カルガリーとはどんなところ?特徴やおすすめスポットを紹介

カルガリーの街並み

カナダアルバータ州(AB)にある都市、カルガリーをご紹介します。

日本からのアクセスや適した服装おすすめ観光地まで、自然に囲まれたカルガリーの魅力をまるっとお届けします!

カルガリーの基本情報

マライン川の流れ

カルガリーは、カナダの西部の都市です。2022年の総務省の統計によるとカルガリー市の人口は約136万人です。

1988年には、カナダで初めて冬季オリンピックが開催された都市でもあります。

歴史的には、1万年ほど前は先住民のブラックフット族が住んでいたとされ、18世紀にはヨーロッパからの入植者も現れ、ウエスタンカナダの街として発展していきました。

地名である「Calgary」の由来については諸説あり、「透き通る流水(clear running water)」「寒い庭(cold+garden)」「ベイ・ファーム(bay farm)」などを意味しているのではと言われています。

カルガリーはどこにある?

カナダには10の州と3の準州がありますが、カルガリーは、カナダの西部アルバータ州(AB)にある都市です。

カナダ西部の有数の都市であるバンクーバーからは、1,000kmほど離れた場所に位置します。

ちなみに、アルバータ州の州都はエドモントンですが、カルガリーでは1988年に冬季オリンピックが行われたため、世界的な知名度としてはカルガリーの方が高いと言えます。

なお、カナダの首都オタワは、カルガリーから3,000km以上離れた、東海岸に属しています。

カナダの州については、下記のページも参考にしてください。

日本からのアクセス

飛行機の翼イメージ

カルガリーには国際空港があり、日本からカルガリーへの直行便は、2023年5月1日から就航しています。

カナダのウエストジェット航空(WestJet)の便で、成田空港からカルガリー空港まで約9時間です。運航開始時点では、週3便の就航となっています。

さらに、カナダの航空会社エアカナダ(Air Canada)が、日本からの乗継便を運航しています。フライト時間は短い便で12時間ほどとなります。乗り継ぎ待ちの時間によっても所要時間が異なります。

航空券の値段は、時期や出発と到着の時間によっても大きく異なりますが、エコノミーであれば、20万円台からチケットが取れます。ただし、時期や出発時間によっても値段が大きく異なります。

カルガリー内の交通機関

カルガリーに着いたら、メインの交通機関は、カルガリー・トランジットの鉄道とバスになります。

電車は、南北に走る201系統(通称レッドライン)と東西に走る202系統(通称ブルーライン)があります。

さらに、203系統という呼称のグリーンラインの建設も予定されていますよ♪今後の発展が楽しみですね!

運賃は一律$3.60で1回限り90分有効というシステムです。

鉄道には、$11.25の1日乗車券やマンスリーパスも用意されています。

鉄道沿線以外の地域に住んでいる、学校や職場がある場合は、バスの利用が便利です。

カルガリーの天候、気候

カルガリーは、日本よりも寒い時期が長く、10月から4月は最低平均気温が氷点下を下回ります

特に寒いときは、気温が氷点下20度以下となることもあります。

しかし、日本よりも乾燥しているため、日本と同じ気温である場合は、日本よりも寒さは感じません。

カルガリーの夏の気温は、日本よりも涼しいですが、最も暑い7月から8月最高気温が30度ほどになることもあります。日本と比べると過ごしやすいですが、暑さ対策も必要です。

