グローバル化の進む中、海外で学ぶことを選択する人が増えています。
近年では大学留学だけではなく、高校から海外を目指す学生も少なくありません。
その中でも特に人気の留学先といえばカナダ。
早くから親元を離れ、国際色豊かな国で英語や異文化コミュニケーション力を身につけることは将来大きなアドバンテージになります。
今回は、カナダの高校留学のサポート実績が豊富なウエストコースト社に、カナダ高校留学の魅力を伝えてもらいます。
このページの目次
なぜ今、カナダ高校留学なのか?
留学先として人気のカナダ
カナダは「世界で最も住みやすい国ランキング」で毎年トップ10に入る常連国です。
2019年にはバンクーバー、トロント、カルガリーの3都市が同ランキングに入りました。
カナダ留学の利点は、国際色豊かな環境で英語だけではなく、グローバルな観点からさまざまな分野について学べること。
カナダは5人に1人が移民です。
多民族国家ならではの取り組みや世界中の人と交流する機会があり、国際コミュニケーション力を伸ばすのに最適な環境です。
英語力においては、高校留学3年を終えるころには英語で国際的な仕事ができるまでのレベルになります。
留学中しっかりと英語学習に取り組むことで、TOEIC900レベル、IBT90越え、IELTS6.0レベルが身につく学生も多いです。
キャリアにつながるカナダ留学
カナダ高校留学は将来のキャリアにつながる可能性があります。
まず、留学を経験することで大学進学の選択肢が大幅に増えます。
文系志望の場合、高校時代に海外経験を積むことで小論文・面接に強くなりAO入試で有利になります。
理系志望の場合、カナダの大学に進学しエンジニアやITを学ぶ学生が多くみられます。日本の理系や医学部を志望する場合、カナダの高校を卒業後1年間予備校に準備したのち進学されるケースも珍しくありません。
カナダの高校留学生の進学実績例
【日本の大学】
- 早稲田大学
- 慶応義塾大学
- 上智大学
- 横浜国立大学
- 立命館大学
- 国際基督教大学(ICU)
【カナダの大学】
- University of British Columbia(ブリティッシュコロンビア大学)
- University of Toronto(トロント大学)
- McGill University(マギル大学)
- Simon Fraser University(サイモン・フレーザー大学)
- University of Victoria(ビクトリア大学)
…他多数
さらに、大学を卒業したあとのキャリアにもつなげられるのがカナダ高校留学のメリットの一つ。
海外経験や高い英語力は就職活動において貴重な強みになります。
海外経験者・バイリンガル学生限定の就職イベント
アメリカ・ボストンで毎年開催される世界最大級の日英バイリンガル向け就職イベント「ボストンキャリアフォーラム」。
このフォーラムでは、海外の大学を卒業した学生や、日本語と英語が使えるバイリンガル学生を積極採用している大手企業や外資系企業を含む100社以上が集まり、学生と交流します。
このように、海外留学経験や英語が堪能であることによって、将来のキャリアの選択肢が広がります。
カナダの高等教育の魅力
カナダの高校教育では、個人の才能を伸ばしながら国際社会で活躍するための英語力や国際コミュニケーション力、そして社会貢献できる人間性を伸ばすことに重点を置いています。
才能を伸ばす豊富な選択教科
カナダの高校の特徴は、なんと言っても教科の選択肢の多さ。
必須教科である英語、数学、理科、社会、キャリアプラン、体育以外にも、100以上の選択教科があります。
選択教科例
- 映画・動画制作
- グラフィックデザイン
- ロボティックス
- IT
- 起業
- マーケティング
- ビジネスマネージメント
- ミュージカル
- ダンス
- 合唱
- シェフ
- サイエンスアカデミー
- スキー・スノーボードアカデミー
- アニメーション
- 建築
この一覧はほんの一部で、学校によってはさらに多くの教科から学生自身の興味に合わせてクラススケジュールをアレンジできます。
豊富な選択教科があるメリットは?
多数の選択教科があるメリットは、生徒自らが自分の将来や興味について考える機会につながることです。
これは決められた授業だけを受けるタイプの学校では経験できません。
また、実践的な内容のコースも多いので、「本当に自分に向いているか?」「この分野は自分の能力を活かせるのか?」など、学生の間にキャリアについても考えることができます。
さらに、青年期に色々な分野の学問や職業に触れることで、高校卒業後に社会の一員として活躍できる人材の育成につながっています。
なぜカナダの高校はこれだけ多くの教科を提供できるの?
