働きながら学べる、仕事を探すうえで実践的な知識を学べる、など人気のコープ(CO-OP)ですが、想像できないことも多いと思います。
例えば、
- 実際の授業はどんな様子なのか
- どんなことを学ぶの?
- 課題や宿題は多いの?
- 授業についていけるか心配
そこで、みなさんの学校選びの参考になるように、様々な学校の体験授業を受けてきました。
私が実際に授業を体験して感じたことなどをお伝えしますね!
このページの目次
VIC Career Campus
今回、体験授業に参加した学校は「VIC Career Campus(ブイアイシーキャリアキャンパス)」です。
一般英語を学ぶSSLC(Sprott Shaw Language College)(姉妹校)と同じ校舎で語学学校(ESL)とカレッジの授業を行っています。
月曜日-金曜日 | 8:00-14:00 |
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とシンプルなスケジュールになっています。
キャリアアップの為のプログラムなので、クラスの後働きやすいように設計されています。
実際にほとんどの生徒が学業と仕事を両立させているそうですよ!
学んだことをすぐに仕事の場で実践でき、職場で学んだことをクラスでより深く理解できるようになっています。
カナダの職場で実際に経験したことをクラスメイトとシェアしてディスカッションしていけるので、視野も広がりますね!
SSLC(Sprott Shaw Language College)のアクティビティに参加することも可能ですよ!
学校の情報は下記をご覧ください。
参考
参加したプログラム・クラスについて
今回体験した授業はこちらです。
参加プログラム | グローバルビジネスCo-opディプロマ (Advanced Global Business Expertise Co-op Diploma) |
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プログラム期間 | 授業6か月+Co-op 6か月=計12か月 (入学日:毎月1回) |
コープ(インターン)先 | 金融、オフィスワーク、旅行、アパレル、小売店、サービス業など |
参加クラス | 広報戦略(Public Relations Strategies) |
授業形式 | 対面形式 |
体験した日 | 2021年10月12日(火) 8:00-10:00 |
希望者がいた場合、オンライン授業と対面授業が併用されますが、今回のクラスは対面のみでした。
2021年11月末から全面対面授業再開予定だそうです!
実際にクラスメイトと顔を合わせられるのは嬉しいですね!!
コロナ対策としては、校内マスク着用、消毒などの対策が取られています。
机はペアに配置されているのですが、1人で座り隣の席は空けるようにしていました。
教室には手の消毒液も準備されており、マスクも全員着用し安心して授業を受講することができました。
なお、今回はクラス前半のみ体験させていただきましたが、全体では8:00-14:00(4時間)のクラスです。
それではそれぞれを詳しくお話ししていきますね。
プログラムについて(グローバルビジネス)
VIC Career Campus で今回体験してきたのはこちらの2つのプログラム
- アドバンスカスタマーサービスCo-opディプロマ 14か月
(Advanced Global Business Expertise Co-op Diploma) - グローバルビジネスCo-opディプロマ 12か月
(Advanced Global Business Expertise Co-op Diploma)
今回はこの中の「グローバルビジネス」プログラムについてお伝えします!
