こんにちは!カナダ留学コンパスの大西なつみです。
現地バンクーバーの最新情報をオンタイムでお伝えします。
カナダ・バンクーバーに「Sprott Shaw College(スプロットショウカレッジ)」という私立カレッジがあります。
Sprott Shaw Collegeは、バンクーバー内の私立学校でも「大規模」、また「ローカル生が豊富」な学校としても有名です。
学校の特徴は下記3つです。
- BC州の中に16ものキャンパスがある!
- 設立117年の由緒正しきカレッジ!
- カナダでの就職に特化!
Sprott Shaw Collegeはなんと、1903年という戦前に設立された、BC州で一番古い私立学校です。
BC州の地元民であれば、名前を知らない人がいないほど、有名な学校です。
ちなみに、Sprott Shaw(スプロットショウ)は聞きなれない名前ですが、これは学校創設者がSprott Shawさんで、そこから由来がきています。
こちら、右から2番目が、創設者のSprott Shawさんです。
Sprott Shaw Collegeは、BC州の中に16ものキャンパスを持ち、また100以上のコースがあります。
全キャンパスの合計が、4,000人~5,000人というマンモスカレッジです。
今回は、Sprott Shaw Collegeのバンクーバー・ダウンタウン内にある、キャンパス2つを訪問しました。
- Sprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)
- Sprott Shaw College(幼児教育キャンパス)
実際の外観から校内の様子、教室の様子や学生の雰囲気について写真いっぱいでご紹介します。
このページの目次
Sprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)の外観
Sprott Shaw Collegeのダウンタウンメインキャンパスは、「ウォーターフロント駅」近くにあります。
ウォーターフロント駅からは、徒歩6分(400m)と、交通の便も良いです。
ウォーターフロント駅は、ダウンタウンの中でも一番主流の駅です。
日本で言う、東京駅のような役割で、全ての電車のラインの出発点となります。
ダウンタウン郊外でホームステイやシェアハウスをされる方でも、通学しやすい立地となります。
こちらが「外観」です。
こちらのビルの2階になります。
一見見つけにくいですが、真ん中のSprott Shaw Collegeのマークが目印です。
ダウンタウン内の中でも、一番真ん中に位置し、立地は最高です。
目の前にはパシフィックセンターの入り口があり、その左右には有名な「Starbucks」と「Tim Horton」があります。
ランチの時間帯には、どちらのカフェにも行けますので、便利です。
では、実際に校舎の中を見てみましょう。
Sprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)の校内の様子
実際に私が学校に行き、感じた第一印象をお伝えします。
受付
エレベーターで2階にあがります。
エレベーターのすぐ横が受付となります。
学校というよりかは、綺麗なオフィスという印象を受けました。
落ち着いた雰囲気で、語学学校とは違い、敷居の高いイメージです。
また、さすがカレッジというように、立派な学校の看板もあります。
さすが由緒正しきSprott Shaw Collegeです。
格が違うような印象を持ちました!
また、Sprott Shaw Collegeには、大きな鐘があります。
受付のすぐ隣にあるのですが、これは何のためだと思いますか?
実は、就職先が決まった生徒がオフィスに報告に来ると、必ず授業中でも大きな音で鳴らしているそうです。
この音が聞こえたら、全生徒が廊下へ出て大きな拍手をして、「おめでとう!」と祝福するそうです。
就職率ナンバーワンのSprott Shaw Collegeですが、こうやって生徒の立場になってみんなで喜ぶ、その文化がすごく素敵でした。
また、受付には古い歴史が伺える、写真やオブジェが飾られていました。
歴史あるSprott Shaw Collegeの軌跡
まずは、こちら!何かわかりますか?
日本語で言う、「タイプライター」です。
Sprott Shaw Collegeが設立された当初は、100年も前ですので、もちろんパソコンなんてものはありません。
その代わり、当時普及していたのがこのタイプライターです。
パソコンの代わりにタイプライターで授業が行われていました。
タイプライターの使い方を学ぶクラスもあったそうです。
こちらはどうでしょうか?
なんと、「ラジオ」です!
当時は第1次世界大戦、第2次世界大戦の時期でしたので、「ラジオコミュニケーション」なんていうコースもありました。
こちらは、何のクラスだと思いますか?
答えは、「速記」クラスです!
速記とは、話された言葉をありのままにすぐに書き取る方法です。
簡単な符号を使い、文字を省略可します。
当時はもちろんパソコンがありませんので、全て手書きとなります。
こちらは、世界大戦が終了後のクラスです。
このように、生徒の年齢層は高く、みんなスーツを着ていますね。
当時は、若い人も戦争に駆り出されていたため、戦後では今でいう社会人の年齢の人も勉強し直すためにカレッジに通っていたそうです。
こちら、どこだと思いますか?
