カナダの公共交通機関

カナダ滞在中、少し不安になるのが公共交通機関の利用ではないでしょうか。

国土が広く、地域によって利用できる交通機関がそれぞれ違うので、滞在先にどんな交通システムがあるのか事前に把握する必要があります。

留学中やワーホリ中に主に利用するのは市バスや鉄道だと思いますが、都市間の移動なら飛行機長距離バスもおすすめです。

節約したいなら自転車もありますし、国際免許で車を運転することもできます。

この記事では、カナダの交通事情についてご紹介します。

飛行機

カナダは広いので、都市間を早く移動したいなら飛行機がもっとも効率的な手段です。

国際空港は国内に10カ所あり、その他地方を合わせて約300カ所の空港があります。

その中でもっとも利用者が多いのが

  • トロント
  • バンクーバー
  • カルガリー
  • モントリオール

の4つの主要国際空港です。

最大の航空会社は Air Canada(エア・カナダ)で、他にも WestJet(ウエストジェット)など多数の航空会社が存在します。

カナダで外国人(留学生等)が飛行機を利用する場合はパスポート、カナディアンの場合は写真付き身分証明書のチェックがあります。

鉄道

都市圏にはそれぞれ独自の鉄道路線があります:

  • バンクーバー(SkyTrain)
  • トロント(地下鉄)
  • オタワ(O-Train)
  • モントリオール(メトロ)
  • カルガリー(CTrain)
  • エドモントン(LRT)

料金や運行状況はそれぞれの地域で異なります。

滞在する地域が決まったら地域の路線図、定期券、学生割引、乗り換え方法などよく確認してみましょう。

また、カナダには VIA Rail (VIA鉄道)と呼ばれる、大陸を横断する長距離列車が走っています。

例えばバンクーバーからトロントまでは4泊5日かかりますが、途中で食事や音楽の演出、ロッキー山脈や大草原の素晴らしい景色を堪能することができる観光客にも人気の鉄道路線です。

VIA 鉄道の乗車料は季節や距離によって変わり、団体や学生割引制度もあります。

特に電車やバスの少ない地方では、自動車が生活に欠かせません。

日常の買い物や通勤通学はもちろん、旅行をするにも車は非常に便利です。

東西を横断する高速道路、 Trans Canada Highway(トランス・カナダ・ハイウェイ)を利用することで長距離移動することもできます。

トランス・カナダ・ハイウェイは西のバンクーバー島から東のニューファンドランドをつなぎ、カナダの全ての州を通ります(準州は通りません)。

日本の運転免許を持っている場合、国際免許証を取得することで留学生でもカナダで運転することができます。

しかし、交通ルールが日本と違うので必ず事前に確認しましょう。

バス

ほぼすべての地域に独自のバス路線があり、料金や運行状況はそれぞれで異なります。

バンクーバーでは Translink 社が市バスを運営しています。

Translink は通勤通学客が多く、お得な定期券制度もあるので利用される方はチェックしてみましょう。

カナダでは長距離バスも一般的に利用されています。

最大の中長距離バス会社は Greyhound Canada(グレイハウンド・カナダ)で、グレイハウンド・アメリカを経由すればアメリカまで行くこともできます。

飛行機に比べ時間はかかりますが経済的なので、時間に余裕のある方や飛行機や鉄道が通っていない地方を訪れるときにもバスがおすすめです。

カナダで自動車を運転できない場合、バスは重宝する移動手段です。

特に太平洋や大西洋に面した地域では、船(フェリー)利用が活発です。

カナダには島も多く、通勤や通学にフェリーを利用する人も少なくありません。

ブリティッシュコロンビア州のフェリーと言えば BC Ferry(BCフェリー)

バンクーバーとバンクーバー島を約1時間半でむすび、船内にはカフェやビュッフェ式レストラン、ギフトショップ、ゲームセンターやラウンジなどがあります。

ビクトリアへの日帰り旅行にもおすすめの移動方法です。

一般客が利用するフェリー以外にも観光客向けのクルーズ船も人気です。

また、海上だけではなく、湖や川を行き来する船もあります。

自転車

カナダ滞在中の交通費を節約するのにおすすめなのが自転車。

週末になるとサイクリングをしている人を見ることも多く、レクリエーションとしても人気です。

特にバスや電車が時間通りに到着するとは限らないとき、自転車は重宝します。

自転車は市バスに追加料金なしで乗せることができるので、お得に長距離移動することもできます。

レンタルサイクルや中古自転車販売も一般的なので、コストを抑えたい方はぜひ確認してみましょう。

自転車はとても便利な移動手段ですが、日本とは交通ルールが違う点もあるので注意が必要です。

例えば、カナダでは18歳未満の人が自転車に乗る場合、ヘルメットの着用が義務です。

また、各都市にはそれぞれ独自の自転車ルールが存在するので、必ず事前チェックしましょう。

バンクーバーにはエリアによって自転車専用レーンがあります。

バンクーバー市内の自転車ルールや自転車専用レーンについてはこちらから確認してください:

まとめ

このように、カナダでの移動手段は

  • 飛行機
  • 鉄道
  • バス
  • 自転車

が主流となっています。

カナダで住む地域や滞在期間によって交通事情は異なるので、自分に合った移動手段を検討しましょう。

また、滞在中は必要最低限の利用だけではなく、長距離列車やフェリーなど、日本では体験できない乗り物にも挑戦してみるのもいいかもしれません。

きっといい思い出になることと思います。

執筆者 執筆者
Anna

新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。

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