STEMはバーナビーにある伝統的な割烹料理で有名な日本食レストランです。
経験豊かなシェフとこだわりの食材でかもしだされる伝統+創造の日本料理。
本記事では「STEM」がどういうお店なのか、どんな料理が食べられるのかを紹介します。
このページの目次
「STEM」のメニュー
まずは、STEMのメニューをご紹介しましょう。
「STEM」の料理メニュー
「STEM」のドリンクメニュー
「STEM」のデザートメニュー
「STEM」の料理
それでは、STEMの料理を紹介します。
※ラインナップや価格は記事執筆当時のものです
「STEM」のおすすめ料理
STEMのオススメ料理を紹介します。
きのこのサラダ($19)
きのこのサラダ(Organic Mushroom Salad)です。舞茸やしめじなどのキノコとレンコンをゆず醤油でソテーしています。
ほうれん草、レタス、プチトマトに胡麻ドレッシングがかかっていて、いろいろな野菜を楽しめますよ。
大根ビール漬け($7.5)
大根ビール漬け(Daikon Beer Pickles)はビールで漬けたお漬物です。
ビールの風味が感じられ、想像したよりも美味しかったです。
地鶏のおんたま(Onsen Tamago)($9)
Free run egg(親鶏が自由に歩き回れる環境で産まれた卵)による温泉卵を使った地鶏のおんたま(Onsen Tamago)です。
お皿の中の左下に写っているのは温泉卵ですが、上部に写っている黄色いものはなんだと思いますか?
実はこれ、「出汁」をエスプーマ(泡状)にしたものです。このアイデアには「天才?」と思ってしまいました。
ローカル茄子揚げ浸し($8)
ローカル茄子揚げ浸し(BC Baby Eggplant)です。BC州の茄子を使ったシンプルな料理ですよ。
BCとうもろこしの自家製胡麻豆腐揚げ出し($12)
こちらの美しい料理は、BCとうもろこしの自家製胡麻豆腐揚げ出し(Chilliwack Corn "Goma Tofu" Agedashi)です。
自家製の胡麻豆腐をそのまま食べても美味しいのに、それを揚げ出し豆腐にするという贅沢さ。
上に載っているウニの香りとイクラの食感……こんなに小さい世界に要素がつまっています。
山口県産天然はも梅紫蘇天麩羅($24)
山口県産天然はも梅紫蘇天麩羅(Wild HAMO Tempura)です。ぱっと見たときはシソの天ぷらに見えますが、内側に「はも」が包まれているのです。
ペースト状の梅干しも入っていて、さらに抹茶塩で食べるという。美味しいだけではなく、香りがとんでもなくいいのでぜひ食べてほしいです。
おばんざい四種盛り($23)
おばんざい四種盛り(OBANZAI Plate)は、日替わりの4品を楽しめるメニューです。
今回は味付けされたマグロを海苔で包むものや、サンマ、ちりめん山椒などでした。
リピーターには外せないメニューかもしれません。
BC 松茸天麩羅($28)
秋の一品として、BC 松茸天麩羅(BC Pine Mushroom Tempura)がありました。
贅沢な松茸の天ぷらにすだちをまわしかけ、塩でいただきました。装飾の木の枝も秋を感じさせてくれますね。
個人的には、久々に松茸を食べたので「こんなに美味しい松茸をカナダで食べられるなんて」とじーんときました。
熟成鰻の白焼き($36)
熟成鰻の白焼き(Aged Unagi-Shira Yaki)です。
10日間しっかりと熟成した鰻を炭火でじっくり炙って白焼きにした一品です。素材生かしたまましっかり味わえ、皮はパリッとしつつ身はふんわりしていて、噛まなくても舌でとろけてしまいます。
地鶏の唐揚げみぞれ南蛮酢掛け($16)
地鶏の唐揚げみぞれ南蛮酢掛け(Free run Mizore Chicken Karaage)です。
「みんな大好き」でお馴染みの唐揚げですが、南蛮酢がかかるとまさに鬼に金棒です。
4名でいただいたため、1名分の量が少なくなってしまい、「もっと食べたい」という気持ちを抑えるのが大変でした(笑)。
