VanWest College(バンウェストカレッジ)のホスピタリティマネージメント(旧ホテルマネージメント)コーププログラムを体験してきました!
(2021年末に名称変更がありましたがプログラム内容は変わっていません)
Co-opを取りたいけれど学校・プログラム選びに迷われている方、カレッジの雰囲気が気になる方などはぜひご参考に!
働きながら学べる、仕事を探すうえで実践的な知識を学べる、など人気のコープ(CO-OP)ですが、想像できないことも多いと思います。
例えば、
- 実際の授業はどんな様子なのか
- どんなことを学ぶの?
- 課題や宿題は多いの?
- 授業についていけるか心配
そこで、みなさんの学校選びの参考になるように、様々な学校の体験授業を受けてきました。
私が実際に授業を体験して感じたことなどをお伝えしますね!
このページの目次
VanWest College
今回、体験授業に参加した学校は「VanWest College(バンウェストカレッジ)」です。
一般英語を学ぶVanWest College(ESL)と同じ校舎で、8:00-14:45までは語学学校(ESL)、15:00-21:30はカレッジの授業を行っています。
学校の情報は下記をご覧ください。
参考
- VanWest Collegeバンウェストカレッジ基本情報
- VanWest College(ESL)バンウェストカレッジ
- VanWest College(バンウェストカレッジ)にキャンパス訪問(写真で紹介)
参加したプログラム・クラス概要
今回体験した授業はこちらです。
参加プログラム | ホスピタリティマネージメント CO-OPディプロマ(Hospitality Management Diploma) /ホスピタリティマネージメント&マーケティングディプロマ(Hospitality Management & Marketing Diploma) |
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コープ(インターン)先 | ホテル、レストラン、観光など |
参加クラス | ホスピタリティ業界においての監督(Supervision in the Hospitality Industry) |
授業形式 | 対面/オンライン ハイブリッド形式 |
体験した日 | 2021年10月13日(水)15:00-17:30 |
コロナの影響でオンライン授業が開催されていましたが、2021年10月4日から全面対面授業が再開されました!
(体調不良・隔離の場合など必要に応じでオンライン受講が出来ます。)
実際にクラスメイトと顔を合わせられるのは嬉しいですね!!
コロナ対策としては、校内マスク着用、消毒、クラスの机は一つ一つ話されているなどの対策が取られていました。
プログラムの基本的なスケジュール(2021年12月時点)
ホスピタリティマネージメント CO-OPディプロマ
ホスピタリティマネージメント&マーケティング CO-OPディプロマ
1か月ごとに異なる科目を取る仕組みです。
プログラム概要や時間割など詳しくは学校情報ページをご覧ください。
それではそれぞれを詳しくお話ししていきますね。
【参加したプログラム】ホスピタリティマネージメント
1年(マーケティングは2年)以上のプログラムになるので長期滞在できる/したい方やしっかり勉強したい方にお勧めのプログラムです。
ホスピタリティ業界で実践的に活用できるスキルを身につけます。
修了時には卒業証書に加え、American Hotel & Lodging Educational Instituteから、サーティフィケート/ディプロマを取得できます。
ホテルの実際の就労現場に見学できるフィールドトリップもありますよ!
