ビクトリアの州立カレッジ|CAMOSUN(カモーソン)カレッジとは?

カナダ西部に位置するブリティッシュコロンビア州の中にある、ビクトリア市。

今回はそのビクトリア市にある州立カレッジ「CAMOSUN(カモーソン)カレッジ」について紹介します!

CAMOSUN(カモーソン)カレッジとは?

まずは「CAMOSUN(カモーソン)カレッジ」とはどんなカレッジなのか紹介していきます!

CAMOSUNカレッジの概要

CAMOSUN(発音はカモーソン)という単語は、カナダの先住民族の言葉で、「異なる水が出会い、そして変化する場所(where different waters meet and are transformed)」という意味です。

カレッジロゴでもある「C」のモニュメントが中心にある噴水が象徴です。

これがパンフレットやウェブサイトでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このモニュメントと噴水がまさにこの言葉を象徴しており、「学生がこのカレッジに集まり、教育を受けて変容し、世の中で活躍してほしい」という願いを感じることができますね。

COMSUNカレッジは、ビクトリア市に2つ

  • Lansdowne
  • Interurban

のキャンパスを構えています。

パートタイムの学生を含めて20,400名の学生を抱える州立カレッジです。

学生のうち、1,200名はFirst Nation(カナダ先住民族)の方々で、2,100名が約80ヶ国からの留学生となっています。

2021年はカレッジの50周年の記念年で、歴史はそこから少し前、現在のLansdowneキャンパス内にも現存するYoung Buildingが、Normal School(教員養成学校)として設立された1914年頃まで遡ります。

その後、同じく1900年代前半にMcGill大学の協力で設立されたVictoria Collegeと統合し、現在の開講プログラム数160以上、ビクトリア市の経済・産業への人材輩出を担うカレッジとなりました。

このように企業のトレーニングプログラムを提供するなど、地元産業を支えています。

その一方で、同時に、University of Victoria(ビクトリア大学ーUVIC)とは車で5分、徒歩でも20~30分の距離にあるLansdowneキャンパスでは、Univercity Transferプログラムが開講されており、大学への進学を目指す学生も多く学んでいます。

卒業生の実に92%が、卒業後には就職を決定しているか、もしくはより専門的またはアカデミックな知識をつけるための教育機関に進学しています。

職業体験としてのCo-opにも力を入れており、なんと、ブリティッシュコロンビア州(+ユーコン州)のCo-op学生オブザイヤー((British Columbia Co-op Student of the Year Award)には、12年連続でCAMOSUNカレッジの学生が選ばれています。

2つのキャンパスはCamosun Express Shuttleというシャトルサービスで行き来することができます。

CAMOSUNカレッジのあるビクトリアってどんなところ?

【セリフ】かえで(ノーマル)
かえで

ビクトリアってどんなところ?

CAMOSUNカレッジのある、ビクトリア市についてご紹介します。

ブリティッシュコロンビア州の最南端にあるビクトリア市は、バンクーバー湾を挟んでその向かい、バンクーバー島にあります。

温暖な気候で、花の都としても有名で多くの観光客が訪れます。

西の玄関口となるバンクーバーからの交通手段もいくつかあります。

  • フェリーを使うと1時間半(前後にバスでの移動があるため、実際の移動総時間は3~4時間)
  • バンクーバーダウンタウンから出ている水上飛行機で30分ほど

でビクトリアのダウンタウンまで行くことができます。

古くからビクトリアは、若い間はバンクーバーやカナダの他の都市で働いたカナダ人が、リタイヤ生活を送るために移住する場所として人気が高い場所です。

海が近くて緑も多く、のんびりした雰囲気もあり、穴場の留学先と言えます。

ビクトリア市の元々のイメージは、

  • 学生や観光業で働く若い方々
  • リタイヤしたご高齢の方がゆったり過ごす

そんな田舎町。

ただ、それに加えて、近年のビクトリアには、「テクトリア(Tectoria)」という別の顔もあります。

この造語は、1980年後半に組織された、Victoria Innovation, Advanced Technology and Entrepreneurship Council(略してVIATEC)という日本語で言うと、「ビクトリアイノベーション・先進技術・起業協議会」というような、テクノロジー業界の拠点としてのビクトリア市をプロモーションするために使い始めたものから来ています。

