カナダで生活する際に知っておきたい法律、ルールやマナーはある?

ガベル

カナダ留学の準備を進めていて、こんな疑問を持ったことはありませんか?

「カナダの法律は知っておくべき?」

「カナダで生活する上で重要なルールやマナーはあるのかな?」

今回は、このようなお悩みに答える記事です。

この記事を読めば、カナダで知っておきたい基本的な法律、ルールやマナーが分かるようになります。

これからカナダで留学を予定している人は、ぜひチェックしてくださいね。

カナダで知っておきたい法律

まずは、カナダで知っておきたい法律をチェックしましょう!

飲酒や喫煙に関する法律

飲酒や喫煙に関する法律は、知っておきたい基本的な法律のひとつです。

まず、飲酒について。

ビール

カナダでは、18歳または19歳から飲酒が可能です。

年齢は州により異なりますが、バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州場合は19歳以上です。

また、日本とは異なり、公共の場での飲酒が禁止されているのも特徴です。

路上や電車などで飲酒しないように気をつけましょう。

より詳しいことは、以下の記事をご覧ください。

次に、喫煙について説明します。

タバコ

飲酒同様に、喫煙可能な年齢も、18歳または19歳からです。

ブリティッシュ・コロンビア州では19歳以上となります。

また、カナダでは屋内での喫煙が禁止されています。

より詳しいことは、以下の記事をご覧ください。

詳細はこちら

大麻(マリファナ)に関する法律

カナダでは2018年10月から、大麻(マリファナ)の所持・使用が合法化されました。

マリファナ

しかしながら、日本の法律では大麻の所持・使用等は違法ですよね。

そのため、日本人がカナダで大麻を使用した場合、日本の法律に基づき処罰の対象になる可能性があります。

在カナダ日本国大使館も以下の注意喚起をしています。(一部抜粋して紹介)

「日本では大麻取締法において,大麻及びその製品の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ,処罰の対象となっています。」

「この規定は日本国内のみならず,海外において行われた場合であっても適用されることがあります。」

「在留邦人の皆様及び日本人旅行客の皆様におかれては,これら日本の法律を遵守の上,日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います。」

引用:注意喚起 (カナダにおける大麻製品の販売について)

カナダは日本と比べて、大麻が身近にある環境です。

ルームメイトやパーティーの参加者などが使用していることもあるかもしれません。

それでも、所持・使用はしないよう注意しましょう。

より詳しいことは、以下の記事をご覧ください。

入国時に持ち込めないもの

日本からカナダに入国する際は、持ち込めないものや持ち込みが制限されているものがあるのでご注意ください。

空港

ANAのウェブサイトから引用します。

日本からカナダへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止または制限されている。

  • a:生または調理肉、果物類、野菜類、牛乳などの食品
  • b:植物、木から作られた加工品、木片、観葉植物、薪、種子などの植物類
  • c:土および泥だらけのシューズ
  • d:ペットを含む生きた動物
引用:検疫|ANA

情報は予告なく変更の可能性がありますので、最新情報は渡航前に利用する航空会社に確認しましょう。

カナダで知っておきたいルールやマナー

次に、カナダで生活する上で、知っておきたいルールやマナーを紹介します。

食事に関するマナー

食事では、日本と異なるマナーがいくつかあります。

テーブルに置かれた食事

麺をすすらない

一番の違いは、麺を食べる時。麺をすすることは、マナー違反とされています。

また、麺だけではなく、音を立てて食べることは控えましょう。

お皿は持ち上げない

基本的には皿は持ち上げません。

残してもOK

食べ残すことに罪悪感を覚える日本人は多いですが、食べきれない場合は残してOKです。

また、残したものを持ち帰る人も多く、店員さんに頼めば、持ち帰り用の入れ物(無料)をもらえます。

店員さんの呼び方

レストランで注文する時、日本では店員さん(サーバー)に「すみません」などと声をかけますが、カナダでは大声で店員さんを呼ぶのはマナー違反とされています。

その分、彼らはテーブルごとの様子をよく見ていて、料理がなくなったタイミングなどであちらからテーブルに来てくれることが多いです。

それでも何かお願いしたい時は、アイコンタクトを取ったり、近くを通ったタイミングで軽く声がけしましょう。

顧客・利用者としてのふるまい

「お客様は神様」という言葉がある日本とは異なり、カナダではお店側も顧客・利用者側も対等であるという考えが強いです。

そのため、サービスに不満があったからといって声を荒げたり、罵倒することはタブーです。(もちろん日本でもやらない方がいいですが......)

お店側から追い出されることもありますので、大人の対応を心がけましょう。

荷物を使った席の確保は危険

こちらはルールやマナーとは若干異なりますが、日本のようにカフェなどで席を確保することは危険なのでやめましょう。

カフェの店内

理由は、所持品を盗まれる可能性が高いから。

もしも離席する場合、近くの人に少しだけ荷物を見てもらえないか頼むのが主流です。

お店やバスで挨拶する

以下のシチュエーションでは、Hi/Helloと軽く挨拶するのがマナーです。

  • お店で店員さんと目があった時
  • 会計の時
  • バスに乗車した時

バスを下車する時、運転手に向かってThank you!とお礼をいう人もいます。

体型や見た目について言及してはいけない

さまざまな国籍、バックグラウンドの人々がともに暮らす国、カナダでは、体型や見た目について言及するのはNGです。

例えば、

  • 太った/痩せた
  • 顔が小さい/大きい
  • 目が細い
  • 髪質

などについては、(たとえ発言者は褒め言葉のつもりであっても)触れられたくない人が多いので気をつけてください。

トイレ利用時は鍵を借りるか暗証番号を聞く

一部のカフェのトイレは、鍵がかかっています。

利用したい時は、店員さんに声をかけ、鍵を借りるか暗証番号を聞きましょう。

チップを支払う

カナダはチップ制度のある国です。

ホテルやレストランなどでサービスを受けた時はチップを支払いましょう。

相場は15%〜20%と言われています。

カフェやファストフード店など、カウンターで注文して商品を受け取り、自分で運ぶお店ではチップは必須ではありません。

チップ入れ

それでも、良いサービスを受けたと感じれば支払っても問題ないです。

法律・ルールやマナーを学びカナダライフを送ろう

今回はカナダ生活をする上で大切な法律、ルールやマナーを紹介しました。

これらの情報をおさえておけば、カナダ留学で大きなトラブルが起こす(る)ことはないでしょう。

カナダの文化についてもっと知りたい!という人は、以下の記事もおすすめです。

執筆者 執筆者
Megumi

カナダ在住ベテランWEBライター。
カナダでの長期滞在・オーストラリアでの語学留学などの豊富な海外経験をもとに、海外生活・英語学習に関する記事を500記事以上執筆。
カナダではカレッジ進学やCo-op留学もしているので、その実体験に基づいた記事が得意。

過去には英会話講師として生徒の英会話力アップ・英検/TOEICスコアアップをサポートした実績や、大学の留学アドバイザーとして700名以上を海外に送り出した実績もある。

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