SELC Career College(セルクキャリアカレッジ)の国際ビジネスコミュニケーションCo-op(コープ)プログラムを体験し他レビューをお届けします!
働きながら学べる、仕事を探すうえで実践的な知識を学べる、など人気のコープ(CO-OP)ですが、想像できないことも多いと思います。
この記事で分かること
- SELCの評判は?
- 宿題やテストは?
- 授業のレベルは?ついていけるのか?
- どんなことを学ぶの?
そこで、みなさんの学校選びの参考になるように、様々な学校の体験授業を受けてきました。
私が実際に授業を体験して感じたことなどをお伝えしますね!
このページの目次
SELC Career College(セルク)ってどんな学校?
今回、体験授業に参加した学校は「 SELC Career College(セルクキャリアカレッジ)」です。
一般英語を学ぶSELC Vancouverと同じ校舎で語学学校(ESL)とカレッジの授業を行っています。
校内はカフェのようなデザインです。
バリスタコースがあるので、私がお邪魔した際たまたまエスプレッソの抽出を練習している生徒さんがいました。
そして、時間割はこちらです。
プログラム名 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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Business Foundations / Daytime | 12:30 – 16:30 | ― | |||
Business Foundations / Evening | 17:00 – 21:00 | ― | |||
Hospitality Management / Daytime | 8:15 – 12:15 | ― | |||
Hospitality Management / Evening | 17:00 – 21:00 | ― | |||
International Business Communications | 17:00 – 21:00 | ― | |||
Digital Marketing | 17:00 – 21:00 | ― |
|||
※DaytimeとEveningがあるプログラムについてはどちらか選択可能です。詳しくは学校にお問い合わせください。 |
シンプルなスケジュールになので予定が立てやすいですね!
もっと詳しい学校の情報は下記をご覧ください。
- SELC Career College(セルクキャリアカレッジ)基本情報
- SELC Vancouver(ESL)基本情報
SELCの国際ビジネスコミュニケーションCo-opとは
SELC Career College で体験するのはこちらの3つのプログラム。
今回はこの中の「国際ビジネスコミュニケーション」プログラムについてお伝えします!
参加プログラム | 国際ビジネスコミュニケーションCo-opディプロマ (International Business Communications) |
---|---|
参加クラス | 職場の文化的多様性(WORKPLACE CULTURAL DIVERSITY) |
授業形式 | 対面形式 |
体験した日 | 12月7日(火)17:00-21:00 |
ちなみに、その他のプログラム体験記は別記事でご紹介しております!
(プログラム名をクリックすると各プログラム体験記事に飛びます)
- ホスピタリティマネジメントCo-opディプロマ
(Hospitality Management Co-op Diploma) - 国際ビジネスコミュニケーションCo-opディプロマ
(International Business Communications Co-op Diploma) - デジタルマーケティングCo-opディプロマ
(Digital Marketing Co-op Diploma)
それではそれぞれを詳しくお話ししていきますね。
プログラム:国際ビジネスコミュニケーション
さて、このプログラムで受講できるのは以下の3つのクラスです。
- CUSTOMER SERVICE EXCELLENCE
- BUSINESS COMMUNICATIONS
- WORKPLACE CULTURAL DIVERSITY
カスタマーサービス(接客)と職場でのコミュニケーション、また、多文化社会のカナダで他者を理解し対話するスキルを学ぶことができます。
【参加したクラス】職場の文化的多様性
そして、この中で今回受講したのは「職場の文化的多様性(WORKPLACE CULTURAL DIVERSITY)」クラスです。
優れたカスタマーサービスを提供するために、多様性理解について学びます。
さらに、グローバリゼーション、観光業の拡大、カナダの多文化社会の対応するための考え方を身につけますよ。
クラスで取り上げる具体例
- 文化的パターン
- アイデンティティの問題
- 偏見
- 言語的および非言語的コミュニケーション(ジェスチャーなど)
フレーズなど英語のテクニックはもちろん、異文化の職場環境で他者と気持ちよくコミュニケーションできるようになるのがゴールです。
人数と国籍バランス
私が参加したクラスの人数と国籍バランスは下記で、クラス全員で10人でした。
- 日本人:3人
- その他アジア系の方:2人
- その他の地域の方:5人
アジア系とその他の地域が半々でバランスがいいですね。
注意事項
国籍比率や年齢層などは時期によって変動します。人数の変動や国籍の偏りなど、学校のパンフレットなどの情報と異なる場合があるのでご了承ください。
また、写真や授業スケジュールなどは記事作成時のもので、変更になる可能性もございます。
実際の授業の流れ
レクチャー(大学の講義のように先生の講義を聞く形)を1時間程した後、約20分のオンライン小テスト、30分のブレイク(休憩)後グループワークという流れでした。
ちなみに、教材はデジタル教材と、先生が用意したスライドを使いました。
カレッジの授業の内容
さて、本日のテーマは大きく分けて2つ。
環境に応じた行動規範とソーシャルメディアと異文化についてです。
環境によって求められる行動規範は違う
教会、学校、飲食店など、環境が変わると自然に私たちの態度も変わりますよね。
例えば学校の休み時間ではワイワイと騒ぐこともあるかもしれませんが、教会や寺院などの場所では静かに過ごします。
居酒屋やファミレス、ファーストフードでも何でも自由というわけではありません。
他の人の席に勝手に座ったりはしませんよね。
それは、その場その場で求められる行動規範(ルール)が違い、私たちも無意識にそれを意識した行動をとっているからです。
このルールは場所のほか、文化によっても全く異なることがあります。
日本では丁寧とされていることが国によっては失礼な場合もあるのす。
ルールの違いを事前に知っておくことは異文化間のスムーズなコミュニケーションに役立ちます。
それではネットの世界ではどうでしょうか?
