
カナダ留学の際に、現金の管理方法に不安を持っているかたが多くいます。
それも長期間滞在の留学となれば、まとまった資金の持ち込みが必要になるので、なおさら心配ですよね。
たとえば、カナダに「学生ビザ」や「ワーキングホリデービザ」で滞在をする場合、現地で銀行口座を開設することができます。
ですが、短期留学、いわゆる「観光ビザ」で滞在する場合は、銀行口座の開設ができません。
そこで今回は、「観光ビザ」で渡航する場合の現地でのお金の管理方法を紹介していきます!
このページの目次
キャッシュパスポートとは?
キャッシュパスポートとは、「トラベルプリペイドカード」です。
そもそもトラベルプリペイドカードがわかんないんだけど?
「トラベルプリペイドカード」とは、カードの中にお金をチャージでき、海外で使える「プリペイド式電子マネー」の一種です。
プリペイド式電子マネーといえば、「Suica」「nanaco」「WAON」が有名ですよね。
これらは国内でしか使えませんが、「トラベルプリペイドカード」はカナダなどの海外で使えるんです。
その、「トラベルプリペイドカード」の中でオススメしているのが、「キャッシュパスポート」です。
キャッシュパスポートが使えるお店
「キャッシュパスポートがいい」とはいっても、カナダのお店で使えるのでしょうか?
じつは、海外の「Mastercard」の加盟店ならクレジットカードと同じように使えるんです。
「Mastercard」はほとんどのお店で取り扱っているため、スーパーやカフェをはじめ、ほぼどの店でも使えるということですね。
キャッシュパスポートのメリット
海外でクレジットカードのように使えるキャッシュパスポートですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?
特徴をまとめると次のとおりです。
= キャッシュパスポート
その他にもキャッシュパスポートのメリットをお伝えします。
キャッシュパスポートのメリット
- 年齢制限も審査もない
- 申し込みから1週間程度で手元に届く
- スペアカードが同時発行される
- 銀行口座の開設は不要
- 9つの通貨をチャージできる
- サポートセンターは24時間365日サポートで日本語対応
- 追加入金が可能
- 海外のMastercard対応ATMや加盟店で使える
それでは、それぞれを詳しくみていきましょう!
【1】年齢制限も審査もない
まず、キャッシュパスポートは作成に審査や年齢制限がありません。
事前に利用したい金額をチャージするプリペイド式電子マネーなので、お金を借りるわけではないからですね。
「Suica」や「nanaco」も審査がないのと同じです!
「Suica」や「nanaco」などと同じで、作成するときに審査や年齢制限がないため、どなたでも作成できるということです。
【2】申し込みから1週間程度でカードが手元に届く
「渡航ギリギリでクレジットカードを準備しようとして間に合わなかった!」
……という話も聞きますが、キャッシュパスポートは申し込みから1週間程でカードが手元に届くのでスピーディーです。
とはいえ、1週間で手配ができるといっても、ギリギリではなく余裕を持った準備をしましょう!
【3】スペアカードが同時発行される
キャッシュパスポートを申し込むとカードが2枚同時に発行されます。
なぜ2枚なのかというと、紛失したときの代わりになる「スペアのカード」です。
「何がいいの?」というと、クレジットカードのように盗難・紛失の際に1つを止めてしまっても再発行の必要がないこと。
つまり、スペアカードがあるので、1枚を紛失してもそのまま使えるのです。
【4】銀行口座の開設が不要
キャッシュパスポートを申し込む場合は、銀行口座の開設は不要です。
つまり、国際キャッシュカードやクレジットカードのように銀行口座にリンクしていないということ。
もし盗難にあったとしても、銀行口座にある残高をすべて盗まれてしまうような心配が一切ありません。
【5】9つの通貨をチャージできる
キャッシュパスポートは1枚のカードに9つの通貨をチャージできるのもメリットです。
カナダの留学以外に、今後の旅行などにも使えます!
チャージできる通貨
- 日本円
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- カナダドル
- シンガポールドル
- 香港ドル
1枚のカードで管理ができるのが魅力的ですね!