「Technology+Community+Victoria = Tectoria!」というわけです。

実は、カナダ西部に位置するブリティッシュコロンビア州は、

  • アメリカのカリフォルニア州やワシントン州と同じタイムゾーン
  • 太平洋を挟んでアジアにも近い

ということで、カナダにおけるアジア・太平洋地域への玄関口となっています。

そんなブリティッシュコロンビア州では、バンクーバーを中心に、ソフトウェア・情報技術・通信などテクノロジー産業に関わる大手企業や、スタートアップビジネスの誘致を積極的に行っています。

ビクトリア市だけでも、995のテクノロジー産業関連企業があり、年間の総収入は$40.06億・産業全体での雇用人数は16,775名とも言われています。

ここ25年~30年ほどで、ビクトリア市は、バンクーバーやケローナなどのブリティッシュコロンビアの都市とともに、カナダでも有数のテクノロジー企業の集まる都市としての側面を発展させてきました。

参考

興味のある方は、「ブリティッシュコロンビア貿易投資事務所発行の資料」をご覧ください。

進学や移民を検討する際は、ぜひ、その都市で盛んな産業、就業人口が多い分野についても意識して知るようにしてみてください。

カレッジや大学は、その都市やエリアでの人材の育成機関です。

特にカレッジは職業訓練としての側面が強いため、卒業生の就職先の確保も必要ですし、成長産業へ人材を送ることも重要な目的の一つとなっています。

分かりやすい例で言うと、

  • 自動車産業が盛んな場所では機械・整備
  • 観光業が盛んな都市では飲食・ホテルなどのホスピタリティ系

といったように、教育は地元企業や産業とも密接に結びついています。

また、州政府自体もPNP(州移民)制度を使って求める産業の労働者の積極的な取り込みを図っていますから後押し要素が高いです。

CAMOSUNカレッジの英語プログラムの提供

CAMOSUNカレッジには、English Language Development(ELD)という名称のESLプログラムがあります。

Lansdowneキャンパス・Interurbanキャンパスのどちらもで開講されています。

少し表記がややこしいのですが、大きく分けて

  • Level1(ビギナーから中級者レベル)
  • Level2(アドバンス/アカデミックレベル)

に分かれています。

2つのレベルとクラスしかないということではなく、大きく分けて「初級者カテゴリ(Level1)」と「上級者カテゴリ(Level2)」があります。

そして更にその中で

  • 初級者カテゴリ内に1~5まで5つのレベル(01~05から始まるコース)
  • 上級者カテゴリ内に6~10までの5レベル(06から10で始まるコース)

に分かれているようなイメージになります。

ウェブサイトの以下の表を参考にして説明していきます。

まず初級レベルを終える英語力があれば、ヘルスケアアシスタントESLプログラムが受けられるようになります。

上級者カテゴリの最初の2つ(06・07で始まるコース)は選択科目や本科の入学要件に必要な数学のクラスなども取れるようになります。

そして、上級レベルの後半に来ると、Univercity Transferプログラムの一部開始したり、本科コースへの入学が可能になったりと、ステップを踏んでいきます。

英語プログラムの提供については以下のようになります。

CAMOSUNカレッジの英語プログラムについて
コース名
期間
Certificate
授業料
対象
内容/時期
①English Language Development(ELD) 1レベル
14週間
あり
$5,300
(+諸費用・保険などで$520
・英語学習を希望する方
・本科の英語入学基準を満たしたい方
1・5・9月に開講
②Intensive Summer English (CISLI) 14週間 あり
$6,500
(+諸費用$462)
既に中級以上の英語力があり、夏期アカデミック英語を学びたい方(※英語要件あり)
ELD 072 & ELD 074
ELD 092 & ELD 094
をそれぞれ7週間ずつ、14週間で終了する
開講は夏期セメスター(5-8月)のみ
③Camosun English Learning Adventures ・2週間
・4週間
なし 2020年度はキャンセル
2021年度の詳細発表は未
・留学生・短期滞在者または、新しく移民となった方
・19-29歳の間のビギナー~中級レベルの方
授業だけではなく、キャンパス内・外でのアクティビティを通して英語を経験・学ぶ

