
昨今、「IT留学」に興味がある方は増えてきているようです。
カナダでは「IT留学」の中で、よく見かけるのはこちらのコース。
- デジタルマーケティングコース
- Webデザインコース(UIデザインコース・UXデザインコース)
- Web開発コース
これだけ聞いても、何が違うのかいまいちピンときませんよね。
今回は、この中の「UIデザイン」「UXデザイン」を学べるカレッジを紹介します。
このページの目次
UIデザインとUXデザインが学べるカレッジ
UIデザインとUXデザインが学べるカレッジとコースを紹介します。
- TAMWOOD:UI Design Professionalコース
- TAMWOOD:UX Design Professionalコース
学校の紹介ページはこちらになりますのでぜひ参考にしてみてください!
それでは、それぞれのコースについて見ていきましょう!
TAMWOODの「UI Design Professionalコース」
TAMWOOD(タムウッド)のUI Design Professionalコースは、「6か月間の学習+6か月間のCo-opプログラム」の1年間のDiplomaコースになります。
カリキュラムについて
カリキュラムはデザインのこともしっかり学べるものになっています。
- Typography【25時間】
- Color Theory【20時間】
- Design & Digital Media History【15時間】
- Interactive Layouts & Composition【35時間】
- Ideation & Strategy【20時間】
- Visual Language【30時間】
- Branding & Visual Identity【20時間】
- Interaction Design【25時間】
- User Interface Design【10時間】
- Responsive Web Design【25時間】
- Portfolio & Career Preparation【25時間】
- Photoshop【45時間】
- Illustrator【25時間】
- Sketch App【25時間】
- InVision【10時間】
- Fundamentals of Digital Marketing & Advertising【25時間】
- Fundamentals of Web Development【25時間】
- Fundamentals of User Experience Design【20時間】
- Presentation Skills Development【20時間】
すごく細かいので、抜粋してお話ししますね。
①Typography【25時間】、②Color Theory【20時間】
こちらでタイポグラフィという文字表現や色について学んでいきます。
いわゆるデザインの原則のようなものです。
デザインする上でこういった基礎知識はとても重要になります。
④Interactive Layouts & Composition【35時間】
インタラクションとは「相互作用」という意味です。
例えば、Webサイト内のボタンにカーソルを当てたら「ボタンの色が変わる」といったことをインタラクションと呼びます。
こういったインタラクションに関連したレイアウトなどを学んでいきます。
⑥Visual Language【30時間】
視覚的な言語ということで
- 使われる色
- 物の形
- デザインの雰囲気
から色々な意味を伝えることができます。
こういったことを学んでいきます。
⑧Interaction Design【25時間】
一般的なお客さんを想定し、形だけでなくレイアウトなどを強調したデザインを行い、お客さんが利用する上で「意味のある」デザインを作り出すということをしていきます。
- 検索ボタンは検索しやすいように配置
- 航空券を調べるなら、行き先や日時を選びしやすいレイアウト
などがそれにあたります。
⑩Responsive Web Design【25時間】
みなさんはWebサイトを見るときは、スマホを使うことが多いですよね?
