【カナダ高校留学体験談】経験者だからできる学校紹介【Clayton Heights(クレイトンハイツ高等学校)】

カナダ留学コンパスでは、高校留学のご案内もしております。

Yuta さんも、カナダの高校留学に挑戦した一人。

今回の記事ではカナダ・ブリティッシュコロンビア州にある Clayton Heights (クレイトンハイツ)高校について、 Yuta さんに紹介してもらいます。

クレイトンハイツ高等学校の基本情報

クレイトンハイツとは、ブリティッシュコロンビア州のサレー学区にある公立高校です。

クレイトンハイツは生徒も教師もとてもフレンドリーで、留学生も非常に溶け込みやすい雰囲気があるのが特徴です。

クレイトンハイツの校風

クレイトンハイツは全校生徒が1000 人程と生徒数が比較的少なく、穏やかでゆったりした校風です。

サレーは新興住宅地で、ヨーロッパ系白人、中南米系やアジア系などを含む多民族な街です。

移民が多いカナダですが、クレイトンハイツではどの人種に偏ることもなく、留学生は世界30カ国以上から来ています。

しかし、留学生の数はトータルで40 人しかいません。

これはサレーの留学生ポリシーによって、留学生が全校生徒の5%未満に制限されているためです。

現在のクレイトンハイツの留学生率は4.3%になっています((Fraser Institute School Ranking調べ)。

このポリシーのおかげで同じ国から来た留学生同士で固まりにくくなり、カナディアン、移民、留学生などさまざまなバックグラウンドを持った学生同士で積極的に関わることができます。

クレイトンハイツ人気の理由

クレイトンハイツは留学生だけではなく、カナディアンにも人気の高校です。

校舎がきれいで、選択教科がたくさんあり、先生たちが親切なのが口コミで広がり人気が出ました。

高校が位置するクローバーデール地区は現在でも宅地開発が活発で、学区外から引っ越してきた人も多いです。

そのため、地域にはまだかたまったコミュニティーがなく、新しく入ってきた人でも人間関係を構築しやすいです。

移民や留学生でも友達が作りやすいのがクレイトンハイツの特徴です。

クレイトンハイツを選んだ理由

私がカナダ高校留学にクレイトンハイツを選んだ理由は、ウエストコースト社の美和さんと、カナダ教育委員会の留学生サポート担当者の強い勧めがあったからです。

クレイトンハイツのフレンドリーな校風と、ESLの先生が非常に親切で頼りになるということで、この高校に決めました。

授業の様子と進め方

科目登録について

科目は選択制で、5月に履修登録がはじまります。

その際、Grade 11 (高2)から優先で科目の希望を提出し、そのあとに下の学年が希望を出せる仕組みになっています。

科目を選択するときに「どの科目を受けよう?」「自分にあっている科目はなんだろう?」と疑問があれば、気軽にカウンセラーと面談できます。

そのため、安心して自分に合った科目を選択することができます。

私は「楽しそう」「役立ちそう」の2つを重視して、授業を選択しました。

特に選択教科では実践的な内容を学べ、将来に役立つ内容もあったのでとても有意義でした。

科目の決定は夏休み中にカウンセラーが行います。

夏休みの終わりになると最終的な個別の授業スケジュールがオンラインで発表されるので、学生はそれをチェックして自分の時間割を把握します。

セメスターの流れ

セメスターの初日にまず Class Plan (授業計画)を受け取ります。

Class Plan にはそのセメスターの学習範囲、中間テストや期末テストの予定、成績配分などが書かれていて、その計画に沿って授業が進められます。

セメスターの半ばになると中間テスト(Midterm)があり、そして最終週には期末テスト(Final Exam)があります。

クラスによっては中間テストがなかったり、期末テストの代わりに Final Assignment (ファイナルアサイメント、修了課題)が課される場合もあります。

一日の流れ

授業数はセメスターによって違いますが、一般的な平日の流れはこちらです。

※1クラス80分です

7:30 起床
8:20 登校
8:30 午前授業開始
11:14 お昼
12:00 午後授業開始
2:43 下校

私は今セメスターに空き授業(スペア)が1コマあり、その時間は他クラスの宿題やプロジェクトを進めるのに使っています。

特に課題がないときは他の空き時間中の友達と近くのスタバやティムホートン(カナダで一番のカフェチェーン)に行って過ごしました。

Grade 12 で受けた授業

私はSemester 1 (9月~1月)と Semester 2(2月~6月)合わせて7つのコースを受講しました。

  • English 12
  • English 11: Spoken Language
  • Pre-Calculus 11
  • Video Production 12
  • Photography 12
  • Accounting 12
  • Career Life Connection 12

