ポスグラビザ(Post Graduation Work Permit)について

Post Grad

カナダで一定の条件を満たした学校を卒業した後に取得できる「特別な就労ビザ」をご存じでしょうか?

よく「ポスグラビザ」と呼ばれていますが、正式には「Post Graduation Work Permit(ポスト・グラデュエーション・ワーク・パーミット」と言います。

直訳すると、学校を卒業した後(Post Graduation)にもらえる「労働許可証(Work Permit)」です。

これはどんなビザで、どうやったら取れるのでしょうか?

今回はそんなカナダのポスグラビザに関する疑問を徹底的に専門家が解説いたします。

ポスグラビザってなに?

ポスグラビザ(Post Graduation Work Permit)は、一定の条件(→ 後述します)を満たすカナダの学校を卒業したときに発行されます。

このビザで何が出来るのかと言うと、通学した期間と同じ期間(2年以上の通学の場合、3年間)の就労ビザが発行されます!

ポスグラビザは一生に一度だけ

ポスグラビザは一生に一度しか取得できないという制限があります。

ですので、8か月の学校に通って8か月のポスグラビザをもらうのはもったいないです。

もし仮に、その後、2年以上の大学に通い卒業したとしたら、本来なら3年間のにポスグラを取得できるのに、取得できなくなってしまいます

いつ取得するかは、計画的に考えましょう。

永住を目指す人にとって「強力な味方」

ポスグラビザは就労ビザは雇用主を限定しない「オープンワークパーミット」です。

そのため、カナダ永住(移民)を目指す方にとっては非常に強い味方になってくれます。

永住権申請をする際は、職歴、学歴とも非常に重要ですので、もし将来永住を考えている方は、このポスグラビザの対象になる学校に通うことを強くお勧めします。

ただし、ポスグラビザを取得するためには、一定の条件をクリアした学校を卒業すること、それ以前に入学する条件をクリアする必要があります。

決して低くはないハードルですが、ポスグラビザ対象の学校に入学、卒業して、ポスグラビザを取得できれば、カナダ永住に大きく近づきます

カナダのポスグラビザでできること

このビザで何が出来るのかと言うと、カナダで働くことができます

 就学期間と同じ期間の就労

ポスグラビザのメリットと言えば、なんと言っても通学した期間と同じ期間の「就労ビザ」が発行されることです!

たとえば、学校に1年間通って卒業した場合、1年間のポスグラビザが取得できます。

さらに、2年以上の通学の場合は3年間の就労ビザが手に入ります。これはすごいです。

 配偶者の就労ビザがもらえる

さらに、学生ビザと同様に、ポスグラビザでも、家族のいる方にとっては意外な恩恵が受けられます。

それが、こちらの2つです。

ポスグラビザの恩恵

  • 配偶者の就労ビザ
  • 子どもの学費無償化

夫婦のどちらかがポスグラビザを取ると、その配偶者にもポスグラビザと同じ期間の就労ビザがもらえます。

ただし、学生ビザの配偶者就労ビザの場合と異なり、ポスグラビザで配偶者就労ビザを申請する場合は、ポスグラビザ所持者のジョブオファー(雇用証明書)を申請に添付する必要があります。詳しくはカナダ留学コンパスにご相談ください。

(もちろん、これも申請・審査しだいなので、確実に取得できるわけではありません)

しかも、配偶者が取得できるのも、雇用先を限定しないオープンワークパーミットなので、将来のカナダ永住に向けた強力なツールになります。

 子どもの学費無償化

親が1年以上の就労ビザ(ポスグラビザを含む)を取った場合、就学年齢(ブリティッシュコロンビア州の場合は5歳から18歳)の子どもは、学校に無償で通うことができるようになります。

