日英バイリンガルの就活といえば、アメリカのボストンで開催されるボスキャリです。
ボスキャリがイベントなのか、開催日時、ボスキャリのメリット、内定獲得のコツ、ボスキャリへの参加費用などを実際に行った体験をもとにまとめました。
さらに、2022年に現場に行ってきた当日のレポートを紹介しています。
このページの目次
ボスキャリってどんなイベント?
日英バイリンガルの就活といえば、アメリカのボストンで開催されるボスキャリ。
ボスキャリとは「ボストンキャリアフォーラム」の略称で、世界最大の日英バイリンガルのための就職・転職イベントです。
この期間には150社を超える企業が世界中(日本を含む)から集まり、説明会や面接が行われます。
なんと毎年8,000人以上が参加する大規模なイベントで、1987年から続く歴史の長い就活イベントです。
ボスキャリには日英バイリンガルの学生が参加し、対象となる企業は基本的に「グローバル志向の強い日本の企業」です。
2023年度ボスキャリの開催日時
2023年度のボスキャリの詳細はこちらになります。
開催日 | 2023年11月17日(金)〜 19日(日) |
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会場 | Hynes Convention Center |
住所 | 900 Boylston St, Boston, MA 02115 |
会場ウェブサイト | https://signatureboston.com/hynes/ |
ボスキャリの参加条件
ボスキャリの参加対象者は以下のとおりです。
ボスキャリの参加対象者
- 日本語力、英語力共に少なくとも初級レベルをお持ちの方で以下(2)〜(4)のいずれかの条件を満たす方
- 日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
- 留学経験をお持ちの方で日本の大学の学士以上の学位をお持ち(取得予定)の方
- 留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方
ネイティブレベルで英語が話せないと参加できない、と思われることが多いのですがそんなことはありません。
英語力は初級レベルでもOKで、留学期間も問われていないためほとんどの人が参加可能です。
ボスキャリの費用・服装・持参物
ボスキャリの参加費用、当日の服装や持参物をご紹介します。
ボスキャリに必要な費用
まずは、ボスキャリに参加するためにかかる費用です。
ボスキャリ自体に参加するのにお金はかかりませんが、ホテルの宿泊費や航空券などの渡航費、食費などは用意する必要があります。
ボスキャリへの参加費用
先述したとおり、ボスキャリへの参加費は無料です。
交通費
ボスキャリはアメリカのボストンで行われます。
そのため、ボスキャリに参加するための航空券代はおおむね次のとおりです。
出発地 | 航空料金(往復) |
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日本 | 約15〜20万円 |
バンクーバー | 約$400 ~ $500(43,189円 〜 53,986円) |
トロント | 約$250 ~ $300(26,993円 〜 32,391円) |
航空券は早ければそのぶん安く購入できますが、キャンセルできないことが多いです。
スケジュールと航空券の値段を確認しながら、購入のタイミングを決めましょう。
ホテル代
ボスキャリに参加する場合、ホテル代はだいたい次のとおりです。
宿泊数 | 料金 |
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1泊 | 約$250~$400(25,000 〜 40,000円程度) |
4泊 | $1000-$1600(150,000 〜 240,000円程度) |
条件がよく、安いホテルから埋まっていくので、ボスキャリに参加する際は早めにホテル予約をしておきましょう。
食費
ボストン現地での食費は、店や選考状況などによって変わります。
ボストンにはファストフードから高級レストランまであるので、予算に合わせて選びましょう。
朝食として、ホテルのビュッフェをお願いする場合、普通に支払うと$25程度です。安く抑えたい場合はカフェなどを利用しましょう。
昼食を食べるために会場の外に行くのは難しいので、シリアルバーなどを持ち込むか、会場内の売店でホットドッグなどを購入するのがおすすめです。
夕食はボストンで食べることになりますが、選考がうまくいけば企業からディナーに誘われる可能性もあります。その場合は食費を浮かせられますよ。
ボスキャリでの服装
ボスキャリで着用する服装はスーツです。実際に99%の方がスーツを着用していました。
まれに私服の方もいましたがかなり浮いていたので、私服でいくのは避けるべきです。
靴はビジネスシューズを、男性の場合はネクタイも忘れず着用しましょう。
ただ、履き慣れたものが大前提です。立ったり、歩くことが多いので、靴ずれしやすいビジネスシューズはかなりしんどいと思います。
靴ずれして面接に集中できなくなるぐらいなら、落ち着いた色のスニーカを履いた方がいいかもしれません。
ボスキャリに行くときの持参物
ボスキャリに行くときの持参物は、以下のものがあれば大丈夫です。
- 履歴書
- 小さいメモ
- ペン
- 履歴書データの入ったUSB
- 履歴書用の写真
- 絆創膏(※ 靴ずれしたときのため)
履歴書は「Walk-in(当日、興味を持った会社へ予約なしに直接履歴書を渡し、選考に応募すること)」を利用する際に必要なので、たくさん印刷して持っていくようにしましょう。
また履歴書がなくなった時のために「履歴書のデータ」の入ったUSBと履歴書用の写真があれば安心です。
会場には印刷機も数台ありますが、混んでいることが多いので「こんなにも不要なのでは?」と思ってしまうほど持っていくことをおすすめします。
ボスキャリに参加する企業は?
