
カナダでシェアハウスを探す際、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
内覧(家の見学)の際、チェックすべきポイントも見てみましょう。
このページの目次
シェアハウスは1か月前から探し始めるのがおススメ
始めに、シェアハウスは、いつから探し始めるのが良いのでしょうか?
早く探したほうがいいと思いがちですが、おすすめは約1か月前。
大家さんとしては少しでも家賃を多く払ってくれる方がいいですよね。
あまり早く探して口約束をしても、後から「すぐに入居してくれる人が見つかったからその人に住んでもらう」といわれることもあります。
入居・退去についての確認
いざ探し始めるとき、どの項目を注意すればいいのでしょうか?
まずは引越し日の確認から。
自分が入居したい日に空いていない物件には、そもそも入居できません。
募集広告を見る時点で、いつから入居可能かをチェックしましょう。
シェアハウスへの入居開始日の確認
入居日は通常月始(1日)ですが、前の入居者がいる場合はその人が退去するまで待たなければいけないケースもあります。
また、平日は学校があるから週末に引越ししたい!等の都合もあるでしょう。
入居希望日を伝えて、その日の入居が可能かきっちり確認しましょう。
大事なことなので、最初に送る問い合わせの時点で聞いておくとスムーズです。
内覧の際や契約の際も再確認しましょうね。
シェアハウス退去の連絡時期 1 month notice とは
シェアハウスから退去する際は、事前にオーナーに知らせる義務があります。
バンクーバーのあるBC州では、「1 month notice(ワン・マンス・ノーティス、1ヶ月前の通知)」が義務とされています。
この「1ヶ月前」ですが、実際の退去日の1か月前ではありません。
「レント(家賃)を払うサイクル」1回分が「1ヶ月」とみなされます。
「最後のレントは必ず1ヶ月分払う。最後のレントを払う前日までに、退去するということを伝える」と考えたら分かりやすいかもしれません。
通常このサイクルは毎月1日~月末まで。
分かりにくいので例で解説しますね。
毎月の支払いが1日の場合の例
8/11に引っ越したい!
最後の1ヶ月分のレント支払い:7/1〜7/31の分を7/1に支払う
「その前日」=6/31
⇒8月中に退去したい場合、6月末までに大家さんに伝える義務がある!!
もし伝えるのが遅れてしまった場合、デポジット(保証金)を諦めるか、家賃を1ヶ月分まるまる支払う必要があります。
支払いサイクルはシェアハウスによって違うことも。
いつまでに通知すれば良いのか確認しておきましょう。
退去の際、次の入居者を探す必要があるか
通常入居者の募集は大家さんがしますが、稀に「次の入居者を探して」と言われることがあります。
特に日系サイトで探した場合で、大家が日本人でない場合、その可能性が高いです。
投稿は日本人の入居者がしているということですね。
オーナー自身が投稿・やり取りしてくれた場合は心配ありませんが、「代理投稿」などの場合には、自分も退去の際、同じことをする必要があるのかを確認しておきましょう。
お金に関係することの確認
お金に関することをクリアにしておくことは、とても重要です。
以下の事項は必ず確認しましょう。
シェアハウスの家賃の支払い方法
家賃は月額で支払うところが多いですが、いつ頃、どんな方法で支払うのか確認しましょう。
一般的には以下の方法が多いです。
【支払方法】現金またはE-transfer (イー・トランスファー、メールアドレスを利用して振り込む超簡単な振り込み方法)
現金の場合は記録が残りません。
領収書をもらうようにしましょう。
何が家賃に含まれているか
カナダのシェアハウスでは、「光熱費」や「インターネット使用料」が家賃に含まれているのが一般的。
ですがたまに含まれていないことも。
逆に洗剤やトイレットペーパーなどの生活必需品が家賃に含まれていることもあります。
何が家賃に含まれているのか、いないのか、入居前に必ず確認しましょう。
デポジット(保証金)はいくらか
デポジットとは日本の敷金のようなもので、退去の際に特別なダメージがない限り返ってくるものです。
「月の家賃の半額」が相場です。
シェアハウスを決めるときには、デポジットと初月のレント(家賃)を支払うのが一般的。
契約書にサイン、これらを支払った時点で契約完了となるところがほとんどです。
こちらも家賃と同様、領収書をもらうようにしてください。
家賃は日割り計算可能か
「3日に帰国する」など、入居・退去日が中途半端な日になる場合もあると思います。
その場合1ヶ月分の家賃を払うのはもったいないですよね?
