアアップやキャリアチェンジ
- 知識向上のための、語学学習(英語だけではなくフランス語やスペイン語など幅広く)
- 専門分野の知識(マーケティング・ビジネス・教育・ヘルスケア・社会学など)を学ぶ
こういったコースを提供しています。
実際にカナダで生活をしていると、かなり多くの社会人が当たり前のように
- 今年は学校に戻るんだ
- 来年マスターを始めるつもり!
- 今、デザインのコースを取っている
などと口にします。
転職が一般的なカナダでは、同僚や友人と自分の受けたコースについて情報交換するのも一般的です。
社会人になってから4年の学位プログラムに入り直すのは時間もお金もかかってしまいます。
しかしContinuing Study を利用することで、仕事をしながら知識を向上させることもできます!
なので昇進への足掛かりや、転職準備の一貫として利用する方も多くいます。
会社によっては、社内研修の代わりに、従業員にこれらコースの受講を奨励するようなこともあります。
これらのコースは、学位を取得するためのものではありません。
しかし単科でも受講することができますし、決められた一連のコースを修了すると、大学からのCertificateやDiplomaを受け取ることができます。
Continuing Study学部のビジネスアドミニストレーションのプログラムを紹介
一例として、ビクトリア大学で人気の高い「ビジネスアドミニストレーション」のプログラムをご紹介いたします。
部門が違うと言えど、各種証明の発行元はビクトリア大学となるため、留学生は規定を満たす場合Post Graduation Work Permit(PGWP)の申請も可能です。
受講条件として、カレッジ/大学等での学歴または職歴が必要となります。
取得できるもの | Certificate | Certificate | Diploma | |
---|---|---|---|---|
修了後のPGWP | × | 〇 | 〇 | ※フルタイム・対面授業が条件です |
日中の集中コース |
〇
(9 am - 4 pm)
|
× | × | |
夕方/夜間コースの開講 | × | 〇 | 〇 | |
期間 | 12週間 |
1-3年
(※フルタイムの場合は1年)
|
2-4年
(※フルタイムの場合は1年)
|
※留学生は学生ビザの維持のため、フルタイムで通学の必要があります |
コアコース (必須科目) |
8科目
Business Administration
Business Writing
Finance
Financial Accounting
International Business
Marketing
Organizational Behaviour
Strategic Management
|
5科目
Business Administration
Business Writing
Financial Accounting
Marketing
Organizational Behaviour
|
8科目
Business Administration
Business Writing
Management Computing
上記3つに追加して、以下の中から5つを選択
Business Law
Economics
Finance
Financial Accounting
Management Accounting
Management Practices
Marketing
Operations Management
Organizational Behaviour
Strategic Management
|
|
選択科目 | - | 3科目 | 6科目 | ※選択可能科目は30以上 |
開講日 | 9月・1月・5月 | 9月・1月・5月 | 9月・1月・5月 | |
入学条件 | 最低2年のカレッジまたは大学の学歴か、5年以上の就労経験 | 高校卒業資格に追加して、2年の就労経験か、カレッジまたは大学の学歴 | 高校卒業資格に追加して、2年の就労経験か、カレッジまたは大学の学歴 | ※入学条件を満たす方を個別に選考の上、入学が許可されます |
授業料 | $6,500 | $6,360 | $11,130 |
※留学生料金
※諸費用を含めた目安は下の目安料金を参照ください
|
目安の合計料金 |
$7,936
(うち教科書代金$500)
|
$9,568
(うち教科書代金$1,000)
|
$16,360
(うち教科書代金$1,750)
|
※授業料に諸費用を加えたもの
※教科書代金は目安。現地にて購入のため、増減します。
|
英語要件 |
・IELTS 6.0(5.5を下回る項目がないこと)
・ELPI 570レベルの修了
|
・IELTS 6.0(5.5を下回る項目がないこと)
・ELPI 570レベルの修了
|
・IELTS 6.0(5.5を下回る項目がないこと)
・ELPI 570レベルの修了
|
ビクトリア大学だけではなく、他の大学でもこのようなCertificate/Diplomaプログラムを提供しています。
ただ注意していただきたいのが、稀に学位プログラム(Bachelor's Degree)と混同されている方がいらっしゃいます。
通常4年で取得する学位が短い期間で取れる、という種類のものではありませんのでご注意ください。
また、カナダでの就職にあたり重視されるのは、「どこの教育機関で勉強して来たか」ではなく「何を知識として持って、どんな仕事ができるか」です。
現在、カレッジ等と比較している方は「大学名の方が就職に有利だろう」とは考えず、プログラムの内容で検討するようにしてくださいね。
ビクトリア大学の本科への入学基準
他のカナダの大学と同様、入試などはなく、高校の成績などを合わせた願書を提出し、合格したらOffer of Admission(合格通知)を受けとるという流れです。
学位(Undergraduate)プログラムの足切りのGPAなどは公表されていませんが、日本からの留学生の場合は「日本の高校卒業資格」または「短大2年生の成績で70%(B以上)以上」がミニマム要件として挙げられています。
また、現時点でプログラムが決定していない場合は、
- 文学部系(Faculty of Humanities)
- 理学部(Faculty of Science)
- 社会科学部(Faculty of Social Sciences)
のいずれかに「Area undecided(専攻未定)」として、出願することができるというユニークな方法を取っています。