降水量が多いのは、6月で月の降水量が100mmほどです。逆に12月から2月までは月の降水量が10mm程度と少ないです。

カルガリーのベストシーズンと適した服装

カルガリーのベストシーズンは夏です。

カルガリーの夏の平均気温は20度ほどで、湿度も低いため過ごしやすいです。

また、暖かい時期は日の出が午前6時台・日没が午後9時台と、太陽が出ている時間も長いので、外出がしやすいのも魅力です。

反面、スキーなど冬のスポーツを楽しみたいなら冬季に行くのがおすすめです。

季節は北半球なので日本と同じですが、どのシーズンも日本よりも気温が低いという認識を持って服装を用意してください。

特に冬は極寒になることもあるので、防寒には力を入れるのがおすすめです。

カルガリーと日本の時差

カルガリーがあるアルバータ(AB)州と日本の時差 は「-16時間」です。

ただし、3月中旬から11月上旬の「サマータイム」には、-15時間 になりますのでご注意ください。

カナダの州ごとの時差とサマータイムについて詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

カルガリーの治安

カルガリーは世界的にみると治安がよい地域と言えます。女性が夜に一人歩きをするのも、基本的には問題ないでしょう。

犯罪の内訳をみると、窃盗犯罪は減少傾向にありますが、殺人や暴行などの凶悪犯罪は微増傾向にあります。

カルガリーは世界的には安全な地域ですが、日本ほど治安のいい国は、まずありませんので、身の回りに気を配りましょう。

また、喫煙禁止の場所でタバコを吸ったり、公共の場での飲酒は罰金が課されることがあるので要注意です。

カルガリーの特徴・おすすめポイント

カルガリーの夜の街並み

カルガリーには、さまざまな魅力的なスポットや食事が数多くあります。

カルガリーの特徴おすすめポイントを、ご紹介します。

カナダの自然が楽しめる

カルガリーは、ロッキー山脈の玄関地でもあります。

アウトドアのオプションも豊富ですよ。

キャンプが好きな方は夏、スキーを楽しみたいなら冬など、楽しみたいレジャーに合わせて季節を選ぶのもおすすめです。

カルガリーのおすすめスキースポットとしては、サンシャイン・ビレッジが挙げられます。

また、留学やワーホリのように長期で滞在するのであれば、複数の季節の魅力を味わえますね。

スキーヤー

カルガリーを拠点に訪れる人が多いのは、バンフ国立公園です。

7〜8月など夏の季節に訪れても涼しく感じる場所なので、避暑にも最適です。モレーン湖という美しい湖は、特におすすめですよ♪

他には、日本では見られないミュール鹿などの野生動物もいます。

豊富な食文化

ステーキ

カルガリーは食文化も魅力的な都市です。

日本では食べられないような珍しい料理をぜひ経験してみてください。

短期滞在・長期滞在問わず、下記の料理は一度は食べていただきたいです。

アルバータビーフ

アルバータビーフは、その名の通り、アルバータ州のブランド牛です(カルガリーはアルバータ州に属します)。

やわらかい肉質が特徴のお肉で、カナダ人にも人気です。

プライムリブが特におすすめですよ!

バッファロー

バッファローはバイソンとも呼ばれる動物で、アルバータ州では古くから食用としても親しまれています。

やや臭みがありますが、カロリーやコレステロールが低くあっさりしたお肉です。

ヘルシーなお肉として人気があります。

日本ではなかなか手に入らないので、カルガリーに来た方はぜひ試してみてください♪

物価が安い

カルガリーは、他の大都市と比べて物価が安いことも魅力です。

他の大都市に比べ、物価自体が安いことに加え、州の売上税であるPST(Provincial Sales Tax)が加算されないため、消費税が他の州より安いです(GST5%のみ課税されます)。

カナダの税金については、下記を参考にしてみてください。

日本人が少ない

トロントやバンクーバーなどの大都市に比べ、カルガリーにいる日本人は少ないです。

令和3年の外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、カルガリーの日本人の数は、統計を取った50の国や地域のうち44位で3,773人でした。

アメリカ全体とロサンゼルスなどのアメリカの都市、両方が入っている順位ではありますが、カルガリー市の人口は約136万人であることを考えるとかなりすくないと言えます。

留学するのであれば、英語のスキルを伸ばしやすく、また、異文化交流もしやすい点が強みです。

短期滞在の場合でも、「カナダらしい生活」が垣間見れるはずですよ。

カルガリーのおすすめスポット・アクティビティ16選

カルガリーや周辺の都市で、特におすすめの観光スポットアクティビティをご紹介します。

バンフ国立公園

バンフ国立公園の山並み
バンフ国立公園の山並み

バンフ国立公園(Banff National Park)は、アルバータ州の国立公園で世界遺産にも指定されている名所です。

6641km2という壮大な面積を有し、温泉・キャンプ・ゴルフ・スキーなど、さまざまなアクティビティが楽しめる,、一大観光スポットです。

ロッキーマウンテニア号

ロッキーマウンテニア号(Rocky Mountaineer)は、カナダの鉄道です。

カナディアンロッキーの絶景を満喫できる列車で、夏のみの運行となっています。

公式サイト(英語)はこちら

ロッキーマウンテニ号(Rocky Mountaineer)