それぞれ詳しく紹介します。

English 12(英語)

English12 は読書量がとても多いコースです。

この授業ではただ文章の読み書きをするのではなく、内容についてのディスカッションや自分の意見を発表する機会が頻繁にあるのが特徴です。

実際、コースの採点では主に文章構成力やアイディア力などが見られているようです。

カナディアンの学生にとっても難しい課題が出されるので、留学生として授業についていくのは正直大変です。

English 12 課題例

先日クラスで "The Yellow Wall-Paper" という19世紀アメリカの女性制圧の問題を扱った短編小説を読みました。

この作品を読んだ後、ストーリーの背景を現代社会の問題に照らし合わせ、作者はどのようなことを伝えたいのか、自分の意見として簡潔にまとめる課題が出ました。

他にも、"The Ones Who Walk Away From Omelas" という幸福と犠牲を描いた哲学フィクション作品も読みました。

このユニットでも、ストーリーを読んだあとその内容と現代社会のマイノリティー・マジョリティー問題について、450文字程度で自分の意見を述べる課題がありました。

このようにただストーリーの内容を理解するのではなく、社会問題自分の意見を述べる課題がとても多いのが印象的です。

はじめは自分のアイディアが浮かばず大変でしたが、グループで話し合うことで自分の考えを整理し、最終的に自分の意見をまとめることができました。

English 11: Spoken Language(英語)

English11 では Creative Writing(ライティング重視)Spoken Language(プレゼンやデジスカッション重視)など、授業内容を選択することができます。

私はプレゼンが得意なので、きっとSpoken Language が合っていると校長先生が勧めてくれたのをきっかけにこの授業を選択しました。

このコースでは記事やエッセイを読み、先生が課題を出してそれについてディスカッションをしたり、自分の意見をプレゼンで発表します。

プレゼンは情報収集して自分の意見をまとめるのと、瞬時に英語が出てこないとついていけないところが大変でした。

ただ、私はプレゼン作成や人前で話すことは日本の高校に在籍していた時から練習していたので、比較的簡単に慣れることができました。

Pre-Calculus 11(数学)

PreCalculus 11 (プレ・カルキュラス、微分積分額準備コース)はオンラインコースで、宿題やプリントはスキャンしてオンライン教師に提出します。

日本の高校2年の数学にあたりますが、内容は数1レベルだと感じました。

オンラインコースの場合、テストは指定された場所(オンライン認定学校等)でしか受けられません。

学生はオンライン教師と日時・場所を相談し、テスト当日はその指定場所にわざわざ行く必要があります。

しかし、なんとクレイトンハイツ高校は PreCalculus11 テスト受験場所の1つに認定されていたので、私は空き時間に簡単にテストを受けることができました。

オンラインコースならではの苦労

オンラインコースは自分のペースで進められる反面、スケジュールを自分で管理しないといけないので、だらけないように気を付けました。

また、通常の教室型授業と違い、わからないところを同じクラスメイトに聞く、というのができまん。

そのため、自分から積極的に先生に聞いたり、調べて進めていく必要があります。

私はわからないところがあると、オンラインの先生に質問メールを送ったりしてコースを進めました。

Video Production 11(映像制作)

Video Production 11 (ビデオ・プロダクション)では動画の撮影や編集について学びます。

すべてグループワークで、脚本から内容まですべて生徒が計画します。

自由なクラスだったので、とても楽しかったです!

