
自分に合うタイプを見極めよう!カナダの留学手段
それぞれの学校の特徴と理解して、ご自身に合う留学タイプを見極めよう!
1)語学留学
いきなりの高校や大学留学はハードルが高い、でもカナダに留学してみたいと思っている方にピッタリなのが語学留学。
ほとんどの留学生がこのパターンに当てはまります。
短期から長期まで、1週間から2年まで自分のスケジュールや目標にあわせて留学期間を決めることができ、かつ現地の大学やカレッジに通うよりも学費が割安なのも嬉しいポイントです。
学費は学校によって差はありますが、一般的には月10~15万程度。食事付きのホームステイは月8万円くらいで、その他に交通費、携帯代、交際費などが必要になります。
日本人の場合、半年未満だとビザの申請も不要なため、ちょっと旅行に行く感覚で手軽に留学できます。
語学留学後、 ワーホリや専門学校、カレッジ留学へ切り替える方も多いです。
2)専門学校、カレッジ留学
カレッジ(College)
日本でカレッジというと、短大、単科大学、専門学校などと訳されます。日本の短大とは性質が異なり準博士号を取得する2年制の大学ではなく、日本でいうと専門学校に近く職業訓練プログラムを提供しており、就職に役立つ知識やスキルを身につける学校です。
特にBC州、バンクーバーには州立、私立の様々なカレッジがあり、授業の一環として就労経験(インターンシップ)を積むことも出来ます。
大学よりもクラス人数は少なく実践的な授業内容となっており、実習なども多いため、就職に直結する知識やスキルを身につけることを目的としており、就労経験と合わせて、あらたに仕事を見つけたい生徒もたくさん在籍しています。
カレッジの中には、4年制大学への編入を目指すUTコースと職業訓練コースとに分かれている学校もあります。
専門学校
ほぼカレッジと同じくくりでこちらも同じく、スキルアップのために受講する学校です。同様に様々な専門科目から自分の選んだコースにあう授業を受講してゆきます。
専門学校の指定コースの中には、プログラムの一貫として就労経験(インターンシップ)が必須となるものがあります。
カレッジ、専門学校ともほぼ同じカテゴリーの学校になりますが、いずれも在学中は学生ビザのままで週20時間に限り有給、無給を問わず就労可能です。
また、Co-opプログラムと呼ばれているコースを履修すると、学生ビザ、就労ビザを取得することができますので、在学中の一時期、週40時間まで働くことも出来ます。
日本からキャリアアップを目指す留学生にとってはカレッジ、専門学校に入学することは、海外での就労経験を積むいいきっかけになるのでお勧めです。
ただ、カレッジ、専門学校に入学するためには一定程度の英語力が必要となる場合が多いので、はじめな語学留学をしてからカレッジ、専門学校に進むというのが定石です。
※昔は私立の語学学校も含め、たくさんの学校がCo-opビザの発行できるプログラムを開校していましたが、2014年以降の規制のため、カナダ政府が認める大学・専門学校・私立学校、ビジネススクール以外では認められなくなりました。具体的にはDLIナンバーを持ち、EQAに加盟している学校以外は認められません。
※政府がCo-opビザ発行を認めている学校はこちらからご覧いただけます
Designated learning institutions list
※2016年以降は、実習(インターンシップ)期間が無給となる場合には、就学期間の2割しか実習(インターンシップ)をすることが出来なくなってしまいました。
3)ワーキングホリデー(ワーホリ)
日本人なら誰でも簡単に就労ビザを1年間取得できる制度です。
英語を勉強しながら、英語の環境で働いてみたいという人におすすめです。
ワーキングホリデーなら、カナダに滞在し現地で働くことができるので、予算が全くない状態でも渡航可能です。
渡航後翌日からアルバイトを始めて生活費を稼ぐというつわものもいます。
ただ、英語力をちゃんと上げたい場合は、きちんとお金をためてはじめが語学学校に通う方がおすすめで、ワーホリで渡航する半数以上の方が、はじめは数か月語学学校に通った後に仕事を始めます。
ワーキングホリデーでの滞在期間は1年間ですが、就学期間は6か月までと制限があります。就労期間は制限なく1年間となりますが、ほとんどの方が一年以上滞在したいと思い、その他のビザに切り替えて滞在しています。
ワーホリ申請の条件は
- 日本の国籍を有する
- パスポートの有効期限がワーキングホリデーの滞在期間をカバーすること
- 年齢が、IEC登録時点で18歳以上30歳以下である (出発時に31歳でもOK)
- 最低2,500カナダドル相当の資金を有している (およそ20~25万円)
- 滞在する期間をカバーする医療保険に加入できる
- カナダに入国できる権利・資格がある事
- 往復航空券を事前に購入するか、帰国の航空券を購入できる資金を持っていること
- 扶養家族が同行しないこと
- プログラム参加費の支払いができること
となり、かなりハードルが低いのでほとんどだれでも申請でいます。
詳しい申請の方法などについてはこちら
4)大学留学
カナダの大学、カレッジは殆どが公立校(州立)です。
日本と比べると数は少ないですが、どの大学も高い教育レベルをキープしています。
留学生の受け入れも比較的寛容で学費はアメリカに比べて安い上、治安が良く移民もしやすいので、世界各国から数多くの留学生が入学してきます。
世界的にも有名で、評価が東大と同等かそれ以上であることもあるブリティッシュコロンビア大学(UBC)、トロント大学(UofT)、マギル大学(McGill)は勿論、バンクーバーにあるサイモンフレーザー大学(SFU)、BCITなども人気です。
ケベック州の大学のうち、英語で授業を行うのはケベック大学とラバル大学、フランス語で授業が行うのがモントリオール大学、シャーブルック大学です。
学費は年間C$15,000~C$25,000、生活費はだいたい年間C$10,000ほどが目安となります。日本円で1年で250万円程度、4年で1000万円程度は必要です。
一般的に留学生には、はじめにカレッジのUTコースに2年程度通い、クレジットを大学にトランスファーして転校して大学を卒業するというパターンがポピュラーです。
普通に大学に進学するよりも安くクレジットを取得でき、かつ少人数の授業が多いので授業にもついていきやすいです。
カレッジの中には大学進学準備英語コースを持つ学校もあるため、カレッジの英語クラス→UTコース→大学 という流れは鉄板です。
有名なところでは、ランガラカレッジのLEAPからUTコース、その後UBCへの進学という流れがよく知られています。