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ボスキャリってどんなイベント?
ボスキャリとはボストンキャリアフォーラムの略称で、世界最大の日英バイリンガルのための就職・転職イベントです。
150社を超える企業が世界中から集まり、説明会や面接を行います。
ボスキャリは初回の1987年以来、毎年8000人以上が参加する大規模で歴史の長い就活イベントです。
毎年秋頃、10月から11月の間にボストンで開催されています。
コロナ禍により、2年間オンラインのみで実施されていましたが、2022年度は会場での開催となります。
ボスキャリの参加条件、費用など
ボスキャリの開催日時、参加条件、参加費用などをご紹介します。
2022年度ボスキャリの開催日時
【開催日】2022年11月4日(金)~ 6日(日)
【会場】Hynes Convention Center
【住所】900 Boylston St, Boston, MA 02115
【会場ウェブサイト】https://signatureboston.com/hynes/
【参加企業リスト】https://careerforum.net/ja/event/bos/companylist_184/
ボスキャリの参加条件
ボスキャリの参加対象者は以下の通りです。
日本語力、英語力共に少なくとも初級レベルをお持ちの方で以下のいずれかの条件を満たす方:
・日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
・留学経験をお持ちの方で日本の大学の学士以上の学位をお持ち(取得予定)の方
・留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方
https://careerforum.net/ja/event/bos/
ネイティブレベルで英語が話せないと参加できない、と思われることが多いのですが、英語力は初級レベル、留学期間も問われていないので、ほとんどの人が参加可能です。
ボスキャリ参加の費用
ボスキャリの学生の参加費は無料です。
ただし、ホテルの宿泊費や航空券などの渡航費、食費などは用意する必要があります。
航空券・ホテル代
【航空券代】
日本からの航空券代(往復):約15-20万円
バンクーバーからの航空券代(往復):約$400~$500(4-5万円程度)
トロントからの航空券代(往復):約$250~$300(2.5-3万円程度)
【ホテル代】
1泊:約$250~$400(2.5-4万円程度)
4泊5日:$1000-$1600(15-24万円程度)
※費用は2022年10月現在のもの、C$1=100円 US$1=150円にて計算
条件が良く、安いホテルから埋まっていくので、ボスキャリに参加する際は早めにホテル予約をしておきましょう。
航空券は早ければその分安く購入することができますが、キャンセルできないことが多いです。
スケジュールと航空券の値段を確認しながら、購入のタイミングを決めましょう。
食費
現地での食費は、店や選考状況などによって変わります。
朝は朝食ビュッフェ付きのホテルを予約するか、スタバなどで軽食を食べることができます。
ホテルのビュッフェは、普通に支払うと25ドル程度です。
昼食は会場の外に食べに行くのは難しいので、シリアルバーなどを持ち込むか、会場内の売店でホットドッグなどを購入するのがおすすめです。
夕食はボストンで食べることになりますが、選考がうまくいけば企業からディナーに誘われる可能性もあります。
ボストンにはファストフードから高級レストランまであるので、予算に合わせて選びましょう。
ボスキャリへ過去に参加した企業は?
これまでにボスキャリに参加した代表的な企業を紹介します。
・アップル
・アマゾンジャパン
・Twitter
・LINE
・トヨタ自動車
・富士フイルム
・日立製作所
・三菱UFJフィナンシャル・グループ
・三井住友銀行
・野村証券
・岡三証券
・日本テレビ放送網
・東映アニメーション
・ユーグレナ
・ウーバー
・ソニー・インタラクティブエンタテイメント
・コナミデジタルエンタテイメント
・サントリーホールディングス
・伊藤園
・江崎グリコ
・日清食品ホールディングス
・日本銀行
・外務省
・内閣官房 内閣人事局
毎年100社前後の企業が参加しており、外資系や日系企業、日本の政府関係、近年はベンチャー企業なども参加しています。
いわゆる大手と言われている人気企業が多いです。
2022年の参加企業リストはこちら
ボスキャリに参加するメリット
ボスキャリに参加するメリットは、主に次の3つです。
- 最短3日で内定がもらえる
- インターンシップの参加権がもらえる
- 選考に慣れることができる
最短3日で内定がもらえる
ボスキャリは日本で行われる企業説明会と違って、その場で面接を受けることができます。
企業によっては当日中に選考結果が分かることもあるので、開催期間中に内定をもらえる可能性もあります。
日本での選考は開始時期や面接時期が決められていますが、ボスキャリでは経団連のルールが適用されません。
そのため、企業が自由にスケジュールを組むことができるのです。
3日間という短い期間で優秀な人材を見つけるため、一つひとつの面接が短く、即採用ということもあり得ます。
すぐに選考結果が分かるのは、就活生にとって嬉しいポイントですね。
インターンシップの参加権がもらえる
参加企業の中には、別でインターンシップを募集している企業もあります。
日本国内では募集をしていないインターンもあるので、興味のある企業がインターンシップを募集していたらぜひ応募してみましょう。
インターンシップに参加することで、その先の選考につながることもあります。
インターンシップの参加権として「ボスキャリに参加していること」を挙げている企業もあるので、ボスキャリに参加すると内定獲得のチャンスが広がります。
選考に慣れることができる
ボスキャリは毎年11月ごろに開催されるので、日本での選考と比べると非常に時期が早いです。
日本での選考が始まる前に、エントリーシートを書き上げたり、面接を受けたりする経験を積むことができるのです。
早くから選考に慣れておくと、その後の選考にも役立ちます。
ボスキャリで内定を獲得するコツ
3日間で内定がもらえると言われるボスキャリですが、ただ参加するだけでは内定獲得にはつながりません。
ここでは、ボスキャリで内定を獲得するためのコツを紹介します。
スケジュール管理
ボスキャリは、一日のスケジュールがかなりタイトです。
各企業の説明会などの時間も決まっているので、あらかじめどの時間にどのブースに行くかを決めておきましょう。
面接の予定がバッティングしないように、企業の優先順位を決めて、余裕をもってスケジュールを組むのがおすすめです。
事前応募
ボスキャリで内定獲得した参加者のほとんどが、事前応募によるものだったと言われています。
その場で面接を受けることもできますが、当日の面接枠は事前応募でほとんど埋まっているのが実情です。
開催期間中に内定獲得を目指すなら、事前応募に重点をおきましょう。
事前応募なら、しっかり準備をして面接を受けることができるので、内定をもらえる可能性も高まります。
まとめ
今回は、世界最大のバイリンガルのための就職イベント、ボストンキャリアフォーラムについて紹介しました。
海外で就職活動をするのは少しハードルが高い…と思う方もいるかもしれません。
しかし、きちんと準備をして参加すれば、内定獲得のチャンスを広げることができます。
興味のある方は、ボスキャリへの参加を検討してみてはいかがでしょうか?