蓮根の帆立真薯はさみ揚げ($21)
蓮根の帆立真薯はさみ揚げ(Renkon Hotate Shinjo Hasami-Age)です。
レンコンにひき肉をはさむのはメジャーだと思いますが、ホタテをはさむのは見たことがありません。
こちらの写真のように練ったホタテをはさみ、天ぷらにしています。
レンコンもやわらかく、苦手な人でも食べられるのではと思います。
おまかせ握り寿司 8貫($63)
そして、おまかせ握り寿司 8貫(Omakase Nigiri Sushi 8 pc)です。
こちらは以下の内容になっていました。
- わらで炙った戻り鰹
- あじ(日本産)
- 本マグロの中トロ
- スプリングサーモン
- やりいか
- くえ(日本産)
- ずわいがに
- 煮穴子
本マグロ中トロのこの美しさをご覧ください。
上にはキャビアが載っています。美しい……。
正直なところ、すべて美味しくて甲乙つけがたいのですが、個人的にはこのヤリイカの食感がたまりませんでした。
Brant Lake 和牛スネ肉の赤ワイン八丁味噌煮込み($32)
Brant Lake 和牛スネ肉の赤ワイン八丁味噌煮込み(Slow Braised Brant Lake Wagyu Beef Shank)です。
赤ワインと八丁味噌という、まさかのコラボによる風味を味わったことありますか? この和洋の組み合わせが見事にマッチしています。
そして、特筆すべきなのはスプーンで簡単に切れてしまうほどの肉の柔らかさです。口の中で繊維がやさしくほどけていくかのようでした。
BCタコと5種のキノコとさつま芋天麩羅の炊き込みご飯($36)
BCタコと5種のキノコとさつま芋天麩羅の炊き込みご飯(BC Octopus, 5 kinds mushrooms, Fried bean curd, Sweet Potato Tempura, Sudachi Citrus)です。
BC州産のタコを使っているそうですが、カナダではタコは高級品、それがどっさりと入っています。
お茶碗によそって食べてみると、やわらかくて美味しい!
キノコも「もりもり」と入っていて、さつまいもも入っていて、秋をこれでもかと感じました。
ちなみに上の写真にあるスダチのスライスも食べられます(もちろんすっぱいです)。
「STEM」の飲み物
カフェインレス玄米茶($4)
バンクーバーにあるオーガニック・ハーブ・ティのお茶屋さん「Tea Lani(ティー・ラニ)」の玄米茶(Decaf Genmai Tea "Tea Lani")をいただきました。
玄米茶ですが、ハーブのような香りで不思議な風味です。Defaf、つまりカフェインが入っていないという意味ですよ。
上の写真のような、「ドラ」を彷彿するような鉄のやかんに入ってきます。
「STEM」のデザート
STEMで注文したデザートを紹介します。
抹茶クリームあんみつ($10)
抹茶クリームあんみつ(Matcha Cream Anmitsu)には、白玉と黒胡麻あんこ、抹茶シロップが使われています。
白玉のもちもち感にくわえ、抹茶の寒天によるぷるぷる感、そしてひんやりとした抹茶アイスクリームを楽しめますよ。
宇治金時パンナコッタ($7)
宇治金時パンナコッタ(UJI-KINTOKI Pannacotta)は白胡麻がベースです。
そこにあんこと抹茶シロップ、そしてラズベリーソースがかかっています。甘さも控えめで、胡麻の風味が鼻を通ります。
抹茶ティラミス($8)
一見、ケーキのように見えますが、これは抹茶ティラミス(Matcha Tiramisu)。
上にまぶしたホワイトチョコレートの甘みと抹茶の苦味がすごくマッチしています。
ほうじ茶クレームブリュレ($8)
ほうじ茶クレームブリュレ(Houji-cha Creme Brulee)に使われているクリームは「ほうじ茶クリーム」です。
ほのかなほうじ茶の香りが口の中に広がるのと同時に、キャラメリゼされた砂糖の組み合わせが美味しいですよ。