最近ではパソコンだけでなく、スマホやタブレットでWebサイトを見る人が増えています。
スマホでは指でクリックしたりするのでスマホで見やすいレイアウトがあります。
一方で、パソコンだとスマホと違い、マウスでクリックするので同じサイトでも様式が異なりますよね。
そういった各媒体に応じた最適なデザインを考えるのも大事な考え方の一つになります。
これをレスポンシブデザインといいますが、こちらもしっかり学んでいきますよ。
⑫Photoshop【45時間】、⑬Illustrator【25時間】、⑭Sketch App【25時間】、⑮InVision【10時間】
UIデザインには不可欠なツールの使い方を学んでいきます。
⑰Fundamentals of Web Development【25時間】
Webサイトはデザインしただけでは、インターネット上に表示されません。
プログラミング言語を使って、デザインを表し、インターネット上に表示させる必要があります。
その方法を学ぶのがこちらのトピックスですね。
⑱Fundamentals of User Experience Design【20時間】
UIデザインとUXデザインは厳密には異なります。
しかしお互いは影響を与える存在です。
例えば、Webサイトを通して「良い体験」を与えるには、UIデザインの質を高めて使いやすくて、見やすい快適なデザインにする必要があります。
逆に、Webサイトが使いづらかったり見にくいようなら、UXの質も落ち「良い体験」には繋がりませんよね。
ここでは、UIだけでなくUXのことについても学びます。
入学について
入学条件は以下のようになります。
- 19歳以上の高校卒業レベル
かつ
- IELTS 5.5
- TOEFL iBT 46以上
- Cambridge FCE (C)
- TAMWOODのTestレベル5、またはEAP 192
のいずれかを満たさなければなりません。
就職について
基本的な就職としては、Webデザイナーをイメージしてもらえるといいと思います。
TAMWOODの「UX Design Professionalコース」
TAMWOOD(タムウッド)のUX Design Professionalコースは
- 「6か月間の学習+3週間の卒業制作」の27週間のcertificateコース
- 「6か月間の学習+6か月間のCo-opプログラム」の1年間のDiplomaコース
の2つがあります。
カリキュラムについて
こちらは、少しUIデザインと重複している部分もあります。
- Design Thinking【20時間】
- User Research: Interviewing, Surveys【30時間】
- Domain, Competitive/Comparative Analysis【20時間】
- Rapid Prototyping【40時間】
- Usability Testing【20時間】
- Wireframing【20時間】
- Heuristic Analysis【10時間】
- Screen Designs【40時間】
- User Flows【10時間】
- e-Commerce【3時間】
- Web Apps & Desktop/Large【3時間】
- Presentation Skills【6時間】
- Invision【10時間】
- Sketch App【8時間】
- Responsive Web Design【3時間】
- Design for iOS and Android Platforms【6時間】
- Web Design Patterns【4時間】
- Project Management (Scrum, Lean)【4時間】
- Behavioural Patterns & Mental Models【4時間】
- MVP & Feature Prioritization【10時間】
- Working with Clients【10時間】
- Scope Development【6時間】
- User Interface Design【10時間】
- Working with Web Developers【10時間】
- Branding【10時間】
- Managing Client Expectations【10時間】
- Visual Design【10時間】
- Colour & Design Theory【20時間】
- Testing & Iteration【30時間】
- Innovation & Pushing Boundaries of Design【20時間】
- Emerging Tech & Wearables【5時間】
- KPIs & Business Intelligence Tools【10時間】
- Quantitative Data Analysis【20時間】
- Ethics & Legalities【3時間】
- Presenting to Clients【20時間】
- Strategy Development【15時間】
すごく細かいので、UIデザインコースとの違いや共通点をまとめてお話しします。
UIデザインコース同様、デザインに必要なツールは学んでいきます。
さらに簡単なプログラミングも入りますが、
UXは基本、「商品を利用して何が経験できるか」をデザインすることになります。
つまり、画面だけのデザインではなく、もっとサイト全体で何ができるかといった点に着目します。
前にもお話しした通り、UXは「良い体験」を表すので、KPIという「お客さんの満足度」についても学習します。
また、お客さんの意見や希望にどう応えてより「満足」に繋がるかといった、企画管理などの視点も学べるようです。
入学について
入学条件は「UIデザインコース」と同じになります。
就職について
UXデザインの場合は、ディスプレイ上といったデザインだけでなく、ありとあらゆるものがデザインの対象になります。
なのでそういった意味では、Webデザイナーに限らずデザイナーとしてかなり就職の幅は広いようです。
2つのコースについて
UIデザインもUXデザインも入学条件が「ILTES5.5以上」になりますが、実際にはその英語レベルに加えてある程度の知識または経験がある方が望ましいようです。
内容としてはかなりプロフェッショナルな内容となっており、それを6か月の学習で身に付けなければならないです。
英語力があっても全くの初心者が挑戦するには苦戦を強いられるようなコンテンツだとのことです。
デジタルマーケティングやWeb開発コースなどで、学習を済ませた上でのステップアップとしてこちらのコースを利用する方が望ましいようです。
まとめ
今回はこちらのUIデザインとUXデザインが学べるカレッジとコースそれぞれまとめてみました。
- TAMWOOD:UI Design Professionalコース
- TAMWOOD:UX Design Professionalコース
UIデザインやUXデザインについて提供している学校はTAMWOODくらいです。
Webデザインを提供している学校も少ないかと思います。
学校の紹介ページはこちらになります。
ぜひIT留学の学校選びの参考にしてみてください!