なんと、当時のダウンタウンなんです!
左上に、Sprott Shaw Collegeの看板がありますね。
今学校がある、ウェストペンダーストリートの当時の様子だそうです。
いかがでしたか?
Sprott Shaw Collegeに行くと、なんとバンクーバーの歴史まで感じることができました。
共有スペース
Sprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)の生徒が自由に使用できる、共有スペースをご紹介します。
まず、休憩スペースです。
授業前や、放課後の生徒さんが、ここでくつろいだり、一緒に宿題をされています。
ちなみに、Sprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)では、授業が午前・午後と別れているため、あまりキャンパス内でランチを食べる人はいないそうです。
奥には、自由に使用できるパソコンスペースがあります。
友達とワイワイ話し、にぎやかで楽しそうでした。
また、キッチンスペースもあります。
もちろん、自動販売機もあります。
軽食から飲み物まで、自由に購入可能です。
また、共有スペースには、ボランティアや求職案内ボードがあります。
就職率が高いことで有名なSprott Shaw Collegeですので、常に最新の求職情報をチェックすることができます。
また、なんと成績表もオープンに貼りだされていました。
学生番号の為、誰か特定できるわけではありませんので、ご安心ください!
ここで、注目していただきたいのが、カナダのカレッジは完全に達成パーセンテージでクラスをパスするかが決まることです。
- 小クイズ2回
- プレゼンテーション
- 宿題
- 最終テスト
こちらの合計点で決まります。
ただ、足りなかった場合も、再度追試ができますので、ご安心ください。
全体の学校の雰囲気としては、生徒の数も多く、にぎやかで本当のローカルのカレッジを味わうことができそうです。
続いて、教室の様子をご紹介します。
Sprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)の教室の様子
では、実際にSprott Shaw College(ダウンタウンメインキャンパス)の教室をのぞいてみましょう。
教室はいたってシンプルですね。
実際に、生徒がいるクラスをのぞいてみましょう。
カレッジだけあって、年齢層や国籍もバラバラですね。
こちら、注目してください!
何かというと、教科書の分厚さです。
語学学校からカレッジに進学された時に、絶対に最初に誰もがぶつかる壁が、リーディングの量です。
この分厚さの本を1ターム(2~3カ月)で進めていきます。
語学学校とレベルが違いますね。
特にビジネス戦略など、座学が多いコースほど、本も分厚いです。
また、ここがSprott Shaw Collegeの見どころです。
ダウンタウンメインキャンパスには、「看護コース」があります。
無造作に置かれた人体人形が面白いですね。
Sprott Shaw Collegeでは、看護コースがあり、看護師になることができます。
ただし、日本人にとっては、入学英語レベルがIELTS7が必要で、看護師試験の合格が大変難しいことから、まだまだ厳しい道ではあります。
ただ、今日本人で1名、頑張って看護コースを受講されている方がいらっしゃるそうです!
続いて、Sprott Shaw College(幼児キャンパス)をご紹介します。
Sprott Shaw College(幼児教育キャンパス)の外観
Sprott Shaw College(幼児教育キャンパス)は、「グランビル駅」近くにあります。
グランビル駅からは、徒歩2分(150m)と、好立地です。
グランビル駅は、ダウンタウンの中でも一番栄えている中心地にある駅です。
ダウンタウン郊外でホームステイやシェアハウスをされる方でも、通学しやすい立地となります。
こちらが「外観」です。
幼児教育専用のキャンパスとなりますので、建物自体はそんなき大きくありません。
1階のフロアのみとなります。
では中に早速入ってみましょう!
Sprott Shaw College(幼児教育キャンパス)の校内の様子
こちらが、Sprott Shaw College(幼児教育キャンパス)のキャンパス内です。
受付
入り口を入ると、すぐに受付があります。
幼児教育ですので、ボードも可愛く装飾されています。
幼児教育キャンパスですので、圧倒的に女性が多いです。
こういった可愛い装飾があると、毎日楽しくなりますね。
共有スペース
Sprott Shaw College(幼児教育キャンパス)の共有スペースをご紹介します。
こちらにも、可愛い手作りの作品が飾られていました。
共有スペース内のテレビも、常に子供に関連する動画が流れています。
もちろん、自動販売機もありますので、ご安心ください。
では、次に気になる教室の様子を見ていきます。
Sprott Shaw College(幼児キャンパス)の教室の様子
では、実際にSprott Shaw College(幼児キャンパス)の教室をのぞいてみましょう。
ちょうど授業中の様子を、伺うことができました。
ほぼ、9割が女性ではないでしょうか。
前で、生徒さんが発表されていますね。
みなさん真剣に、授業を受けていらっしゃいました。
また、こんな可愛いものを発見です!