CAMOSUNカレッジのプログラム

CAMOSUNカレッジで開講されているプログラムは大きく分けて7分野に分かれます。

  1. Arts & Science(人文/自然科学)
  2. Business(ビジネス)
  3. Engineering & Technology(エンジニアリング・テクノロジー)
  4. Health & Human Services(ヘルスケア・福祉)
  5. Sport & Exercise Education(スポーツ・エクササイズ)
  6. ESL & Academic Upgrading(ESL・アカデミック準備)
  7. Practical English & Career Exploration(実用英語・キャリア探索)

附属語学学校の項目でご説明した英語プログラムはこの⑥⑦に該当します。

参考

プログラム一覧は「Camosun International Programs & Courses」をご覧ください。

大学編入を考えている方

カレッジでまず勉強して、その後大学へ編入したいという方には、Univercity Transferプログラムがおすすめです。

プログラム一覧で、それぞれに「Univercity Transfer」の項目が入っていますので、とても見やすくなっています。

年間3,000人以上のCAMOSUNの学生が、このプログラムを利用して以下のような大学への進学を果たしています。

既に行きたい大学、行きたいプログラムがある程度絞れている方は、CAMOSUNウェブサイト内の、Transfer Optionのページも併せてご覧ください。

  • どのプログラムを取ると、どの大学へのオプションがあるのか
  • 希望の大学へとTransferシステムがあるプログラムはどれか

ということが一目でわかるようになっています。

CAMOSUNカレッジのプログラムの入学に必要な英語力

前述したCAMOSUNカレッジで開講されているプログラムの中の①~⑤までのプログラム入学に必要な英語力を紹介します。

BC州の他のカレッジの中では、IELTS6.5以上を課す所が多い中で、少しだけ低いスコアが基準となっているのが特徴です。

だからと言って決してプログラムが簡単だということはありません。

もちろん英語力があるに越したことはありませんが、カレッジの入学時期は限られているため、英語力のみが原因で入学時期がずれるというのも辛いですよね。

どうしても少しだけ足りず、でもBC州内のカレッジに行きたい、と言う時は少し頭の隅に入れておくと良いかもしれません。(他州ではIELTS 6.0相当が平均的です)

  • IELTS 6.0以上 (6.0を下回る項目がないこと)
  • TOEFLiBT 78以上(19を下回る項目がないこと)
  • Duolingo English Test 105以上(※Post-Degreeコースなどは115)

CAMOSUNカレッジプログラムはどれがいいの?

【セリフ】かえで(汗)
かえで

カレッジプログラムを見ても、どこのカレッジも同じようなものがあるので、どれを選んだらいいか分からない!

カレッジは多くの場合、各都市や州がコミュニティを形成するにあたり、経済や産業の発展のために必要とされるプログラムを時代に合わせて提供する中で今の形となっています。

また、カナダのカレッジの多くはプライベートではなく州立です。

そのため、やはり、どこの都市でも必ず必要なプログラムである

  • ビジネス
  • ヘルスケア
  • ホスピタリティ

などがあり、それに加えてその都市の産業やニーズに基づいたものが追加されていくという恰好になります。

こういった理由から逆算して考えると、「現地で全く需要がなく、就職に困るようなプログラム」は、そもそも作られることがないと言うことができます。

よく、カレッジのオプションがありすぎる上にプログラムも多いため

  • 「どのカレッジがいいんですか」
  • 「AカレッジのホスピタリティとBカレッジのホスピタリティだったらどっちがいいですか?」

というご質問を頂くことがあります。

はっきり言ってしまえば、ほとんどのプログラムはどこのカレッジで学んでもそれほど大きな差はありません。

ビクトリアが気に入って、ビクトリアで住んで働いてみたいなぁ、と思ったのであれば「CAMOSUNカレッジにしようかな」と決めてしまっても問題ありませんよ。

CAMOSUNカレッジのプログラムを一部紹介

それでは、CAMOSUNカレッジが提供するプログラムの中でも、ユニークなものを中心にピックアップしてご紹介します。

注意点

※現時点でカレッジがウェブサイト上で発表している額を記載していますが、金額は変動する可能性があります。
※最初の2つのセメスターを優秀な成績(A-以上)で終了した留学生のうち5名に、$1,000の奨学金が与えられます。(※別途申し込み必要)