カナダの高校はここまで豊富な教科を提供できる一番の理由は、州政府が社会のニーズに合わせて学習指導要領を作り、しっかりと予算を組んでいるからです。
人口の統計がきちんと出されていて、約9割の学生が義務教育中は公立学校に進学するため、安定して教育に予算をかけることができるのです。
グローバル社会に向けた最新カリキュラム
2040年には仕事の半分がIT関連になると言われています。
その動向をしっかりと把握し、カナダは2016年に STEM教育と呼ばれるカリキュラムを導入しました。
STEM 教育とは
- Science(サイエンス、科学)
- Technology(テクノロジー、技術)
- Engineering (エンジニアリング、工学)
- Math(数学)
をベースとした、10年20年先の未来を見据えた新教育モデルです。
プロジェクトベースの授業
カナダの教育は、つめこみ型ではなく創造性や協調性を育てるためのプロジェクトベースになっていることも特長です。
カナダは世界中から移民をたくさん受け入れている国です。
そのような多国籍文化の中でリーダーシップ力や協調性を身につけておくことは、国際社会に出た時に非常に役立ちます。
授業では受け身の姿勢で学ぶのではなく、チームワークを通して問題を解決したり、積極的に自分の意見を言う場が与えられます。
カナダの高校で取り組むチームワーク実例
- 調理科の学生がジャムを作り、それをビジネス科の学生がマーケティングし販売
- アート科とビジネス科の学生がコラボして学校の音楽祭のポスターを企画・作成
- 建築科の学生が街の野外教育センターの建築に携わる
- 理系特進クラスの学生がプロの宇宙科学者と交流、太陽光熱で光るランタンを作って発展途上国に贈る
多彩な社会貢献プログラム
カナダの公立高校では数多くのクラブ活動があります。
クラブ活動例
- 国連クラブ
- 野外教育クラブ
- 多国籍異文化理解クラブ
- 貧困サポートクラブ
国連クラブでは、世界情勢、政治や経済、貧困、各種社会課題に対しての理解を深めるとともに、どう解決していくのがいいのか話し合います。また、学校によっては世界のチームが集まる、本物の国連さながらの弁論大会に出られるチャンスもあります。
野外教育クラブは非常にカナダらしいクラブで、ぜひ留学生にも体験してもらいたい活動です。
このクラブではただ自然に関する知識を学ぶだけでなく、人も大自然の一部であるという認識を持つことから始まります。
水や食べ物、さまざまなものによって自分達の生活は支えられていることを意識することで自然の保護、自分自身を大切にする心、そして社会の安定について学びます。目の前の自然だけではなく、スケールの大きな視野を持って自然学習に取り組めるのが特長です。
このように、カナダのクラブ活動では幅広いテーマについて学ぶことができ、社会や自分自身について考える機会にもなります。
カナダ高校留学のここが安心!
留学生の受け入れサポートが充実
世界中から留学生を受け入れているカナダでは、ほぼすべての教育委員会に留学生をサポートするための英語のクラスや宿題・課題をサポートしてくれる特別クラスがあります。
教育委員会によっては留学生をサポートする専門のスタッフがいたり、留学生のためにさまざまなイベントを企画しているところもあります。
そのイベントの一つでおすすめなのがカナダ体験ツアーです。
これは留学生にカナダの自然や文化、ライフスタイルに触れてもらう目的のツアーで、留学生が安心してカナダに溶け込めるよう企画されています。
語学のサポートも万全
留学生の多いカナダでは、英語に不安を持つ学生の語学サポートも万全です。
通常、留学生は一般クラス(現地の学生と同じように受講するクラス)と並行して留学生向け英語クラス(ELL)も受講します。
この ELLクラスは約1年間のコースですが、学生の英語レベルによって柔軟に変えることができます。
例えば、英語が得意な学生なら約5カ月でELLクラスを卒業。
英語が苦手な学生は、約15カ月間ELLのクラスで学ぶことができ、安心して次のステップにつなげられます。
ELLクラスでは基礎英語だけではなく、高校の授業に必要な英語を中心に学びます。
- 理科学習に必要な専門用語や長文の読み書きの練習
- プレゼンテーション(発表)の仕方
- 英語小論文の書き方
- グループワークの進め方
など、ネイティブの学生と共に現地の高校で学ぶのに必要なスキルも伸ばします。
ホームステイでカナダらしいライフスタイルを体験
高校留学にはホームステイがおすすめです。
ホームステイにする最大のメリットは、ホストファミリーとの交流を通じて、カナダの文化や生活習慣について知ることができる点。
さらに、未成年者の場合、困ったときにすぐ現地の大人に相談できる環境なのも利点です。
はじめて親元を離れる学生も多く、生活習慣を身につけたり、自己管理について学ぶ機会にもなります。
また、ホームステイをすることで個人の部屋が与えられ、3食付きで一泊3,000円ほどで宿泊できます。
留学費用を抑えられるのもホームステイのメリットです。
ひとりひとりに合った学校の決め方
カナダの場合、カリキュラムは州の文科省が決めるので、プログラムの内容はどの学校でも同じです。
しかし、学校によって力を入れている分野が違います。
例えば、理学が好きな学生なら大学レベルの生物・化学・物理の実験ができる設備がある学校。
ITに興味がある学生ならプログラミングのクラスが充実している学校を選ぶなど、まずは自分が何を学びたいかを知る必要があります。
その他、学生の英語力によっても選び方が違います。
英語がもともと得意なら、一般(ネイティブ向け)のコースを優先して、受講したい教科のある学校を選ぶのがおすすめ。
反対に、英語がまだ苦手だという学生なら、英語のサポートが充実していたり、留学生のサポート経験が豊富な先生のいる学校を選びましょう。
また、生活環境も忘れてはいけません。
便利な都会か、留学生が少ない田舎。中間の郊外エリアにある学校。
どのような環境が自分に合っているかも考慮して、留学先を選びましょう。
よい学校選びのためには、現地の情報を持っている教育委員会、エージェントや留学体験者から事前にしっかりと情報を得ることが大切です。
カナダ高校留学まとめ
カナダ留学は一生役に立つ英語力、協調性、チームワーク、リーダーシップや問題解決能力が身に付きます。
なにより、カナダの高校留学は学生一人ひとりの才能を伸ばし、今しかできないさまざまな経験をすることができます。
みなさんもカナダの高校留学を経験して、ぜひ自信をつけて将来の夢やキャリアにつなげてください。