ただし、「公立の学校」という制限があり、公立であれば小学校、中学校、高校に無償で通うことができます

これは、3人のお子さんがいらっしゃる方などの場合は全く状況が異なりますよね。

子どもの学費の無償化が認められるかの最終判断は、子どもの学校を管轄する教育委員会によります。

カナダのポスグラビザに必要な条件

では、ポスグラビザを発行するのに必要な条件です。

どの学校を卒業してもポスグラビザがもらえるのではなく、卒業する学校に条件があります。

ポスグラビザ発行の条件

  • 8か月以上のプログラム
  • フルタイムの就学
  • 公立のカレッジまたは、大学、大学院

ここで忘れてはいけないのが、ポスグラビザの対象になる学校に入学することがすでに難しいということです。

そもそも、ポスグラビザを取得する(つまり上記学校を卒業する)ためには、「入学する」という前提条件がありますよね。

入学基準をクリアする高い英語力、そして学費の支払いに耐える経済力の両方が必要です。

また、学校の勉強もハードですので、強力なビザを取得するにはそれ相応の努力が必要ということですね。

カナダのポスグラビザに必要な費用

ポスグラビザを申請するには、申請費用として$255がかかります。

カナダのポスグラビザを取得する方法は?

では、カナダのポスグラビザを取得するには、具体的にどうすればよいのでしょうか?

以下、詳しく解説していきます。

ポスグラビザの申請方法

ポスグラビザの申請は、こちらの2つから選択できます。

ポスグラビザの申請方法

  • オンライン申請
  • 郵送申請

オンライン申請の方が簡単で便利なので、特別な理由があってオンライン申請を使えない場合以外、オンラインで申請することをおすすめします。

申請方法は、ざっくりと書くとこちらのとおりです。

ポスグラビザ申請の手順

  1. オンラインで質問項目に答えていく
  2. ポスグラビザ申請の画面に進む
  3. その画面で指定される添付書類をアップロード
  4. クレジットカードで申請費用$255を支払う

簡単な手続きですが、カナダ留学コンパスに申請代行を依頼していただくことも可能ですよ。

添付書類

ポスグラビザ申請のための添付書類は、パスポートのコピーや証明写真のほかに、こちらの2つが重要です。

卒業レター(Graduation Letter)

卒業レター(Graduation Letter)は、カナダの学校が学生の卒業を証明する手紙です。

これは、卒業式の時にもらう卒業証書とは違うものなので、ご注意ください。

最終成績証明書(Final Transcript)

最終成績証明書(Final Transcript)は、最後の学期の成績が反映された成績表のことです。

上記2つの書類は、どちらか一つがあれば申請可能ですが、カナダ留学コンパスでは両方を添付しての申請をすすめています

また、ポスグラビザの申請の場合、嬉しいことに、学生ビザ申請の時に必要だった残高証明(資産の証明)が不要です。

ポスグラビザを申請するタイミング

ポスグラビザを申請するタイミングは、こちらの条件があります。

ポスグラビザ申請のタイミング

  • 学校の卒業レターか最終成績証明書を受け取った日のいずれか早い方から数えて90日以内
  • 学生ビザの有効期限内

せっかくポスグラビザの条件を満たす学校を卒業したのに、申請の締め切りを過ぎて(または学生ビザが切れてしまって)しまいますと水の泡です。

申請できないと泣くに泣けないので、申請は余裕を持って、計画的に行いましょう。

【参考】ポスグラビザは申請したらすぐに働ける!

通常、申請したビザで許可される内容が認められるのは、ビザが承認された時です。

ところが、ポスグラビザの場合に限り、申請日からポスグラビザが承認されたものとみなされて、フルタイム(週40時間まで)で働くことができます!

その意味でも、学校からの必要な書類が届いたらすぐに申請できるように準備をしておきましょう。

ちなみに、今後はバイオメトリクスと呼ばれる「指紋の登録」が必要になるので、覚えておきましょう。

まとめ

上でも書きましたが、ポスグラビザは、移民を目指す方にとっては強力な味方となってくれます。

入学、そして卒業するには努力、資金が必要ですが、卒業後に得られるものは大きいです。

移民を目指す方は、ぜひポスグラビザにチャレンジしてみてください。カナダ留学コンパスが応援します。

Post Grad

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINE@ で
カナダ完全ガイド一覧に戻る