
昨今、IT留学に興味がある方が増えてきており、当社にも問い合わせをいただきます。
カナダのIT留学で、よく見かけるのはこちらのコースです。
- デジタルマーケティングコース
- Webデザインコース(UIデザインコース・UXデザインコース)
- Web開発コース
これだけ聞いても、何が違うのかいまいちピンときませんよね?
そこで今回は、これらのコースについての違いをお話ししていきます。
このページの目次
デジタルマーケティングコース
そもそも、「デジタルマーケティングコース」ではどのようなことを学ぶのでしょうか?

デジタルマーケティングってどういうもの?マーケティングってよく聞くけどあまり意味がわかってないなぁ。
そういった、何となく知ってる気でいるけれど、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そもそも「デジタルマーケティング」がどういうものかを説明していきます。
デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとは、「あらゆる電子媒体やインターネットを活用したマーケティングのこと」です。
例えばこんなものです。
- 検索エンジン
- Webサイト
- SNS
- メール
- アプリ など
もともと、マーケティングとはたくさんの商品が効率的に売れるように「売れる仕組みを作る」ことです。
それを、インターネットや電子媒体を使ってあらゆるデータを手に入れ、それを活用して「売れる仕組みを作る」ことが、デジタルマーケティングなのです。
Webマーケティングとの違い
最近では、「Webマーケティング」という言葉も耳にするかもしれません。

Webマーケティングとは何が違うの?
良く混同されがちですが、「Webマーケティング」と「デジタルマーケティング」は厳密には異なります。
イメージはこんな感じです。
Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、Webサイトの範囲だけのマーケティングです。
例えば下記のようなことです。
- Webサイトの作成
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告
- SNSマーケティング
デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとは、Webサイトにとどまらず、メールやアプリなどの電子媒体やインターネットに関連するものを含んでおり、あつかう範囲がとても広くなります。
デジタルマーケティングコースで学べること
そもそもマーケティングというのは、たくさんの商品が効率的に売れるように「売れる仕組みを作る」ことと、お話ししました。
そのためにはどうしたら「売れる仕組みが作れる」のか?を学ばなければなりません。
このデジタルマーケティングコースでは、電子媒体やインターネットにおいての「売れる仕組み作りの方法」を学ぶことができます。
具体的な内容はコチラです。
- どうやったらたくさん商品が売れるのか
- 商品が売れるためには、どのようにお客さんを集めるか
- どうやって商品を売るのが良いのか
- 効率よく商品を売る方法は何か
上記のことを、電子媒体やインターネットを軸にして考えていきます。
【例題】●●の商品を売る場合
例えば、●●の商品を売る場合、その商品を効率よくたくさん売るために、お客さんが買ってくれるような宣伝方法や宣伝内容を考えます。
- インターネット上でWeb広告を出すのか
- SNSなどで発信するのか
- どんなお客さんに買ってもらいたいのか
- ネット通販などを使って買ってもらいたいのかなどの手段や客層
このように、集客のための媒体・経路(マーケティングチャネル)の適切な選択方法を学んでいきます。
その他にも、電子媒体を通して得られる、お客さんの行動データを引き出したり分析する方法も学んでいきます。
例えばコチラです。
- お客さんはどの媒体からアクセスが多いのか
- 商品を購入する時のお客さんの行動
デジタルマーケティングが学べるカレッジはいくつかあり、学校によりプログラム内容も少しづつ異なります。
学校ごとの詳しい特徴はこちらの記事で解説しています。
Webデザイン – UIデザインコース
つぎに、ウェブデザインが学べるプログラムについて見ていきましょう。
ウェブデザインは大きく「UIデザイン」と「UXデザイン」に分かれます。
まずは「UIデザインコース」では、どのようなことを学ぶのか、からご説明しますね。
UIデザインとは
UIとは、「User Interface/ユーザーインタフェース」の略語のことです。
利用する人や利用する場面にそった、「使いやすいくわかりやすい見た目をつくる」ことがUIデザインです。
例えば、スマホでサイトを見ている時、「文字が見づらいな」「購入ボタンがわかりにくいな」「写真が不鮮明だな」と感じてしまうと、見づらい・使いにくいサイト認定をして、別のサイトに移りますよね?
それでは、分かりやすいWebサイトとはなにかというと下記のようなことです。
分かりやすいWebサイトとは
まず、Webを作成する場合には、下記を意識します。
- 商品がすっきりと整理されている
- きれいな写真
- 見やすい色合い
- 最適な文字の大きさ
- 使いやすい検索機能
このように、UIデザインをすることで、ユーザーにとって使いやすく、わかりやすいWebサイトを作成することができます。
UIデザインコースで学べること
UIデザインコースでは、UIデザインに必要な、より実践的なスキル・ツール・テクニックが学べます。