Environmental Technology

カナダ全般はそうですが、海も近く緑豊かなブリティッシュコロンビア州では環境への意識は非常に高いです。

このプログラムでは、持続可能な社会や環境先進技術を使って実現していくために必要なスキルを身に付けます。

研究室などで行うものからフィールドワークまでを含み、環境学・生物学・化学・地球科学・地理など幅広い分野について学びます。

選択としてCo-opでの就業経験をつけることもできます。

Environmental Technology
プログラム期間 3年
授業料 $46,870(3年間Co-op有の場合)
キャンパス Lansdowne
コース詳細 http://camosun.ca/learn/programs/environmental-technology/

Diploma in Electronics & Computer Engineering Technology – Renewable Energy

現代のテクノロジー産業は、コンピューターエンジニアリングや電子工学の知識なくして語ることができません。

このプログラムでは

  • embedded system(組み込みシステム、家電や産業機械など幅広い機械に内蔵されている、特定の動きや機能を行うコンピューターシステム)
  • microelectronics(マイクロエレクトロニクス、超小型電子技術)
  • renewable energy(太陽光など利用する以上のスピードで自然界によって補充されるエネルギー全般を指す言葉、日本では再生可能エネルギーとも訳される)

を利用したテクノロジーの発展についても特に重点を置いています。

1年目のプログラムを終了後、有給Co-opの選択肢もあるなど、この分野での実務的な能力を身に付けることに重点が置かれています。

Diploma in Electronics & Computer Engineering Technology – Renewable Energy
プログラム期間 2年半~3年(5セメスター)
授業料 $40,160(Co-op有の場合)
キャンパス Interurban
コース詳細 http://camosun.ca/learn/programs/electronics-computer-engineering-technology/

Bachelor of Sport Management

日本でも近年はスポーツやエクササイズへの関心が非常に高まって来ましたが、北米、特に自然に囲まれたブリティッシュコロンビアではその意識が高い方が多いと言えるのかもしれません。

スポーツマネジメントの分野で学位を提供しているのは西部カナダではCAMOSUNカレッジだけとのことです。

スポーツマネジメントプログラムは、2年(Diploma)と4年(Bachlor)の2種類があります。

注意点

新型コロナウィルスの影響を受けて現在、同じスポーツ&エクササイズ分野のExercise&Wellnessプログラムはカリキュラムの見直し中となっています。

Bachelor of Sport Management
プログラム期間 2年または4年
授業料
  • 2年のDiploma ‐ $29,680
  • 2年のDiploma+インターシップ ‐ $31,210
  • 4年のBachlor ‐ $59,360
  • 4年のBachlor+インターシップ ‐ $60,890
キャンパス Interurban
コース詳細 http://camosun.ca/learn/programs/sport-management/

最後に

いかがでしょうか。

今回はCAMOSUNカレッジの紹介をしました。

ビクトリア市への留学や、産業との関連性についても合わせてお話させて頂きました。

カナダの留学先を選ぶ場合、

  • その都市の気候や観光情報
  • 都市や田舎か
  • 生活コスト
  • 日本との時差

といった点から検討されることが多いでしょう。

日本人が少ない所に行くため、敢えて日本語での情報が少ない所に飛び込む、という選択肢もありますね。

ただ、進学を考える場合はそれに加えて

  • その都市で盛んな産業は何か
  • 自分が就きたい仕事(または経験がある仕事)に需要があるか

という目線で検討することも、とても大切です。

もちろん、就職で都市を変える方はいらっしゃいます。

例えば、今回ビクトリアで挙げたように、観光(ホスピタリティ)・テクノロジーというのは、他の都市や州でも力を入れている所が多い分野ではありますので、もちろん卒業後に他の都市へ移って仕事を探すこともできるでしょう。

しかし、「就職と生活までその都市でやろうかな」と最初から思っておいて進学を選んでおけば、地元企業へのCo-opやインターンシップからそのまま雇用というケースなど、生活基盤を変えずに進学→就職までを過ごすことができます。

とは言え、日本でも各都道府県・都市でどんな産業が盛んで、どんな仕事に需要がありそうか、なんて分かりませんよね。

進学は自分だけではなく、ぜひコンサルタントの力も借りてみて下さい。

ご相談もお待ちしています。

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