味噌キャラメルチーズケーキ($8)
味噌キャラメルチーズケーキ(Miso Caramel Cheese Cake)はそのなのとおり、味噌とキャラメルの使われたチーズケーキです。
「味噌?」と思われそうですが、これはぜひ食べていただきたいです。甘すぎず上品な味です。
「STEM」のお店の雰囲気
今度はSTEMの建物や雰囲気を紹介しますね。
STEMを外から見た写真がこちらです。
大きな窓ですが、下半分が障子で隠れています。ちょっとした工夫ですが、これだけでも日本を感じますよね。
こちらはSTEMの入り口の様子です。
中に入るとこちらのようになっています。
この写真には写っていませんが、右を向くと入り口になっており、のれんがあります。
店内は、このようになっています。
ひとことで言うと「オシャレなバー」という雰囲気ですね。
2週間前から予約をしていて、今回訪問したのは水曜日の6:00ごろ。予約しているお客さんが続々と入ってきていました。
店内の席はこちらのようになっています。
実は今写真を見て気づいたのですが、イスが畳になっていますね!
木目調のテーブルは色も店内の雰囲気にマッチしています。
店内のお客さんは2〜4人のグループが多かったです。バーのような雰囲気ですが、うるさすぎることもなく心地よい時間を過ごせます。
テーブルに置かれていたのはこちらの小皿とお箸。
この小皿がなにか懐かしいデザインです。
そして壁に目を向けると、こちらのような小物が飾られていました。
トイレに続く廊下にはこちらのようなTシャツと絵が飾られていますよ。
Tシャツ以外にもアロハ人形などが飾ってあります。そういえば、かかっている音楽もハワイアンソングでした。
トイレも装飾的にオシャレで、清潔でした。
「STEM」の接客スタイル・サービス
STEMでは、ウェイター(サーバー)がこまめに注文を取りに来てくれます。
料理の説明も完璧で、気遣いもできるベテランのサーバーばかりなので、安心して料理を楽しめます。
「STEM」への行き方(アクセス)・駐車場情報
STEMへお店の場所(ロケーション)はこちら。
「STEM」の駐車場
STEMには駐車場がありませんが、路上に停められます。
公共交通機関:電車でのアクセス
電車の場合は、スカイトレインのRoyal Oak Stationが最寄り駅です。
駅からは600mほどの距離なので、歩いて8分程度で着きます。
予約について
STEMは人気店なので事前予約がほぼ必須です。
週末の場合は「予約1か月待ち」のこともあるので、ある程度余裕をもって予約したほうがいいかもしれません。
なお、予約の際にはクレジットカード番号が必要になります。
まとめ
今回ご紹介したSTEMは落ち着いた雰囲気で、価格もそれなりにするので、カップルや取引先の方と来るのにぴったりです。
どの料理も美味しいので、日本食が好きな方なら間違いなく喜んでもらえるはず。
「バーナビーで美味しい日本食レストランはないかな?」と思ったときには、ぜひSTEMを思い出してくださいね。
先述しましたが、人気がありすぎて予約しないと入れないので、こちらからご予約くださいね。
店名 | STEM Japanese Eatery(ステム) | バンクーバーにある創作的で本格的な日本食レストラン(ステム) |
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住所 | 5205 Rumble Street Burnaby, BC |
電話 | +16044340250 |
予約 | ネット予約可 |
営業時間 | 【火〜木曜日】17時00分~21時00分 【金〜土曜日】17時00分~22時00分 |
定休日 | 日曜日・月曜日 |
駐車場 | あり |
クレジットカード | 使用可 |
喫煙状況 | 禁煙 |
公式サイト | https://stemjapanese.ca/ |