移民コンサルタント。「Immigration Consultant ICCRC R511456」を取得している、カナダで数少ない日本人ビザコンサルタント。韓国系最大手の留学エージェント、国際的教育財団でのマネージメント職を経て現職へ。
カナダに留学する際に必要なのが学生ビザ。
学生ビザの申請はすべてオンラインでできますが、それ以外に証明書類をいくつか提出(添付)する必要があります。
この記事では、学生ビザの申請に必要な書類について分かりやすく解説します。
学生ビザ申請に必要なもの
- カナダの学校の入学許可証(LOA:Letter of Acceptance)
- 州からの承認レター (PAL:Provincial Attestation Letter)
- パスポートのコピー(スタンプのページやこれまでに取得したビザなど)
- 英文残高証明書
- クレジットカード
- スキャナかスマホ
その他、申請料金150カナダドル+バイオメトリクスの費用$85がかかります。
参考
2024年以前は上記に加え、「証明写真」と「学生ビザ申請フォーム(IMM1294)」が必要でした。現在はこれらを使わず、ポータル上の入力で完結する新しい方法が推奨されています。
カナダ留学コンパスでは専門家による学生ビザ申請代行を行っています。
ビザの手続きに少しでも不安のある方はぜひご利用ください。
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このページの目次
学生ビザ申請に必要な書類
冒頭でも述べましたが、カナダの学生ビザ申請に必要な書類は、以下になります。
学生ビザ申請に必要なもの
- カナダの学校の入学許可証(LOA:Letter of Acceptance)
- 州からの承認レター (PAL:Provincial Attestation Letter)
- パスポートのコピー(スタンプのページやこれまでに取得したビザなど)
- 英文残高証明書
- クレジットカード
- スキャナかスマホ
その他、申請料金150カナダドル+バイオメトリクスの費用$85がかかります。
参考
2024年以前は上記に加え、「証明写真」と「学生ビザ申請フォーム(IMM1294)」が必要でした。現在はこれらを使わず、ポータル上の入力で完結する新しい方法が推奨されています。
入学許可証(LOA)・コープレター(Co-op Letter)
学生ビザ申請の際は、カナダの学校への「入学許可証(LOA)」も必要です。
入学のお申し込み後、学費を支払うと発行してもらえます。
入学許可書の必須記載事項
- 学校情報(学校名、住所、DLI番号)
- プログラムレベル(ESL、カレッジ、大学など)
- プログラム内容(フルタイム、パートタイムなど)
- 学生番号
- 学校の入学日、終了日
- 学費(1年以上の場合は、1年間分)(→無い場合は、学校からの請求書を添付)
- 支払い済み「Paid in Full」(→無い場合は、支払った領収書を添付)
コーププログラムを受講し、入学許可証と一緒にコープレターも発行されている場合は、コープレターもお送りください。
Provincial Attestation Letter (PAL)
2024年から、日本からの学生ビザの申請には、「Provincial Attestation Letter (PAL)」が必要となりました。このPALは、通学予定のカナダの州からの、学生ビザを申請していいという許可となります。
これは、入学許可証と同じく、入学のお申し込み後、学費を支払うと発行してもらえますよ。
念のため、お名前・生年月日に相違が無いか、ご確認くださいね。
パスポート(スタンプや以前発行したビザなど)
次に必要な書類は、パスポート・ビザ画像です。順番に説明しますね。
パスポート画像
お持ちのパスポートの以下のページをスキャンし、PDFファイルにてご提出ください。
ビザ申請に必要なパスポートのページ
- 顔写真のページ
- スタンプ・ビザが押されているページ全て
- (最近パスポートを更新された方)過去のパスポート画像もご提出ください
- (これまでに氏名等を変更された方)変更前のパスポート画像もご提出ください
スキャンが難しい場合は、携帯で撮影した写真を提出することも可能です。
その際は、以下のことに注意してご撮影ください。
パスポートを写真撮影する際の注意事項
- 写真が鮮明である(文字が容易に読み取れる)
- パスポート全体が写っている(パスポートの端が切れていない)
- 指・影などが写っていない
ご注意ください
カナダ滞在予定期間よりもパスポートの有効期限が長いことをご確認ください。ビザはパスポートの有効期限までしか発行されません。ご自身で責任をもってご確認ください。
過去のビザ画像
今までに一度でも各国のビザを取得したことがある方は、これまでに取得した全てのビザの写真も提出しましょう。
これには、カナダのビザはもちろん、他の国でのワーホリビザや短期滞在のためのビザも含みます。
ご注意ください