フィッシュクリーク州立公園

フィッシュクリーク州立公園(Fish Creek Provincial Park)は、カルガリーの南部にある、フィッシュリーク渓谷を有する公園です。

サイクリングコースがあるので、自転車で回るのもおすすめです。

カルガリータワー

カルガリータワー(Calgary Tower)は、カルガリー駅からほど近い場所にある、約191mのタワーです。

展望デッキやレストランなどの施設があります。カルガリーの景色を一望するのにおすすめです。

公式サイト(英語)はこちら

カルガリータワー(Calgary Tower)

ボウ・リバー

ボウ・リバー(Bow River)は、アルバータ州を流れる全長623kmの川です。

水温が低いため夏がベストシーズンで、トラウト・フィッシングで有名な場所でもあります。

オリンピックプラザ

オリンピックプラザ(Olympic Plaza )は、1988年のカルガリー冬季オリンピック時に作られた場所です。

現在では公園として市民に親しまれています。

冬季には野外スケートリンクなどのアクティビティも楽しめる。遊びの場でもあります。

公式サイト(英語)はこちら

オリンピックプラザ(Olympic Plaza )

グレンボウ博物館

グレンボウ博物館(Glenbow Museum)は、西カナダで最大規模の博物館です。

カナダの入植などの歴史や美術品、地元アーティストの絵画などさまざまなものが展示されています。

公式サイト(英語)はこちら

グレンボウ博物館(Glenbow Museum)

ヘリテージパーク歴史村

ヘリテージパーク歴史村(Heritage Park)は、1860年代から1950年代ころのウエスタンカナダの街並みなどが再現された歴史公園です。

古き良きカナダの街並みを実際に見てみたいという方におすすめです。

公式サイト(英語)はこちら

ヘリテージパーク歴史村(Heritage Park)

カルガリー・スタンピード

カルガリー・スタンピード(Calgary Stampede)は、7月上旬に10日間行われるロデオイベントです。

迫力あるロデオショーを楽しむことができます。

公式サイト(英語)はこちら

カルガリー・スタンピード(Calgary Stampede)

プリンス・アイランドパーク

都市にある公園のイメージ

プリンス・アイランドパーク(Prince's Island Park)は、ピクニックや子供たちの遊び場として親しまれている公園です。

さまざまなイベントが催されるほか、暖かい時期は噴水、寒い時期はスケートやスキーもできます。

カルガリー動物園

カルガリー動物園(Calgary Zoo)は、多様な動物を見ることができる動物園です。特におすすめなのはカナダに生息している野生動物の展示です。

バイソン、カリブなど日本ではあまり見ることのできない動物がいます。

公式サイト(英語)はこちら

カルガリー動物園(Calgary Zoo)

州立恐竜公園

州立恐竜公園(Dinosaur Provincial Park)は、ダイナソール州立公園ともいい、世界遺産にも指定された名所の公園です。

世界最大級の恐竜化地層が見どころで、数多くの恐竜化石が発掘された場所でもあります。

ノーズ・ヒル・パーク

ノーズ・ヒル・パーク(Nose Hill Park)は、カルガリー北西部にある自然公園です。

住宅街に囲まれた場所にあり、手軽にハイキングを楽しむのに適しています。

公式サイト(英語)はこちら

ノーズ・ヒル・パーク(Nose Hill Park)

ステファンアベニュー

ステファンアベニュー(Stephen Avenue Walk)は、カルガリー市のダウンタウン内の8番通りのことです。

おしゃれなお店が数多くあり、歩くだけでも楽しめます。また、歩行者天国となっているエリアがあるのも魅力です。

ザ・コア

ザ・コア(The CORE)は、カルガリー市のダウンタウンにあるショッピングセンターです。

お土産を買うのはもちろん、留学やワーホリの場合は普段の生活用品を購入するのにもおすすめです。

公式サイト(英語)はこちら

ザ・コア(The CORE)

ミリタリー・ミュージアム

ミリタリー・ミュージアム(The Military Museums)は、戦艦や戦車の模型など、軍事関連の展示がされている施設です。

カナダやカルガリーの軍事に関する歴史も学ぶことができます。

公式サイト(英語)はこちら

ミリタリー・ミュージアム(The Military Museums)

まとめ

この記事では、カナダの都市、カルガリーについて解説しました。

カルガリーは、カナディアンロッキーなど世界遺産にも指定された自然だけでなく、文化や食も魅力的な都市です。

日本人が少なく異文化交流をしやすいので、短期での旅行だけでなく、留学にもおすすめの都市です。

ぜひ実際にカルガリーを訪れてその魅力に触れてみてください。

執筆者 執筆者
Anna

新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。

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