なんと、壁が可愛い絵ずくしでした!
どの絵も、みんな生徒さんが描いたそうです。
幼児教育の雰囲気が、キャンパス全体に出ていて、みなさんすごく楽しそうに勉強していらっしゃいました。
Sprott Shaw Collegeの特徴・魅力
SELCでは他の学校にはないような、たくさんの特徴的なプログラム、また魅力がたくさんあります。
ここでは、その中でも特にみなさんにオススメしたい、「特徴・魅力」を3つご紹介します。
それが、こちらです。
- バンクーバーでここだけ!本格幼児教育コース!
- とにかくなんでもある!
- BC州内で、自分の行きたいキャンパスを選べる!
では、1つずつご紹介させていただきます。
バンクーバーでここだけ!本格幼児教育コース!
Sprott Shaw Collegeといえば、やはり本格的な幼児教育コースではないでしょうか?
語学学校や、他のカレッジでもTESOL(英語教授法)のクラスはありますが、それは直接カナダの仕事に直結しません。
Sprott Shaw Collegeの幼児教育コースを修了すれば、カナダでデイケアセンターでナニーの仕事や、ベビーシッターとして働くことができます。
また、このナニーはその後のワークサポートや永住権と結びつきやすいんです。
カナダに永住したいけど、本格的なオフィスワークや飲食店はちょっと...という方には、ナニーがおススメです。
こちらは、幼児教育のコース一例です。
- Early Childhood Educationディプロマ 77週間(18週間実習)
- Early Childhood Education Basic Program 45週間(10週間実習)
- Early Childhood Education Assistant Program 14週間(4週間実習)
他にも、幼児教育コースだけで、10種類もあります。
長いものから、短い期間のコースを選べますので、日本に帰国するタイミングに合わせても受講できます。
授業内容の一例をご案内します。
【Early Childhood Education Basic Program 45週間(10週間実習)】の場合
- Child Growth and Development(子供の成長と発展)
- Observing and Recording(監視と記録)
- Creating Resources(製作)
- Principles and Foundations in ECE(原理と基礎)
- Guiding and Caring(指導・管理)
- Curriculum Development(カリキュラム)
- Science(科学)
- Social Studies and Math(社会学と英語)
- Music and Movement(音楽と運動)
- Creative Art (芸術)
- Language and Literature(言語と文学)
- Interpersonal Skills(対人関係)
- Health, Safety and Nutrition(健康・安全・栄養)
- Strategies for Student Success(戦術)
- Practicum(実習)
- Career and Professional Development(キャリア形成)
このように、幼児教育の基礎を幅広く学びます。
今日本では、幼稚園・保育園でも英語を使用する学校は増えてきていますね。
教育熱心な親御様だと、インターナショナルの幼稚園に入れたい方も多いです。
そのためにも、英語が話せてなおかつ幼児教育について経験がある人材が求められます。
最近の例ですと、大学生や社会人が1年間休学や休職して受講される方が多いです。
最初の6カ月は語学学校で英語の基礎を勉強、後半の6カ月をSprott Shaw Collegeの幼児教育コースで座学とプラクティカム(実習)を学びます。
カナダで実践の経験を積むことができるので、帰国後の就活も大変有利です。
カナダでナニーとしての資格や経験をしたい場合は、Sprott Shaw Collegeが一番おススメです。
とにかくなんでもある!
唐突な言い方になりますが、とにかくSprott Shaw Collegeにはなんでもあるんです。
コースが全部で100以上ですね。
主なコースがこちらです。
- ビジネス
- ナーシング(看護)
- 幼児教育
- ツーリズム
- ホスピタリティ
- 国際貿易
ここまでたくさんのコースが備わっている私立カレッジはなかなか少ないです。
ここまで幅広いため、学校内で2種類のコースを続けて受講することができます。
例えば、1年間Sprott Shaw Collegeに行く場合は、6カ月をビジネス、後半6カ月を国際貿易というように受講も可能です。
比較的他の国生徒は、長期留学者が多いため、最低でも1~2年はSprott Shaw Collegeで学ぶ生徒が多いです。
コースを切り替えても、学校を変更するわずらわしさが一切ありません。
BC州内で、自分の行きたいキャンパスを選べる!