2023年に参加する企業は168社です(詳細は公式ページへ)。
参加する企業は、大手コンサル会社やトップ銀行から日本国内のスタートアップ企業まで。
コンサルティング系の企業が多いような印象を持つため、もしコンサルティング業界を狙っている方はおすすめです。
これまでにボスキャリに参加した代表的な企業は次のとおりです。
- アップル
- アマゾンジャパン
- LINE
- トヨタ自動車
- 富士フイルム
- 日立製作所
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- 三井住友銀行
- 野村証券
- 岡三証券
- 日本テレビ放送網
- 東映アニメーション
- ユーグレナ
- ウーバー
- ソニーインタラクティブエンタテイメント
- コナミデジタルエンタテイメント
- サントリーホールディングス
- 伊藤園
- 江崎グリコ
- 日清食品ホールディングス
- 日本銀行
- 外務省
- 内閣官房 内閣人事局
毎年100社前後の企業が参加しており、外資系や日系企業、日本の政府関係、近年はベンチャー企業なども参加しています。
いわゆる大手と言われている人気企業が多いです。
ボスキャリに参加するメリット
ボスキャリに参加するメリットは、主に次の3つです。
最短3日で内定がもらえる
ボスキャリに参加する1つ目のメリットは、最短で3日で内定がもらえることです。
ボスキャリでは、日本で行われる企業説明会と違い、その場で面接を受けられます。
そして驚くことに、企業によっては開催期間中に内定をもらえる可能性もあります(はやい場合は当日中ということも)。
日本での選考は経団連のルールが適用され、開始時期や面接時期が決められていますが、ボスキャリでは適応されません。
そのため、企業側が自由にスケジュールを組めるのです。
企業としても、3日以内にできるかぎり優秀な人材を見つけたいところ。
そのため、一つひとつの面接が短くなり、いい人材に出会えれば即採用ということもありえます。
すぐに選考結果がわかるのは、就活生にとってもうれしいポイントですね。
インターンシップへの参加権がもらえる
ボスキャリに参加する2つ目のメリットは、インターンシップへの参加権がもらえること。
企業によってはインターンシップに参加する条件を「ボスキャリへの参加」だと定めている場合があるのです。
つまり、ボスキャリに参加すると内定獲得のチャンスが広がります。
日本国内では募集をしていないインターンもあるので、興味のある企業がインターンシップを募集していたらぜひ応募してみましょう。
選考に慣れる
ボスキャリに参加する3つ目のメリットは、選考に慣れること。
ボスキャリは毎年11月ごろに開催されるので、日本での選考とくらべると非常に時期がはやいです。
日本での選考が始まる前に、エントリーシートを書き上げたり、面接を受けたりする経験を積めます。
早くから選考に慣れておくと、その後の選考にも役立ちますよ。
ボスキャリで内定を獲得するコツ
3日間で内定がもらえると言われるボスキャリですが、ただ参加するだけでは内定獲得にはつながりません。
では、ボスキャリで内定を獲得するコツを体験からまとめます。
できる限り事前選考(第1面接・第2面接)を受けておく
最初に紹介する「ボスキャリで内定を獲得するコツ」は、できるだけ事前選考を受けておくこと。
もちろん、当日にその場で面接を受けられますが、当日の面接枠は事前応募でほとんど埋まっているのが実情です。
興味のある企業には、応募できるようなったらすぐに応募し、前もって事前選考(第1面接・第2面接)を受けておきましょう。
事前応募なら、しっかり準備をして面接を受けられるので、内定をもらえる可能性も高まります。
ボスキャリ当日には最終面接を受けるだけにしておくことでディナーに招待される確率も上がりますよ(滞在時の食費も浮かせられます)。
そもそも、たった3日間を同じ企業の面接・面談で埋めるのはもったいないですから。
「ボスキャリで内定獲得した参加者のほとんどが、事前応募によるものだった」と言われているほどなので、事前応募に重点をおきましょう。
「Walk-in」をうまく利用する
ボスキャリで内定を獲得するコツの2つ目は「Walk-in」をうまく利用することです。
Walk-inとは?