動画制作後は先生へ提出、プロジェクトが終わり次第クラスで各グループの動画を見ます。

Accounting 12(会計学)

Accounting 12 (アカウンティング)では会計を学びます。

例えは

  • 簿記
  • 期末決算
  • 借貸対照表
  • 損益計算書
  • 減価償却の計算法

など、すべてが実践的でとても役に立つ内容ばかりでした。

かなり難しい課題も多く、よく友達と質問し合いながらなんとか授業についていくことができました。

Career Life Connection12(総合)

Career Life Connection (キャリア・ライフ・コネクション)とは、日本でいう総合の授業です。

12年生の必修用科目で、成績もつきます。

しかし、日本の総合とは違って、卒業後のライフプランについてフォーカスしています。

たとえば

  • 卒業後の進路
  • 卒業後の生活費と生活費
  • 対象になる奨学金
  • 将来の夢やキャリアを実現するためにどうするか

など、自分のキャリアをどう構築するかについての授業です。

カナダでは学生が大学費用を払う!

カナダでは高校卒業後の学費は自分で支払うのが一般的なので、奨学金や生活費についての情報は非常に役立ちます。

残念ながら奨学金の多くは留学生を対象にしていませんが、それでも学費についてやキャリアの適正など学べることが多いコースでした。

Career Life Connection ではさらに合計で30時間のボランティア/労働が必須です。

留学生はビザの関係で働けないので、一学期の間に30時間のボランティア参加が必要でした。

クレイトンハイツでの学生生活

部活

クレイトンの人気のクラブチームはバスケットボールとバレーボールです。

クレイトンで試合があるとき、私もよく友達と応援しに行きました。

学校のジムには格納型の席があり、そこで応援しています。

ランチタイムや放課後の過ごし方

ランチはサンドイッチが多いです。

日本のお弁当とは全く違い、簡単なサンドイッチ、ヨーグルト、果物などを持ってきている生徒がほとんどです。

放課後はよく近くのスタバやティムホートン、ショッピングモールに行きます。

近くに大型のモールがあり、そこで買い物をすることもできます。

他にも、友達とダウンタウンに行ってご飯を食べたり、買い物をして楽しんでいます。

イベント

Grade12(高3)の10月には恒例の Grad Cruise Dinner(グラッド・クルーズ・ディナー)が開催されます。

これはGrade 12 限定で行われ、バンクーバー近海をまわるクルーズ船に乗ってディナーを楽しむ大イベントです。

ディナーとはいえ、メインはディナーのあとにあるダンスパーティー。

DJが乗っていて、クルーズ船はまるでクラブのような感じになります。

フロアが完全にダンスパーティー会場となり、みんなドレスアップしてハイヒールを履いているのにしっかり踊ります!

とても盛り上がりますし、みんなキレッキレのダンスを踊って感心してしまいました!!

クレイトンで良かったと思うこと

とにかくみんなフレンドリーです!

私が特にお世話になったのはESLの先生です。

自身もルーマニア出身の移民で、留学生やESL受講生の不安な気持ちに寄り添ってくれる信頼のある先生です。

生徒ひとりひとりの事をよく考えてくれて、授業についての悩みも親身に聞いてくれました。

「〇〇の授業はこんな感じだよ」「あの先生はこういう授業スタイルで進めていくよ」など、実際に授業を受ける前にも役立つアドバイスをくれのが助かりました。

私がESLコースを修了したあともお世話になった、とても頼りがいのある先生です。

このように、とてもフレンドリーで相談しやすい先生がいるクレイトンハイツでは、留学生でも安心して学校に通うことができます。

今後の目標

今後の目標は、このままカナダに残り、ビジネスとマーケティングを学びたいと思っています。

まずはカレッジに入って、その後に大学編入する予定です。

大学卒業後はカナダで就職し、永住権の取得を目標にしています。

クレイトンハイツ高校留学まとめ

今回は、ブリティッシュコロンビア州のサレー地区にあるクレイトンハイツ高校に留学している Yuta さんにお話しを聞きました。

カナダの高校は選択科目が多く、生徒の興味や強みを生かして授業を選ぶことができます。

また、つめこみ型の授業ではなく、実践やディスカッションを通して、自ら考えて意見を述べる力をつける授業が主流です。

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カナダに入国するためにはビザが必要だよ! こちらの記事も参考にね。

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