【6】サポートセンターは24時間365日サポートで日本語対応
キャッシュパスポートを申し込むと、海外でも安心の24時間無料サポートがあります。
しかも、日本語対応なので、はじめての海外旅行でもまったく心配がありません。
トラブルがあってもお電話1本でご相談できますよ。
サポート内容
- キャッシュパスポート紛失・盗難時のご連絡
- キャッシュパスポート取引履歴に関するお問い合わせ
- 緊急時の現金手配サービス
- 緊急時の電話での簡易翻訳サービス
- 緊急メッセージサービス
【7】追加で入金が可能
キャッシュパスポートは、海外滞在中に残高が足りなくなっても追加入金が可能です。
長期滞在の方にもおすすめできますよ。
【8】海外の「Mastercard対応ATM」や加盟店で使える
そして先述したように、海外の「MasterCard」加盟店ならどこでもキャッシュレスで使えます。
さらに、MasterCard対応ATMでは現地通貨で引き出せるのも便利ですよ。
もし現金が少し必要でも、いちいち両替所に行かなくてもよくなりますね。
海外でのお金の管理方法の比較
キャッシュパスポートのメリットを見てきたところで、現金とクレジットカードと比較しました。
参考にしてください!
外貨両替(現金) | クレジットカード | キャッシュパスポート | |
---|---|---|---|
申し込みのしやすさ | 不要 | △ | ◎ |
現金の入手方法 | 空港・市内の両替所 | ATM | ATM |
盗難・紛失時のサポート | × | 〇 | 〇 |
利用できる店舗 | ◎ | 〇 | 〇 |
日本からの送金 | × | × | 〇 |
手数料 | 為替手数料が高い (通貨により異なる) |
為替手数料などがかかる | 為替手数料などがかかる |
キャッシュパスポートは、申込みが簡単で、多機能だと言えます。
キャッシュパスポートの手数料
キャッシュパスポートを使用する時に必要な手数料をまとめました。
どんなときに手数料が発生するのかが分かっていると、安心ですよね。
それでは見ていきましょう。
入金手数料 | 無料 |
---|---|
カード再発行手数料 | 無料 |
スペアカード発行手数料 | 初回申込時に1枚無料で発行されます。 |
ATM引出手数料 | 200円、2米ドル、1.75ユーロ、1.50英ポンド、2.50豪ドル、 2.75NZドル、2カナダドル、2.50SGドル、14香港ドル |
ショッピング利用手数料 | 無料 |
月間カード管理料 | 無料 |
カード払戻手数料 (カード残高の通貨を払い戻す場合の手数料) |
500円 + 消費税 |
為替手数料 | 4% |
キャッシュパスポートを使うと、ATMで現金を下ろせると紹介しましたが、こちらは毎回手数料がかかるんですね。
そのため、現金を引き出して使うのではなく、クレジットカードのように使うことで手数料がかかることはなくなります。
MasterCard加盟店でのカード決済の手数料は無料なので!
キャッシュパスポートを賢くつかう方法
プチ情報として、キャッシュパスポートを賢くつかう方法を紹介します。
国際キャッシュカードやクレジットカードだと、円安・円高関係なく「決済日のレート」で計算をされます。
ですが、キャッシュパスポートは、カード使用時のレートではなくチャージ時(振込時)のレートで為替が固定されるんです。
ということは、円高になっているタイミングを見極めてチャージしておくことでお得に使えるという意味ですね。
たとえば、1万円をチャージするとしてもその日の為替で価値が変わってきます。
1ドル80円 | 125ドル |
---|---|
1ドル85円 | 117ドル |
1ドル90円 | 111ドル |
1ドル90円のときと80円のときで比較すると、14ドルも差が出ますね!
円の価値が高いときにチャージしてお得に使いましょう!
申し込みから利用までの手順について
キャッシュパスポートの申し込み、利用の手順についてはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
本記事ではオススメのトラベルプリペイドカードである「キャッシュパスポート」をご紹介しました。
審査なしでスピーディーに作れるので、海外に行くときはぜひ作っておきましょう。
その他に不安なことがあれば、私たちカナダ留学コンパスに遠慮なくご質問ください。