今回は、Alexsander College(アレクサンダー・カレッジ)に通ったAyumiさんに、学校の紹介をしてもらいます。
UBCやSFUなどの有名大学を始め、様々な大学に編入可能なアレクサンダー・カレッジについて、実際に通ったからこそ分かる情報をご紹介します。
アレクサンダーカレッジの基本情報
アレクサンダーカレッジのキャンパスは、バーナビーとダウンタウンに2つあり、自分のスケジュールにあわせて、どちらで授業を取るか選択することが可能です。
国籍と年齢の割合
国籍の割合は、インド系、中国系、韓国系が多く、年齢層は20代前半が多い印象を受けました。
でも、国籍、年齢に関係なくみんな親しくしてくれるので、私は20代後半ですが、会話の輪に入りにくいとか、つまらないとか思ったことはありません。
プログラムは5つあります
プログラムは5つあり、取るプログラムによって卒業に必要な単位数は多少異なりますが、大体60~64単位を取ることで卒業出来ます。
一つのコースの単位は3単位(化学や物理などのラボの授業は4単位)なので、単純計算で20個の授業を取ると卒業出来ます。
1セメスター4つのクラスを取ることで、早くて1年半で卒業することが可能です。
また、学生ビザのフルタイム学生の条件を満たすには、1セメスター9単位以上取ることが必要です!
入学して授業を実際に受けるまでの段取りは?!
申込みをしてから授業を受け始めるまでの段取りを説明します。
まずは英語のレベルチェック!
入学するにあたり、まずは英語のレベルチェックがあるためアレクサンダーカレッジで英語の試験を受験しました。
試験時間は大体3~4時間ほどのペーパーテストでListening, Reading, Writing, Speakingの4技能をチェックされ、この試験のスコアをみてEAP(English for Academic Purpose)を受講する必要があるかどうか、その場合どのレベルか判断されます!(EAPの内容に関しては後ほど!)
科目登録について
その後、科目登録ができます。アレクサンダーカレッジでは、英語力がある程度のレベルを超えていれば、EAPのコースを受けながらユニバーシティレベルの科目も取ることが可能です。
科目登録日は、新しいセメスターが始まる約1か月前に設定され、生徒ごとに日にちが割り当てられます。成績(GPA)のいい生徒、もしくは新入生から早く登録出来る仕組みになっているので、授業を適当に受けて勉強を頑張らない生徒は後の方に回されます。
特にアレクサンダーカレッジは年々生徒数が増えているので、最初の方で科目登録が出来ないと講義がすぐうまってしまい、空きが出るまで待たないといけないということが多々あります。
なので、当たり前のことかもしれませんが、授業や与えられた課題に一生懸命取り組み、結果を残すことがミソです。
学期が始まる直前にオリエンテーション
科目登録が無事終わると、新入生向けに新しいセメスターが開始する3、4日ほど前にオリエンテーションがバーナビーキャンパスで開催されます。
私が参加した時はスタンプラリー形式で各ブースに訪問し、各コースの先生に実際にどんなことを勉強するのか、不安だけど大丈夫かどうか話を聞くことが出来たり、現生徒から普段の学校生活や学校のイベントに関しても聞くことが出来たり、とても和気あいあいとしていました!
実際の授業はどんな感じ?
夏、秋のセメスター併せて、EAP、心理学、数学、経済学の授業を選択しました。
EAPに関しては、ENGL094 English Foundation1 Upper-BeginnerからENGL099 Academic Preparation: Advanceまでの計6レベルがあり、私はENGL099でスタートしました。
EAPの授業
人によって授業のレベルの感じ方はまちまちですが、私はアレクサンダーカレッジの前に数か月EAPのコースを別の学校で受けていたので、特別難しいという印象はありませんでした。
授業は大学、カレッジをスタートしたらというシュミレーションで構成され、ライティング、ディスカッション、critical thinking・analysis(色んな側面から物事を考え、自分の意見を主張する力)に特に力を入れている印象を受けました。
心理学の授業
心理学は8種類ほどの中からPSYC102を選択。子どもの頃の環境がどのように人格・個性に影響していくか学んでいきました。教科書の購入を勧められますが、結構高価なので購入するかどうかは生徒に任せられます。
授業は先生が作ったパワーポイントのスライドを中心に進んでいき、テストとは別に、与えられたトピックに関して、リサーチ、EAPで学んだcritical analisisを交えたエッセイの提出もあります。
授業も先生が生徒とのinteractionを通して進めていくので、毎回楽しく人気があります。
経済学の授業
知識、興味共に全くなかった経済学は、ミクロ経済学が中心のECON103を選択。日本の企業で社会人経験があったため、勉強してみるととても面白く、一番好きな教科でした。
こちらも心理学と同様、教科書の購入は生徒に任せられていて、授業はパワーポイントを使用して進んでいきます。わからないところがあると、授業後やメールで先生が丁寧に解説してくれるのでとても難しいという印象はありませんでした。
数学の授業
一番心配だった数学は、precalculusを選択。初等的な代数学にプラスして、指数関数、対数関数、三角関数を学んでいきます。数学に関しては教科書はフリーのオンラインの物を使用するため購入の必要はなし。
数学が苦手で不安な生徒に関しては、Writing Learning Center(通称WLC)という生徒の勉強をサポートしてくれるところがカレッジ内にあり、そこでワークショップの予約をして色々と教えてもらうことができます。
授業自体も、先生が練習問題を交えながら分かりやすく教えてくれ、質問もしやすいので不安もすぐになくなりました。また、数学の授業を一緒に受けたクラスメイトと助け合うことでとても仲良くなり、授業以外でも交流があります。
授業を受けながら専攻を決められる
わたしは専攻を考えていく中で、心理学専攻か、経済学専攻で迷っていました。
カナダ留学コンパスの末永さんに相談すると、数学や、経済の関して苦手意識を持っていても、実際に受けてみると考えが変わる可能性があるため、実際にどちらも受けてみては?とのアドバイスを頂いたので、どちらも試しに受けてみることにしました。
アドバイス通り、理系の科目は苦手意識が植えつけられていたのですが、実際にカレッジで授業を受けてみると、面白く、経済学を専攻することに決めました。
どの科目も、大体2週間に1回クイズ(小テスト)、Midterm Examという中間テスト、Final Examという期末テストがあり、成績に反映されるので、気を抜かず確実に点数を取ることが大切です!
まとめ
いかがでしたか?
アレクサンダー・カレッジを始めとする、大学へのユニバーシティトランスファーを目指す学校では、カレッジレベルの英語を身につける準備をしながら、日本の大学の一般教養過程に当たる内容を勉強して、その途中で、自分の興味、適性を見つけて、トランスファー先の大学、専攻を選ぶことができます。
Ayumiさんのように、理系の科目に苦手意識を持っていたものの、実際に勉強してみたら経済学や数学が面白いと発見できたのは、理想的なケースです。
カナダ留学は、人生を変えるような経験になります。(わたし自身の経験を踏まえて断言します。本当ですよ)
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カナダに入国するためにはビザが必要だよ! こちらの記事も参考にね。