ボスキャリ当日に企業説明会などに参加する際、興味を持った会社へ予約なしに直接履歴書を渡し、選考に応募すること。
高い交通費、滞在費を出すからには、内定を獲得できないともったいない。
面接と面接の間の空いた時間は、積極的にWalk-inを利用しましょう。
事前選考とWalk-inの両方を利用することで内定獲得率を大幅にアップさせることができます。
ただ、気をつけなければならないのは2日目の午後には、Walk-inでの受け付けを終えてしまう企業が増えることです。
気になる企業があり、Walk-inでの受け付けを利用したい場合は2日目の昼前までには終わらせておきましょう。
当日のスケジュールを管理する
ボスキャリで内定を獲得するコツの3つ目は、スケジュールを管理すること。
ボスキャリは、1日のスケジュールがかなりタイトです。
各企業の説明会の時間も決まっているので、あらかじめどの時間にどのブースに行くかを決めておきましょう。
面接の予定がバッティングしないように、企業の優先順位を決めて、余裕をもってスケジュールを組むのがおすすめです。
まわりを気にしない
最後に、ボスキャリで内定を獲得するコツとして一番大切なことをお話しします。
それはまわりを気にしないことです。
ボスキャリに参加する学生は全世界から来ています。誰もが知る超有名な大学から、就職活動のためにボストンに集まるのです。
まわりのレベルの高さに圧倒されてしまうかもしれませんが、決して比べてはいけません。
「学歴で負けているのなら、学歴以外で勝てばいい」
これはボスキャリで出会った方の言葉をそのまま使わせていただきました。
とにかく、まわりを気にせず、堂々とボスキャリに挑んでください。
ちなみにボスキャリに参加した超有名海外大学に通う知り合いは、いくつもの企業に落とされていました。
しかし、その子は「私を落とした企業は、人事の見る目がないだけだと思っている」と言っていました。
こういうポジティブ・マインドも大切ですね。
ボスキャリ参加レポート
※ こちらは、2022年のボスキャリに参加した生徒さんに体験をもとに書いていただいたレポートです。
僕は関西の公立学生で、2年間大学を休学し、カナダへ留学していました。
この留学経験を活かして、ボストンキャリアフォーラムに参加し、3社の内定と2社の最終面接を獲得しました。
ここでは、実際にボストンキャリアフォーラムに参加した僕がどういうイベントだったのかを紹介します。
ボスキャリの現場の様子
ボスキャリには日英バイリンガルの学生が参加します。そのため、対象となる企業は基本的に「グローバル志向の強い日本企業」です。
参加企業は大手コンサル会社やトップ銀行から日本国内のスタートアップまで幅広い業界から集まります。
参加してみて、コンサルティング系の企業が多いような印象を持ったため、コンサルティング業界を狙っている方は参加をおすすめです。
ボスキャリの現場は、日本における大規模合同説明会に似ています。
各企業がブースを持ち、説明会を実施します。また説明会と同時に別のブースでは面接が行われており、内々定を獲得できるチャンスがあります。
ボスキャリに参加するための条件は日英バイリンガルであること、外国の大学で学士以上の学位を持つ方、日本の大学で学士以上の学位を持つ方、または留学経験や海外での職務経験がある方となっています。
企業によって募集要項も異なるので必ずチェックするようにしましょう。
誰もが知っているような大手企業では「ボスキャリ枠での採用は、海外大学からの正規留学生または国内大学からの交換留学生に限る」という基準を設けているところもあったので注意が必要です。
一度それに気づかず、エントリーシートを書いたにも関わらず、募集要件を満たさないという失敗をしてしまったので気をつけましょう。
ボスキャリの選考プロセス
ボストンで行われる就職・転職イベントですが、選考プロセスは日本国内で行われているものと変わりません。
以下のような流れとなっています。
- ES(エントリーシート)提出
- Webテスト
- 1次面接
- 2次面接
- 3次面接
- 最終面接
- 内々定
- 【ボスキャリにて】最終面接
最終面接のみ、ボストンにて対面で行われるということですね。そして、ほかのステップはオンラインで行われます。
よく、ボスキャリの3日間で内定が手に入るというタイトルを目にしますがそんなことはありません。
ボスキャリに参加し内定を狙う場合、最低でも3か月ほどの準備期間が必要です。