ページが多い場合はファイル容量が大きくなるので、ファイルを縮小するなどして添付しましょう。
※パスポートにビザが貼り付けてある場合は、パスポート画像に含まれていますので別途撮影の必要はありません。
資産の証明(英文残高証明書)
そして、資産の証明も必要です。
なぜなら、学生がカナダで不法就労しないだけの資金を持っているかを確認するためです。
資産の証明には通常、銀行の残高証明書を使用します。
残高証明はビザ申請時点で、発行後1か月以内のものでないと無効となってしまいますので、他の書類がすべてそろってから最後にご手配下さい。
有効な残高証明書
- 英文である
- 通貨の記載がある(¥、JPY、$など。カナダドル(CAD)が望ましいが、日本円でも可)
- 発行日(発行から1か月以内)
- ご本人名義の場合:残高証明書の「口座名義人のフルネーム」が「パスポート」と同じ
- ご家族の名義の場合:残高証明書の「口座名義人の苗字」が「ご本人のパスポートの苗字」と同じ
残高証明はご自身の銀行口座でも、ご家族の銀行口座でも使用できます。
金額が足りない場合は、ご自身と家族の残高証明を複数発行いただき合算することも可能です。
最低金額の目安はこちら。
必要な残高目安
学校の学費 + 滞在月数 × $1,800(1年以上の滞在の場合は、年間 $20,635)
※残高証明の金額が大きければ大きいほど、ビザが許可される可能性が高くなります
残高証明書は銀行の窓口で用意してもらえます。必ず英文で作成してもらってくださいね。
※【該当する場合のみ】その他の追加書類
申請完了後にカナダ移民局より、下記の追加書類の提出を要求される場合があります。
状況によって必要な書類
- 無犯罪証明:日本国外で半年以上滞在された場合に必要(無犯罪証明書の取得方法)
- 健康診断書1:東南アジアなど特定の国で半年以上滞在された場合に必要(健康診断が可能な病院)
- 健康診断書2:学校の実習に乳幼児、高齢者などに関わる仕事が入っている場合などに必要
取得には時間がかかる場合があるので、「条件」に該当する場合は、あらかじめ追加書類を取得しておくことをお勧めします。
もし、期限までに提出が間に合わない場合は、まず、該当書類の申請をしたことが分かる領収書や控えなどを代わりに提出、書類が届き次第、追って提出してくださいね。
なお、追加書類が必須か、任意なのかの判断は難しく、カナダ移民局次第となりますのでご留意ください。
申請に少しでも迷いがある方は、カナダ留学コンパスの学生ビザ申請代行をお申し込みください。
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(参考)旧書類①:IMM1294
IMM1294は、日本から学生ビザを申請する時に使うフォームで、2024年以降は原則不要です。
万が一必要になった場合は、IMM1294こちらのページで記入方法を詳しくご紹介しています。
(参考)旧書類②:IMM5709
ちなみに、カナダ国内から学生ビザを申請する時には、IMM5709という別の種類のフォームを使用していました。2024年以降は原則不要です。
(参考)旧書類③顔写真(証明写真)データ
こちらも2024年以降は原則不要です。必要な場合にはこちらの規定をご確認ください。
ビザ申請用の証明写真(デジタル)は、スマホで撮影した写真で大丈夫です。
おすすめアプリ・ソフト
- かんたん・キレイな証明写真 履歴書カメラ( iPhone用 / Android用 )
- Windows 用ソフト証明写真をつくろう! フリー版
ただし、証明写真には規定があります。撮影する前に必ずご確認ください。
証明写真の条件
- 写真が鮮明である
- 背景は白・余計なものが映り込んでいない
- 横35mm×縦45mm(パスポートサイズ)
- データサイズは4M以下
- 服と背景の色は一緒にならないこと
- 歯を見せない、眼鏡をかけている場合は外す、前髪で顔が隠れない
- 顔に光が反射・陰に隠れていない
この他にもいくつか条件があります。以下はカナダ移民省のウェブサイトに明記されている証明写真のルール一覧です。
まとめ
学生ビザの書類は申請そのものの可否を左右する、とても重要なものです。
はじめての留学だと一人で準備をするのは不安だと思います。
そんな時はカナダ留学コンパスのビザ申請代行サービスをご利用ください。
資格を持ったプロのコンサルタントが、どんな小さな不安でもしっかりと責任をもってお答えします。
まずは無料相談からお気軽にご相談ください。
免責
ビザ申請、永住権申請の手続きや規定、ルールはカナダ移民局が予告なく頻繁に変更しています。
そのため、こちらのサイトに記載してある情報を元に何らかの判断を行う際には、弊社にご相談いただくか、カナダ移民局のウェブサイト等をきちんとご確認ください。
弊社のサイトは、ビザ申請、永住権申請に関する責任を負うものではございません。
弊社サイトをご覧になってご自身でお手続きをすすめたり、他社に相談したりして生じたいかなる問題に関して、弊社では一切責任を負いません。