Sprott Shaw Collegeは、BC州内に16ものキャンパスがあります。
もちろんダウンタウン内に2カ所ありますし、郊外にもあります。
こちらが、キャンパスの一覧です。
- Abbotsford College Campus
- Chilliwack College Campus
- East Vancouver College Campus
- Kelowna College Campus
- Kamloops College Campus
- Nanaimo College Campus
- Maple Ridge College Campus
- Osoyoos College Campus
- New Westminster College Campus
- Richmond College Campus
- Penticton College Campus
- Surrey College Campus
- Burnaby Campus
- Vancouver – Seymour College Campus
- Vancouver – Pender College Campus
- Victoria College Campus
例えば、こんな選び方ができます。
バンクーバー・ダウンタウン内の語学学校に3カ月通い、次にSprott Shaw Collegeに進学しますが、
「ダウンタウン内が飽きたから、違い所に行きたい!自然を満喫したい!」
と思うことがよくあるんです。
そんな場合は、Sprott Shaw Collegeでは自然の中にあるケロウナキャンパスに簡単に移動することもでます。
※選ぶコースによっては、受講できるキャンパスが限られます。
特に学校をキャンセルや変更をしなくても、いろいろなところにキャンパスを持っていますので、そのままキャンパス移動をするだけです。
日本にいる時点で、なかなかバンクーバーの生活も想像できないので、半年後どう思っているかなんて決められないのが普通です。
Sprott Shaw Collegeは、キャンパスの融通が利きやすいので、その点が一番のメリットでもあります。
Sprott Shaw Collegeはこんな人にオススメ
今回学校訪問を行った際に受けた印象をもとに、私の独断と偏見でおススメポイント、どんな人が合うかをお伝えします。
それはこちらです!
- 大規模なカレッジで学びたい人!
- 多国籍な環境で学びたい人!
- 勉強のあとは、カナダで働き続けたい人!
では、1つずつご紹介させていただきます。
大規模なカレッジで学びたい人!
Sprott Shaw Collegeは常時4~5,000人が学ぶ大規模カレッジです。
1つのキャンパスに様々な分野のコースが入っていますので、いろいろな国籍や年齢の生徒と関わりあいを持つことができます。
今まで語学学校という、小さい枠の中で勉強しているのと、カレッジでは遥かに生徒の層が違います。
広い世界にでて、たくさんの人と関わりを持ちたい、コネクションを作りたいという方にはぴったりです。
是非、今までにはない世界をSprott Shaw Collegeで見てみてください。
多国籍な環境で学びたい人!
Sprott Shaw Collegeは私立カレッジですので、もちろん多国籍です。
日本人率もそこまで高くありません。
もちろんローカルのカナダ国籍の生徒もいます。
ただし、キャンパスや受講するコースによって、多少国籍の偏りはあります。
特に、バンクーバー・ダウンタウンに関しては、立地が良いことから留学生が集まりやすいです。
郊外に行くと、ほとんどがローカルのカナダ人です。
ちなみに、具体的な比率をご紹介します。
まず、ビジネスやホスピタリティなどのコースは、日本人率は約15%ほどです。
他には、インド系、ラテンアメリカ、フィリピン、アメリカからの生徒もいます。
幼児教育は日本人にも人気のため、日本人率は約20%です。
ナーシング(看護)コースについては、看護師となり移民を目指す人が多いことから、インド系の生徒が多いです。
ローカルのカナダ人を求めて、あえて郊外のキャンパスにするのも良いかもしれませんね。
全ての国の比率がバランスよく、学校をずっと回りましたが、様々な国籍からくる生徒を多く目にしました。
実際、時期にはよりますが、日本人は思った以上に少ない印象を受けました。
学校は英語オンリーで、そこら中が英語で溢れていて、自然と英語を話す環境がるので、英語漬けで異文化に囲まれて生活したいという方にはぴったりの学校です。
勉強のあとは、カナダで働き続けたい人!
Sprott Shaw Collegeは、就職率が大変高く、なんと99%です!
ほとんどの生徒が卒業後には、しっかりと仕事を見つけ、従事しています。
Sprott Shaw Collegeは就職サポートもしっかりしていて、長年企業からも信頼された学校ですので、最新の求人が常に入ってきます。
ベテランの日本人スタッフTakakoさんもいらっしゃいますので、日本語で個別相談ができます。
すごく面倒見の良い方で、どの生徒さんからも信頼されています。
もちろん仕事を見つけるのは、自分の力ですので、学校任せでは絶対にいけません!
ただし、Sprott Shaw Collegeのブランド名も強いですので、カレッジの後にワーホリで企業でしっかり働きたいという方には、一番おススメです。
まとめ
今回実際に学校を訪問し、特に雰囲気の部分でお伝えしたく、実際の様子をまとめました!少しでも思っていた学校と違う!ということがないように、現地の様子をそのままお届けしていきます。
カナダ留学コンパスでは留学・ワーキングホリデーに関して無料相談を随時おこなっております。
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