
カナダといえば「寒い!」というイメージを持つ人が多いと思いますが、実は一年中どこでも寒いわけではありません。
カナダの国土は非常に広大で、海・川・山脈・草原・湖・北極地帯などの多様な地理の影響を受け、地域によって天候がまったく異なります。
日本でも、北海道と沖縄では全然気候が違いますが、カナダではその差がさらに顕著なのです。
この記事では、カナダの、ビクトリアの天候や気候についてにご紹介します。
カナダの他のエリアの気候についてはこちら
▶︎カナダの気候・天候について
ビクトリアの気候
留学先としても人気のバンクーバーやビクトリアが位置する太平洋沿岸は、日本と比較的気候が似ています。
カナダの中でも、もっとも生活しやすい気候なのがこのエリアだと言われているので、日本から訪れてもすぐに馴染めると思います。
年間を通して温暖な記憶でとても過ごしやすいのがビクトリア。
ただ、朝晩の寒暖差が激しいので注意が必要です。
ビクトリアの平均気温
ビクトリアと、日本の都市(東京)の平均気温を比較します。
都市名 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ビクトリア | 4 | 5 | 6 | 9 | 12 | 14 | 16 | 16 | 14 | 10 | 6 | 4 |
東京 | 5 | 5 | 8 | 14 | 18 | 22 | 25 | 27 | 23 | 17 | 15 | 7 |
東京のように季節の寒暖差はないですが、年間を通して寒暖差が穏やかなのが特徴です。
ビクトリアの春
ビクトリアでは4月ごろから春らしい景色になっていきます。
5月に入ると平均気温が10度を超え、さらに過ごしやすくなってきます。
さらに6月には平均気温が20度を超えていきます。
ただ、朝夜の冷え込みも懸念されるので、注意が必要です。
春におすすめの服装
4月の平均気温は10度以下のため、まだ冷え込む日もあるかと思います。
冬用のコートも場合によっては必要になってくるでしょう。
前述した通り、5月になると気温が上がってくるので、この季節になると長袖に羽織りものなので過ごせる日も出てくるでしょう。
ビクトリアの夏
ビクトリアの夏は年間で最も快適に過ごせる日です。
気温は最も高くなる季節ですが、東京のような猛暑になることは少ないです。
(ただ、2021年にはヒートウェーブという猛暑が到来し、東京の猛暑日のような気候になる日もありました。)
夏におすすめの服装
服装は日本と同様に、半袖1枚などで良いかと思います。
ただ日差しは強いため、帽子やサングラスなどの日除けグッズがあると重宝すると思います。
また、夜に冷え込んだ時のために、薄手の羽織りものもあるといいかもしれません。
ビクトリアの秋
ビクトリアでは、10月頃を始め、気温が下がり雨も多くなっていきます。
雨の日も多くなり、日照時間も徐々に短くなってきます。
木々が色づき紅葉も見られる季節にもなりますよ。
秋におすすめの服装
日本の秋のと同じような服装で過ごせます。
秋用のアウターや、秋物のニットなどもあると肌寒い日でも対応できるかと思います。
11月になると徐々に気温も下がり、冬に近づくので冬用のコートも必要になることがあるでしょう。
ビクトリアの冬
11月頃から、ビクトリアの冬がやってきます。
カナダの他の都市と比べると、ビクトリアの気温は高いと言われていますが、たまに最低気温が氷点下まで下がる日もあります。
何より、バンクーバーと同様に、ビクトリアの冬も雨が多いので、それが1番の特徴です。
雨のせいで、実際の気温より寒く感じることもあるでしょう。
冬におすすめの服装
概ね日本の冬の服装と同じでも良いかとは思います。
ただ、日本のユニクロ製品などを利用して、防寒できるアイテムはあると便利かと思います。
また、長い雨の期間が続くので、防寒具だけではなくレイングッズも必要になります。
レインコート、レインブーツがあると重宝するかと思います。
まとめ
カナダはとても広い国で、地域によって気候はまったく異なります。
日本人にとって一番過ごしやすいのはバンクーバーやビクトリアエリア、その次にトロントやモントリオール。
北部の冬は厳しいですが、それもまたカナダの魅力でもあります。
留学先や留学シーズンを決める際には各地域の気候をよく調べて、自分の理想にあったものを選んでくださいね。