たった3か月で就活が終わると聞くととても楽なように聞こえますが、慣れない海外の地で勉強しながら就活を行うと考えるとかなりしんどいです。
ボスキャリへの事前準備について
ボスキャリへの事前準備についてまとめます。
CFNのウェブサイトに登録する
CFNのウェブサイトで会員登録し、アカウントを作成してください。
ここからすべてが始まります。
簡単に登録できるので、ボスキャリに参加する方はもちろん、参加を悩んでいる方も1度登録だけしてみてください。
CFN専用レジュメを作成
CFN専用レジュメとプロフィールはできるだけ早く作成することをおすすめします。
このレジュメで企業に応募するため、最大限に自分をアピールしましょう。
またCFN専用レジュメを参考に面接を進めていく企業もあるため、興味を引くようなアピール文を記入することをおすすめします。
僕の場合は、有名大学に通っているわけでも、海外の大学生でもありません。
そのため、アピールできるところが弱かったので、学歴以外で勝負しました。
僕の経験では「苦労話」が大好きな方が多いので自分をアピールできる苦労話をレジュメに書くのがオススメです。
ちなみに実際に僕がレジュメに記載した苦労話の一例として「会社の倒産で無一文生活」というものがあります。
面接で質問したくなる内容を記載することで、ある程度の面接の質問が推測しやすくなるメリットもありますよ。
通常の履歴書の作成
通常の履歴書の作成も必ず行いましょう。
なぜなら「Walk-in」をするときにかならず必要だからです。
ボスキャリ会場にも印刷機はありますが、混むことが予想されるので印刷して持っていくことをおすすめします。
僕は20枚ほど印刷して持っていきました。
とりあえず気になった企業には履歴書を提出するようにしましょう。上手く書類選考が通れば、内定を獲得する確率も上がります。
企業へ応募し、ESやWebテストを受ける
事前応募が内定獲得のカギです。
3日間だけのWalk-inで内定を獲得するのはかなり難しいと思ってください。
実際にボスキャリに参加していた企業の人事の方が、次のように言っていました。
「たった3日間のボスキャリのWalk-inだけで内定を獲得できる人は何か突出した才能がないと難しい。すべての企業がたった3日間のイベントだけで内定を出せるわけではない」
そのため、気になる企業がある方は事前応募しておく方がいいでしょう。
事前応募は参加企業のページから可能です。ただ、企業によって応募要項や応募後の動きが違うので注意してください。
ある企業はCFNのWebサイトから応募を行い、その企業からメールが届くのでアカウントを作成し、エントリーシートを作成しなければいけない場合があります。
CFNのWebサイトから応募後に動画の提出を求められる企業、Webテストの受験を求められる企業もありました。
企業によって締切も異なるので間違いないようにしましょう。
宿泊場所と航空券の予約
宿泊場所と航空券は早めに予約しましょう。
宿泊場所は会場へのアクセスがよい場所をおすすめします。
僕は安いという理由で宿泊場所から会場までバスと徒歩で40分ほどのAirbnbを取ってしまい後悔しました。
朝9時から遅ければ夜の11時まで外にいるためかなり疲れます。
体力を回復するために、少しでも高いお金を払って近いところに宿を探すことをおすすめします。
航空券に関しても早めに確保することで出費を抑えられます。
僕の場合は、少しでも出費を抑えるためバンクーバーからシアトルまでバスで行き、シアトルからボストンまで飛行機で行くという荒技を行いました。
出費はかなり抑えられましたが、体力的にかなりきついのでおすすめはしません。金銭的に厳しい方はおすすめです。
前日〜当日のスケジュール
では僕が実際に体験した前日から当日までのスケジュールを細かく紹介します。
ボスキャリ前日
昼はバンクーバーからシアトルへバスで向かいました。
ボストンへのフライトが夜だったので昼前にバンクーバを出発し、夕方にシアトルの空港へ着くバスに乗車。
フライトが23:59だったので、それまでは空港でゆっくりしていました。
飛行機の中ではずっと寝られたため、5時間5分のフライトがあっという間でした。
ボスキャリ1日目(午前)
飛行機が到着したのは8:04だったので宿泊場所にはいかず、荷物をもったまま会場へ向かいました。
CFN専用アプリでチェックインを行い、入場。
荷物とコートは会場で預けられたので重い荷物を持ちながらブースを回るということは避けられました。