これにより、大学1年生を始めた後に実際に学びたい分野を決めることができます。
また、Gustavson School of Businessの提供するCommerceプログラムなどの一部の人気プログラムでは、高校からの直接入学に漏れた場合(もしくは漏れそうな場合)、この3学部のいずれかでまずビクトリア大学に入学し、成績が良ければ2年次から入るチャンスがあります。
もしビクトリアで学びたいけど、進学する大学などは他の選択肢も持っておきたい、という場合はキャンパスがすぐ近くにある、CAMOSUNカレッジのTransferプログラムを利用するのも良い方法です。
参考
プログラムごとの要件は「ビクトリア大学|プログラム要件」で確認ください。
ビクトリア大学の英語要件
英語の要件は以下の通りです。
附属語学学校の所で見て来た通り、準備コースも複数開講されていますので、留学生はそれらを使って本科出願を考えることもできます。
- IELTS 6.5(6.0を下回る項目がないこと)
- TOEFLiBT 90(20を下回る項目がないこと)
または
- University Admission Preparation (UAP)を80%以上の成績で修了
- University Admission Preparation、 Advanced English and Canadian Studiesをそれぞれ、80%以上・60%以上で修了
- University Pathways Program for International Studentsの学生
留学生にとって非常にありがたいのは、
- エンジニア・Fine Arts(芸術学部)のうちArt History(美術史)またはVisual Studies(映像学)のプログラム
- 文学部系(Faculty of Humanities)
- 理学部(Faculty of Science)
- 社会科学部(Faculty of Social Sciences)
では、英語以外の要件を満たしている場合は条件付き入学(Conditional Acceptance)が出ます。
加えて、Humanities/Science/Social Sciencesの3学部の場合は、英語部分の条件を満たすのに必要な期間は最大2年与えられます。(※条件は仮入学許可証に記載されます)
例えば、これまで英語でのエッセイなどの勉強をしてこなかった日本人の方が高校を卒業し、その年度の9月の合格を受け取った場合、早速4月に渡航しても9月の入学に英語力を間に合わせるのはなかなか難しいと言えます。
この場合、入学が翌年やその次のセメスターになっても合格は有効なため、再度出願し直す必要がありません。
ビクトリア大学の学費/費用について
年間授業料としてはカナダの大学の中でもそれほど高くありません。
また、ビクトリア市の生活費も、バンクーバーやトロントなどの都市と比べると低く抑えることができます。
ホームページにて、希望学部の詳しい試算を行うことができます。
参考
希望学部の詳しい試算は「ビクトリア大学|学費」をご覧ください。
授業料 | $25,860 |
---|---|
Student Society(生徒会) | $154 |
Athletics(ジム) | $182 |
バスパス | $162 |
デンタル | $180 |
医療保険 | $265 |
Extended Health(その他医療) | $180 |
合計 | $26,983 |
注意
奨学金制度について
留学生を対象にした奨学金は、その年度の資金によっても変わりますが、各$3,000~$10,000の奨学金が用意されています。
入学時の成績で判断されるEntrance Scholarshipは別途申し込みの必要はなく、自動的に審査の対象となります。
対象は20名、各$10,000と非常に大きいため、高校で優秀な成績をおさめられた方はぜひ検討してみてください。
就学期間のアルバイトについて
留学生の場合、大学やカレッジに就学している場合は、学生ビザであっても20時間/週のアルバイトをすることができます。
しかし、通常のセメスター中は、課題や予習・復習に追われて十分な費用を稼ぐほど働くのは大変難しいです。
ただ、カナダの大学は、9月と1月の2セメスター制になっています。
そのため、春(4月終わり)に1年を終了するとそのまま4か月の長い夏休みに入ります。
日本の場合、大学生の間ずっと、勉強の傍ら、飲食関係でアルバイトをするなど、実際に学んでいる学部の内容とは直接関係ない仕事をしていることも多いですが、カナダの学生は夏が勝負です。
もちろん、放浪の旅に出てみるなど大学生ならではの楽しい経験作りに出る方もいますが、多くの学生が将来の就職を見据えて"Summer job(サマージョブ)"を探します。
このサマージョブはカナダの大学生にとっては将来を決めるとても大事な仕事なのです。
ある年に得たサマージョブのポジションに、翌年また呼んでもらえるか、もしくはより良いポジションを得ることができるかは、そのまま、卒業時にどんな会社・ポジションでオファーをもらうことができるか、に関わって来ます。
加えて、冒頭の概要でもご紹介しましたが、ビクトリア大学はCo-op、つまり就労を意識したプログラム作りを行っています。
Co-op先の企業は、その79.6%がブリティッシュコロンビア州内、12.8%がカナダ国内の他州、そして7.6%が外国とのことです。
大学と地元企業がしっかりとパイプを持って繋がっているため、その就労経験が後の就職などにも大いに役立ちます。
就労タームは必須ではなく、選択制であることも多いのですが、実に半数近く(43%)の学生が在学中に就労することを選んでいます。
留学生にとってはカナダの大学の学費は非常に大きな出費ですから、投資した学費をどのように回収するかを考えるのも大事なポイントですね。
最後に
いかがでしょうか。ビクトリア大学に興味を持って頂くことができたでしょうか。
海と緑に囲まれたビクトリア市は、気候も温暖で過ごしやすく、夏は観光客と花で溢れます。
「カナダは寒い」「雪がたくさん降るんだろう」と想像していた方は恐らく非常に驚かれることでしょう。
実際に、ビクトリアに留学された方の多くは非常にビクトリアが気に入って、そのまま就職、永住と残る方が非常に多くいらっしゃいます。
バンクーバーにもほど近いため、どうしても必要となればいつでも行くことができますから、もし、今、バンクーバーでの留学をお考えの方も広く選択肢を広げてみてはと思います。
お気軽にご相談ください。