今作られている途中だそうです。
ネットいじめや差別が問題になっていますよね。
匿名性があるので安全だと感じ、面と向かっては言わないようなことも言えてしまうわけです。
ソーシャルメディアから異文化を学ぶ
さて、ルールが自由な分問題もあるネットですが、いい面ももちろんあります。
- 「新聞社等に頼らなくてよくなり、人々が声を上げる力を持てるようになった」
- 「誰かがポストして次の日には大統領のコメントが出たりする、スピードが速くなった」
等の意見が生徒さんから出ていました。
今度は先生がそれぞれの生徒に、SNSで何をフォローしているか質問し、一人ひとり答えていきます。
10人の小さいクラスなので、全員にしっかり発言の時間がありました。
自分の国の人だけをフォローしているか、そこから何かを学んだことがあるか?なども質問されます。
先生は色んな国の人をフォローすることを推奨、そこから色んな文化を学べるとおっしゃっていました。
少数の専門家より大勢のランダムな人たちの意見の総評が的を射ていることも多くあります。
ソーシャルメディアの良いところですね。
また、多くの視点や情報が集まることで違う答えに至ることが出来ます。
異なる文化の人と意見交換をすることで考え方が広がります。
留学の魅力でもありますし、この授業の目的でもあります。
特にカナダではその機会が多いので多様性が重要視されています。
グループワーク:世代による考え方の違いをロールプレイで理解
今度は、クラスを2つに分けグループワークをします。
今回はロールプレイ形式、シチュエーションは以下の通りです。
ある企業で新しいシステムを導入することになりましたが、チーム内で意見が割れています。
会社には63歳のベビーブーマー世代、28歳のミレニアル、10代のジェネレーションZがいます。
- ベビーブーマー世代:コンピュータースキルが欠如(システムが理解できない)。
- ミレニアル:緊急性(sense of urgency)が乏しく、すぐにやらずに後に回しがち(既存のシステムで十分、変える必要性はないと主張)。
- ジェネレーションZ:ソーシャルスキルが欠如、コンピュータースキルはあるが人に教えるのは苦手(システム導入には大賛成だが意見交換や教えるのは面倒)。
それぞれのチーム、1・2・2人の割合でこの人々になりきります。
違う世代の立場になって考えること、どんな問題が発生するかを分析、どのように解決するかを学ぶことが目的です。
ロールプレイのやり方
まず、グループごとに誰がどの役をするか決めます。
生徒の発案でそれぞれくじを作ってくじ引きしました。
そして、役が決まったら会話の流れ(台本)を作ります。
生徒がぞれぞれアイディアを出し合い、先生が定期的にフォローします。
20時から発表開始です。
それぞれのグループ楽しそうに演じていました。
先生のコメントです。
「複雑な事柄を英語で説明できるようになってほしい。
そのためにロールプレイやプレゼンなどの発表、あるいはグループでの話し合いを多く設けることにしている」
宿題・テストについて
評価項目は以下の通りです。
- 出席10%
- 章毎の小テストとクラス内ワーク(今回はロールプレイ)20%
- 中間テスト20%
- 期末テスト30%
- 期末グループプロジェクト20%
期末グループプロジェクトは、3つのグループ(各グループ3-4人)に分かれ、プレゼンとレポート提出をします。
ちなみに、今回のテーマは「出身国のツーリズムについての重大要素」だそうです。
講師について
ブラジル出身の先生です。
生徒に「どう思う?」など質問が多く、生徒参加型の授業でした。
形跡としては、ブラジルでビジネスの学位を取得。
カナダではデジタルデザイン、B to Bセールス、マーケティングなどのお仕事を経験されたそうです。
まとめ
今回は、「SELC Career College(セルクキャリアカレッジ)」という学校の国際ビジネスコミュニケーションプログラムの授業を体験しました。
会話形式で授業が進みました。
同じ「ビジネス系」でも、それぞれの学校によってテキストや授業の進め方など異なりますし、テストの頻度や宿題の量だって違います。
ぜひ、みなさんの学校・コース選びの参考にしてみてくださいね!
学校公式サイト(ページは全て英語です)