昼の面接まで時間があったので気になる企業の説明会に参加し、履歴書をあちこちにばら撒いていました。
ボスキャリ1日目(昼)
お昼に事前選考に参加していた企業との面接を受けたあと、午前中に履歴書を提出した企業から面接予約のメールが2つ入っていたので、その日の午後に面接をお願いしました。
できるだけ面接予約は早く行った方がいいです。
すぐに予約がいっぱいになってしまい、ボスキャリ期間内にできないということが実際にありました。
この日はお昼は何も食べることができず、たまたま持ってきていたドーナツとチョコでどうにか1日を乗り切りました。
ボスキャリ1日目(午後)
事前に予約していた面接1つと、午前中にWalk-inで獲得した面接を2つ、その他事前に予約していた面談が1つがありました。
かなりのハードスケジュールで、面接と面接の間は説明会などに参加し、様々な企業に履歴書を提出しました。
すべての面接・面談が終了したのは夜の19時過ぎです。人はかなり減っていました。
その後、最後に面接した企業の方からお誘いを受けディナー会に参加しました。
ただ、初めての経験による緊張があったのと、あまりにも疲れていたので、ごちそうしていただいたパスタの味はまったく覚えていません……。
ボスキャリ2日目(午前)
9時から開場するので8時過ぎに宿を出て、会場へ向かいました。
会場のまわりやバスはスーツを着た日本人でいっぱいなので迷うことはないと思います。
無事に会場へ着き、2日目も同様にCFN専用アプリでチェックインし、入場しました。
荷物を預け、午前中に事前に予約していた面談を1つ、そしてWalk-inで獲得した面接が1つあったのでそれまでは説明会に参加するなどをして時間をつぶしていました。
ボスキャリ2日目(午後)
お昼は何も予定がなかったので、1日目に仲良くなった方と一緒にランチを食べに行き、お互いに情報交換をしました。
情報交換もでき、この時間だけは面接地獄から解放され、とても楽しい時間を過ごせました。
午後には、事前に予約していた面接が1つとWalk-inで獲得した面接が3つがあり、それ以外の時間は説明会に参加し時間をつぶしていました。
ほとんどの企業が2日目の昼頃からWalk-inでの受け付けをしてもらえなくなります。
気になる企業があり、Walk-inでの受け付けを利用したい場合は2日目の昼前までには終わらせておきましょう。
最後の面接が終わったのは19時過ぎです。
ほかの企業からディナーのお誘いを受けていたため、そのまま集合場所へ直行。僕以外にも2名の方がディナーに招待されていました。
2回目のディナーともあって、1日目より楽しむことはできましたが、かなり疲れました。
ボスキャリ3日目(午前)
ボスキャリ最終日は、ほとんどの企業が午前中にブースを片付け始めます。
そのため、面接や面談がない方以外は行っても何もすることがないと思います。
実際、僕は最終日も参加したのですが、説明会や質問会などは実施されていなかったので前日にディナーに招待してくださった企業にお礼だけを行って、会場をあとにしました。
ただ、暇をしている企業の方もけっこういたので、選考に関係なく個人的に質問をしたい方は3日目も参加することをおすすめします。
1日目、2日目に比べると明らかに人が少ないので、後ろを気にせず質問できると思います。
ボストンキャリアフォーラムは3日間のイベントではありますが、実質としては2日間です。
2日目までが重要で、最終日は残っている面接のためにあると思っておいてください。
内定の連絡はボスキャリが終わって数週間後、メールでいただきました。
つまり、必ずしもディナーで内定がもらえるわけではありません。
ディナーに招待されたにも関わらずその場で内定をいただけなくても気落ちしないようにしましょう。
まとめ
今回は、世界最大のバイリンガルのための就職イベント、ボストンキャリアフォーラムについて紹介しました。
ボストンキャリアフォーラムは留学生にとって貴重な就活機会であり、内定獲得につなげるためのチャンスが数多く用意されています。
参加される場合は、とにかく事前準備が重要です。
参加資格や選考プロセスを理解し、準備をしっかり行うことで、内定を獲得できるチャンスが大きく高まります。
留学生活との両立は難しいかもしれませんが、その努力が報われ、夢のキャリアに近づくことができるでしょう。
1日に何個もの面接を受け、かなりしんどい3日間になるとは思いますが、皆さんがボストンキャリアフォーラムですばらしい成果を収められることを願っています。