3日分だけを日割り計算してくれるか聞いてみましょう。
お部屋についての確認
実際にシェアハウスのお部屋を見るときのポイントはこちらです。
- 個室 or 相部屋
- 破損や汚れている箇所はあるか?
- 家具は揃っているか?
- 十分な収納スペースはあるか?
- 部屋でwifiがつながるか、速度は十分か?
- 暖房の状態
マットレスや枕などの寝具が付いていない場合があります。
家具は実際に座ったり開閉して状態を確かめましょう。
自分が生活している様子を想像して、自分に合うか確かめるといいですよ♪
シェアハウスは長い時間を過ごす場所になるので、細かい部分もチェックしましょう。
(私はコンセントの位置なども確認します 笑)
すぐに決めない場合は、後で他の物件と比べるため写真を撮ることをお勧めします。
大家さんには撮ってもいいか、一言聞きましょうね。
破損個所がある場合
破損個所があれば、「元の状態がこうだった」という証明のため、入居時に写真を撮っておくことも大切です。
出来れば大家さん立会いのもと、一緒にチェックしてもらうと安心です。
水回りの確認
お部屋の次に、水回りも重要です。
シェアハウスのバスルーム・洗濯
また、バスルームの使い方、清潔度はルームメイトとトラブルになりやすいポイントです。
皆がどのように使っているか確認しましょう。
- シャワールーム、トイレは清潔か
- シャワー・洗濯機の使用時間の制限はあるか
カナダは地域によっては日本ほど潤沢な水資源を確保できない地域があります。
シャワー・洗濯の制限がある場合もあるので事前にチェックしましょう。
シェアハウスのキッチン
いつでも自由にキッチンを使用できる場合もあれば、オーナーと共用でキッチンを使う場合は朝の1時間はオーナー専用時間……など制限がある場合があります。
- キッチン用品は揃ってるかどうか?
- 使用時間の制限はあるか?
オーブン使用禁止のところもあります。
料理が好きな方は要チェックです!
安全面の確認
シェアハウスの立地もですが、シェアハウス自体の安全対策も大切です。
- 治安の確認
- 鍵はしっかり機能しているか?
- 男女混合 or 女性専用
- 他の入居者にどんな人がいるか?
特に女性の場合は、意識してチェックしましょう。
入居にどんな人がいるのかも事前に知っておくと安心ですね。
掃除・ゴミ出しなどルールの確認
掃除やゴミ出しを自分たちでするケースと、オーナーや業者が入る場合もあります。
他にも家のルールがあるか確認しましょう。
門限がある家も。
ルールが書いた紙が貼ってあれば要チェックです!
常識的なものか、自分に合うか、ルールが細かすぎはしないかなど、考えましょう。
まとめ
以上、シェアハウスを決めるときに気をつけたいポイントをご紹介しました。
シェアハウスは生活費を節約するだけでなく、現地にすむオーナーや各国から同じようにワーホリ・留学でカナダに来ている人たちとの出会い・交流の場でもあります。
シェアハウスで出会ったシェアメイトと一緒にご飯を食べたり遊びに出かけたりと、シェアハウスならではの体験も。
また、シェアメイトと英語で会話する場合、会話力を伸ばすこともできます。
ぜひ、自分にとって居心地良いシェアハウスを見つけて、シェアハウスライフを楽しんでくださいね!
あわせて読みたい
【画像で解説】カナダでシェアハウスを見つける方法