【参加したクラス】ホスピタリティ業界においての監督
今回体験したのは両プログラムのセメスター2「ホスピタリティ業界においての監督(Supervision in the Hospitality Industry)」クラス。
ホスピタリティー業界での成功に不可欠である、効果的な監督およびマネージメントスキルを学びます。
採用、トレーニングの方法(生産性の向上、人件費の管理など)などが含まれます。
フロントでの接客だけではなく、一歩進んだ視点を身につけることが出来ますね。
人数と国籍バランス
私が参加した対面クラスの人数と国籍バランスは下記で、全員で7人でした。
- 日本人:1人
- その他アジアの方:2人(韓国、台湾)
- その他の地域の方:4人(トルコ、メキシコ)
コロナ渦ではありますが、新入生がある程度入ってきているのでカレッジ全体では今生徒が150名ほどいるそうです。
国籍バランスなどはタイミング等によってかなり差がありますが、今回のクラスは少人数ですね。
先生やカウンセラーさんによると、今月から色んな国の国境が開きだしたので、徐々に以前のバランスに戻ってきているようですよ。
注意事項
国籍比率や年齢層などは時期によって変動します。人数の変動や国籍の偏りなど、学校のパンフレットなどの情報と異なる場合があるのでご了承ください。
また、写真や授業スケジュールなどは記事作成時のもので、変更になる可能性もございます。
生徒の様子
生徒は、積極的に授業に参加して、少人数なので生徒同士の仲が良く和気あいあいとした雰囲気でした。
先生の質問に対して、複数の生徒が答えてそこから話が盛り上がることもあります。
実際の授業の流れ
本日のテーマは、従業員の評価とコーチングについてです。
授業の初めに、生徒にこれまで従業員の評価やコーチングに関する経験があるかを尋ねていました。
クラスの後半は、スライドを使ってのレクチャー形式(大学の講義のように先生の講義を聞く形)でした。
授業内容
イントロダクション:生徒の体験から「評価」について考える
先生が「これまで仕事で評価をしたり、評価されたりした経験があるか」について学生に質問します。
パートタイムで働いている学生や、母国で働いていた生徒など、バックグランドがそれぞれ違います。
それぞれの仕事の様子など、様々な意見を聞くことができました。
仕事の経験と学習内容がつながるとより授業の理解が深まりそうですね。
講義:従業員を公平に評価する方法を学ぶ
後半はレクチャーです。
生徒は、パソコンでスライドの教材を共有、メモを取りながら講義を聞いていました。
本日のテーマは、従業員の評価とコーチングについてです。
従業員の評価は、公平で基準を設定する必要があります。
そこで、従業員の評価で発生するエラー(ハロー効果やリーセンシー効果)についていくつか紹介してくれました。
ハロー効果とは、社会心理学の用語で、その人が持つ顕著な特徴に引きずられて評価がゆがめられる現象のことを言います。
- 第一印象がとてもよかった⇒実際には大した仕事をしていなくても高評価
- 服装がだらしない⇒実際には能力も高くきっちりと仕事に取り組む人なのに低評価されがち
など不公平な評価につながる場合があります。
次に、コーチングについてです。
コーチングでは、目標を設定してプランを立てます。そこで大事なのが時間とパフォーマンス(成果)です。
ハウスクリーニング業務の事例が出てきたのですが、同じ業務でできるパフォーマンスや時間が違えばサービスに差が生まれます。
具体的な目標を設定せずただ繰り返すだけでは、従業員自身のスキルアップにもつながりません。
任された業務の目標を設定し、限られた時間で終わらせ、ステップアップさせていくことがコーチングになります。
講師について
休憩中生徒同士の会話に参加するなどフレンドリーな先生です。
授業の冒頭に、生徒の経験を聞くことから始まり、一人ひとりの意見を引き出すことを大切にしている印象でした。
説明もスライドと照らし合わせながら丁寧に教えてくれました。
長時間の授業なので時間を見ながら、休憩時間を設定してくれ生徒が授業に集中できるように、配慮もしてくれます。
授業内容にそって、自信の過去の経験もふんだんに取り入れてくれるので、非常に興味深かったです。
まとめ
今回は、「VanWest College(バンウェストカレッジ)」という学校のホスピタリティーマネジメントプログラムの授業を体験しました。
従業員が目標をもってモチベーションを保つためには、はやり評価が大切です。
ただ、評価するだけでなくコーティングを通してスキルアップすることが、会社全体の成長にもつながります。
企業がどのような観点で従業員を評価し人材育成を行っているのか学べ、実際に仕事でも生かせるなと感じました。
同じ「ホスピタリティ系」でも、それぞれの学校によってテキストや授業の進め方など異なりますし、テストの頻度や宿題の量だって違います。
ぜひ、みなさんの学校・プログラム選びの参考にしてみてくださいね!
学校公式サイト(ページは全て英語です)