デザインって聞くと、「センス」が必要なイメージがするけど、私でもできるか不安……。
たしかに、デザインと聞くとセンス重視と思われがちですが、実はそうでもありません!
例えば、皆さんが良く目にしているサイトには下記などが表示されています。
- サイトの色
- 画像や写真
- 文字
実は、色には原則というものがあり、文字や画像などのコンテンツの配置にも規則があります。
そのため、このデザインの原則をきちんと理解することで、より優れたUIデザインを作ることが出来るので、決して「センス」だけという話ではないので安心してください。
UIデザインコースでは、こういったデザインの基礎を学んでいったり、ブランディングという「Webサイトを訪れた人がそのWebサイトを見て思う雰囲気やイメージ」の方法を学ぶことができます。
【例❶】「日本郵便局」のホームページの場合
「日本郵便」のホームページは、赤が基調となっています。
これは、「郵便=ポスト」のイメージがあるからですよね?
また、「日本郵便」のサイトの訪れる人が良くみる項目は下記です。
- 郵便番号を検索
- ATMや店舗の検索
- 郵便や配送の問い合わせ
これらがメインとなるので、トップページ上記の検索画面が見やすい配置になっています。
これもサイトを訪れる人にとって、「見やすい」「使いやすい」デザインです。
【例❷】「TUTU Bridal House」のホームページの場合
「TUTU Bridal House」いうウエディングドレスをあつかう会社のホームページは白が基調となり、シンプルでエレガントなサイトになっています。
「ウエディングドレス=純白」で、花嫁さんは美しくてエレガントのイメージがありますよね。
こちらのサイトを利用する人の特徴としては下記です。
- 結婚式を予定している人
- ウエディングドレスを探している人
【例❷】の「日本郵便」と違い、検索というよりも、美しいウエディングドレスの写真などのビジュアルメインになっています。
このように、サイトで必要になってくるデザインは下記です。
- そのデザインから連想できるイメージ
- 利用する人や目的に応じたデザイン
ブランディング方法の他にも、それらをより本質的に考え作りあげる思考なども学んでいきます。
Webデザイン – UXデザインコース
次に、UXデザインとは何かを見ていきましょう!
UXデザインとは
UXとは、「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略称のことです。
ユーザーがそのサービスやシステムを通して得られる体験(メリットなど)を指します。
簡単にいうと、UIデザインが見た目で、UXデザインは中身というイメージです。
これが、Webサイトで商品を購入した時のユーザーが感じる良い体験なのです。
こういう「良い体験」をつくるのが、UXデザインとなります。
【例】「LINE」の場合
例えば、皆さんも利用されているスマートフォン用の無料メールアプリ「LINE」は、若者からお年寄りまで幅広く使われていますよね。
その「LINE」には、下記のような機能が備わっています。
- 会話の流れを一つの画面で確認できる
- スタンプを使って簡単にやり取りできる
- 数人でグループを作り、会話をすることができる
このような誰もが使いやすいようにデザイン設計をしたことで、従来のメールよりも気軽に相手と会話することができるという「体験」を提供することができているのです。
UXデザインコースで学べること
UXデザインコースでは、UXデザインに必要なスキル、ツール、テクニックを学ぶことができます。
実践的な場面でそれらを応用できるような力を身に付けるので、UIデザインとは異なり、商品を利用して何が経験できるかをデザインすることになります。
つまり、画面だけのデザインではなく、サイト全体で何ができるかといった点に着目していきます。
UIおよびUXデザインが学べるカレッジとプログラムについてはこちらをご覧ください。
Web開発コース
最後に、Web開発とは何かを見ていきましょう!
Web開発とは
Web開発とは、「WebサービスやWebシステムを開発すること」です。
分かりやすくいうと下記です。
- スマホで見ているWebサイトをプログラミングすること
- 「Twitter」や「メルカリ」などのアプリを開発すること
- Web上のサービス(メールサービスなど)を作ること
普段見ているWebサイトや使っているアプリなど、全てプログラミング言語を使い、動きがあったり、便利なシステムが作られています。
Web開発コースで学べること
Web開発コースでは、お客さんに見えている部分(デザインにあたる部分)をプログラミングし、開発するためのスキルを学ぶことができます。(カレッジにより異なる)
例えばこういうことです。
- Webサイトのデザインから、それを表示させるためにプログラミング言語を書く
- アプリのデザイン案からアプリを実際に表示させるためにプログラミング言語を書く
このように、設計図やデザイン案を元に、実際に組み立てる役割こそが、Web開発で学ぶことができるのです。
Web開発が学べるカレッジもいくつかあり、詳しくは別記事で解説しています。
まとめ
今回は、カナダのIT留学で学べるコースについてまとめてみました。
- デジタルマーケティングコース
- Webデザインコース(UIデザインコース・UXデザインコース)
- Web開発コース
IT留学を検討されている方は、学校選びの参考にしてみてください。
気になる方は、コチラからご相談くださいね!

夢は海外移住。日本の正看護師とwebデザイナーの二足の草鞋。企業の専属web担当やブログ運営もしています。
2020年4月からワーホリ予定がコロナで延期→11月からワーホリでカナダに渡航
「夢のために努力と継続と行動を絶やさない」がモットー
好きな言葉は『夢は空高く、努力は足元に』