30代からカナダ永住も! 海外移住のための留学プランとは?

もう30代ですが、
まだカナダ永住はできますか?

このようなご質問を多くいただきますが、30代でもカナダに永住できます

もちろん、年齢制限のあるワーホリは使えませんし、綿密に計画を立てる必要があります。

カナダの永住権獲得のカギはシンプルに言うと「英語力・学歴・職歴」の3つです。

この3つを効率的にこなすカギは、カナダのカレッジを卒業することで、以下の2つのパターンがあります。

この2つの方法(プラン)を詳しく紹介しましょう。

【プラン1】公立カレッジ経由でカナダ永住権を狙う(ポスグラを利用するパターン)

まず紹介するのは、公立カレッジを卒業する「プラン1」のパターンです。

まとめると次の手順になります。

公立カレッジの卒業は低いハードルではありませんが、永住を目指すならチャレンジしてみましょう。

公立カレッジに進学

先述したように、カナダの永住権に必要なのは「英語・学歴・仕事」の3つです。

その3つをクリアするための最初のステージが、公立カレッジへの進学となります。

まず必要な英語力は、公立カレッジを卒業する頃にはかなりのレベルになっているのは間違いないでしょう。

なぜなら、公立カレッジは、私立カレッジよりも高い英語力(IELTS 6.5程度以上)が求められるからです。

つまり、卒業するにはかなりの英語力が必要なので、就活で「武器」になるレベルの英語力が身につきますよ。

もちろん、公立カレッジで得た英語力は移住後の生活にも役立ちますね!

「ポスグラビザ」を取得して現地企業に就職

そして、私立カレッジにはない公立カレッジを卒業した人だけのメリットがあります。

それが、卒業後にもらえる「ポスグラビザ」という就労許可証です。

卒業すればカナダで働ける権利がもらえるというわけです。

ポスグラビザでは、通学した期間と同じ期間(2年以上の通学の場合、3年間)の就労ビザが発行されます。

そのことを踏まえ、カレッジでの就学期間をしっかりと計画しましょう。

ポスグラビザを取得後、専門職レベル(NOCレベルB)以上のフルタイムの職を「無期限のジョブオファー(内定)」として得ることで、永住プログラムの申請条件を満たせます

また、家族で移住を目指す場合、配偶者にも「配偶者就労ビザ」が発行され、子どもを現地の公立学校に無料で入れられるというメリットもあります。

BCPNP を利用して永住権を申請

カナダで英語力・学歴・ジョブオファー(内定)を手に入れたら、永住権を申請するプログラムを選びます。

もっともメジャーな永住権のプログラムは「エクスプレス・エントリー」ですが、それだけではないのです。

カナダにはたくさんの永住制度があり、それぞれ特徴がありますよ。

プラン1として紹介している留学プランでおすすめなのが、「BCPNP」という名のブリティッシュコロンビア州独自の永住プログラムの活用です。

その BCPNP のひとつ、International Graduate(インターナショナル・グラジュエート)プログラム以下の条件を満たすことで州から推薦状をもらえ、一気に永住権獲得に近づきます。

永住権への条件

  • カナダの公立カレッジ・大学の学位を取得
  • 専門職レベル(NOCレベルB)以上のジョブオファー(内定)を取得
  • 卒業後3年以内に申請する

30代から家族で永住権を目指す人のサンプルケースを以下で紹介しています。

【プラン2】私立カレッジ経由でカナダ永住権を狙う(コープを利用するパターン)

次に紹介するのは、私立カレッジを卒業する「プラン2」のパターンです。

まとめると次の手順になります。

私立カレッジに進学

カナダの永住権に申請するのに必要なのは「英語・学歴・職歴」です。

その3つをクリアするための最初のステージが「私立カレッジ」への進学になります。

私立カレッジは公立カレッジよりも学費が安いですし、入学の時点で高い英語力は求められません

入学時点では英語力を求められないとは言っても、卒業するにはかなりのレベルの英語力が必要です。

そのため、就活で「武器」になるレベルの英語力が身につきますよ。

インターン中に雇用主から信頼を得る

永住権を目指すために私立カレッジに入る場合、コース選びがポイントになってきます。

必ず、インターン(Co-op)プログラムのあるコースを選択しましょう(参考:カナダのコープについて)。

最終的に永住権申請に必要なカナダでの学歴は「最低1年」なので、1年以上あるプログラムを選んでくださいね。

日本でインターンというと「学生が学ぶ場」というイメージですが、カナダでは採用後に即戦力として働けるかどうかを企業側が見極める場です。

ただし、インターン期間は、永住権申請に必要な職歴としてはカウントされません

でもよく考えてみてください。このインターン期間中に雇用主の信頼を得られればどうでしょうか?

能力が高く、コミュニケーション力のある人材だと証明できれば「ずっと働いてほしい」と思うはずです。

就労ビザで1年働いた後「スキル職」で永住権申請

1年間の私立カレッジを卒業したら、次は就職です。

インターン中に信頼を得て、雇用主からビザのサポートをしてもらいましょう。

雇用主の協力により、就労ビザを取得することができれば、ついにカナダで正式に働けるようになります。

そして、就労ビザで1年働くと、カナダの永住権申請の条件を満たしますよ。

この就労期間に英語力をできるだけ上げておくのも重要なポイントです。

英語力が高ければ高いほど永住権に有利なので、仕事をしながらしっかりと勉強を続けましょう。

まとめ

30代になるとワーホリが使えなくなるのは、永住権申請に対して痛手です。

でも、本記事で紹介したようにカレッジを利用し、英語力、職務経験を手に入れれば永住権を得ることも十分可能です。

もしあなたが30代以上でも、やる気と資金さえあるなら挑戦しましょう。

いつでもご相談ください

執筆者 執筆者
レイ

カナダの大学で学んだのち、日本で就職。その後も旅行でカナダやアメリカを訪れる。カナダ情報ライター。

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