このプログラムでは、マネジメント、マーケティング、会計、法律など、ビジネスに必要なスキルを総合的に学ぶことができます。
クラスについて(広報戦略)
グローバルビジネスプログラムで受講できるのはこちらの6コース、各コースを4週間で学んでいきます。
- 1 Human Resource Strategies
- 2 Public Relations Strategies
- 3 Legal Administration
- 4 Cost Control Strategies
- 5 Global Marketing Strategies
- 6 Business Economics
この中で今回受講したのは「広報戦略(Public Relations Strategies)」クラス。
- マネジメント環境のコミュニケーションスキル、履歴書、面接
- ビジネスレポート ライティング、企画書、メモ、Email
- ビジネス上のスピーチ、プレゼンテーション、メッセージ
などついて学びます。
日本とカナダでは重視されることや文章構成も変わってきます。
ビジネスメール1つ取っても日本では丁寧な文面が好まれますが、カナダでは端的なものが好まれます。
シンプルで合理的なものが好まれる北米の文化が表れていますね。
履歴書や面接の練習など、カナダでの仕事探しに役立つはずです。
人数と国籍バランス
私が参加したクラスの人数と国籍バランスは下記で、全員で13人でした。
- 日本人:8人
- その他アジア系の方:2人(韓国・フィリピン)
- その他の地域の方:3人(南米)
今回のクラスでは日本人比率が高めですが、時期やクラスによって全然違うとのことです。
注意事項
学校のパンフレットなどで、国籍比率や年齢層など情報があるかもしれませんが、コロナウイルス拡大の関係で人数の変動や、国籍の偏りがある場合があるのでご了承ください。写真は新型コロナウイルスの流行禍のものになります。
また授業スケジュールなどは記事作成時のもので、変更になる可能性もございます。
実際の授業の流れ
レクチャー(大学の講義のように先生の講義を聞く形)の後グループワークという流れでした。
授業の内容
今回受けた授業は「パネルインタビュー」を通してビジネスコミュニケーションを学ぶ内容でした。
「パネルインタビュー」とは、1人の候補者に対して複数の面接官が同時に面接をする選考手法です。
北米の企業(特に大きな企業)ではよくある面接体系のひとつで、日本でも外資系企業などがこの方法を使うことがあります。
授業の最初に1時間ほど講義があり、面接をする・受ける際の注意点や役割を確認します。
その間、先生が度々質問を生徒全員に問いかけ、1人1人の意見を聞き、理解を深めてくれました。
パソコンを持っている学生もいて、講義中もしわからないことがあったらすぐ調べたり、その場で先生に質問もしていました。
その後は5、6人のグループに分かれてのグループワークです。
それぞれのグループで面接官と候補者を決めて模擬インタビューを30分ほどしました。
面接も受ける側だけでなく、面接官の役も担当することで、面接官が何を求めているのか、どうしたらいい印象が残せるか考える視点が身に付きます。
カナダで就職活動をする際非常に役立ちそうです。
他の生徒の意見や回答も勉強になりますし、何より自信が付きますね。
複数の面接官の注目を一身に浴びるのでより緊張します。
逆に言えば、この練習の後は、1対1の面接が楽に感じるのではないでしょうか。
このコースでは、プレゼンやデモンストレーションを通してスキルを身に着けることに重点を置いており、短期間でより実践的な力が身につく印象でした。
宿題・テスト
コースによっては、第2週目と4週目にプレゼンテーションの課題が出され、毎週金曜日には確認テストと最終週の金曜日には期末試験が控えています。
宿題は無いようですが、放課後はプレゼンテーションの準備やテスト勉強に充てる形になると思います。
講師・スタッフについて
授業後は、生徒からの質問を聞いて丁寧に対応してくれました。
もし授業中わからないことがあったら、積極的に質問をするといいです。
学校生活の面でも、フロントデスクのスタッフとマネジャーがいつも常駐しているので、すぐ相談することができます。
Co-op(有給インターン)に向けたサポートもあり、レジュメのチェックやインタビューの練習などもしてくれます。
まとめ
今回は、「VIC Career Campus(ブイアイシーキャリアキャンパス)」という学校のグローバルビジネスプログラムの授業を体験しました。
今回、直接先生に話しを伺うことができ、これからVICのビジネスクラスを受講するにあたって必要な準備等を聞くことができました!
英語のレベルとしてはhigh intermediate (上級)以上のスピーキングとライティング、英文レジュメの書き方練習、機会があれば仕事の経験を積むことが大事だとおっしゃっていました。
それに加え、日頃からニュースの記事を読んだり、BBCやCBCなどニュース番組を見ることを薦めてくれました。
同じ「ビジネス系」でも、それぞれの学校によってテキストや授業の進め方など異なりますし、テストの頻度や宿題の量だって違います。
ぜひ、みなさんの学校・プログラム選びの参考にしてみてくださいね!
学校公式サイト(ページは全て英語です)