カナダで留学中やワーホリ中には、絶対に買い物をしますよね。そんな時、想像していたより品物のクオリティが低かった、サイズが合わなかった......という経験はありませんか?
そういった時に、カナダ人が行うのは「返品」です。
場合によっては、「好みではなかった」という理由で返品することもできます。
今回は、そんな日本では馴染みのないカナダの返品文化、そしてこちらも日本にはないギフトレシートについて解説します。
これからカナダで買い物をする際に、ぜひ役立ててくださいね。
このページの目次
カナダの返品文化の概要
カナダでは、主にスーパー・デパートなどの小売店などにおいて、日本よりも気軽に返品をする人が多いです。
文化として根付いているので、店側も対応に慣れています。
ここでは、返品文化の概要として次のことを紹介します。
- 返品の一般的な方法
- 返品が可能なお店
- 返品でよくある質問
返品の一般的な方法
基本的には、返品したい商品とレシートを持参し、店舗のカスタマーサービスカウンターに出向きます。
次に、「I’d like to return this item.」、「Is it possible to return this?」などと返品の意志を伝えましょう。
状況によっては、返品の理由を聞かれることがあるので、それも伝えます。
その後、返金や他の商品との交換などを行います。
近年ではオンラインで、返品を受け付けている場合もあります。
返品が可能なお店
返品が可能なお店は、多岐に渡ります。
例えば、以下のようなお店で返品が可能です。
- デパート
- 衣料品店
- 家電量販店
- スーパーマーケット
- ドラッグストア
いつまで返品を受け付けているかなどは、お店により異なります。
後ほど、カナダの主要なお店の返品規則(Return Policy)を紹介しますね。
返品でよくある質問
ここでは、返品でよくある質問を紹介します。
タグを切ってしまったけど返品できる?
店舗や店員の対応によっても異なりますが、基本的にはタグを切ってしまうと返品不可としているお店が多いです。
また、「元の包装の状態で返品をすること」をルールとしているお店もあります。
本当に気に入るか定かでない場合は、しばらくタグや箱などの包装を残しておくといいでしょう。
開封済みの「食品」でも返品できる?
袋詰めの野菜を買って、開封後に一部が腐っていることに気づいた......というケースがあるかもしれません。
場合によっては、開封済み(+一部使用済み)の食品でも返品できることがあります。
買い物をしたお店に聞いてみましょう。
主要店舗別の返品ルール
どういったルールで返品や返金を求めることができるのかは、お店によっても異なります。
たいていの場合、レシートが必要で、返品に期限(=購入日から○日以内なら返品可能)が定められていることが多いです。
ここでは、カナダで馴染みのある各種業態のお店の返品ルールを紹介します。
※他にも気になるお店があったら「店舗名 return policy」などで検索すると情報が得られます。
Real Canadian Superstore(スーパーマーケット)
商品購入後14日以内であれば、商品の交換または返金が可能。
購入したレシートを提出する必要があり、タグが付いており元の包装に入っていることなどが条件です。
なお、レシートがなくても、商品の交換が可能な場合もあります。
返品する商品の状態や購入日などにより判断されます。
交換にあたっては、写真付きのID(身分証明書)の提出を求められる場合があるそうなので、持参しましょう。
※参考:Frequently Asked Questions(What is your Return Policy?)
London Drugs(ドラッグストア)
商品購入後15日以内であれば、商品の交換または返金が可能。
LD Extras メンバーの場合は30日間に延長されます。レシートなど購入の証明になるものを添えて、包装された状態で返品する必要があります(いくつかの制限あり)。
オンラインでの返品手続きや商品の交換なども可能ですが、状況により消費者が送料を負担する場合があります。
Home Sense(家具)
商品購入後10日以内であれば、返金が可能。返金にあたっては、購入レシートと商品に付属のチケットが必要です。
10日を過ぎた場合でも、購入金額分のギフトカード(有効期限なし)での返金が可能です。
TJX Canada STYLE+® Loyalty memberであれば、この返金期間は30日間に延長されます。
※参考:Return Policy
Best Buy(家電量販店)
ほとんどの製品は、購入から(またはオンライン注文の配送日から)30日以内であれば返品・交換などが可能です(携帯電話、ワイヤレス機器などの例外あり)。
返品する商品は、元の包装が維持された状態(未使用状態)でなければいけません。
一部商品に関しては、未開封でないと返品・交換ができません。
※参考:General return and exchange policy
H&M(服屋)
返品・交換にはレシートが必須です。
購入から30日以内であれば返品が可能で、タグなどが付いた販売されていた当時の状態で返品する必要があります。
セール品、ボディスーツ、タイツ、下着、ビキニトップ以外の水着、化粧品などは返品の対象外です。
※参考:Returns
海外・カナダでよく使われるギフトレシートとは?
海外やカナダの買い物文化でもう一つユニークなのが、「ギフトレシート」です。
ギフトレシートとは、簡単に言うと値段が書かれていないレシートで、ギフトを「受け取る人」のためのレシートなのです。
ギフトを受け取る側がレシートをもらうなんて斬新だね!
もらう側:ギフトレシートで何ができる?
ギフトをもらった人は、ギフトレシートを使って商品の返品や交換ができます。
例えば、もらったギフトのサイズが合わなかった、デザインが好みじゃなかった......というケースがありますよね?
そういった時に、店舗を訪れてギフトレシートを見せれば、ギフトを贈った人にいう必要もなく気軽により良いアイテムがゲットできる、大変便利なシステムなのです。
もちろん、返品や交換をしたら金額はわかってしまいますが......。
贈る側:ギフトレシートはどうやったらもらえる?
ギフトを贈る側の人は、会計時に「ギフトレシートをください」と言えば専用のレシートがもらえます。
ポイント
英語でそのまま「Gift Receipt」と呼ばれているので、「Gift receipt, please.」や「Can(Could) I get a gift receipt?」と言えば通じます。
そのレシートを添えて、お友達などにプレゼントをしましょう。
「選んでみたけれど、もし気に入らなかったり、似たものを持っていたらギフトレシートを使ってね」などと声をかけておくのもおすすめ。
お互いに気まずくないですし、気軽にプレゼントが選べるので便利ですよ。
まとめ
今回は、カナダの返品文化とギフトレシートについて解説しました。
返品やプレゼントをする機会があれば、ぜひ今回の情報を役立ててくださいね。
「これからカナダで初めて買い物をします!」という人は、以下の記事もチェックしてみてください。
合わせて読みたい